1992年11~12月 米国海軍・海上自衛隊 厚木基地
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11月になり日が暮れるのも早くなった冬の厚木基地。戦闘機の「後ろ姿」に興味を持ち始め、頭上を通過する機体の後部を狙うことが多くなりました。またモノクロフィルムの撮影にもチャレンジしてみました。通常訓練の様子を集めました。

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A-6E イントルーダー
大きなレドームが特徴的な艦載攻撃機イントルーダーの着陸。
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F-14A トムキャット 着陸態勢のF-14A。機体後部にある赤く塗装されたエアブレーキがよくわかる1枚です。またF-14の機体の「薄さ」も見えてくるアングルです。
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F-14A トムキャット VFA-154ブラックナイツのF-14A。尾翼のエンブレムが白で塗られており、より低視認性が高められています。
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US-1A 厚木基地はアメリカ海軍と海上自衛隊が同居しています。日本が誇る救難飛行艇US-1Aは岩国基地から前方展開という形で厚木基地に常時配備されます。
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P-3C オライオン 厚木基地では海上自衛隊のP-3Cが通常運用されていますが、こちらは米海軍の機体が飛来したものです。
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C-130 ハーキュリーズ 白い塗装のハーキュリーズが離陸許可を待っているシーンです。通常の空軍機塗装とは違い米国旗が尾翼に描かれています。
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F/A-18C ホーネット 厚木基地の周辺は撮影スポットに恵まれており、着陸機はかなり近くでみることができます。
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S-3B バイキング 艦載対潜哨戒機バイキングは爆音をまき散らす戦闘機とは違い、独特なターボファンエンジンの静かな音で飛行します。
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F-14A トムキャット 機体を太陽で反射させ、金属的な質感を見せるトムキャット。右パイロンにはサイドワインダーの姿も見えます。
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F-14A トムキャット 主翼フラップを広げて滑走路へとアプローチするVFA-154のトムキャット。主翼上面のスポイラーが立っていることも見てとれます。
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P-3C オライオン 那覇基地に所属するVP-5のP-3C。尾翼には青いペガサスが描かれています。
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F/A-18C、F-14A オーバーヘッドアプローチで基地上空に進入したホーネットとトムキャット。異機種の組み合わせが見られる機会はそう多くはありません。
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F/A-18C ホーネット 一目みただけでは気づかないかもしれませんが、これはモノクロフィルムで撮影した写真です。カラーフィルムと大差もなく、ロービジ塗装がいかに「地味」かがわかりますね。
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F-14A トムキャット こちらもモノクロフィルムで撮影したものです。たまたま1本余っていたので試しに使ってみました。曇天での飛行中の機体はモノクロで十分かもしれません。
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P-3C オライオン 地上の施設などを画面に入れるとモノクロであることがやっとわかります。エンジンから出る排気の軌跡が強調される結果となりました。
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A-6E イントルーダー アプローチコースから上空を通過するA-6Eを撮影。主翼に装備されたフラップ、エアブレーキから見える隙間がよくわかります。
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F-14A トムキャット 飛行中の機体を撮影する場合は、機体と天候の組み合わせになります。同じ機体を撮っても空の状態次第で写真の雰囲気も変わります。
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F-14A トムキャット ファイナルアプローチ中のF-14。着陸誘導灯が構図に入ることで説明力がアップします。
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F-14A トムキャット 雲に隠れた太陽をバックに、トムキャットのシルエットが頭上を通過していきます。レンズを太陽に向けることはあまり感心できることではありませんが…。
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F-14A トムキャット あるデータでは東京は2日に1回は雨なのだそうです。必然的に雲も多くなります。雲の形と光線の状況は、飛行機写真に大きな影響を与えます。
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P-3C オライオン アプローチ中のP-3Cの背後に訓練から戻ってきた2機のホーネットの機影が見えます。
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P-2J ネプチューン 退役が近づくP-2Jの姿を見ることができました。独特な色合いの塗装がレトロ化を醸し出しています。
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F-14A トムキャット 滑走路南側からR/W01へアプローチするトムキャット。一面は国有地となっており視界が開けています。
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F-14A トムキャット 夕暮れが近づくとアフターバーナーの炎やアプローチライトの灯りが美しく浮かび上がります。これらの色次第で写真の雰囲気も大きく変わります。
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A-6E イントルーダー アプローチ中のA-6E攻撃機。3本のタンクとミサイルを携帯しています。
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P-3C オライオン 夕暮れの中、アプローチを行うP-3C。それを見るワンちゃんがこの写真のワンポイント。
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P-3C オライオン 厚木基地南側の緩衝地帯。天気がよければその先に富士山の姿を見ることができます。
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P-3C オライオン、YS-11 厚木基地の敷地内には日本飛行機㈱の工場があります。自衛隊や米軍機の修理サービスを提供しているので、外来機も多く飛来します。
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P-3C オライオン 富士山が見えたので航空機を絡めることができないか…と思いましたがそう簡単ではありませんでした。距離をあけて望遠で狙うなどかなり工夫をしないと同じ画角にはおさまらないようです。
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F-14A トムキャット タッチダウン寸前のF-14Aを後方から。基地南側からの撮影は交通量の多い道路があるため、トラックなど大型車両にさえぎられることもしばしば。周辺警戒も重要です。
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P-3C オライオン アプローチライト越しにみる海自のP-3Cを後方から。
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S-3B バイキング 素晴らしい快晴の中、アプローチするVS-21のS-3B。モデックス700番機はダブルナッツとも呼ばれ、隊長機に指定されています。
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US-1A 厚木基地に前方配置されているUS-1Aは定期的に岩国基地から機材の交代を行っています。
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P-2J ネプチューン 実働任務をP-3Cに譲っているP-2Jですが、退役までの時間を名残惜しむかのように飛行時間を重ねます。
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P-2J ネプチューン いかにも軍用機らしい姿を持つP-2Jですが、右翌端にサーチライト、機首には観測要員の座席が設けられている構造がユニークです。
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P-2J ネプチューン 動力は3枚プロペラを装備するターボプロップエンジンを2基配置しています。哨戒任務は10時間ものフライトになる事もあり、機内には冷蔵庫など生活用の設備も用意されているそうです。
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P-2J ネプチューン 機体は第51航空隊(VX51)実験開発航空隊の所属機です。退役間近の機体であり既に実験することはほとんどないと思いますが、飛行する姿を眺めることができるのはファンにとっては貴重な機会です。
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US-1A アプローチ中のUS-1A救難飛行艇、77番機。3mの波が立つ海面にも着水できる性能を実現するため、驚くほどの低速飛行性能をもっています。
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スケジュール(パンフレット)
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