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19921108

航空自衛隊

岐阜基地 航空祭


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1992年11月8日 航空自衛隊 岐阜基地航空祭'92

岐阜県各務原市にある岐阜基地は航空自衛隊の開発実験団が所属する基地です。最新鋭のテスト機や特殊な研究機、初号機などファンなら一度は見てみたくなる機体を保有しています。 また実験団の性格上、航空自衛隊のほとんどの機体を保有しているので異機種編隊(マスフライト)が名物となっています。


岐阜基地

初めての岐阜基地です。前日から夜行バスで移動して早朝に岐阜基地へ到着しました。フェンスには航空祭ポスターが貼られていましたが、学生が描いた絵画のようで手作り感がありました。開門時間まではかなり余裕があったので基地周辺を歩いてみる事にしました。

 

 

岐阜基地

岐阜基地のフェンスは植栽されており、中が見えないのが特徴的でした。試験を行う部隊が所属しているので秘匿性を高める目的があると思われます。

 

 

P-3C オライオン

岐阜基地には川崎重工の工場が隣接されています。P-3Cはロッキード社製ですが、国内では川崎重工がライセンス生産を行いました。

 

 

E-2C ホークアイ

三沢基地から参加したE-2C早期警戒機。国内では川崎重工がメンテナンスを行っています。主翼を閉じた状態で展示されました。

 

 

T-1

岐阜基地と近い、愛知県小牧基地より飛来したT-1練習機。初の国産ジェット練習機です。

 

 

F-15J イーグル

マクダネル・ダグラス社によりアメリカ国内で製造されたF-15Jの初号機です。岐阜基地は装備品の試験を行うため、各機の初号機を有していることも大きな特徴です。

 

 

F-4EJ ファントム

飛行開発実験団は空自が使用する装備機のほとんどを有しているため、地上展示も自前でほとんどを揃えることが可能です。

 

 

T-2CCV

岐阜基地の大きな目玉でもあるT-2CCV(Control Configured Vehicle)。運動能力向上機を訳されていますが、通常のT-2に3枚の翼を加えて航空機の機動性を研究するために1機のみ改造されました。

 

 

T-2CCV

白地に赤いストライプという実験機らしい派手な塗装が格好いいです。

 

 

T-2CCV

T-2CCVは世界で1台しか存在しない貴重な機体です。国産のT-2練習機をベースにカナード翼を追加し、機動性の研究機をして改造されました。

 

 

F-4EJ ファントム

ハンガー内ではジャッキアップされたF-4EJが脚の動作展示を行いました。

 

 

F-4EJ ファントム、T-33A シューティングスター

午前中は色々な機種の組み合わせによるデモフライトが行われます。残念ながら航空祭会場からは逆光となるところが写真派にとって辛いところです。

 

 

T-1

岐阜基地と近い小牧基地より飛来し、デモフライトを行なったT-1の4機編隊。航空機の世界の距離感覚では小牧と岐阜は非常に隣接しています。

 

 

AV-8B ハリアー

米海兵隊から参加した垂直離着陸機ハリアー。

 

 

F-4EJ ファントム

尾翼に大きな実験団のマークを描いた357号機を背後から。

 

 

T-4

3機編隊で上がるT-4。基地周辺にある小高い山は岐阜基地らしい風景です。

 

 

T-2、T-4

練習機2機種による傘型編隊。両機とも国産の練習機ですがT-2は初のアフターバーナー装備機として、T-4は高い機動性を有する練習機として技術の粋を集めて開発されました。

 

 

F-15J、T-3

高速で飛行可能はF-15戦闘機とレシプロ練習機T-3との編隊飛行。速度域の異なる機体が編隊を組むのは高い技量が求められます。

 

 

F-15DJ イーグル

複座型のイーグルによる機動展示飛行。午前中からフライトは豊富に行われ、様々な機種を満喫することができます。

 

 

T-2

飛行展示を終えた機体は目の前をタキシングして地上展示へと戻っていきます。エプロン会場から少し離れた誘導路沿いの撮影ポイントにて。

 

 

F-104J スターファイター

保存機に描かれていたエンブレム。F-104を運用した飛行隊の部隊マークを描いています。

 

 

F-104J スターファイター

胴体横に星を描いた特別塗装機。コックピット内の見学が可能でした。

 

 

モデル撮影会

2名のモデルさんによる撮影会が行われていました。ちなみに自衛官の方ではありません。

制服の他にフライトスーツバージョンもありました。

 

 

C-1

展示エリアとは離れた場所に気になる機体が並んで駐機していました手前はノーズにF-15のレドームを装着したピノキオ風。後方には銀色のC-1初号機FTB(Flying Test Bed)の姿も見えます。

 

 

F-4EJ ファントム

岐阜基地名物のマスフライトに向け、参加各機が連続して離陸していきます。機種による離陸滑走距離の違いが比較することができます。

 

 

T-2

デモフライトに向け離陸するT-2。岐阜基地は植栽されたフェンスと小高い山に囲まれており、基地内は外側から見えにくくなっています。

 

 

ADTW

Air Development & Test Wingの6機種9機による異機種編隊飛行(マスフライト)。このフォーメーションはここ岐阜でしか見ることはできない名物イベントです。

 

 

ADTW

異機種編隊が隊形を変えて2度目の進入を行います。T-33Aにはスモーク発生装置が装備されているのも飛行開発実験団の特徴です。

 

 

F-15、T-2

航空自衛隊の主力戦闘機F-15イーグルと、国産ジェット練習機T-2の異機種編隊。地味ながら他の基地では見られない組み合わせです。

 

 

F-4EJ、T-2、T-4

F-4EJファントム戦闘機がリードしてT-2高等練習機、T-4中等練習機がデルタ隊形を組みます。

 

 

F-4EJ ファントム

この写真は誤ってフィルムカバーを開けてしまったコマの写真です。急いでカバーを閉めたので被害は最小限に食い止めることができましたが、感光した部分は炎のような赤い光が現像されました。これはこれで異次元空間とつながっているようで悪くはありませんね。

 

 

T-4

飛行展示を終えて着陸した各機は観客の前を通過してエプロンへと戻ります。観客に向かってパイロットが大きく手を振ります。

 

 

F-15DJ イーグル

エアコンが効いているF-15はタキシング中にもキャノピーを開きません。複座のイーグルで2名のパイロットが観客に手を振っています。

 

 

F-4EJ ファントム

航空自衛隊が導入したF-4ファントムの初号機です。この301号機は米国本土で組み立てられた数少ない完成機ですが、基本的には三菱重工によるライセンス生産が行われました。

 

 

AV-8B ハリアー

地上展示でゲスト参加していた米海兵隊のAV-8Bハリアーが帰投しました。自慢の垂直離陸は見られず、通常離陸で飛び立ちました。

 

 

T-33A シューティングスター

飛行開発実験団に所属するT-33A。機首には計測用の長い標準ピトーを装備しています。

 

 

T-2CCV

楽しかった航空祭も終了。基地を出る前に最後の1枚を撮影したのがT-2CCVでした。この機体が他の基地で見られることはありませんが、カナード翼など3枚の翼を追加した未来的シルエットは一見の価値があります。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

09:00〜15:00 航空機地上展示

09:00〜15:00 航空関係装備品、ミサイル等展示

09:00〜15:00 ちびっこ展示機 F-104J×2

09:00〜09:35 展示飛行 飛実団所属各機

09:30〜14:30 プロモデル撮影会

09:40〜09:55 祝賀飛行 T-1B(5術校所属機)

10:05〜10:55 展示飛行 飛実団所属各機

11:00〜11:25 グライダー展示飛行 各務原グライダー同好会

11:30〜12:30 音楽隊演奏会 中空音楽隊

11:30〜12:25 ラジコン、パラプレーン展示飛行 ラジコン同好会、日本パラプレーン協会

12:30〜12:50 救難展示 V-107(小牧救難教育隊機)

13:00〜14:00 展示飛行 飛実団所属各機

 

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