1993年4月24、25日 米海軍 厚木基地 WINGS'93
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この年から土日の2日間開催となった厚木基地のオープンハウス。特徴的だったのは民間企業をスポンサーにつけて開催する形式が採用され、よりショーアップされた内容となりました。海外のアクロバット専門パイロットが参加するなど自衛隊の航空祭とは一味違ったアメリカン・エアショーの雰囲気でした。

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WINGS'93 WINGSと銘打って開催されるようになった厚木基地のオープンハウス。厚木基地には海上自衛隊も共存していますが、WINGSの主催は米海軍となります。
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マルボロ・ガールズ こちらの企業さんはWINGSのスポンサーとなっており、大々的に会場で商品紹介、販売を行っていました。
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U-2R ドラゴンレディ 地上展示には米海軍の他、空軍、海兵隊、航空自衛隊など日本中の組織から機体が参加していました。その幅広さは国内最大級です。
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U-2R ドラゴンレディ 昨年に続き姿をみせた、機密性の高い高高度偵察機。その証拠に機体周辺には銃を装備した警備兵が目を光らせています。
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U-2R ドラゴンレディ パイロットは空気の薄い高高度で操縦を行うため、宇宙服のような装備に身を包んで任務に当たります。
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F-14A トムキャット 映画「TOP
GUN」の活躍で抜群の知名度と人気をもつトムキャット。この機体が日本で見られるというのは実に幸運なことです。
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F/A-18C ホーネット VFA-192ゴールデンドラゴンズのNF302。地上展示にあたっては装備品が付けられた状態で披露されました。
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F/A-18C ホーネット VFA-195ダムバスターズのNF400。NF400はCAG機とよばれる隊長機で、垂直尾翼には色付きのスペシャルマーキングが入っています。
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A-6E イントルーダー
イベントの参加機ではない機体はエプロンの隅に駐機されていました。空母艦載機は地上でも同様の運用を行うので主翼を折り曲げています。
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F-14A トムキャット 展示機ではありませんが、エプロン会場から駐機されているF-14の機体を眺めることができました。地上展示ではロープや見学者に遮られてこのアングルで眺めることはできません。
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OV-1D モホーク 一見地味な印象ですが珍しい機体だそうです。米陸軍のCOIN機ですが、どこか昆虫のような印象を与えます。
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ES-3A シャドウ 撮影している時は気がつきませんでしたが、よく見るとS-3Bとは異なる機体でした。電子戦用のELINT機だそうです。
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S-3B バイキング VS-21バイキングのNF702。艦載型の対潜哨戒機で、主翼には対艦攻撃ミサイルを装備して展示されました。
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F/A-18D ホーネット こちらのホーネットはアメリカ海兵隊からの参加機です。機首下面には偽のフォールスキャノピーが描かれていますが、これは敵に対し錯覚を誘うためのものです。
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A-6E イントルーダー 映画の主役にもなった艦上攻撃機イントルーダー。その見た目から「おたふく風邪のような・・・」という形容詞で紹介されています。
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E-2C ホークアイ レーダーを背負って空母艦隊の早期警戒任務につくホークアイ。プロペラの先端は黄色に塗り分けられ、回転時の視認性を高めています。
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EA-6B プラウラー A-6Eの派生型である4人乗りの電子戦機。正面から見た時にA-6Eと区別がつかないため、機首先端に「攻」の文字が書いてあるそうです。
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KC-135R ストラトタンカー アメリカ空軍の空中給油機も参加しました。機首には力強いノーズアートが描かれています。
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C-5A ギャラクシー 米軍自慢の大型輸送機ギャラクシー。車両さえも飲みこんでしまう大きな胴体はノーズが丸ごと開くことでスムースな搬入を可能とします。
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F-4EJ改 ファントム 航空自衛隊からは小松基地から主要戦闘機が参加。第306飛行隊から近代化改修されたF-4EJ改型が派遣されました。
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T-2 松島基地からは第21飛行隊のT-2高等練習機が参加しました。ディグロオレンジで塗り分けられた機体は前期型と呼ばれ、バルカン砲が装備されていない旧バージョンの機体です。
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AV-8B ハリアー 米海兵隊が使用する世界的にも珍しい垂直離着陸機。軍用機に興味の薄い人でも一度くらい名前は聞いたことがあるでしょう。
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F-1 航空自衛隊から参加したF-1支援戦闘機。2本のドロップタンクを装備して三沢基地より飛来しました。
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EP-3E アリーズ 一見するとP-3Cに見えるせいか人だかりもなかった機体ですが、よく見ると実は結構珍しい機種。電子戦用の機体です。
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P-3C オライオン 厚木基地には海上自衛隊のP-3Cが配備されていますが、米海軍のP-3Cはゲスト機です。米海軍機はロービジ塗装です。
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OA-10A サンダーボルト 米空軍からはタフな攻撃機として有名なサンダーボルトが参加。在韓米軍として普段は韓国に常駐しています。
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F-14A トムキャット VF-21フリーランサーズのNF201。トムキャットのノーズとパイロットを入れて撮影。
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F-14A トムキャット 先端にピトー管を配したF-14の正面写真。可変翼が特徴のF-14ですが展示は翼を広げた状態でした。
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E-2C ホークアイ CVW-5所属機によるデモフライトが始まりました。まずは速度が遅いE-2Cが先頭をきって待機空域へと向かいました。
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F-14A トムキャット VF-154ブラックナイツのNF100が揚力を得て機首を上げました。
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F-14A トムキャット VF-21フリーランサーズのトムキャットの離陸。先に離陸したNF100よりも早く脚が離れています。
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F/A-18C ホーネット トムキャットに続いてホーネットが離陸しました。大きなフラップが空気を押し下げて機体は上昇していきます。主翼からはストレーキがみえました。
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CVW-5 空母艦載機の各飛行隊が1機ずつ出し合い、9機により異機種編隊を組みました。飛行特性が異なる機体で速度を合わせて編隊を組むことは難易度が高いそうです。
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S-3B バイキング、EA-6B プラウラー 普段ではまず見ることができない空中給油のデモが行われました。艦載機は空母という限られたスペースで運用されるので、1機で複数の任務をこなせる機体が求められています。
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F-14A トムキャット 速度によって可変翼の後退角度を変えられるF-14。両形態が許される限定的な速度域を利用して開閉の異なる姿を披露してくれました。
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CVW-5 異機種ダイヤモンド・フォーメーションが2度目のローパスを披露しました。このような編隊は異なる飛行隊が1か所に集中配備されている厚木だからできるそうで、アメリカ本国でもなかなか見られないようです。
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SH-3 シーキング 2機のヘリコプターからは日米双方の国旗が吊り下げられ、親善ムードを演出していました。
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F-14A トムキャット デモフライトに参加した2機のF-14と上空で指揮にあたっていた1機が合流して戻ってきました。主翼を後退させたハイスピードで進入するオーバーヘッドアプローチでした。
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F-14A トムキャット 目の前を通過した3機はやや左にバンクして編隊を解き、着陸体勢へと入ります。減速するにつれて主翼が開いていく様子はトムキャットの醍醐味でした。
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UPF-7 招待された民間のアクロバット機がショーを披露しました。このために米国から参加したらしく、米国のエアショーに対する本気さに驚かされます。
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UPF-7 驚くことに機体には女性パフォーマーが乗っており、支柱にしがみついたままローパスを行っています。日本ではまず見られない光景でしょう。
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UPF-7 厚木基地のWINGSならではのアクロバットショー。ついには飛行中の機体で主翼に立ってポーズをとりました。
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F-16C ファイティングファルコン 自衛隊のイベントではまず見られませんが、米海軍イベントにおいて米空軍がデモフライトを披露しました。首都圏でF-16のアクロバットが見られる機会はないので大変貴重な機会となりました。
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チャレンジャー アクロバットパイロットの第一人者であるショーン・タッカー。見事なデモフライトを行って地上に戻ってきました。ガッツポーズが絵になります。
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F-15C イーグル 米空軍はF-16に続いてF-15もデモフライトを披露しました。WINGSはなんという贅沢なエアショーなのでしょうか。
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F-14A トムキャット エプロンの端で駐機されていたF-14A。空母甲板上と同様の運用がなされており、脚はロープで固定されています。
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A-6E イントルーダー 艦載機は狭い空母で運用されるため、主翼を折りたたんで省スペース化に努めます。そのため主翼は機構のため重くなり、強度問題も難しくなります。
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P-3C オライオン ズラリと並んだ海自P-3Cのカラフルな垂直尾翼。海自の機体メンテナンスは素晴らしく、世界一美しいP-3Cと呼ばれています。
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P-2J ネプチューン 海自の前世代を担った対潜哨戒機。主力はP-3Cへ移行しており、間もなく退役を迎えようとしています。
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厚木基地 中央にあるフィールドではバンドの演奏などが行われました。飛行機ファンでなくともアメリカの雰囲気を味わいたいという人達も駆けつけます。
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A-4 スカイホーク 正門付近にあるゲートガードのスカイホーク。軽攻撃機として成功した機体です。
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F-14A トムキャット WINGSは2日間の開催です。イベントスケジュールはどちらもほぼ同じ内容で行われるので、2日目は基地の北側外周から撮影することにしました。ビッグフォーメーションに参加する機体が滑走路手前で待機します。
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F/A-18C ホーネット 離陸した機体のうち、ホーネット1機がすぐに戻ってきました。何かしらのマイナートラブルがあったのかもしれません。
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CVW-5 ホーネット1機が着陸したため、予備機として離陸していたF-14が代役を務めたようです。フォーメーションは初日と同じですが、構成する機種が一部変更となりました。
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F-14A トムキャット、F/A-18C ホーネット 米海軍自慢の人気機種が編隊を組んで通過します。F-14の主翼後退角でわかるように速度は速めでした。
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CVW-5 2度目のビッグダイヤモンドが通過しました。北側から撮影すると逆光になってしまうのが残念なところ。
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F-14A トムキャット デモフライトを終えて滑走路へとアプローチするVF-154ブラックナイツのF-14A。
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B747 ノース・ウェスト WINGSのスポンサーとなったノースウェスト航空はカーゴ機を派遣して突如ローパスを披露!想像もしていない大型機の接近に会場は一時騒然となりました。
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F-16C ファイティング・ファルコン 二日目も米空軍のF-16Cがデモフライトを披露しました。三沢基地に常駐する在日米軍機が展示を担当しています。
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F-16C ファイティング・ファルコン 主翼の端にあるランチャーにミサイルを装備した状態でフライトを実施しました。
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F-15C イーグル 沖縄の嘉手納基地から参加した在日米空軍のF-15C。写真はデモフライトを終えて着陸するシーンですが、この後オーバーランを起こしたとニュースで報道されていました。
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F-1 二日間の展示任務を終え、機体の点検が行われるF-1。外来機は整備員までは参加しないので機体の点検はパイロットが自ら行うのでしょう。
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マルボロ・ガールズ WINGSでは明確にスポンサー制度を導入したため、派手なプロモーション活動も行われていました。
スポンサーのマルボロは熱心にプロモーションを行っていましたが、さすがにエプロン地区は禁煙でした。
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ゴルフ場 厚木基地の中にはゴルフ場があり、その敷地の広さがうかがえます。
正門からエプロンまでかなりの距離があり、歩くだけでも結構大変でした。
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スケジュール(パンフレット)
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