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20091024

海上自衛隊

横浜大さん橋

青少年体験航海


JMSDF

Yokohama Pier

Experience Cruise

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2009年10月24日 海上自衛隊 青少年体験航海&一般公開

抽選を申し込んだ観艦式がは外れ落ち込んでいたところに、知人の方のご好意で突如舞い込んできた体験航海のチケット。護衛艦「まつゆき」のミニクルーズを体験してきました。また横浜新港では最新鋭護衛艦「ひゅうが」が一般公開され、話題の艦艇をゆっくり堪能することができました。

Ticket

青少年体験搭乗のチケットは乗艦する艦艇によってカラーが違います。今回用意された護衛艦は「DD125さわゆき」、「DD130まつゆき」、「DD131せとゆき」の三隻で、私がお世話になったのは「DD130まつゆき」でした。

 

 

DD130 まつゆき

出港は9時の予定でしたが乗艦は8時30分までに行なわなければなりません。更に受付や持ち物検査等の時間を考えるとかなり早く横浜に到着する必要があります。乗艦イベントは朝が早いので大変です。

 

 

DD130 まつゆき

まつゆきへの乗艦ブリッジ。隣にはメザシ係留で「はつゆき」が停泊していました。今回は新型インフルエンザが流行していることもあり、消毒液やマスクなどの準備も行なわれていました。

 

 

DD125 はつゆき

タグボートによって「はつゆき」が離れていきます。バックには横浜のシンボリックな建築物が写っていますが、出発場所の横浜新港は赤レンガ倉庫に近い埠頭です。

 

 

さくら

乗艦した「まつゆき」を移動してくれるタグボート。「さくら」と「あけぼの」が担当してくれました。写真では地味な印象に見えますが。実際に動いているところを見るとなかななか結構カッコいい船でした。

 

 

PLH22 やしま

海上保安庁の巡視船やしま。横浜港の中には海上保安庁の基地施設があります。

 

 

DDH181 ひゅうが

艦内が一般公開された「DDH173こんごう」と「DDH181ひゅうが」。人気の2隻が公開されたあたり、海自の企画担当者もファンのツボを知っているなぁと思いました。クルーズが終了したら是非とも見にいかなくてはなりません。

 

 

DD130 まつゆき

ベイブリッジを通過し、東京湾へと向かう「まつゆき」。青少年体験航海は基本的に25歳以下を対象としたイベントですが、実際のところ青少年には見えない人たちも結構いました。

 

 

DD130 まつゆき

投光機を使い、「せとゆき」との通信を行なうデモンストレーション。モールス信号のように点滅することで、互いに意思を伝えます。至近距離に限られますが、無線通信と違い傍受される恐れがないというメリットがあります。

 

 

DD131 せとゆき

先行していた「せとゆき」が減速し、「まつゆき」がその横を抜いて順番を入れ替えます。互いの艦艇にのっている乗客が手を振り合って気持ちが和む瞬間です。

 

 

手旗信号

投光機に続いて手旗信号による通信のデモが行なわれました。手旗信号は傍受される心配がない上、機材が故障していても通信を行なうことが可能です。ただし昼間でないと目視することは難しいと思います。

 

 

DD131 せとゆき

「ヨイコウカイヲ」
随伴する「せとゆき」からの通信が届きました。これぞまさに光通信です。

 

 

DD130 まつゆき

「まつゆき」の艦首。その先には「はつゆき」の姿が見えます。
当日は曇天の一日でしたが、やはり海上ということで風は強めで毛布を借りる人も多くいました。航海時間は約2時間半で東京湾を一周するコースです。航海中は甲板で外を眺めるもよし、艦内を散策するもよしでクルージングを楽しむことができます。
まつゆきのスペックです。
昭和61年就役
長さ130メートル
幅13.6メートル
排水量約3000トン

 

 

タンカー

東京湾には実に多くの船舶が航行しており、日本は海洋国家であることを再認識させられます。私自身はなかなか船にのる機会は少ないのですが、海の仕事に従事している人はかなり多いことでしょう。

 

 

DD130 まつゆき

航海中は武器装備品の動作展示が行なわれます。写真は艦尾に装備されたシースパロー発射機。4発×2セットでけっこうな速さで回転します。

 

 

ベイブリッジ

体験航海は早くも終盤、再びベイブリッジの下をくぐり横浜新港へ戻ってきました。接岸作業は最も慎重に行なう作業のようで、港に入ってから30分程度もかかります。

 

 

LST-4001 おおすみ

停泊していた輸送艦「おおすみ」。甲板には陸上自衛隊の車両が搭載されていました。平らな全通甲板をもつ同艦ですが、甲板の強度不足と格納スペースがないため、航空母艦としての運用能力はほとんどないそうです。

 

 

あけぼの

岸壁に接近した「まつゆき」を接岸するのはタグボートの仕事です。「あけぼの」と「さくら」の2隻が協力して大きな護衛艦を移動します。

 

 

CH-47J チヌーク

港湾エリアでは航空自衛隊のチヌークによる展示が行なわれていました。残念ながら「まつゆき」は接岸中で身動きもとれない状況でフライトをゆっくり見ることはできませんでした。

 

 

DD125 はつゆき

後続の「はつゆき」が入港しました。「まつゆき」と「はつゆき」の二艦は並んで係留される、いわゆる「めざし係留」の形がとられていました。

 

 

DDG173 こんごう

ここからは少し場所を移動し、大桟橋で行なわれた艦艇一般公開の模様です。ファンの心をぐっと掴む「DDG173 イージス艦こんごう」の姿が目に飛び込んできました。

 

 

DDH181 ひゅうが

イージス艦も大変魅力的でしたが、今回はやはりこちらに目がいってしまいました。就航して間もない海自初の全通甲板型護衛艦「DDH181 ひゅうが」です。

 

 

DDH181 ひゅうが

「ひゅうが」の一般公開は既に何回か行なわれています。最新護衛艦の内部を惜しげもなく見せてくれる海自の姿勢は大変ありがたいです。待ち行列も想像していたよりはずっと短い時間で乗艦することができました。

 

 

DDH181 ひゅうが

「ひゅうが」の内部格納庫。広々とした内部には複数のヘリが収納でき、メンテナンス等を行なうことができます。大勢の観客が入ってもまだまだ余裕がありました。

 

 

DDH181 ひゅうが

「ひゅうが」の目玉はやはりこれでしょう。格納庫と甲板をつなぐ昇降機です。前後20m、幅10mのこの昇降機はヘリコプターを載せた状態で約1分で上部甲板へと上がっていきます。

 

 

DDH181 ひゅうが

「ひゅうが」ならではの見学コースで、内部格納庫⇒飛行甲板へは昇降機に乗って移動します。SH-60Kなら10機収納可能という広いハンガーデッキを見下ろし、エレベーターは上がっていきます。

 

 

SH-60K

昇降機にのって飛行甲板へと上がると2機のSH-60対潜ヘリの姿がありました。飛行甲板には4つの発着艦スポットがあり、複数機の同時離発着が可能となっています。

 

 

DDH181 ひゅうが

ステルス性も考慮されている「ひゅうが」の艦橋。ヘリの運用が前提の艦艇なので必ずしも横に寄せて配置する必要はないそうですが、やはり航空機の移動を考えると邪魔になってしまうため、空母と同じような配置になってしまうそうです。
ちなみに「ひゅうが」はほとんど航空母艦ではありますが、自信でも戦闘を行なうため、あくまでも護衛艦という扱いになっているそうです。正確にいうと、極限までヘリ運用能力を高めた形の護衛艦ということになります。
話はそれますが、海自艦艇初の女性乗乗組員がいることもこの艦の話題のひとつです。

 

 

SH-60K

搭載する航空機はSH-60型が基本となります。しかし任務によっては大型の掃海ヘリMH-53やMCH-101も運用可能です。将来を夢みれば垂直着陸型のF-35も離着艦可能なので海自発の固定翼艦載機の導入に期待してしまいます。

 

 

DDG173 こんごう

艦内公開されていた「こんごう」を「ひゅうが」の甲板より。甲板はかなりの高さとなるので、大型のイージス艦といえども見下ろす形となります。「こんごう」は弾道ミサイルの迎撃実験を行なっており、日本海側の防衛において重要な任務を負っています。

 

 

SH-60K

「ひゅうが」の搭載機数は公式では哨戒ヘリ3機、場合によっては掃海ヘリもう1機となっているそうですが、かなり控えめな数字です。近隣諸国への影響を最小限にしたい思いもあるのでしょうか。実際これだけの広さがあれば、10機は余裕で運用できそうです。

 

 

飛行甲板には各種支援車両が用意されており、まるで航空母艦のような雰囲気を醸し出しています。牽引車の他にも救難作業車などいくつかの車両が展示されていました。

 

 

SH-60J

甲板後部に展示されていたSH-60Jシーホーク。ヘリコプターは海自艦艇にとって対潜戦闘の大きな戦力ですが、従来の護衛艦では1?2機程度しか搭載できません。その点ひゅうがは1隻で複数機を同時に扱える点で非常に効率のよいヘリ搭載護衛艦となります。

 

 

SH-60J

このシーホークには「HYUGA」のオリジナルエンブレムが描かれていました。火の鳥をイメージし格好いいデザインです。雑誌で読んだところでは乗員の訓練ように搭載されている機体のようです。

 

 

SH-60K

見学は後部甲板の第2昇降機を使って格納庫へと降りる順路でした。ハンガー後部は機体のメンテナンスエリアとなっており、おそらくデモではなく実際に機体の点検・整備を行なっていたものと思います。

 

 

DDG173 こんごう

大桟橋から眺めた「こんごう」の雄姿。大きな艦艇を高い視線から眺める機会は少ないので、今回のような展示は貴重だと思います。

 

 

DDH181 ひゅうが

午後になり、いよいよ雨が降ってきました。空自のCH-47J、海自のUH-60Jのデモフライトがあるとアナウンスされましたが、雨の中で見るのも辛かったので軟弱にも屋内に避難してしまいました。

 

 

DDH181 ひゅうが

別会場の体験航海は午後の部も行なわれましたが、生憎の雨で大変だったと思います。早朝からの移動は正直大変でしたが、結果的には午前中の航海でよかったと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

07:00〜08:20 受付

08:30      乗艦完了時刻

11:05      入港予定

 

 

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