 2009年10月18日 航空自衛隊 三沢基地 航空祭’09
|
| サンダーバーズの2009年パシフィックツアー開催地のひとつ三沢基地航空祭へ行ってきました。三沢は国内最大規模の航空祭として有名ですが、普段は見られない米軍機も地上展示やフライバイが行なわれ、歴史に残る大イベントになりました。報道では入場者26万人を記録したそうです。 
|
 |
|
F-4 ファントム
3年ぶりに見学した三沢基地。その時はF-1とF-16のゲートガードをみかけましたが別の場所にファントムの姿がありました。三沢基地の広大な敷地にはまだまだ置けそうです。
|
 |
|
F-86F セイバー
空自と米軍の共用基地らしく、両国の退役機がゲートガードとして展示されています。
|
 |
|
ThunderBirds & BlueImpulse
今回のサンダーバーズツアーにおいて、ブルーインパルスとの競演が唯一実現した三沢基地。雨天に泣かされた2004年の悪夢が5年の歳月をかけて再び実現されました。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
F-15E ストライクイーグル
今回の三沢航空祭で期待していた一つが、このストライクイーグル。決して新しい機種ではありませんが実物を見るのはこれが初めてです。外国に展開する機体が参加してくれるのは米軍基地ならではの魅力です。
|
 |
|
F/A-18A ホーネット
海兵隊VMFA-115シルバーイーグルスのホーネット。部隊マークやモデックスなど、マーキング類がないのっぺらぼうの塗装で、大変違和感がありました。
|
 |
|
RC-135 リベットジョイント
会場の片隅にさりげなく展示されていたRC-135。本来であれば目玉機扱いされてもいい軍事機密性の高い電子偵察機であり、周囲には銃を携帯した警備兵が監視を行なっていました。
|
 |
|
F-2A
格納庫内では兵装展示が行なわれていました。しかし展示方法に若干問題があり、機体と国旗の組み合わせ逆になっています。
|
 |
|
F-16C ファイティングファルコン
こちらは日の丸の旗が掲げられていますが、実際は米空軍の使用機です。まるで空自の使用機であるかのような展示方法になってしまいました。
|
 |
|
F-15E ストライクイーグル
開門当初、F-15Eの周辺にはロープが張られておらず機体に触り放題でした。ファンにとっては嬉しいことですが、写真派にとっては頭が痛くなるところです。できればロープで張られた方が嬉しいです。
|
 |
|
F-2A
オープニングフライバイに向けて離陸した航空自衛隊のF-2A。パンフレットでは米軍機の名前も書いてありましたが、実際は空自のF-2A、T-4、E-2Cのみでした。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
F-16C ファイティングファルコン
米空軍デモンストレーションチームのF-16C。飛行展示までだいぶ時間がありますが、機体のメンテナンスには余念がありません。
|
 |
|
ThunderBirds
フライトを控えて駐機されているサンダーバーズの機体。複座のＤ型を有していますがこの時点では４番のポジションナンバーになっていますが、フライトは行ないませんでした。ポジションナンバーはシールなので、臨機応変に張り替えることができます。
|
 |
|
BlueImpulse
航空祭の会場はサンダーバーズとブルーインパルスを境にして米軍機コーナーと自衛隊機コーナーにわかれていました。三沢基地の地上展示は約2kmにもわたるので全機撮るのも一苦労。展示機は諦める人もいるようです。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
C-1
自衛隊の中型機が並びました。あとは頑張ってE-767かKC-767を招待して欲しかったとことです。中型機になると戦闘機のように尖ったデザインの「格好いい」機体はなくなりますが、見るほどに味が出てくるのがこのクラスの機体です。
|
 |
|
E-2C ホークアイ
あまり見ることがなかったシーンですが、複数機のE-2Cが並んでいました。通常は滑走路はさんだ反対側のシェルターで運用されているので展示以外で見ることがあまるできません。今回なぜこんなに多く駐機していたのかは不明です。
|
 |
|
E-2C ホークアイ
無事故100,000時間達成を記念した特別塗装機。地上展示された457号機とオープニングフライトを務めた455号機の2機が確認できました。
|
 |
|
F-2A ＆ T-4
記念式典のテープカットに合わせて会場を通過するオープニングフライバイ。全開は米軍機も混じっていましたが、今回は空自機のみで構成されていました。第8飛行隊がF-2に機種転換したので正にF-16タイプ（F-2）だらけの基地になりました。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
モデル撮影会
地上展示されたF-2Aはモデル撮影会場として使用されていました。
パンフレットにはモデル撮影会の場所は書かれているものの時間については書いてありませんので、撮りたい人は会場内で予定時間を尋ねるか、現場をウロウロするしかありません。
それでも撮影会が始まるとけっこうな数のカメラマンが集まります。みているとモデルさんからの視線のもらい方など慣れている人もいますが、航空機撮影とはまた違った難しさがあります。
|
 |
|
F-2A
第3飛行隊によるF-2Aの機動飛行展示が始まりました。三沢基地は滑走路までの距離が長く、機体サイズの小さいF-2Aは撮影に苦労します。写真はトリミングをかけていますが、素のままで鑑賞に耐えられるF-2の写真はほとんど撮ったことがありません。
|
 |
|
MC-130 コンバットタロン
横田基地の友好祭ではみかけたことのあるMC-130が空挺降下デモの母機として使用されました。狙って見にいける機体ではありませんが、こういう機体が何気なく参加してしまうところが米軍基地の懐の深さです。
|
 |
|
BlueImpulse
サンダーバーズとの国内競演を果たしたT-4ブルーインパルス。離陸はなぜかインディビジュアルテイクオフでした。競演は既にネリス基地で実現していますが、国内では2004が全て雨天で全滅。今回競演が組まれているのは三沢基地のみですが天候は味方してくれました。
|
 |
|
BlueImpulse
インディビジュアルで単機離陸した4機は空中で集合し、ダイヤモンド隊形を組んで会場上空を通過します。全開の百里基地でも同様の離陸方法をとりましたが、気象条件でしょうか、展示課目の方針変更なのでしょうか。
|
 |
|
BlueImpulse
ブルーインパルスは序盤にファンブレイクという編隊飛行の見せ場を最初にもってくる演技構成です。観客はいきなり「うぁっ凄い！」という驚きと期待をもってショーを見ることになります。写真派はこの撮影に失敗するとかなりへこみます。
|
 |
|
BlueImpulse
今回は6番機が上空でバードストライクにあうトラブルが発生。飛行は不可能ではないとの事ですが安全を考慮し6番機は途中で着陸するハプニングが発生しました。5番機はスモークを出して誘導し、6番機が着陸、5番機が再び上空へ戻る珍しいシーンが見られました。
|
 |
|
BlueImpulse
6番機のキャンセルは残念でしたが、緊急時対応が見られる珍しい機会で、対応策などは興味深いものでした。途中で編隊に復帰した5番機は6番機のポジションへ戻り、1機欠けたままの隊形で演技は続行されました。
|
 |
|
F-2B
格納庫内で展示されたF-2Bのコックピット展示。待ち時間はそれほど長くなかったので並んでみました。コックピットに座ることはできませんでしたが、撮影はOKでした。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
C-17 グローブマスター��
スケジュールもひと段落し、昼食をとっているとC-17がタキシングを開始しました。定期輸送かと思っていたらパンフレットに乗っていないデモフライトでした。おかげで脅威の急角度離陸は撮り逃してしまいました。
|
 |
|
C-17 グローブマスター��
C-17のデモフライトは今回初めてみましたが、実に驚異的なものでした。輸送機の概念を覆すかのような低速域での優れた機動性は従来の輸送機とは明らかに世代が異なります。例えていうと「ゆらゆらと浮いている」ような優雅なフライトでした。
|
 |
|
ThunderBirds
午後はお待ちかねサンダーバーズの登場です。曇りがちの天気でしたがバーズの時間帯に合わせたかのように青空が出始め、長めの待機の後、テイクオフが始まると会場のテンションは一気に盛り上がりました。
|
 |
|
ThunderBirds
ソロ機は戦闘機のパワーを活かした迫力ある離陸をみせてくれます。写真は若干トリミングをかけていますが、それでも他の展示飛行に比べれば低空を飛行するので十分大きく撮影することができます。
|
 |
|
ThunderBirds
4機編隊によるトレイルトゥダイヤモンドターン。千歳基地で一度アクロを見学できたことと、千歳基地で配布していたパンフレットに演技課目が書かれていたため、少し余裕をもってカメラを持つことができました。
|
 |
|
ThunderBirds
当日は天候にも恵まれたのでハイショーを披露してくれました。写真はアローヘッドループの上昇に入る4機編隊。午前中に行なわれたブルーインパルスの演技では雲低の関係で垂直系の演技は行なわれなかったため、バーズのループ系演技がより引き立ったものと思います。
|
 |
|
ThunderBirds
ダイヤモンドロールでは青空をバックに撮影することができました。残念ながら前日に開催された浜松基地では雨のためアクロは行なわれなかったとの事でしたが、中には浜松⇒三沢を連日こなしたツワモノもおりました。
|
 |
|
ThunderBirds
ディユアルソロによるカリプソ。5番機が背面になり、6番機と編隊を組んでパスします。高高度を飛ぶことが多い戦闘機パイロットが、この低空での背面飛行を最初に体験した時は「クレイジー」と思うそうです。
|
 |
|
ThunderBirds
ブルーインパルスのファンブレイク同様に編隊が美しく見えるシャッターチャンスであるダイヤモンドパスインレビュー。サンダーバーズはタイトな密集編隊で定評があります。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
ThunderBirds
飛行機撮影暦20年弱にして初めて成功した交差の瞬間！実はこれにはタネがありまして…。画面サイズは最大のＬサイズにし、構図は若干引き気味にし、秒間8コマの連射を使い、最終的にトリミング。残念ながら腕だけでは実現できず、技術の力を利用しました。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
ThunderBirds
初めてバーズのショーを見る人は素直に驚き、そして航空機ファンであれば狙ってみたくなるスニークパス。実際は写真でみるより、その場の爆音や会場のどよめきを感じる方が楽しい課目ですが、やはりノートリミングでこの大きさで撮れるのは写真派にとっては魅力的。
|
 |
|
ThunderBirds
低速域ギリギリで飛行するハイアルファパス。ゆっくりと低空をパスしていく大シャッターチャンス。
|
 |
|
ThunderBirds
ダーティーコンフィグレーションで低速飛行する４機編隊を、はるか遠くから高速で進入し追い抜いていくダイアモンドオーバーテイク。機体のもつ速度域の広さを示す時に使われる手法で、入間基地のC-1も同様の展示をよく行ないます。
|
 |
|
ThunderBirds
ファイブカードループ。トランプの５をイメージした編隊で宙返りを行なう課目です。６でもいいのではないか？と思いましたが編隊位置の確認が難しいかもしれません。
|
 |
|
ThunderBirds
サンダーバーズの演技では4機のダイアモンド編隊が360度の水平旋回を行なう間、高速で2機のソロが会場へ進入し、旋回中に編隊へ合流。最終的には6機のデルタ隊形を作り会場を離脱します。いよいよショーは後半へと突入します。
|
 |
|
ThunderBirds
6機によるデルタロール。まるで1枚の板のように一糸乱れぬ編隊を組み、大きなロールを打ちます。ショーの後半は美しい6機編隊が中心の演技構成となります。
|
 |
|
ThunderBirds
デルタロール。前回のパシフィックツアーは雨天で全滅でしたが、今回は3回中2回のフライトが実現しました。浜松は残念でしたが前日のプラクティスでは晴天の下行なわれたとの事で、5年前の鬱憤を晴らした人も多いことと思います。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
ThunderBirds
ピッチアップランディング。千歳でのショーでは4機によるブレイクでしたが、三沢では6機編隊からのブレイクをみせてくれました。何か条件でも違うのでしょうか。
|
 |
|
ThunderBirds
今回のショーではブレイク後に1番機が再度会場へ進入しエルロンロールを１パス、続いて6番機が進入しインバーテッドフライトを行ないました。サンダーバーズの日本でのフライトは15年ぶり。三沢に訪れた26万人が空を見上げた1日でした。
|
 |
|
ThunderBirds
展示飛行を終えエプロンへと舞い戻ってきたサンダーバーズの機体。
三沢基地は最前列の獲得競争が激しく、また自分は千歳でゆっくり堪能したこともあり今回は前列を見送りました。しかし帰りの渋滞を避けたい人達はバーズのショーが終わる終盤になると撤収を始める人達が結構います。急いで場所を移動してみるとさすがに最前列は無理ですが、望遠レンズの画角なら抜けられる程度なら人垣の隙間があるものです。
|
 |
|
ThunderBirds
着陸した機体はエンジンをカットする前にスモークを焚き、みるみるうちに背景は白くなっていきます。この後キャノピーが開き、見事な演技を披露してくれたパイロットがウォークバックを行ないショーが終了します。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
B-52 ストラトフォートレス
今回のサプライズゲスト！B-52爆撃機がフライバイを行ないました。同機はこのパスのためだけにグァムから飛来したそうですが、世界をまたにかける米空軍の距離感は凡人にはわからないものがあるようです。
|
 |
|
F-15E ストライクイーグル
主な展示飛行が終わったので再び地上展示機を見てまわりました。今回展示されたF-15Eはネットで調べてみるとアイダホ州マウンテンホーム基地、366thWing所属の機体だそうですが、正直なところ全く馴染みがありませんでした。
|
 |
|
F-15E ストライクイーグル
午前中はロープも張られておらず困惑してしまいましたが、午後はロープで囲まれていました。写真派としてはこちらの方が助かります。空自F-XではF-22の製造が止まることで、F-15（S)Eの存在感が大きくなってきました。
|
 |
|
BlueImpulse
ブルーインパルス、サンダーバーズのフォトセッションが行なわれました。写真は撮影のためのセッティングを行なうブルーインパルスチーム。
|
 |
|
ThunderBirds
フォトセッションのために牽引されるサンダーバーズの1番機。サンダーバーズは専用のトーイングカーまで装備していますが、これら機材はC-17グローブマスターを使って輸送されました。
|
 |
|
ThunderBirds
一緒に並べられたブルーインパルス、サンダーバーズの両機。時間が経つにつれて前列にはギャラリー（割込みも多い）が集まりだし、しまいにはビデオを頭上に構えて撮影しだすなど撮影環境は悪化…早々に諦めました。
|
 |
|
ThunderBirds
サンダーバーズのパイロット達。右から
1番機リーダー グレッグ・トーマス中佐
2番機左翼 ジョン・バウム少佐
3番機右翼 カービー・エンサー少佐
|
 |
|
BlueImpulse
ブルーインパルスのパイロット達。左から
2番機 左翼 里見一尉
3番機 右翼 原田一尉
4番機 スロット 浅岡一尉
|
 |
|
JAL
三沢は民間空港としての顔もあります。ショーの途中で民間機の離発着を楽しむこともできました。空港が隣接してるので航空祭のアクセスも便利…かと思いきや空港ターミナルまでは結構距離があります。タクシーも混雑していると動かないので注意が必要です。
|
 |
|
タイトル
コメント
|
 |
|
F-16C ファイティングファルコン
三沢航空祭のトリを飾るのはF-16デモチーム。米空軍では公式なデモ飛行の資格制度があり、選ばれたパイロットは各地のエアショーでデモフライトを行ないます。チームといっても戦闘機は1機のみで、パイロットとクルーのことをチームと呼んでいます。
|
 |
|
F-16C ファイティングファルコン
機体のチェックを終えてタキシングを開始するF-16C。デモフライトのために翼下の装備品は全て外されているのでかなりあっさりとした印象を持ちます。タキシング開始は既に15：00、パンフレットでは航空祭終了の時間ですが、それだけ内容盛りだくさんのショーでした。
|
 |
|
F-16C ファイティングファルコン
普段であればF-16のデモフライトは目玉級のものですが、F-2×2機の展示に加え、サンダーバーズのハイショーを見た後では正直なところ、距離も遠く驚きは少なかったです。
|
 |
|
AH-1S コブラ ＆ OH-1 ニンジャ
外来機の帰投が始まりましたが、観客の退場を促すかのように雨が降り出しました。私も早々にツアーバスへ向かいましたが雨足には勝てズブ濡れになりました。しかしショー自体は大満足で、航空祭史に残るイベントになると思います。
|
|
|
スケジュール（パンフレット）
08：42〜09：00 航空祭開会式 OpningCeremony
09：00〜15：00 航空機・ペトリオット・除雪器材等・基地防空機器等の地上展示
お子さま用遊覧観覧車運行、お子さまランド催し物
モデル撮影会及び各種模店
09：01〜 航過飛行（航空自衛隊・米軍） OpeningFlyby(JASDF/USAF)
09：05〜09：25 兵器搭載展示（米軍） TurnaroundDemo(USAF)
09：25〜09：35 落下傘降下展示（米軍） ParachuteDemo(USAF)
09：40〜09：50 CH-47Jによる飛行展示 CH-47JDemo Flight
09：50〜10：05 F-2機動飛行展示 F-2Aerial Maneuver Demo
10：10〜11：25 ブルーインパルスによる展示飛行 BlueImpulse Demo
11：30〜12：30 音楽隊演奏 MusicConcert
11：40〜12：00 F-2Jrショー（招待者観覧席前）
F-2Jr.(Infront of the bleachers)
12：40〜14：00 サンダーバーズショー ThunderbirdsDemo
14：10〜 航過飛行（米軍） Flyby(USAF)
14：15〜14：45 太平洋空軍バンド（米軍）による演奏会 PACAFBand Concert
14：45〜15：00 F-16による機動飛行展示 F-16Aerial Maneuver Demo
15：00 航空祭終了 Closing of the Festival
|
|
|
