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20091015

航空自衛隊

千歳基地

Thunder Birds
at CHITOSE


JASDF

Chitose AirBase

RJCJ

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2009年10月15日 Thunder Birds at CHITOSE AirBase

タイトルにあるとおり今回のイベントはサンダーバーズを公開するためだけに行なわれたイベントです。航空祭とは異なり平日に開催されました。浜松、三沢が航空祭と同時に行なわれるのに対して千歳は盛大さには欠けますが、ファンにとってはゆっくりとバーズを堪能できる素晴らしい企画でした。

今回は会社の保険で使える、格安ツアーを利用しました。ホテルは札幌市内が最寄でしたが航空券付きで驚きの安さ。これがなかったら来れなかったかもしれません。 ホテルでは北海道限定のビールで一人乾杯しました。

 

 

JR札幌駅

千歳基地での平日開催。どれだけの来場者があるのかまったく予想ができませんでしたが、とりあえずベストを尽くしてみよう…ということで始発電車へ向かいました。千歳駅へ向かう始発は06:00発。早朝の札幌駅上空は雲ひとつない爽やかな天候でサンダーバーズのアクロへ期待が膨らみます。

 

 

ポスター

札幌駅内にはサンダーバーズのポスターが貼ってありました。
今回のパシフィックツアーでは千歳の他、浜松と三沢でショーが行なわれます。浜松と三沢では航空祭に参加という形ですが、千歳基地はサンダーバーズのためだけに一般公開が行なわれます。
その割にかなり立派なポスターとパンフレットが作成されていたところをみると、かなり以前ら開催が計画されていたものと推測されます。

 

 

千歳基地正門

千歳駅から正門まではシャトルバスが出ているものの、まだ時間が早いため走っていません。20分程度なので歩いて正門へと向かいました。公開時間よりも早く開門されていたので少し焦りました。途中雨にも降られ、天候には若干の不安がありました。

 

 

Thunder Birds

いました、サンダーバーズ。
2004年に百里、浜松で見てはいますがその時は両日とも雨でした。傘をささずにシャッターを押せるこの喜び。また当時はフィルムカメラだったので撮影枚数も限られてしまいました。

 

 

Thunder Birds

当日の天気予報は曇りのち晴れ。札幌市上空は爽やかな晴天でしたが千歳ではまだ雨がパラついていました。地面も濡れていますのでかなり降っていたものと思われます。
濡れたバーズもなかなかセクシー。

 

 

エプロン

千歳の広いエプロンですが、まだまだ人もまばら。最前列確保は容易でしたが一度座ればそこで最後まで撮影することになるので場所決めは慎重になります。

 

 

Thunder Birds

朝焼けの東の空が写真映えした千歳でのバーズ。都合がつかなかった方には申し訳ないですが、地方都市での平日開催はファンにとっては大変恵まれた環境で、このイベントを企画・実現してくれた方には感謝したくなります。

 

 

Thunder Birds

チームメンバーが出てきました。フライトは11時からなので、まだ3時間近い待ち時間がありましたが、幸い両隣の方が詳しい方で色々と情報を教えてもらったりしながら楽しく待つことができました。

 

 

Thunder Birds

厚い雲の切れ間から光が漏れました。まるで神が降りてくるかのようなこの光景に、ショーの時間帯に晴れてくれることを期待してしまいます。

 

 

タイトル

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支援車両

チームの支援車両にもバーズのデザインが描かれています。後ろのコンテナは通信アンテナの他、会場内に設置するスピーカーやケーブル等の音響設備が搭載されています。

 

 

タマゴ型 F-16(サンダーバーズVersion)

2空団整備補給群検査隊の製造。50ccのエンジンがついているようで走行可能のようです。記念撮影用としてエプロンに展示されていました。

 

 

Thunder Birds

この日は千歳基地所属の201、203飛行隊のF-15が通常訓練を行なってくれることを期待していたのですが残念ながらノーフライトでした。

 

 

タイトル

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警備

米空軍サンダーバーズの警備ということで、警備も厳重でした。自衛官の方は一歩も動かず立ちっぱなしでしたので大変だったと思います。しかしこのような配置だったので、撮影にはちょっと邪魔…という場所もあったのではないでしょうか。

 

 

3番機 右翼 カービー・エンサー少佐

いよいろパイロットが登場しました!3番機のカービー・エンサー少佐はちょっと外れた場所のこちらにも手を振ってくれるサービス精神旺盛な方でした。

 

 

Thunder Birds

パンフレットでは10:30からセレモニーと書かれおり何をやるのかと不思議に思っていましたが、どうもウォークダウンの事だったようです。
さていよいよコックピットに乗り込みました。

 

 

Thunder Birds

6機のF-16が奏でる大きなエンジン音とBGMにより会場は独特な雰囲気に包まれました。会話も聞き取れないので皆無口になり、ただサンダーバーズの機体を眺めます。
いよいよキャノピーも閉められ離陸の時が近づきます。

 

 

Thunder Birds

風向きからいえば使用滑走路の向きから目の前をタキシングしてくれる計算だったのですが、サンダーバーズにとってはアクティブランウェイは関係ないのでしょうか。バーズの各機は追い風状態のR/W01へ向かいました。

 

 

Thunder Birds

いよいろショーが始まりました!まずは4機編隊の離陸です。千歳基地のエプロンは滑走路のエンドに位置するため、目の前を通過する頃には既に高度がかなり上がってしまいました。

 

 

Thunder Birds

続いて軽やかな離陸を見せてくれたリードソロの5番機。離陸直後にエルロンロールを行います。機体サイズの小さいF-16ですが、工事の関係でエプロンに近い方の滑走路が使われていたのはラッキーでした。

 

 

Thunder Birds

6番機は離陸後に急上昇を行なった後、方向転換して再度会場へと戻ってきます。つい数時間前まで雨が降っていたので湿度も高く、翼からはベーパーが発生しやすい状態となっています。

 

 

Thunder Birds

トレイルトゥダイヤモンドターン。実施に見る時は旋回の間に隊形が変化するので会場から「わぁっ」という歓声が上がります。ちなみにブルーインパルスの方は6機で行なうのでより見栄えがします。

 

 

Thunder Birds

T再びソロ機の交差課目。今度はシャッターが早すぎのため、機体の先端しか写っていません。やはりこの撮影は難しい…。

 

 

Thunder Birds

アローヘッド隊形でループを行なう4機編隊。スモークに加え、翼端からは2本の長いベイパーが発生し、計12本の白い奇跡が描かれました。

 

 

タイトル

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Thunder Birds

カリプソと呼ばれる演技で上下逆向きとなった2機のソロがパスする課目です。T-2ブルーインパルスの時代ではよく見られましたが、T-4に変わってからはあまり使わない言葉になりました。

 

 

Thunder Birds

会場正面から進入する4機編隊。滑走路に赤い消防車が配置されていますが、実はこれを地上の目標物に設定しているとの噂もありました。

 

 

Thunder Birds

ソロが交差するクロスオーバーブレイク。実際に見ていると2機が衝突するかのように見えるスリリングな課目です。会場背後から進入し、正面で交差するので距離はかなり遠め。写真はかなりくトリミングしてあります。

 

 

Thunder Birds

ダイヤモンドパス・インレビュー。アナウンスでもカメラの用意を推奨される、最もフォトジェニックなシーンです。機体が重なり合うタイトなフォーメーションはサンダーバーズの特徴でもあり定評があります。

 

 

タイトル

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Thunder Birds

上の写真の続きですが、少し方向を変えると基地の北側には黒い雲が広がっています。サンダーバーズのショーの時間帯に千歳基地上空の一部だけ青空がのぞいてくれたことは正に幸運です。

 

 

Thunder Birds

サンダーバーズのアクロで唯一、予備知識が求められるのがこのスニークパス。会場では4機編隊がゆっくりとした演技中、観客が空を見上げているところ音速に近い速度で進入するソロ機。音がしないので観客はその存在に気づけません。

 

 

Thunder Birds

上の写真の1秒後、機体はここまで近づいてきます。爆音に気づいた時には既に機体は遠くへと去っています。事前の予習なしにカメラにおさめることは不可能ですが、これを楽しみにしていたファンの方も多いはずです。

 

 

Thunder Birds

超ハイスピードのスニークパスから一転、超ロースピードの演技でF-16の飛行性能の広さをアピールします。高い迎え角で失速ギリギリのスピードで飛行しますが会場を通過するまでに30秒ほどかかります。

 

 

タイトル

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Thunder Birds

至近距離を低速で飛行してくれるので、絶好のシャッターチャンスとなります。まるで離陸上昇中の写真を追い気味で捉えたかのような構図を得ることができます。

 

 

タイトル

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Thunder Birds

サンダーバーズのオリジナル課目、5カードループ。トランプの5をイメージした編隊です。

 

 

Thunder Birds

ソロによるマキシマムGターン。最大性能を発揮して360度水平旋回を行ないます。サンダーバーズの機体下面にはフェニックスのペイントが施されていることが特徴です。

 

 

Thunder Birds

密集したダイアモンド隊形で360度の水平旋回を行なう4機編隊。画面からはみ出させることで距離感を縮めてみました。

 

 

Thunder Birds

ダイアモンド編隊が旋回している間、ソロの2機が合流し、デルタ隊形へとフォーメーションを変えます。地上物の星条旗が写りこみ、米空軍のアクロバットチームを象徴するかのような写真になりました。

 

 

Thunder Birds

前日?当日の天候から考えればループ系を含むハイショーが実施されたことは喜ぶべきことでした。北海道以外からの遠征組も多かったと思いますが、「千歳まできて良かった!」という声が多かったです。

 

 

Thunder Birds

ブームバースト。日本語では上向き空中開花と呼ばれ、アクロバットの中でも終盤に行なわれる大技です。この後行なわれる「クロス」は写真で見るより直接目で見た方が楽しめる課目なのでカメラを下ろしました。

 

 

Thunder Birds

ピッチアップブレイク。ついに演技が終わりました。あっというまの30分でした。始まるまでは3時間待ちましたが、飛行している間はその姿を追いかけるのに必至であっという間に時間が過ぎました。

 

 

Thunder Birds

ソロの最終課目リフレクションパス。まるで鏡に映したかのような見事なフォーメーションです。ちなみにこれが公式4246回目の展示だったそうです。

 

 

Thunder Birds

約35分にわたる演技を追え、地上に舞い戻ってきたサンダーバーズ。ランディングについても風向きは関係なくR/W01を使って降りてきました。基地外には前日に予行を見学したポイントがあり、多くの見物客の姿が見えます。

 

 

Thunder Birds

タキシングについては事前に考えていたシーンを見ることができたので満足することができました。もう少し正面気味からも魅力的だったのですが、警備員の方が入る可能性があったので少しずらしました。

 

 

Thunder Birds

千歳基地は滑走路の端にエプロンがあるのでタキシングの距離が短く、撮影チャンスは多くありません。どの場所でもそれぞれの良さがありますが、タキシング撮影には結構いい場所だったと思います。

 

 

タイトル

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Thunder Birds

4番機のパイロットはショーン・ガスタフソン少佐。写真では小さいのでわかりづらいですが、こちらにむかってハンドサインを送ってくれました。

 

 

Thunder Birds

有名な話ですが、背面飛行が多い5番機は機番のナンバーが上限逆に書かれています。写真では小さいのでわかりづらいですが、「5」の番号が逆さまになっています。

 

 

Thunder Birds

安全性が優先されるアクロバットチームだけに機体整備には余念がありません。何かあるたびに機体のチェックを行なっており、常に周辺には整備員の人の姿があります。

 

 

>Thunder Birds

展示飛行を終えたばかりですが、14:30には次の展開地である浜松基地へと移動するサンダーバーズ。基地開放は13:30迄ですが、観客も空いてきたところでゆっくりと撮影することができました。

 

 

Thunder Birds

ショーが終わるのを待っていたかのように再び雨が降り出すという、天候の変化がめまぐるしい一日でした。そう考えるとショーの合間に青空が出たのは奇跡的でした。今回のパシフィックツアーはついているかも!

 

 

Thunder Birds

基地の外れに駐機されていた複座のF-16Dが牽引され戻ってきました。いつの間にか6番のポジションナンバーが入っていましたが、まさか浜松でオポジングソロを務めるのでしょうか?

 

 

タイトル

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タイトル

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Thunder Birds

基地の開放時間が過ぎましたが、浜松へ向けての離陸まで時間があったので、南千歳の見学ポイントまでテクテク歩くことにしましたが、この二日間で1ヶ月分くらい歩いた気がします。

 

 

Thunder Birds

サンダーバーズの離陸にあたっては、千歳基地所属の各部隊が隊旗を掲げ、整列しての見送りがありました。タキシングから離陸までは30分ほどあったので整列していた隊員達もけっこう大変だったと思います。

 

 

C-17 グローブマスターⅢ

サンダーバーズの機材を運んできたC-17。サンダーバーズは専用の輸送機を持たないのでこれらのアシストが必要となります。

 

 

C-17 グローブマスターⅢ

思えば飛行しているC-17を見たのはこれが初めてでした。千歳基地周辺には色々な撮影ポイントが点在しており、退屈しませんが、エリアが広大なため自転車等の移動手段がないとかなりきつい目にあいます。

 

 

C-17 グローブマスターⅢ

C-17は2機飛来していました。最初は上の写真にあるAKレター機が離陸して浜松へ向かい、日が落ちてからこのHHレター機が離陸しました。離陸にあたっては千歳基地ではなく、新千歳空港の滑走を使っていました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

08:00~13:00 基地開放

10:30~     セレモニー

11:00~     フライト


演技課目(パンフレット)  ※実際のフライトではありません

01:ウォークダウン&タクシー

02:フィンガーチップテイクオフ

03:エルロンロールテイクオフ

04:ハーフキューバンエイトアフターテイクオフ

05:ダイヤモンドループ

06:オポジングナイフエッジパス

07:トレイルトゥダイヤモンドターン

08:ハイスピードインバーテッドパス

09:インバーテッドトゥインバーテッドパス

10:ダイヤモンドパス・インレビュー

11:ナイフエッジパス

12:スローロール

13:ダイヤモンドロール

14:エイトポイントロール

15:マキシマムレートエルロンロール

16:アローヘッドループ

17:カリプソ

18:ボントンロール

19:クロスオーバーブレイク

20:サンダーバーズダイヤモンドループ

21:オポジングフォーポイントロール

22:トレイルトゥダイヤモンドロール

23:ロー&スロー

24:ダイヤモンドオーバーテイク

25:ファイブカードループ

26:バーティカルクライムロール

27:ラインアブレストブレイク・ソロ・ダイモンドループ・クロスオーバー

28:マキシマムGターンハーフキューバンエイト

29:ダイモンド360

30:デルタターン

31:デルタロール

32:デルタループ

33:ブームバースト

34:クロス

35:ダイモンドパス リジョインフォーメーション

36:リフレクションパス

37:ミッシングマンフォーメーション

38:ピッチアップブレイク?ランディング

 

 

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