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20170826

陸上自衛隊

富士総合火力演習


JGSDF

Fire Power

in Fuji

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2017年8月26日 富士総合火力演習 前段演習

自衛隊のイベントでは一般的にも有名な富士総合火力演習。昨年に引き続き前日に開催される教育演習チケットをいただく事ができました。いまだに自力当選したことはありませんが既に3度も見学できている私は本当に幸せ者だと思います。今回は中学生の息子と一緒に男二人旅という貴重なイベントで、とてもよい記念になりました。


富士総合火力演習チケット

サッカーチームでお世話になっているコーチから、ご子息(高校生)のサッカー試合の撮影をしたお礼として富士総合火力演習のチケットを融通していただきました。何かのテレビ番組で知人の知人の知人を辿れば目的の人に行き当たる…という検証実験がありました。今回がまさにそれで、かの有名な精鋭部隊の隊長から回していただいたチケットだそうです。決して無駄にはいたしません!

 

 

東富士演習場

昨年の経験を踏まえ、御殿場駅までは車で移動し、深夜のうちにタクシーで会場入りしました。前回は4時くらいに到着したところ2列目でしたので、今回は夜中の12時には現地入りしました。息子も楽しみにしていたのでできれば最前列を取りたいと思っていました。現地に到着すると一面に星空が広がっており、これを見られただけでも来てよかったと思います。

 

 

東富士演習場

優位置を得るためには努力が必要です。息子には野宿することを伝えておきましたが、それさえも楽しみにしている様子で子供の成長を感じました。100均ショップで買ったレジャーシートと毛布1枚だけという軽装でしたが、長袖があれば十分です。ただやはり慣れない屋外路上というシチュエーションと、次々とやってくる来場者の足音や話し声が気になって熟睡できるものではありません。しかも4時頃になると会場の整理が始まり起きるように促されます。

今回もシート席でしたが昨年同様に会場中央に近いCスタンド前シートに並ぶことにしました。

 

 

東富士演習場

空も少しずつ明るくなり、富士山のシルエットが浮き出てきました。山頂付近に光源がみられますが、これは宿泊施設のものでしょうか。

 

 

東富士演習場

入場は6時半から始まります。富士山の山頂には常に雲がかかっていましたが十分にその威容を拝むことができました。当日の天気予報では不安定な気象ということでしたが、富士山を間近に見られただけでも息子を連れてきた甲斐があります。

 

 

90式戦車

早朝は参加装備の点検射が行われます。ここで実弾を発射するのでシャッターチャンスも多く、撮影に慣れておくことや、会心の1枚を撮る事ができるかもしれません。しかしどの戦車が射撃を行うか、またタイミングを含めは「読み」が必要になり、撮影はなかなか容易ではありません。

 

 

74式戦車

戦車の射撃音を聞くのは3回目ですが、やはりその爆発音の大きさと衝撃波には恐怖を感じます。射撃が行われる度に体がビクッと反応してしまいます。当日は耳栓を用意した方がいいかもしれません。

 

 

74式戦車

点検射を終えて待機エリアへと戻る74式戦車。演習では砲塔は敵陣地を向くのが基本なので、向かってくるようなシーンは貴重といえます。

 

 

オーロラビジョン

会場の左手に配置された大型のディスプレイ車両。背後には巨大な雲がかかり始めました。山の天気は変わりやすいと言いますが、本当にあっという間に状況が変化してしまいます。

 

 

偵察隊

SNSの普及ですっかり有名となった早朝の成功祈願の様子です。隊長はアヒルの「御神酒」を持って成功を祈り、ジャンプ台の後に納めます。

 

 

偵察隊

円陣を組んで一致団結を行いました。これはスポーツにおける試合前のような雰囲気です。

 

 

偵察隊

ジャンプの練習に備えるバイク。高原というロケーションと背後に迫る大きな雲が独特の雰囲気を演出しました。

 

 

偵察隊

ジャンプの練習風景。盛土の背後にはジャンプ台が用意されており、これは演出であることがわかります。ただその高さは相当なものですね。

 

 

120mm迫撃砲

遠距離砲撃に属する迫撃砲の点検射。発砲炎の撮影に成功しました。

 

 

203mm自走榴弾砲

ふと気が付けば周囲は雲の中に入り、富士山の姿は見えなくなりました。もしかしてこのまま視界不良で中止にならないかと不安になります。

 

 

軽装甲機動車

雲の中に入ると装備品のシルエットを見ることさえも難しくなりました。このまま待っているのも無駄なので、この隙に買い物などを済ませることにしました。

 

 

東富士演習場

買い物をしている十数分の間に視界は回復!本当にこの変化の早やさに驚かされます。

Cスタンド前のシート席を後方から。座席は並んだ順番に誘導されるので、自由に選ぶことはできません。1人あたりのスペースは狭く、席を立つのも一苦労なほどです。立ち見や椅子、三脚の使用は禁止で、安全の観点から傘の使用も認められていません。スタンド席は傾斜があるものの、写真撮影を考えると前の人の頭が遮ってしまうことでしょう。隙間から狙うとしても3列目が限界で、望遠レンズを構えていたのは3列目くらいまででした。

 

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ

実際には2機が並んで射撃練習を行いました。投入する状況が現実的ではない?という理由から調達機数を大幅に削減されてしまった同機も、ここでは大きな存在感をもっています。

 

 

グレーダ

点検射が終わると会場を整地するために多くの機材が動き出します。

 

 

音楽隊

演習を前に音楽隊が演奏を行います。曲目はゴジラやガルパンなど映像作品で使われた曲が多く演奏されました。

 

 

佐藤正久 参議院議員

「ヒゲの隊長」として有名な佐藤議員も視察に来られていました。いつもツイッター拝読しております!この方は習志野の降下訓練や下総基地の開設記念行事など、精力的に自衛隊イベントには参加されており、よく見かけるので親近感があります。

 

 

陸上自衛隊富士学校の校長とはじめ、幹部の方が到着しました。写真でわかるように最前列は目線の高さにあるロープが邪魔になります。背筋を伸ばすか、低位置にかがむかして対応しなくてはなりません。

 

 

203mm自走榴弾砲

10時になると教育演習が開始されます。前段演習は陸自の装備品が紹介され、それぞれの特徴を活かした射撃方法を見せてくれます。

 

 

99式自走155mm榴弾砲

まずは長距離射撃を任務とする特科部隊の射撃が行われます。

 

 

弾着、今!

長距離射撃は砲丸投げのように放物線を描いて射撃されます。撃たれてから着弾するまで十数秒以上かかります。爆発が目視でき、数秒遅れで爆発音が届くと会場ではどよめきが起こります。

 

 

203mm自走榴弾砲

陸上自衛隊が装備する最大口径の火砲。サンダーボルトの愛称もあるようです。

 

 

155mm榴弾砲

火砲としては特に強力なものではないようですが、そのサイズから運用の面で取扱いやすい装備品のようです。

 

 

TOT「富士山」

Time on Targetの略で異なる火砲が同時に弾着を行う技術。異なる火砲を使い、射程距離を合わせて着弾させるには1/100秒の精度が求められるそうです。見事な富士山の姿を描きました。

 

 

CH-47JA チヌーク

富士総合火力演習は戦車や火砲の火力だけではありません。高原の美しい風景をバックに任務をこなすヘリの姿も見物です。

 

 

CH-47JA チヌーク

陸自の輸送を担う大型へりチヌーク。物資輸送をはじめ、人員輸送、吊下げ輸送、空中消火など多目的な任務をこなします。

 

 

CH-47JA チヌーク

戦場へ真っ先に投入される先遣隊。チヌークの胴体にギリギリ入るサイズの車両が前進し、周囲の警戒にあたります。

 

 

CH-47JA チヌーク

打撃力を持たないチヌークは輸送を終えたら、いち早く戦場を離脱する必要があります。大型の機体でありながら軽快な機動力とダッシュ力を有する傑作機です。

 

 

120mm迫撃砲

射出される砲弾が写っていました。

 

 

中距離多目的誘導弾発射装置

左の台において発射された誘導弾。3発を連続して射出することができます。後方への噴射が激しいことから観客の前では行うことができないようです。

 

 

96式装輪装甲車、12.7mm重機関銃

実際に肉眼でみる分には赤い光が飛んでいき、たいへん見栄えがします。しかし写真にしてみるとその派手さは消えてしまい表現できないようです。

 

 

06式小銃てき弾

対人近接戦闘。射撃のあとすぐに割れるのかと思いましたが、10秒後に割れるというものでした。

 

 

発煙弾

煙幕を充満させることで敵の行動を抑制することが目的の発煙弾です。

 

 

軽装甲機動車、01式対戦車誘導弾

対戦車弾は低空を低く進むモードと、高度を上げてから落下するダイブモードの2種類の弾道が選べます。今回はダイブモードが披露されました。

 

 

89式装甲戦闘車

機動力のある走行を見せる89式装甲戦闘車。35mm機関砲を装備し、連続射撃を得意とします。10名が搭乗することができます。

 

 

89式装甲戦闘車

前段演習は中盤に差し掛かり、中距離火力の装備が射撃を行います。

 

 

AH-1S コブラ

8月17日の夜間訓練でハードランディングを行ってしまったAH-1S。幸い搭乗員にケガはなく、調査の結果23日から訓練に復帰しています。

 

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ

空中からの機銃掃射としてアパッチが登場。導入から年数は経っていますが、今でもその存在感は大きく会場が湧きます。

 

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ

機首下面に設けられた30mm機関砲を掃射。見た目の派手さはないものの、敵戦車にしてみたら恐怖でしかない天敵です。

 

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ

援護射撃を終えて離脱するアパッチ。普段は航空基地でしか見られませんが、このような自然をバックに見られるのも火力演習の醍醐味です。

 

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ

調達機数は予定を大幅に下回り、限定的な運用を強いられるアパッチ。しかし保有していると事実だけで敵はそれを意識した戦略立案が求められます。

 

 

87式自走高射機関砲

「ガンタンク」とも例えられる、敵航空機を打ち落とすための対空装備です。

 

 

87式自走高射機関砲

後方への噴射が激しいという理由で左の段からの射撃です。飛行する航空機に対しての射撃なので射速が速そうです。

 

 

87式自走高射機関砲

連射により煙幕が吹き上がり、激しい射撃である様子が伝わってきます。

 

 

74式戦車

終盤はいよいよ戦車火力の投入です。稜線上には援護射撃を行う戦車が配置され、中央から攻撃を仕掛ける戦車を援護します。

 

 

74式戦車

最近流行のマズルショット(発砲炎)にチャレンジしましたが、やはり難しい。これは構図が悪くフレームアウトしてしまいました。もっと引いて構える必要があります。

 

 

90式戦車

大型で迫力ある90式戦車が2台の縦列で進入してきました。

 

 

90式戦車

富士総合火力演習を見学して初めて理解したことがあります。戦車は常に砲台は定期陣地に向け続け、キャタピラだけが進行方向を変えて移動することを。そのためこのようなアングルの写真が大半を占めることになります。

 

 

90式戦車

朝からマズルフラッシュの撮影に挑戦しているものの、ことごとくタイミングを逸し成果ゼロ…。息子の手前、このまま手ぶらで帰るわけにはいかず気合いを入れ直します。

 

 

10式戦車

ここは形振りかまっていられません!大人の力でねじ伏せました。発砲炎が見えるのはわずか0.1秒。見えてからシャッターを押しても間に合いません。そのため射撃の前から連写して、写っていることを祈るのです。

 

 

10式戦車

問題になるのはカメラの性能で、連写のコマ数とバッファ容量です。連写コマ数は1秒間に何枚撮影できるか?という性能で、これが多いほど発砲炎が写っている可能性が高まります。バッファは撮影データをカードに記録する前に一時的にためておく場所ですが、この容量が小さいとカメラがロックしてしまうので、あまり早くからシャッターを切るとリスクが高まります。

 

 

10式戦車

大人の力とは?それはNikonのD500を使うことが解決策になります。

現在最強の動体撮影カメラであるD500連写速度は秒間10コマ!つまり押し続けていればどこかに写っている可能性が極めて高いのです。またバッファは200枚に対応できるので20秒前から押し続けることが可能です。カメラの性能に頼ってしまうわけですが、ここぞという場所で確実に結果を残せるのが優れたカメラという事だと理解しました。

 

 

16式機動装甲車

実弾射撃は行いませんでしたが、最新装備品の機動展示が行われました。戦車に比べると8輪のタイヤを装備しているため一般道路などを使った移動に向いていると思います。火力は10式戦車と同等で、ネットワーク機能も有しており、今後の主力になりそうな予感がします。

 

 

水陸両用車 AAV

なんとも奇妙な形をした車両ですが、新装備の水陸両用車だそうです。昨今力を入れている島嶼防衛で水際において活躍が期待されています。

 

 

CH-47JA チヌーク

最後に第一空挺団による自由降下が行われました。しかし音はすれども姿は見えず…やっと雲の中から降下を終えたチヌークが姿をあらわしました。

 

 

空挺降下

習志野第一空挺団による降下を見届けて前段演習は終了します。この後に20分程度の休憩時間が用意されます。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

08:00〜09:30 陸上自衛隊広報ビデオの上映

          音楽演奏(士官候補生、ゴジラ組曲 他)

10:00〜11:10 陸上自衛隊の主要装備品の紹介

          ■遠距離火力

          ・99式自走155�个蠅紊γ橡�

          ・203�仄�走りゅう弾砲

          ・155�个蠅紊γ橡ぁ�FH70)

          ■中距離火力

          ・81�佛�撃砲 L16

          ・120�佛�撃砲 RT

          ・87式対戦車誘導弾

          ・中距離多目的誘導弾

          ・96式多目的誘導弾システム

          ■近距離火力

          ・指向性散弾

          ・対人狙撃銃

          ・96式装輪装甲車

          ・96式40�仄�動てき銃

          ・12.7�仆典ヾ惱�

          ・89式5.56�仂�銃(MINIMI)

          ・06式小銃てき弾

          ・84�侈吉親伊ぁ�B)

          ・110�亳朕遊搬啾仞鐚崔�

          ・01式軽対戦車誘導弾

          ・89式装甲戦闘車

          ■ヘリ火力

          ・対戦車ヘリコプター (AH-1S)

          ・戦闘ヘリコプター (AH-64D)

          ■対空火力

          ・87式自走高射機関砲

          ■戦車火力

          ・74式戦車

          ・90式戦車

          ・10式戦車

          ■機動展示

          ・機動戦闘車

          ・水陸両用車

          ■空挺降下

          ・自由降下、自動索降下

11:10〜11:30 陸上自衛隊広報ビデオの放送

 

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