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20170819

船橋マリンフェスタ

船橋港


Funabashi Pier

Marine Festa

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2017年8月19日 船橋マリンフェスタ2017

初参加でしたが千葉県の船橋港で毎年夏に開催される「船橋マリンフェスタ」へ足を運んできました。当日は時折雨が降る蒸し暑い1日でした。今回の目玉は退役した「AGB5002 SHIRASE」と現役である「AGB5003しらせ」の新旧による砕氷艦の再会競演でした。先代のしらせは保存艦となりましたが区別のためSHIRASEと表記されているようです。


碧さやか さん

船橋港への会場へはJR南船橋駅から出ているシャトルバスで向かいました。会場を入るとすぐに自衛隊ブースが設置されていますが、そちらにモデルの碧さやかさんがいらっしゃいました。シャイな私はチラ見するのが精いっぱいでしたが、碧さんの方から声をかけていただき記念撮影を行うことができました。やはりモデルさんというのは技術をお持ちなのだと思いました、ポーズが一発で決まります。

 

 

自衛隊コーナー

このイベントは自衛隊千葉地方協力本部が主催するイベントで、自衛隊の広報コーナーが設けられます。過去のイベントでは海自のヘリや護衛艦が参加したこともあるようですが、今回は陸自の車両が中心でした。

 

 

AGB5003 しらせ

南極の越冬隊を連れて氷の海を突き進む砕氷艦しらせが一般公開されました。艦内は無料で見学することができますが、手荷物検査が実施されます。

 

 

サッポロビール船橋工場

臨海工業地帯にはサッポロビールの工場があり、イベント会場と隣接しています。この工場は見学することもでき、ジンギスカンなど北海道の名物料理を楽しむことができるレストランも併設されています。

 

 

AGB5003 しらせ

しらせの階層を上っていく階段です。護衛艦のラッタルに比べるとスペースにも余裕があります。

 

 

AGB5003 しらせ

階段を上って甲板へと出ました。船体の側面にはボートが装備されています。

 

 

AGB5003 しらせ

後部にあるヘリ甲板と格納庫。内部ではグッズの販売や南極に関連する資料などが展示されました。

 

 

ヒモムシの一種

南極で捕獲された生物のホルマリン漬け標本。極めて原始的な生物のようです。

 

 

CH-101

イベント開催の2日前に横転事故を起こしたCH-101ヘリの写真。幸いにも死者は出ませんでしたが3名が打撲などの軽傷を負いました。この事故により今後の調査活動にどのような影響が出るのでしょうか。

 

 

南極の石

南極大陸から持ち帰られた石の展示です。南極は大陸なので石はありますが、北極は氷の塊なので石はありません。

 

 

南極の氷

南極から持ち帰られた氷が展示されました。しらせが公開されるイベントでは恒例の展示ですが、氷が解ける際に数億年前に閉じ込められた空気がパチパチと音と立てる様子は太古のロマンを感じさせます。

 

 

AGB5003 しらせ

艦首に設けられたクレーン。南極の氷や調査対象を採取するために活躍するのでしょう。

 

 

AGB5003 しらせ

クレーンの下に潜り込み、先端を臨む。艦首に先には先代の「SHIRASE」が停泊しています。

 

 

AGB5003 しらせ

艦の左右に装備された救難艇です。必要不可欠な装備ですが、使用することなく退役を迎えてほしいものでもあります。

 

 

AGB5002 SHIRASE

順路を巡り、艦橋へと着きました。前方には先代しらせの姿が見えました。今回のイベントは新旧「しらせ」の再開が目玉となっており、夢の競演が実現されました。

 

 

AGB5003 しらせ

やはり艦橋は大人気で多くの見学者が興味深く計器などを眺めていました。

 

 

寄せ書き

先日に横須賀で開催されたマリンフェスタで書き寄せられたメッセージ。しらせが愛されていることがよくわかりますね。

 

 

AGB5003 しらせ

いつも護衛艦ばかり見ているせいか、階段が広くてゆったりしていることに驚きます。まるでビルの階段のような余裕があります。

 

 

AGB5003 しらせ

長い航海では髪の毛も伸びることでしょう。ですが専用の理髪室があることには驚かされました。

 

 

AGB5003 しらせ

隊員の休憩室。決して広いわけではありませんが十分なスペースはあるようです。この閉じられた船の中での集団生活というものは一体どのようなものなのでしょうか。

 

 

AGB5003 しらせ

砕氷艦しらせの見学を終えて艦をおりました。やはり大きな船というのは機能の塊なので見ていて面白いですね。

 

 

AGB5003 しらせ

現役しらせの艦首。護衛艦のような尖鋭的なシルエットでなく、丸みを帯びた幅広な艦首であることがわかります。

 

 

AGB5002 SHIRASE

現しらせと向かい合うように接岸された先代しらせ。比較すると艦首が鋭角的であることがわかります。

 

 

AGB5002 SHIRASE

二世代にわたる砕氷艦の競演が船橋で実現しました。AGB5003はネーミングを一般募集しましたが、先代の「しらせ」の名を引き継ぐことになりました。南極へ向かう砕氷艦=「しらせ」というイメージが根付いてしまったのでしょう。

 

 

AGB5002 SHIRASE

続いて先代しらせの見学へと向かいました。こちらは退役艦であると同時に民間企業が保存している状況であり、見学は500円の有償公開でした。

 

 

AGB5002 SHIRASE

しらせの広い後部ヘリ甲板。有償ということも影響するのか、見学者は決して多くはありませんでした。

 

 

AGB5002 SHIRASE

SHIRASEは民間企業であるウェザーニューズ社によって保管されています。この大きな船を保存するには係留する場所と運用費が必要です。退役時に引き取り先を募集したものの候補者が出ず、一時は解体の危機を迎えました。結果的には南極の観測により気象予測への貢献を称えたウェザーニューズ社が名乗りを上げ、現在に至ります。保存のために有償とする事には理解できるので、私も協力したいと思いました。

 

 

AGB5002 SHIRASE

ヘリ甲板の表面。長年の使用により想像以上に劣化が激しいと思いました。艦艇をよいコンディションで保つには大きなコストが必要になることでしょう。

 

 

AGB5003 しらせ

順路に従って進み艦橋へとたどり着きました。対面に接岸する二代目しらせを臨みます。さらに船の科学館で保存されている宗谷が揃えば歴史的なイベントになったことでしょう。

 

 

AGB5002 SHIRASE

艦橋内にある操縦系統や計器類は見学者の興味を惹きます。さすがに二代目しらせと比べるとデザインや製造方法に時代性を感じます。

 

 

AGB5002 SHIRASE

これはレーダーでしょうか。海洋のロマンを感じさせるようなイメージです。

 

 

AGB5003 しらせ

艦橋のガラスには「南緯55度通過!」を記念するメッセージが書き込まれています。調べてみるとこの緯度は南アメリカ大陸やオーストラリア大陸より南に位置し、南極大陸への入口ともいえる緯度でした。

 

 

AGB5002 SHIRASE

SHIRASEではスタンプラリーなどのイベントも行われ、夏休みの子供達に貴重な研究の場を提供していました。このような功労艦であっても保存していくには多くの問題を抱えていることが最も印象に残りました。

 

 

AGB5002 SHIRASE

艦の全形を撮影すべく、サッポロビール園に移動しました。こうやって見ると大きな艦ですが、南極という極限の環境において、この威容は心強いことでしょう。

 

 

AGB5003 しらせ

現役である二代目しらせ。同艦は横須賀を母港としており、南極観測船としては「宗谷」、「ふじ」、「SHIRASE」に続き4代目となります。今後も見る機会は多いと思います。

 

AGB5002 SHIRASE

初の参加となった船橋マリンフェスタでした。過去には護衛艦や艦載ヘリも参加し、自衛隊色が濃いイベントだったと想像できますが、今回は南極観測船が揃うという科学的なカラーが強い印象のイベントとなりました。関東圏では比較的参加しやすいイベントなので今後もチェックしたいと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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