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20180719

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2018年7月19日 航空自衛隊 百里基地

真夏の百里基地にアグレッサーが飛来したという情報が入り、仕事の隙間をみつけ休暇を取りました。チャンスを最大限に活かそうと横田で足止めされているF-22ラプターを見てから百里のアグレッサーを撮りにいく作戦を立てました。結論的には「二兎を追う者、一兎を得ず」という教訓が脳裏をよぎりました。


F-22A ラプター(横田基地)

アラスカへと向かうはずのF-22A。すでに10日ほどが経過していますが動きは全く読めません。ただアラスカへ明るい時間帯に移動するには9時くらいには離陸しておくのがよいそうです。結局この日も飛ぶ様子がみられず、諦めて百里基地へ移動する決心をしました。

 

 

F-16CG ファイティングファルコン(横田基地)

前日にWPレターのF-16が飛来している情報がありました。この日の夕方に滑走路まで出たようですが、20分のホールディングの後に再びエプロンへと戻ってしまったそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

百里基地へ移動しました。横田基地から百里基地へは圏央道ができたので2時間弱ほどで移動できました。高速料金は3,500円ほどかかるので少し悩みます。常磐道が近づくと一車線対面通行になるので走行しにくいエリアもあります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

低速で離陸するUH-60Jを追いにくように、F-4が同時離陸を行いました。見学している人からはハラハラするという声も聞こえました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

アグレッサーとの対峙がない、通常訓練へと向かう第301飛行隊のファントム。

 

 

F-4EJ改 ファントム

世界中をみても現在運用されている数少ないファントム。退役が近いので本来なら十分主役としての価値があります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

訓練時の軌道を記録するポッドを携帯しての離陸です。

 

 

F-15DJ イーグル

地上ではアグレッサー注目の新色がなぜかトーイングされていました。

 

 

F-15DJ イーグル

南風運用を想定していましたが、ここでまさかの東風によるランチェンとなりました。アグレッサーは離陸時のひねりが魅力的なので撮影場所も移動することにしました。

 

 

T-4

敷地内が見えなくなるリスクがありますが、撮影場所を基地の北側へと移動しました。T-4が飛行していたので練習撮影を…と思いましたがよく見れば入間のT-4でした。

 

 

F-15DJ イーグル

14時30分。アグレッサーの離陸を撮影するための40〜50人ほどのカメラマンが集まりました。トップバッターは林から姿を現すと同時に切れ味の鋭い右ターンで背面を見せます。

 

 

F-15DJ イーグル

午後になるとトップライト気味の厳しい光線状態です。最高とは言えませんがこれくらい色が出れば贅沢はいえません。

 

 

F-15DJ イーグル

やや送り気味になりますが、これくらい色が出れば十分でしょう。これが見られただけでも有給休暇をとった甲斐があります。

 

 

F-15DJ イーグル

主翼の端から薄いストレーキが発生していました。

 

 

F-15DJ イーグル

本来であれば夏にぴったりの素敵なカラーのはずが、逆光気味のため満足な色が出ませんでした。残念。

 

 

F-15DJ イーグル

長いストレーキを曳いてのターン。機体にかかる荷重が視覚的にわかる自然現象です。

 

 

F-15DJ イーグル

「ひょうもんだこ」と呼ばれる識別塗装。最近としては珍しい単色のみのデザインです。

 

 

F-15DJ イーグル

同機の背中は初めての撮影できました。

 

 

F-15DJ イーグル

4機目は茶色でした。新色の赤い識別塗装は午後飛ばず…。今回楽しみにしていた目的の一つだったので大変残念でした。

 

 

F-15DJ イーグル

やはり順光という好条件でとれる朝の1stピリオドで撮るべきでした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

アグレッサーと対峙する301sqのファントムも気合十分。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ファントムは退役が近づいているので新人パイロットの育成は行われません。その結果、ベテランパイロットが操縦することになり今のファントムは模擬戦でも勝率が高いそうです。

 

 

A320 TigerAit

茨城空港の小山に戻ってきました。基地の中を一望できると安心しますね。

 

 

T-4

離陸許可が下り、ランウェイへと入った302sqのT-4。離陸直前の緊張する瞬間です。

 

 

T-4

最近あまり見ることのなかったフォーメーションでのテイクオフ。

 

 

F-4EJ改 ファントム

アグレッサーとの訓練を終えたファントムがドラッグシュートを開いてフルストップ。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第302飛行隊がホールディングしている横を第301飛行隊のファントムが通過していきます。

 

 

F-4EJ改 ファントム

2018年も気候変動が激しく、関東は6月中に梅雨明けしました。7月に入ると連日30度を超えるような暑い陽が続き、陽炎の影響が強く出てしまいます。撮影環境も過酷となっており、熱中症対策が必要です。

 

 

A320 TigerAir

タイガーエアーという名の通り、虎柄が楽しいペイントです。

 

 

F-15DJ イーグル

4機で上がったアグレッサーは2機編隊で戻ってきました。通常と違う点として、アプローチ中にエアブレーキを立てずに降りてきます。

 

 

F-15DJ イーグル

主脚が接地すると同時にエアブレーキを展開します。

 

 

F-15DJ イーグル

「ひょうもんだこ」のニックネームは機首左側に描かれた模様が由来となっています。名前は愛らしいですが、強力な毒をもつ危険な生物です。

 

 

F-15DJ イーグル

前脚を上げたまま機体の空気抵抗で減速を行うエアロダイナミックブレーキ。F-15独特の着陸方法です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

通常の訓練フライトに向かう3機のファントム。アグレッサーの着陸を見届けて滑走路へと進入しました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

誘導路脇にある地上物の看板を入れて、民間の空港らしい要素を加えてみました。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサーの第2陣がもどってきました。黒と白で塗装された機体はアークティック・フランカースキームを参考にしているのでしょうか。とても格好いいです。

 

 

F-15DJ イーグル

暑い夏にピッタリのさわやかな青い塗装です。アグレッサーのフライトは1stと3rdの2回実施されました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第302飛行隊のファントムが訓練から戻ってきました。暑さのせいか基地南側にいたのは私一人だけでした。飛び回るカラスを蹴散らすように向かってくるファントムが印象的でした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

この瞬間にこの光景を見ているのは自分だけ。誰もいない環境で戦闘機を眺める、贅沢な一時。

 

 

F-4EJ改 ファントム

それにしても今年の夏は命の危険に及ぶ、注意が必要な状況が続いています。あまり無理をしないようにしないと…。

 

 

F-4EJ改 ファントム

順光であれば青空を写すこともできました。風向きによって選べないこともありますが、時間帯による光線状態と撮影位置は重要ですね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

このアングルでズームするとF-4のボリューム感が強調されました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

大きな下げられたフラップと、長く伸びた前脚が特徴的なファントムの着陸形態。ベースが艦載機のため足回りが頑丈で、低速性能にも配慮されています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

空自のファントムが見られるのもあと1年くらいでしょうか。貴重なその姿を見るために海外スポッターも駆けつけています。

 

 

T-4

アグレッサーの人気に隠れてしまいカメラを向けられないT-4。若干地味な存在感は否めませんが、実はかなり格好いい。

 

 

F-15J イーグル

3rdピリオドも終わったので帰ろうとしたところ、予想外でしたが2機編隊のイーグルが飛来しました。

 

 

F-15J イーグル

立っていたポジションが逆光だったのが悔やまれます。拡大してみると306飛行隊のイーグルでした。

 

 

F-15J イーグル

後続機はなんと303飛行隊の機体でした。両機とも小松基地からの機体ですが、アグレッサー支援として飛来した模様です。

 

 

A380 エミレーツ航空

方角的には鹿島沖の方でしょうか。成田空港へと向かうエミレーツ航空のA380が視認できました。総2階建ての独特なシルエットは遠くからも一目で識別できました。

 

 

F-15DJ イーグル

残念ながらアグレッサーの新色、赤い識別塗装機のフライトを撮ることはできませんでした。順光の午前中には上がったので朝一番で百里に向かっていればその背中を拝めたと思うと残念です。

結果論ですが横田基地のラプターに賭けたことが失敗でした。本当に捉えたい被写体がある場合は迷わずに優先度を決めるべきですね。今回は「二兎を追うもの一兎を得ず」…でした。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

 

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