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2021年8月22日　東京都内（パラリンピック予行）

前回の東京オリンピック2020開幕日は東京タワー下で撮影し、満足のいく結果が得られたので今回はスカイツリーに挑戦しようと考えていました。前年に行われた医療従事者への感謝を示すフライトや、東京五輪の予行日は撮影できなかったので、今回のパラリンピック予行フライトは貴重な撮影機会でした。

天候の状態は残念ながら曇天でしたが、ロケハンを兼ねて軽い気持で挑むことにしました。予行日は8月21日〜23日の3日間が設けられていましたが、この日が一番条件がよいと判断したものと思われます。前日はさらに雲が多かったですし、翌日は時々雨が混じる予報です。

オリンピックの時は正確な飛行時間を事前公表しなかったことから、朝早くから場所取りをする人があるまった結果、長時間の密状態を作ったという反省があったそうです。その為今回は前日に飛行時間を告知しましたが、この日に限っては成功していたように思います。1時間前にきても人が少なすぎて不安になるくらいでした。

結果的に人は集まってしまいますが、半分は人だかりをみて「何かあるのですか？」と聞いてくる非計画の人達も多かったように思います。私の両横も最低限のソーシャルディスタンスが確保できており、騒ぐほどの状態ではありませんでした。

14時05分頃、左奥の方からブルーインパルスの白いスモークが見え始めました！今回はオリンピックの時と違いスモークを曳いた状態で進入してきたようですが、早めに気付けるのはカメラの準備ができていいですね。

ブルーインパルスが飛来する10分前くらいになると奇跡的に雲が消え、青空の比率が増えました！白スモークだと雲に重なって見えなくなる心配がありましたがとてもラッキーでした。ブルーインパルスの奇跡はツリーの背後を通るようなコースでした。

できれば展望デッキと重なるよう、もう少し上の方を通過するコースがよかったのですが、やや下側を通過する位置関係になりました。次のチャンスがあれば立ち位置を少し変えて調整したいと思いました。

少し斜めに角度をつけて躍動感を演出してみました。スカイツリーは東京タワーに比べると色がシンプルなので、ホワイトスモークの方がマッチするように思いました。

スカイツリーを逆の角度に振ってみたら、安定感がなくなってしまいました。立ち位置とスカイツリーとブルーインパルスの3点の関係が重要となるので、通常の航空機撮影とはまったく違う難しさがあります。

やや右手側を通過していった6機編隊の左にはチェイス機が随伴していました。オリンピックの本番ではチェイス機は飛行していないので、予行ならではの風景といえます。

所々には厚い雲が残る難しい条件の天気でしたが、太陽光の日差しがあったのがよかったです。次はオリンピックと時とはまた一味違う、３色のカラースモークが見られると思うと楽しみですね。

危険を感じるほどの密ではありませんでしたが、デルタ株の猛威は怖いので撮影が終わったら即時撤収しました。帰り道ではより理想に近い構図を得るためにどこに立てばいいのかをイメージしながら歩きました。航空機の撮影の場合、ただ被写体に近づけば済むという単純な話ではないので、事前の計画も大切です。幸いうちの子供が自分とは違って理系なので、シミュレーションしてもらおうと考えています。

オリンピックの時とは違い、パラリンピックの開会式は8月24日の平日であり、飛行時間は14時00〜14時15分と昼休みの時間帯を過ぎています。仕事の人は職場の近くから空を見上げることになると思いますが、あまり密にならないような気がしました。
実際のところブルーインパルスが「密を発生させる」という苦言について否定はできませんが、むしろソラマチで買い物を楽しむ人達の混雑の方が心配になりました。。

事前に公表されたパラリンピック開会日の飛行ルートです。オリンピックの時より短くなっていて、スカイツリーでの撮影チャンスは1回しかなくなっています。

スケジュール（パンフレット）