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20210723

東京都内


Tokyo Metropolitan
Tokyo 2020

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2021年7月23日 東京都内(五輪開会式当日)

コロナ禍で開催が1年延期された東京オリンピック2020もいよいよ開会式の日を迎えました。昼の部の演出としてブルーインパルスが五輪の輪を描くということで大きな話題となりました。新宿御苑で一生に一度の五輪の輪を狙うべきか、それともより確実な東京タワーにするべきか…悩んだ末、東京タワーの選択を決断しました。


TOKYO2020 開会式当日飛行ルート

東京オリンピックの開催にあたり、開会式当日にブルーインパルスが展示飛行を行いました。時刻は非公開ながら飛行ルートは公式に発表されたので、どこで見ようかと情報収集を行いました。ポイントとしてはメイン会場となる国立競技場周辺の他、空が開けている新宿御苑、上空から目印にしやすい東京タワー、スカイツリーなどが考えられました。

 

 

東京タワー

遂に東京オリンピックの開会式当日を迎えました。開会式は夜8時から行われますが、ブルーインパルスが昼間に展示飛行として57年ぶりに五輪の輪をカラースモークで描くということで話題になりました。
1年前には医療従事者への感謝を表すフライトを行い、この2日前には予行飛行を行っていましたが、いずれも仕事の都合で撮影することができず…今回は3度目にして念願の撮影チャンスとなりました。

 

 

東京タワー

今回の被写体のメインはブルーインパルスですが、それと同じくらい大切なのが東京タワーです。到着した頃には既に多くのカメラマンが集まっており、撮影ポジションの自由度はあまり高くはありませんでした。少し位置を変えただけでも構図が大きく変わってしまう難しい被写体でした。多くの人は暑さを避けるため木陰が利用できるポジションを選んでいましたが、この場所は直射日光を浴びてしまいます。しかし私はサッカーの撮影で炎天下での撮影は慣れているので1時間くらいの待機であれば我慢できる自信はありました。

 

 

東京タワー

せっかくのオリンピックイベントなので万国旗を入れたいと思っていました。この旗を画角に入れるためには下から見上げる形になり、ブルーインパルスがどのようなコースを通過するかによって結果が変わってくる状況でした。

 

 

ギャラリー

人の事は言えませんが、人出は多いと思いました。余裕があれば天望デッキに上ってみようかと思っていたのは甘い考えでした。ふと感じたことは三脚を使っていた人が多かったように思いましたが、もしかしたら普段は風景や鉄道を撮っている人が多かったのかもしれません。航空機をメインで撮っていると超望遠レンズの手持ちが多いので三脚を使う発想に結びつかないように思います。

 

 

東京タワー

頭を悩ませられたのが厄介な雲でした。幸い厚い雲ではなく風もありましたが、目まぐるしく条件が入れ替わります。せっかくのスモークが雲が重なると残念ですからね。

 

 

東京タワー

タワーの上空には薄い雲が風に流されていきます。彩雲も見られましたが、こういう雲なら良い素材になったかもしれません。太陽は高い南中の位置にあり、逆光条件は避けられません。

 

 

T-4 ブルーインパルス

12時42分、ついにブルーインパルスが進入してきました!入間基地を離陸した後、新宿都庁上空を通過し、左旋回しながら東京タワーを、スカイツリーを結ぶラインへと進路を向けます。

 

 

T-4 ブルーインパルス

ついに憧れのカラースモークが復活しました。五大陸を表す青・黄・黒(白)・緑・赤の5色のスモークを曳いたデルタ隊形で進入してきました。ここまでは600mmの超望遠レンズで追いかけています。

 

 

T-4 ブルーインパルス

標準レンズに持ち替えました。高度は比較的高いものの、600km/hというのは意外と速くてみるみる近づいてきます。もしタワーの陰からから現れるコースだったらタイミングを逃す可能性が大でした。

 

 

T-4 ブルーインパルス

今回は避けようのない逆光条件でしたが、暑い夏を表現する意味ではいい要素になったのかもしれません。ちょうどブルーインパルスが通過するのもなかなかドラマチックです。

 

 

T-4 ブルーインパルス

せっかくのカラースモークなのでレタッチで強調すべきだと思いました。この画像をSNSへアップしたところ2日間で6800を超える「いいね」をいただきました。やっぱりみなさんブルーインパルスと東京タワーは人気があるのでしょうね。

 

 

T-4 ブルーインパルス

2日前に行われた予行飛行は見ることができなかったので、SNSの情報を参考にしてイメージを固めました。おそらく予行の時と全く同じコースを通過したものと思いますが、その技術は本当に素晴らしいと思いました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

オリンピックらしく万国旗を入れた構図です。この手の写真はすこし大げさでも鮮やかにレタッチした方がいいですね。

 

 

T-4 ブルーインパルス

東京タワーはどうしても縦の構図ばかりになってしまったので、あえて横に構えて撮影しました。ブルーインパルスが通過するとギャラリーの人たちが進入方向。だった西側へ大移動しました。撮影プランが既に計画済という感じでした。

 

 

T-4 ブルーインパルス

私は歩道橋の上に移動して、2度目の通過を見ることにしました。この間、ブルーインパルスはスカイツリーまで飛行してUターンし、国立競技場で五輪を描き、荒川区周辺から再びスカイツリーを通過して再び戻ってきました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

数少ない都内を飛行するチャンスですから、東京タワーだけでなくできるだけ違う絵を撮りたいとは思っていました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

開会式当日の編隊ではカメラシップの同伴はありませんでした。今回のプロジェクトではバックアップとしてA、Bチーム二つの編隊を用意し計12機で挑んでいます。スモークを出さないリーダー機は通常塗装のT-4が配備されていたことも異例の対応でした。

 

 

T-4 ブルーインパルス

東京タワーを通過するところでスモークをカット。これにて一連の展示飛行が終了しました。きっと多くの人が空を見上げてブルーインパルスを目撃したものと思います。ただ残念ながら本命の五輪マークは雲が出ていたため理想の形にならなかったのは残念でした。

 

 

夏の雲

せっかくカメラを持ちだしてきたので東京の風景を撮って帰りました。東京湾の方面にはいかにも真夏らしい積乱雲がみられました。この風景を横切るブルーインパルスもイメージしていたのですがコースは全然違いました。

 

 

大会関係車

東京タワーの近くにある東京プリンスホテルからはオリンピック関係の車が多く出入りしていました。VIPや関係者が宿泊していたのでしょう。

 

 

港区役所

区役所もオリンピック仕様になっていました。それにしてもただでさえコロナ禍で大変な中、無観客試合、演出チームの辞退・解任などイメージの悪い大会となってしまいました。
ブルーインパルスのフライトは密を避けるため、飛行時間は直前までアナウンスしないとしておきながら、見学を期待させるようなメッセージを発信していました。その矛盾はよくわかります。

 

 


[ 後日談 ]

タワー大神宮

ブルーインパルスの撮影当日は予想以上に人が多かったので、後日東京タワーのメインデッキに上りました。まずは良い撮影成果を得られたことのお礼をするためタワー大神宮を参拝。都内で最も高い位置にある神社だそうで、地上3階にあるオフィシャルショップでは御朱印もいただくことができます。

 

 

新宿方面

メインデッキに上がった目的のひとつはロケハンです。地上150mから都心を飛行するブルーインパルスを撮影できるかイメージしたかったのです。都心フライトの起点となる都庁方面を見てみたところ、建設中のビルもあり景観はよくありませんでした。五輪の輪もよく見えなかったかもしれませんね。

 

 

スカイウォークウィンドウ

デッキの床の一部はガラス張りになっており、地上を見下ろすことができました。4日前に居た撮影ポジションを見おろしつつ、次のパラリンピック開会式のフライトはどこで見ようか…と考えるのでした。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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