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20220111

伊丹空港


Itami AirPort

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2022年1月11日 伊丹空港

2022年に入って早々に関西方面への出張が入りました。しかも伊丹市なので新幹線を使わずに気兼ねなく伊丹空港を利用することができました。ただ年明けから新型コロナのオミクロン株の感染が急激に広がっており手放しで喜べる状況でもありませんでした。残念ながら天気にはあまり恵まれなかったものの行ってみたかったスカイパークでの撮影を体験することができました。


B767-300 ANA

年明け早々に伊丹、京都への出張が入りました。0900時の便で伊丹空港へ移動する計画を立てました。楽しみにしていたものの残念ながら雨模様でしたが、エプロンの雨がライトを反射してくれるのは良かったです。後で気づきましたがこの「JA608A」に搭乗して伊丹空港に行くことになりました。

 

 

A350-941 JAL

この日の天候はあいにくの雨模様で送迎デッキに出ている人もいませんでした。その気になれば水飛沫をあげて離陸する航空機は魅力的なのですが、さすがに出張前に無理をするわけにはいきません。

 

 

B767-300 ANA

年明けから急速に感染が広がっているオミクロン株は脅威でしたが、機内の搭乗率は30~40%というところでした。定石となっている窓側の席をとりましたが残念ながら雨の雫がついていて撮影には不向きでした。雲の上まで出ることを待ちたいと思います。

 

 

B767-300 ANA

この日搭乗した機材はB767-300型でした。右側の席からは登録番号である「JA608A」を確認することができます。

 

 

B767-300 ANA

雲の上に出てしまえば雨の影響を受けることはありません。眼下に見える雲には太陽に照らされて自機の機影が映るブロッケン現象がみられました。

 

 

B767-300 ANA

羽田から伊丹までは約1時間ほどのフライトで、ほぼ定刻通りに到着しました。時間があれば立ち寄る予定にしている撮影の名所「千里側ポイント」を上空から見ることができました。

 

 

B767-300 ANA

伊丹空港まで運んでくれたB767とはここでお別れです。本来であれば送迎デッキから撮影を楽しみたかったのですが、仕事のアポイントまで50分ほどしかなく後ろ髪を引かれる思いでタクシー乗り場へと向かいました。

 

 

伊丹スカイパーク

お客様への訪問を終え、14時くらいまではショッピングセンターのフードコートでテレワークをしていました。15時からはフレックスを使って自由時間に突入し、天気予報通り雨も上がりました。今回は伊丹空港に隣接する伊丹スカイパークでの撮影を体験することにしました。

 

 

A350-941 JAL

スカイパークに到着して最初に飛び込んできたのは着陸してきた機体のランディングロールで、「近い!」というのが最初の印象でした。。

 

 

A350-941 JAL

今回も仕事の出張用装備だったのでAPS-CのZ50+24-200㎜レンズで挑みましたが200㎜あれば十分楽しめる近さでした。60-600㎜レンズを持ち込めばさらに面白い写真が撮れそうです。

 

 

A350-941 JAL

着陸してターミナルへと向かうJALのA350。個人的には基本的にANAを優先して乗っているのですが、A350に乗れるならJALでもよかったかも。

 

 

A350-941 JAL

ターミナルにはJALのA350が2機も見られました。伊丹便には積極的に投入しているようです。

 

 

大空の丘

伊丹スカイパークは高低差のある見晴らしの良い設計となっています。とても恵まれた環境ではあるのですが、カメラを左右に振れてフェンスや樹々が邪魔にならないベストポジションとなると意外と限定されてしまいます

 

 

伊丹スカイパーク

公園は空港に沿って縦に長く、航空機の撮影だけでなく子供たちが遊ぶのにも適した施設となっています。おそらく日本で一番空港が身近に感じられる公園かもしれません。どの空港も見習ってほしいと思いました。

 

 

B767-346(ER) JAL

離陸する機体がどのように撮れるか興味津々で挑みました。機体の重さなどで条件は毎回違うものの魅力的な角度で撮影することができます。ただしちょうどいいところに樹が植えてあるので機体が隠れてしまう場所があります。

 

 

B767-346(ER) JAL

ちょうど真横を通過するあたりで機体は浮き上がり、背景にターミナルビルを絡めることができます。

 

 

B737-881 ANA

関西圏はここ伊丹空港の他にも関西国際空港、神戸空港がありエアライン撮影天国です。一方でミリタリー系の基地がまったくないのが対照的です。

 

 

A350-941 JAL

A350の赤いロゴを入れたこの機体はJALが導入したA350の1号機で、この赤は「挑戦」を表しているそうです。離陸に向けてタキシングを開始しました。

 

 

B767 ANA

関西空港が開港したことで伊丹空港は国内線用の空港になりましたが、アクセスの良さから国内移動では伊丹の方が人気があるようです。

 

 

B767-381(ER) ANA

スターアライアンス塗装のB767が着陸してきました。着陸してきた機体はスラストリバーサーを使うとエンジンカウルが開きます。

 

 

A350-941 JAL

JALの最新鋭機A350が離陸滑走して速度をグングンを上げていきます。このタイミングで機首上げしてくれたら最高なのですが、大きな機体なので滑走距離は長めのようです。

 

 

A350-941 JAL

正面を横切る頃にやっと前脚が上がり始めました。この機体が投入されるということは乗客も多い便であると考えられますし、どうせならA350に乗りたいと考える人も多いことでしょう。

 

 

A350-941 JAL

離陸のショットは送りのカットが多くなってしまいます。もっと長い望遠レンズをもっていればさらに北西にあるエアフロント下河原からの撮影が面白いかもしれません。

 

 

E170 J-AIR

伊丹空港ではJ-AIRのエンブラエル170が多く見られたのが印象的でした。小型の機体は早いタイミングでリフトオフするので離陸シーンの撮影には向いています。

 

 

E170 J-AIR

機体側面には「守ろう!世界の宝」と書かれています。奄美~沖縄の世界遺産登録で就航した特別塗装機で希少動物が描かれています。

 

 

E170 J-AIR

奥の滑走路に降りてきた機体は派手目な特別塗装が描かれていました。目視ではわかりませんでしたが調べてみるとUSJの人気キャラクター達が描かれているようです。

 

 

B737-881 ANA

国内線がメインの伊丹空港なので小型機の姿が目立ちました。新幹線は1両で85席あるそうですが、B737-8は166席なので約2両分ということになります。

 

 

DHC8-Q400

ANAが装備する唯一のプロペラ機であるボンバルディア社製の機体です。ジェット機に比べるとエコ性能に優れ、高翼機なので機窓からの眺めで翼が邪魔にならないメリットがあるそうです。

 

 

B767 ANA

ランディングした航空機はスピードが落ちたところで右斜めに設けられた誘導路へ機体を向け、後続機のために滑走路を譲ります。空港では滑走路は1機のみが使えるという原則があり、不要に長居してはいけません。

 

 

B737-800 ANA

バックの雲の色がかなり暗くなってきました。太陽は背後にあったので暗幕効果が期待できる条件になってきました。

 

 

B767 ANA

離陸した機体を小さめに撮ると背景に宝塚市の山々が写り、風景画らしい写真になります。今回は低く厚い雲に覆われましたが、季節の風景が絡められるのはよいと思いました。

 

 

管制塔

背景の空の色がますます暗くなってきました。空港上空はもう雨の心配はありませんが東に向けて雨雲が流れていったようです。

 

 

管制塔

今回もニコンZ50を持参しました。このカメラは軽量という武器がありますが、シーン撮影モードなど入門機に搭載される機能を有しています。夕景モードを試してみましたがこれがなかなか便利で楽しめると思いました。

 

 

B787-8 JAL

JALのB787が降りてきました。夕景モードは赤味を強調したアレンジで写真が記録されます。写真は趣味の世界なので表現は自由ですが、あまり度が過ぎてもよくないので遊びはほどほどにすることにしました。

 

 

B737-800 ANA

伊丹空港は六甲山系から吹く風の影響が強く、1年を通じてほぼ北風運用となります。逆方向の運用になる確率は約3%ほどしかないそうですランウェイの向きが決まっているということは撮影計画が立てやすいメリットがありますね。

 

 

B767-381(ER) ANA

スターアライアンス塗装のB767が離陸に向けてタキシングを始めました。モノトーンの塗装が伊丹空港の管制塔とマッチしていい感じになりました。

 

 

B737-881 ANA

撮影場所を南寄りに移動してタッチダウンの瞬間を狙いました。航空機の大きさが違っても着陸する位置はほぼ同じなので、離陸に比べると予測がしやすいです。

 

 

B767-381(ER) ANA

スターアライアンス塗装機が離陸滑走を開始しました。この公園は滑走路に沿って長いので撮影場所に困ることがなく、1日いても飽きないと思います。。

 

 

B767-381(ER) ANA

コメント16時を過ぎて日没時間も近づいてきたのでそろそろ公園を離れることにしました。今思えばここから夜間撮影にチャレンジしてもよかったかもしれません。

 

 

大阪府

撮影位置を変えて千里川ポイントへ向かうことにしましたが、スカイパークからは徒歩20分くらいかかりました。伊丹空港の面積比では兵庫県の方が広いのですが、大阪国際空港とも呼ばれているため県外の人は誤解も多いようです。兵庫県民の反撃が神戸空港なのかもしれませんね。

 

 

DHC8-Q400 ANA Wings

空港というのは本当に広く、地図で俯瞰して見るのと実際に自分の足で歩くのでは大きなギャップを感じます。また航空機のスピードの速さと徒歩の遅さには無力感さえ覚えます。

 

 

千里川ポイント

あまりにも有名な千里川ポイントに到着しました。平日かつ天候もよくなかったせいか見学者は少な目でした。

 

 

E190STD J-Air

夕方になれば多くの航空機が着陸してくると期待してフライトレーダーを確認してみましたが、驚くほど少ない状況に戦意喪失気味になりました。コロナ禍になり便数も減っているのかもしれません。

 

 

E190STD J-Air

恐怖感さえ覚える頭上ギリギリを通過していく感覚が久しぶりでした。薄曇りで光線状態は良くありませんでしたが、ミラーレスカメラはあっさりと機影を捉え続けてくれました。

 

 

E190STD J-Air

J-Airの機体が滑走路へと吸い込まれていくようにアプローチしていきます。滑走路の灯火類は早めに点灯し始めますが、市街の灯りが揃うには時間がかかりそうです。

 

 

DHC8-Q400 ANA Wings

伊丹空港では頻繁にみられるこの機体、フライトレーダーで確認してみたところ「De Havilland Canada Dash 8-400」となっていました。

 

 

DHC8-Q400 ANA Wings

千里川ポイントから撮影する写真の特徴は、空港の灯火類が機体に反射して写り込むことです。200kmのスピードで移動している航空機をこの暗さでも写し止められるのはデジカメの高感度性能の進化による恩恵です

 

 

B787-8 ANA

全日空のB787が自慢の主翼をしならせてアプローチしてきました。正面から迫りくる迫力を堪能することができます。

 

 

B787-8 ANA

夕方時刻のフライトらしく着陸灯を点灯した姿を撮ることができました。さらに衝突防止灯の赤い灯りがインパクトを与えてくれました。

 

 

B787-8 ANA

胴体下の衝突防止灯が点滅し、エンジンカウルの内側を赤く照らします。さらに暗い時間帯で撮影すると幻想的な写真が狙えます。

 

 

B787-8 JAL

滑走路手前でホールディングするJALのB787です。同機の衝突防止灯は点灯している時間が長いの、ある程度タイミングを合わせて狙い撮ることができます。

 

 

B787-8 JAL

離陸許可が下り滑走路へと進入するB787。機体の横姿と滑走路の灯火類が組み合わさる嬉しい構図です。

 

 

B737-831 ANA

アプローチするB737はまるで首飾りのようにも見えるランディングライトが特徴的です。

 

 

B737-831 ANA

伊丹空港にきたのは5年ぶりでした。前回来た時は夕方の到着便数も多くB777など大型機も見られたのですが、比較すると明らかに航空需要が減っていることを感じました。

 

 

B737-831 ANA

まさに手の届きそうな頭上をジェット機が通過していきます。この非日常かつ困難な撮影条件でも当たり前のように画像を記録してくれたニコンZ50。もちろん高価で高性能な機材を使えばもっと美しい写真が撮れると思いますが、出張のバッグで持ち運べる軽装備で撮れる点が秀逸です。

 

 

B737-831 ANA

今回は初めてスカイパークを訪れてみましたが撮影環境の良さは国内有数であることがよくわかりました。今度レンタカーを使って出張できる機会があればキャリーバッグを使って600㎜レンズを持ち出したいと思いました。

 

 

ホテルモントレ大阪

この日は大阪のホテルに宿泊しましたが、ホテルモントレは通常のビジネスホテルと比べるとヨーロッパ風の調度品が凝っていて楽しめます。ただコロナの影響で近くのコンビニは7時に閉店してしまい調達に苦労しました。想定外だったのは翌朝に京都へ移動したのですが雪が降っていました。帰りは時間が読めなかったので新幹線を利用して帰宅しました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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