1993年9月12日 航空自衛隊 三沢基地航空祭'93
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青森県にある三沢基地は航空自衛隊、米空軍、民間空港が共用するたいへん珍しい基地です。軍事的位置付けも非常に重要な位置にあり、セキュリティレベルが高いのも特徴です。
しかしながら東の三沢、西の新田原と言われるほど航空祭の内容は素晴らしく、ファンとしては1度は行ってみたい航空祭です。

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羽田空港からJASの機体に乗って三沢空港へと向かいました。航空祭の前日に現地入りする計画を立て挑みました。
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三沢空港
青森県にある三沢空港は官民共用の航空施設ですが、米軍の重要施設が多く存在するので民間機の駐機場所は大きく制限されています。駐機している間はゲートが締まり、機体は滑走路へ出ることができなくなります。
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F-16C ファイティングファルコン
航空祭前日の三沢の風景です。バックに見える「大きなピンポン玉」は重要なレーダー施設ですが、三沢空港展望デッキから見ることができます。
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ゲート
三沢基地はゲートからエプロン会場まで10分ほど歩くことになります。基地内にはよくできたF-16のモデルがあり「米軍色」の濃さを感じさせます。
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F-1
三沢基地航空祭の主催は航空自衛隊です。まずはホストである第8飛行隊のF-1によるオープニングフライト。テープカットのタイミングに合わせ、時間を見計らってのパスは見事でした。
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F-1
オープニングフライトを務めた第8飛行隊が滑走路へと戻ってきました。あまり見ることのないF-1をたっぷりと見られる三沢基地に興奮を覚えました。
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F-16C ファイティングファルコン
オープニングフライトを終え着陸する米軍のF-16C。エプロンから滑走路までは比較的距離が遠く、小さな機体のF-16には厳しい撮影条件となります。
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MD-81 JAS
三沢基地は民間空港としても機能しているので時折MD-81が離着陸を行います。三沢は非常に忙しい飛行場といえるでしょう。
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C-1
第403飛行隊のC-1輸送機による迫力の超ローパス。観客の頭上をかすめ飛ぶ展示飛行には、関東圏とは違った迫力を感じました。
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F-1
展示飛行に向けて観客の前をタキシングするF-1。活躍するF-1の姿を堪能しようと思ったらここ三沢基地か九州の築城基地へ足を運ぶ必要があります。
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F-1
対地射爆撃の展示飛行は第3飛行隊が担当しました。軍用機ならではの編隊離陸で上がります。
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F-1
フォーメーション・テイクオフには短時間で多くの機体が離陸できるメリットがあります。見た目にも観客を楽しませる派手さがあります。
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E-2C ホークアイ
プロペラからベイパーリングを発生させながら離陸する航空自衛隊のE-2C。全国の航空祭でもよく見かける、馴染みのある機体です。
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F-1
迫力ある展示飛行を見せてくれたF-1支援戦闘機。真夏の三沢は美しく澄み渡る青空が印象的でした。
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F-1
対地射爆撃から戻ってきたF-1の着陸滑走。三沢基地では背景に写っている掩体での運用が行われており、より実戦を見据えたオペレーションが行われています。
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T-2、T-33A
三沢基地をベースとする支支援機たち。この組み合わせは三沢基地以外で見ることはまずないでしょう。
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F-15J イーグル
千歳基地から飛来し、デモフライトを披露した第201飛行隊のイーグル。迫力ある高機動飛行を見せてくれました。長く伸びたベイパーが印象的です。
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HH-60G
三沢基地所属全機による航過飛行展示。普段あまり見ませんが、米軍のコンバットレスキュー仕様ヘリとの事です。
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T-2、T-33A
第8飛行隊のT-2と北部航空方面隊支援飛行判のT-33Aによる編隊飛行。この珍しい組み合わせは三沢基地ならではです。
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F-1
第8飛行隊の9機によるビッグ・ダイアモンド・フォーメーション。一糸乱れぬ整った隊形を見せてくれました。
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F-16C ファイティングファルコン
航空自衛隊と米空軍が共有るする三沢基地ですが、米軍機の出番は少なくファンには少し寂しい内容です。
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F-1
展示飛行を終えランディングするF-1。機体の迷彩塗装がバックの林に馴染んでおり、機体の運用思想が見てとれます。
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T-2
F-1とほぼ同形ながら明るいグレーの塗装のため印象が大きく異なります。この他、F-1と同じ迷彩で塗装されたT-2が地上展示されていました。
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F-4G ファントム
ワイルドウィーズル任務のファントムは結構珍しい機体のようです。三沢基地の地上展示は日本一の規模で約2kmに渡って機体が並べられます。
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RF-4E ファントム
地上展示機の前では自衛隊の音楽隊による演奏が行われていました。
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F-1
三沢基地をベースとするF-1支援戦闘機の列線。F-1を2個飛行有する三沢基地はまさにF-1好きにはたまらない聖地でしょう。
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T-2
この尾翼をみて機種を当てられる人はかなりのマニアだと思います。F-1ではなく迷彩塗装されたT-2練習機です。シリアルナンバーの読み方がわかれば戦闘機でなく、練習機のカテゴリーであることがわかります。
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T-2 Blue Impulse
エプロンではブルーインパルスのウォークダウンが開始されました。
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T-2 Blue Impulse
展示飛行に向けてタキシングを開始するブルーインパルス。演出のため晴天時でもライトを点灯しています。
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T-2 Blue Impulse
次々とタキシーウェイへと進んでいくT-2ブルーインパルス。全機を撮りたくなるのでフィルムの消耗も激しくなります。
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T-2 Blue Impulse
アフターバーナーを焚いて離陸する4機のブルーインパルス。編隊に続いて復活のソロ5番機が単機で離陸しました。
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T-2 Blue Impulse
三沢ではソロ1機が加わった5機体制でのブルーインパルスを見ることができました。5色のカラースモークがとても美しいです。
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T-2 Blue Impulse
復活したソロ機(5番機)の高機動飛行。ソロ機が復活した事で間延びしがちだった演技構成のテンポが良くなりました。
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T-2 Blue Impulse
5機によるデルタループ。ブルーインパルスはスモークを入れた構図が面白さでもあり、難しさでもあります。
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T-2 Blue Impulse
展示飛行を終えタキシーバック中の1番機。安全上の配慮から後席にも要員が乗りますが、これも複座型であるT-2練習機のメリットです。
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T-3
航空祭の全スケジュールが終わり、地上展示機がそれぞれの所属基地へと帰っていきます。
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T-1
普段は見られない遠方の基地に所属する機体が見られるのも航空祭の大きな楽しみです。
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T-1
航空祭終了後、帰投につくT-1練習機。 後席パイロットは観客に手を振ってくれるサービスぶりでした。
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T-1
小牧基地へ向けて離陸したT-1ジェット練習機。尾翼にはシャチホコをモチーフにした部隊マークが描かれています。
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MU-2S
救難飛行隊のMU-2Sが帰投に向けて点検を行います。展示された様々な航空機が一斉に離陸する帰投はプログラムにはのらない航空祭の隠れた人気イベントです。
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P-2J ネプチューン
海上自衛隊から参加したP-2J対潜哨戒機の帰投。離陸後、ローパスを披露してくれました。
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T-2 Blue Impulse
松島基地へと向けて離陸したT-2ブルーインパルス。距離が数十分で着いてしまうことでしょう。
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T-2 Blue Impulse
後続で離陸した5,6番機のフォーメーション。6番機は予備機扱いだったので貴重な飛行シーンとなりました。
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スケジュール(パンフレット)
09:00〜15:00 航空機地上展示
09:30 航空祭開催式(テープカット)編隊飛行(F-1/T-2/F-16)
09:30 北空音楽隊ファンファーレ
09:40〜09:50 デモスクランブル(F-1×4)
09:55〜10:05 各種車両行進
10:00〜12:00 モデル撮影会
10:05〜10:15 空挺隊員降下展示(C-1)
10:15〜10:40 弾薬搭載展示(F-1)
10:30〜10:40 懸吊展示(CH-47)
10:45〜10:55 対地攻撃展示(F-1×8)
10:55〜11:05 対地攻撃展示(F-16×4)
10:45〜11:05 基地防空隊射撃展示
11:10〜11:20 消火活動展示
11:20〜11:30 救難活動展示(V-107)
11:30〜11:40 高機動展示(F-15J×2)
11:45〜11:45 編隊飛行展示(基地所在全機種)
12:00〜13:00 祝宴(招待者のみ)
12:00〜13:00 北空音楽隊演奏 米軍パシフィックエキスプレス
12:30〜14:00 モデル撮影会
13:00〜13:30 救難展示飛行(HH-60)
13:50〜14:30 ブルーインパルスによる展示飛行
15:00 一般公開終了
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