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19931113

航空自衛隊

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1993年11月28日 航空自衛隊 新田原基地航空祭’93

東の三沢に続き、西の新田原(にゅうたばる)へ足を運びました。新田原基地は宮崎県にあり、11月下旬でもTシャツ1枚で十分という暖かさです。所属する飛行隊が魅力的であることに加え、スケジュールの内容が豊富であること。そして何より滑走路が巡光で非常に近いこと!撮影条件では日本一ではないでしょうか?

初めての宮崎へのフライトです。地上では一面の曇り空でしたが、機窓からは富士山の姿がみられました。右側の窓側席に座って正解でした。

 

 

西へと進む航空機は沈む太陽を追いかけるように飛し、日没時間は関東よりも遅くなります。雲の下は夕焼けに染まっていました。

 

 

新田原基地

初めての新田原基地にやってきました。南国の気候をもつ宮崎県らしく、ヤシの木がた高く真っすぐに伸びていました。

 

 

T-33A シューティングスター

新田原基地の所属する第301飛行隊の部隊マークはカエルです。元々は茨城県にある百里基地の近くにある、筑波山のカエルがデザインの元となっています。

 

 

T-4

朝早くから天候視察に離陸するアーリーバード(早起き鶏)のT-4練習機。まだ日差しが低く、逆光気味ですが機体の金属感が表現されていると思います。

 

 

F-15DJ イーグル

オープニングフライトに向けて離陸する飛行教導隊のイーグル。この派手な塗装は飛行教導隊の特徴で、精鋭教官パイロットで構成される仮想敵機部隊として名を轟かせています。

 

 

F-15DJ イーグル

垂直尾翼の外側を塗りつぶした「青」と「緑」のフォーメーションが加速し、揚力を得ていきます。

 

 

F-15DJ イーグル

左の機体は垂直尾翼の一部に茶色のラインを引いたシンプルな塗装ですが、これは一時的な暫定塗装です。

 

 

F-15DJ イーグル

新田原基地の所属機によるオープニングフライト。第202飛行隊F-15への機種転換訓練を担う教育部隊です。

 

 

F-4EJ ファントム

オープニングフライトを終え、滑走路へと着陸したファントム。接地時の摩擦で生じたタイヤの煙が後流に巻かれていることがわかります。

 

 

F-4EJ ファントム

ファントムは着陸後の減速性能が弱いためドラッグシュートをブレーキとして利用します。

 

 

F-15DJ イーグル

F-15の着陸は背面にある大きなエアブレーキと、機首を上げた姿勢によるエアロダイナミックブレーキで空気抵抗を増やして減速します。F-4のようなドラッグシュートを必要としません。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサー×6機による編隊飛行。しかし残念ながら機動飛行は行われず、特徴ある識別塗装も下から見上げるだけでした。

 

 

F-15DJ イーグル

カラフルな塗装には色や塗装パターンの違いによる空中での視認性の違いを検証するという目的もあるそうです。黒は強そうに見えますね。

 

 

F-15DJ イーグル

機首を上げたまま減速するイーグルは、そのおかげで背面の塗装を見ることができます。

 

 

F-15DJ イーグル

飛行教導隊の各機にはそれぞれ固有の塗装が施され、個別の愛称がつけられています。ただしこの機体は暫定的な塗装のようです。

 

 

F-15DJ イーグル

新田原基地の南駐車場は滑走路に面していて至近距離から撮影することができます。望遠レンズを構えてもはみ出してしまうほどの近さです。

 

 

F-15DJ イーグル

空気抵抗を受けて減速するエアロダイナミックブレーキにより、イーグルの背面をよく見ることができます。この塗装パターンの場合、空の上では一回り小さく見えるのでしょうか。

 

 

F-15DJ イーグル

飛行教導隊は安全面の配慮から全て複座型の機体を運用し、2名のパイロットにより監視能力を高めています。

 

 

F-15DJ イーグル

通称「ミドリ」の着陸です。着陸滑走といってもかなりの速度で目の前を通過するのでカメラを構えるのも簡単ではありません。

 

 

F-15DJ イーグル

撮影では至近距離を高速で横切る航空機が相手となります。他基地での撮影経験はここに限ってはあまり参考になりませんでした。

 

 

T-1

芦屋基地から飛来したT-1中等練習機の4機編隊。空自のジェット機としては珍しい富士重工製の機体です。

 

 

F-1

同じ九州の大分県に位置する築城基地からリモートで飛来したF-1支援戦闘機。 2機による対地射爆撃のデモを披露しました。

 

 

F-1

築城基地に配備されている第6飛行隊のF-1が飛び回るのを見られたのはとてもラッキーでした。

 

 

C-1

第1空挺団がC-1から降下するパラシュートジャンプのデモ。機体側面のドアから降りるパターンでした。

 

 

F-15DJ イーグル

機種転換訓練を担当する第202飛行隊では複座型が標準ですが、珍しい単座型も見られました。

 

 

F-15DJ イーグル

アフターバーナーを使用し離陸するイーグル。教官パイロットが多く存在する新田原なので操縦技術もトップクラスです。

 

 

F-15DJ イーグル

デモフライトに向け離陸するイーグル。至近距離をフルパワーで離陸する迫力は相当なもので写真では表現しきれません。

 

 

F-15DJ イーグル

機動飛行の展示を行なう第202飛行隊のイーグル。教官パイロットによるレベルの高い操縦技術も新田原基地の大きな魅力です。

 

 

F-15DJ イーグル

ダーティーとクリーンの異なる形態での編隊飛行。息の合ったフォーメーションが写真にピッタリをおさまります。

 

 

F-15DJ イーグル

車輪やエアブレーキを使うことで飛行特性が違うはずですが、ぴたりと速度を合わす高い技術を見せてくれました。

 

 

F-15DJ イーグル

撮影した駐車場エリアは滑走路に近い上に終日順光という撮影には最高の環境です。機動飛行は観客の頭上を避けて行われますが、裏会場となる駐車場からは背面を見ることができます。

 

 

F-15DJ イーグル

機動飛行を終えて着陸した070号機。このような素晴らしい光景が次々と見られる贅沢な時間を過ごすことができました。

 

 

F-15DJ イーグル

着陸滑走するイーグル。これだけの至近距離に立ち入りが許されるのは恐らく静岡県の静浜基地とこの新田原基地くらいだと思います。

 

 

AV-8B ハリアー

航空祭の中盤に飛来した米海兵隊のハリアー。垂直着陸とはいきませんでしたが独特の超低速着陸を見せてくれました。

 

 

AV-8B ハリアー

山口県の岩国基地から来たハリアーは2機が姿を見せ、貴重な飛行シーンの撮影チャンスを与えてくれました。

 

 

F-4EJ ファントム

ハリアーの着陸を待って行なわれたファントムの展示飛行。3機での編隊離陸は珍しいと思います。

 

 

F-4EJ ファントム

ダーティー形態で上空を通過するファントムの編隊。新田原は間断なくフライトが実施されるのでファンは嬉しい悲鳴です。

 

 

F-4EJ ファントム

ファントムは操縦にクセのある戦闘機だと言われています。見るからに扱うのが難しそうな姿をしています。

 

 

YS-11P

南側駐車場より会場エプロンに駐機される機体を撮影。ヤシの木が南国宮崎県の雰囲気を演出しています。

 

 

F-15DJ イーグル

写真では判断しづらいですが、一般公募で当選した人を後席に乗せて実施する「体験滑走」の模様です。離陸はしませんが離陸直前の急加速が体験できる超羨ましい企画です。

 

 

T-2 Blue Impulse

展示飛行に向け離陸するブルーインパルス。午後から風向きが変わりランウェイチェンジされましたが幸い期待していたアングルになりました。

 

 

T-2 Blue Impulse

まずは4機編隊による離陸。アフターバーナーを使用した場合、スピンドルオイルが燃焼し炎となるのがT-2ブルーの特徴です。

 

 

T-2 Blue Impulse

ソロ機はスモークを曳いて離陸を行います。離陸時で速度が上がらない状態の太いスモークが印象的です。

 

 

T-2 Blue Impulse

新田原は天候が安定していることも魅力の一つです。遠征撮影での天候は大きな賭けですが、天候リスクが少ないことは嬉しい要素です。

 

 

T-2 Blue Impulse

展示飛行は残念ながら逆光の写真ばかりでしたが、この至近距離から撮る滑走路上の姿が最高です。

 

 

T-2 Blue Impulse

T-2も着陸時に機首を上げて減速していますが、ドラッグシュートも装備しています。

 

 

F-15J イーグル

飛行展示が終わってから、メイン会場であるエプロン地区へ移動しました。記念塗装が施されたイーグルが展示されていましたが、コックピット公開が行われており周囲には待ち行列ができていました。

 

 

F-4EJ ファントム

ファントムの記念塗装機も地上展示されていました。しかもコックピット内を見学することもでき、大勢の見物客で行列ができていました。

 

 

F-15DJ、F-4EJ

2機の特別塗装機は肩を並べて展示されていました。「東の三沢、西の新田原」と言われるように、素晴らしい航空祭でした。しかしエプロン会場からは終日逆光になってしまうため、ほぼ南滑走路で時間を過ごすことになりました。

 

 

T-33A シューティングスター

芝生エリアには退役した機体が保存されていました。ロープに囲まれているものの子供達のいい遊び道具となっていました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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