1994年4月23,24日 在日米海軍 厚木基地 WINGS’94
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毎年訪れるようになった厚木基地のWINGSですが、プログラムもほぼ毎年同じ内容で少々飽き気味となりました。今回のテーマは「最前列確保し、正面からタキシングを撮影する」と決めていました。しかしその時の「風向き」によって左右される一種の賭けの要素があるのですが幸いにも狙い通りの展開となりました。

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CVW-5
WINGS名物のダイアモンド・オブ・ダイモンド。リハーサルの模様を基地外周より撮影しました。会場内から見るよりも外側から見た方が見栄えのするフォーメーションです。
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F-14A トムキャット
フォーメーションフライトに参加した各機が戻ってきました。風向きも味方してくれて目の前を通過するアプローチでした。
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F/A-18C ホーネット
リハーサルを終え着陸するホーネットNF300。尾翼にはカラフルな塗装が施されたCAG機と呼ばれる隊長機です。
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F/A-18C ホーネット
垂直尾翼に部隊マークである白頭鷲をモチーフとしたマークを描いたNF400。チッピーの愛称で呼ばれています。
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U-2R ドラゴンレディ
WINGS'93の1日目の様子で地上に展示された各機を見てまわりました。まずはU-2Rが目に入ってきました。ミサイルの届かない高々度から敵地を偵察する特殊な機体です。
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F-14A トムキャット
映画トップガンで更に人気が高まったトムキャットです。VF-21フリーランサーズからはカラーが入れられたCAG機が地上展示されました。
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S-3B バイキング
地上展示されたS-3B。大きな尾翼に描かれたフルカラーの部隊マークが目立っていました。主要に下げられた対艦ミサイルも目をひきます。
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F-14A トムキャット
このトムキャットは展示機ではありませんが空母艦上で使われているトーイングカーとの組合せが見られました。
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F-14A トムキャット
このトムキャットは垂直尾翼の前縁が黄色くなっていました。当別塗装という感じではありませんが部品の素材表面が出ているのかもしれません。
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F-14A トムキャット
海軍機は地上基地においても空母艦上と同じ運用が行なわれるそうです。航海時と同様に機体はワイヤーで固定され、翼は閉じられます。
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OV-1 モホーク
こちらも珍しい機体として紹介されていました。対ゲリラ戦用として使われている機体との事です。
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EA-6B プラウラー
デモフライトに向けてタキシングするプラウラー。正面形が撮影できることを期待して誘導路付近に場所をとりました。あとは風向きで使用する滑走路の向きが変わりまがこれだけは運次第です。
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F-14A トムキャット
通常戦闘機には鳥類の愛称をつけられることが多いのですがF-14はトムキャット(=ドラ猫)という愛称がつけられました。私の一番好きな正面やや斜めからドラ猫を撮影することができました。
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F/A-18C ホーネット
ホーネットのタキシングは2機が並ぶ形でこちらに向ってきました。ライトを点灯したファンサービスもいただきました。
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F/A-18C ホーネット
愛称のホーネットの意味はスズメバチで、とてもよく表現していると感心します。これからの米海軍の主力を担う多用途性能に優れた戦闘/攻撃機です。
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A-6E イントルーダー
先端が尖った戦闘機を見ているとイントルーダーの丸い鼻先はとても可愛く思えます。イントルーダーは数年のうちに退役が決定しており撮影チャンスも貴重になってきました。
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CVW-5
厚木基地ならではの名物フライトであるダイヤモンド・オブ・ダイヤモンド。残念ながら基地内からは真横を見ることになり、せっかくのダイヤモンドがわかりにく状況でした。
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F-14A トムキャット
デモフライトに向け単機で離陸するトムキャット。滑走路を挟んだ向こう側には海上自衛隊のP-3Cが駐機しています。
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F-14A トムキャット
高機動飛行を披露するトムキャットの主翼を後退させた高速での飛行です。デモフライトは同機の特徴と魅力を最大限に見せつけてくれる内容でした。
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F-14A トムキャット
タッチアンドゴーを行って再び離陸するF-14A。トムキャットが見られるのは米国以外ではイスラエルと日本だけなので非常に恵まれた環境と言えます。
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S-3B バイキング
ダイヤモンド・オブ・ダイヤモンドの大編隊を解いた機体は飛行隊ごとに編隊を組みフライバイを行いました。
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EA-6B プラウラー
電子戦機として活躍するプラウラーの2機編隊がフライバイを披露しました。フグのような曲線が多いシルエットが特徴的な機体です。
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F-14A トムキャット
トムキャットはダイヤモンドフォーメーションを組んでのフライバイでした。4機編隊はなかなか見ることができないので貴重なシャッターチャンスです。
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F/A-18C ホーネット
F(Fighter戦闘機)とA(Attacker攻撃機)の二つの識別名を持つホーネット。マルチロールファイターと呼ばれ、特に狭い空母での運用においては1機2役を務める汎用性の高さが重宝されているそうです。
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F-14A トムキャット、F/A-18C ホーネット
フライバイの最後にはトムキャットとホーネットの異機種編隊を披露してくれました。人気の2機種が見られる粋な演出でした。
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HSS-2B シーキング
HSL-51から2機の対潜哨戒ヘリによるデモフライトが行なわれました。ジェット機と比較すると迫力には欠けますが操縦の難易度はヘリの方が上でしょう。
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HSS-2B シーキング
本来は対潜哨戒が主任務ですが、海上での救難活動任務も与えられています。デモではホイストを使った救難展示も披露しました。
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CVW-5
2回目のダイヤモンド・オブ・ダイヤモンドが進入してきました。こうやって見ると低速時に発生するトムキャットの黒煙が目立ちます。
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F-14A トムキャット
デモフライトに参加したトムキャットは編隊を組んでオーバーヘッドアプローチで進入してきました。
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MA800 スカイバード
海上保安庁から参加した機体で見た目がかわいいです。WINGSは日本国内においても参加機数では有数の航空イベントです。
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F-14A トムキャット
VF-154ブラックナイツのCAG機が地上展示に参加しました。黒と赤で塗られたハイビジ塗装は落ち着いた雰囲気でまとめられています。
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F/A-18C ホーネット
CAG機に施されたカラフルな部隊マーキング。ロービジ化が主流の中、隊員とファンの興味を引いたことは言うまでもありません。
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F/A-18C ホーネット
ハンガーの扉が開いていたので中をのぞいてみました。整備中の機体と思われましたが手前にエンジンが置かれていました。
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CVW-5
WINGS’93の2日目は大編隊ダイヤモンド・オブ・ダイヤモンドの形がよく見えるように基地の外側に展開しました。
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F-14A トムキャット
デモフライトでハイマニューバーを披露したトムキャット。着陸のために主翼を広げて脚を出したトムキャットが滑走路へとアプローチします。
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F-14A トムキャット、F/A-18C ホーネット
アメリカ海軍が誇る艦上戦闘機の2機種による異機種フォーメーション。下から見た両機のシルエットの違いがよくわかります。
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P-3C オライオン
海上自衛隊からも展示飛行がプログラムされています。厚木基地周辺のマンションをかすめるように低空で進入するP-3C。
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F-14A トムキャット
フェンス越しに撮影する艦載機は軍用機ならではの凄みを効かせた雰囲気をみせてくれます。
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EA-6B プラウラー
CVW-5の電子戦を担当するプラウラーもハイビジ塗装のCAG機を地上展示に参加させました。
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F-14A トムキャット
この数年はCAG機にスペシャルマーキングが施されるようになりました。この傾向はこれからも過熱していきそうです。
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U-2R ドラゴンレディ
厳重警備の下で展示された機密の塊であるU-2R偵察機。その特殊な形状をローアングルで撮影しました。
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BREITLING
高級腕時計ブランドのブライトリングがサポートするアクロバットチームが参加しました。
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F-14A トムキャット
機動飛行を行ったVF-21フリーランサーズのトムキャット。低高度をハイスピードで駆け抜けていきました。
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F-14A トムキャット
キャットの最大の特徴であり魅力なのが可変翼です。高速飛行時はデルタ翼のように後退させて空気抵抗を減らします。
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F-14A トムキャット
トムキャットの機体下面が見えました。射程距離100km超を誇るAIM-54フェニックスミサイルを6発装備できる世界唯一の戦闘機です。
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F-14A トムキャット
主翼を展開して旋回し低速飛行へと移行するトムキャット。天気はいまひとつでしたが迫力のある戦闘機のフライトとアメリカの文化に触れることができる楽しい2日間でした。
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スケジュール(パンフレット)
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