1994年10月2日 航空自衛隊 百里基地航空祭'94
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10月1日の航空訓練展示の翌日に開催された百里基地の航空祭の模様です。航空自衛隊40周年の各種スペシャルマーキング機が集結した地上展示など例年以上に盛り上がった航空祭となりました。今回はカメラを構えたポジションにも恵まれて迫力あるタキシングシーンを撮影することができました。

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F-15J イーグル
百里基地のホストであるF-15の列線です。ぴったりと整った駐機位置が見ていて気持ちがいいです。
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T-33A シューティングスター
航空自衛隊設立40周年を記念し、各飛行隊で記念塗装機が出現しました。前日に行なわれた航空訓練展示に華を添えるべく、各地の基地から記念塗装機が集結しました。
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B-65
B-65、T-3、T-2といった支援機、練習機の記念塗装機です。赤、青、黄色のストライプを描いた鮮やかなデザインの機体が多く見られました。
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T-3、T-2後期型
静浜基地から飛来したT-3練習機は通常塗装のように見えました。松島基地から参加したT-2には大きなストライプが描かれました。
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F-2A モックアップ
ハンガー内には開発中の次期主力戦闘機F-2の実物大モックアップが展示されました。これはたいへん珍しく貴重な資料を見ることができました。
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F-4EJ ファントム
白地の上に派手なトリコロールカラーが施されたファントムの記念塗装機。機体と共に機銃の弾薬が展示されました。
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RF-4E ファントム
百里基地をベースとして偵察任務に就く第501飛行隊のファントム偵察機。ノーズに伝説の生物が描かれた戦競塗装時の特別塗装です。
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F-86F Blue Impulse
今回のイベントの為に運ばれてきたF-86Fのブルーインパルス仕様機。既に退役して現在は飛行できる状態ではなく、保存機としての余生を過ごしています。
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T-1
一見地味ながらも、個人的には好みのセンスだったT-1練習機。通常のオレンジ塗装よりも深い赤色の塗装となっていました。
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F-16D ファイティングファルコン
米軍からのゲストとして飛来したF-16D。F-16のD型(複座型)を見る機会が今までなかったので貴重なチャンスとなりました。
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F-15J イーグル
地元百里基地に所属する第204飛行隊の記念塗装機。鳥類を連想させる顔が描かれたコミカルなデザインです。
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F-1
築城基地から飛来した第6飛行隊の特別塗装機は午前中の早い時間に離陸しました。航空祭の地上展示機として滞在できない別の用事があったのかもしれません。ゆっくり見ることができず残念でした。
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F-15J イーグル
デモフライトに向けエンジンを始動するイーグル。戦闘機独特のエンジン音が響き出すと会場の空気も盛り上がり始めました。
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CH-47J チヌーク
入間基地から飛来した大型ヘリCH-47Jには大きな文字でANNIVERSARYの文字が描かれていました。
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F/A-18A ホーネット
アメリカ海兵隊からはホーネット戦闘攻撃機が参加しました。VFMA-232「レッドデビルズ」の機体でした。
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T-2 Blue Impulse
深い意味はないのですが、何となく絵になるかなぁ…と思って撮った1枚。航空祭は大きなイベントですが多くの裏方の人達がいるからこそ楽しめるのでしょう。
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F-15J イーグル
航空祭は3機のイーグルによるオープニングフライトで始まりました。ファントムからイーグルへ機種転換を行なったばかりの第305飛行隊が担当しました。
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F-15J イーグル
オープニングフライトを行なったイーグルが着陸しエプロンへと戻ってきました。会場から少し離れた場所で撮影していたので混雑に巻き込まれずゆっくりとタキシングを堪能することができました。
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RF-4EJ ファントム
航過飛行に向けて離陸する第501飛行隊の特別塗装機。機体側面に大きく描かれた特別塗装はとても目を引くセンスの良いものでした。
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T-33A シューティングスター
連絡機として使われているT-33Aにも特別塗装が描かれました。さすが空自40周年だけあって特別塗装のオンパレードでした。
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F-15J イーグル
イーグル8機による大編隊飛行。合計16発のジェットエンジンによるサウンドは大変な迫力でした。この他にも機動飛行などの展示飛行が行われました。
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F-15J イーグル
百里基地所属のF-15、RF-4E、T-4、T-33Aの4機種による異機種編隊。会場上空で編隊を散開し、着陸体制に入ります。
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T-33A シューティングスター
主翼端の燃料タンクには「ありがとう、多くのパイロットを育ててくれて」と感謝の言葉が書かれていました。
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RF-4EJ ファントム、F-15J イーグル
主力戦闘機のイーグルと偵察機に改造されたファントムの異機種編隊。レフトターンするイーグルに太陽の光が当たりました。
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F-15J イーグル
展示飛行を終えて着陸した第305飛行隊のイーグル。機種転換を行ったばかりのため新造機が多く、キレイな機体が目立ちました。
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F-15J イーグル
エアブレーキを展張して観客の前で挨拶(?)をするイーグル。タイミングが揃っていたのでリーダーから指示が出ていたものと思われます。他基地でもあまり撮影できないアングルで撮れたお気に入りの1枚です。
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RF-4E ファントム
ファントムが観客の前をタキシングして通過しました。イーグルと比べて機体形状の違いもよくわかります。ハの字型に下がった水平尾翼が特徴的です。
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RF-4EJ ファントム
第501飛行隊による偵察飛行のデモが開始されました。偵察航空隊はここ百里のみに配備されており、毎回迫力あるデモを披露してくれます。
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RF-4E ファントム
RF-4Eは製造段階から戦術偵察を目的として開発された機体で、武装を持ちません。情報を「持ち帰る」ことが優先されるので戦闘の選択肢は敢えて持たず逃げの一手に専念するためだそうです。
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RF-4EJ ファントム
展示飛行を終えてタキシングするファントム。空自創設40周年の洗練された記念塗装が施されており、目の前を通るとたいへん観客を沸かせました。
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RF-4EJ ファントム
イーグルとファントムのタキシングを背後より撮影。被写体までの距離があるせいか、どこかジオラマを見ているような錯覚を覚えた1枚です。
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F-15J イーグル
第204飛行隊のイーグルの機首には戦競で描かれたスペシャルマーキング「ミスティックイーグル」が見られました。
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RF-4E ファントム
偵察航空隊のデモは超低空を超高速で飛行します。実際に機体は見えても音が聞こえてこない状況を味わえます。もしかしたら音速に近い速度が出ているかもしれません。
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RF-4EJ ファントム
戦闘機タイプのファントムを偵察型に改造した際のテスト機で、この機体のみ独自の塗装がされています。改造型は機首のバルカン砲が残っているので見分けは簡単です。
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F-15J イーグル
40周年記念塗装機が高機動飛行をデモフライトを行ないましたが、すっきりしない空模様が残念でした。
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T-2 Blue Impulse
航空祭のトリをつとめるブルーインパルス。6機体制が揃い見事なダーティーデルタローパスを披露してくれました。
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T-2 Blue Impulse
4機編隊は横一列に並んだラインアブレストの隊形を組んで通過しました。
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T-2 Blue Impulse
デュアルソロ(2機のソロ)が復活し、スリリングなフライトに会場からも驚きの声が上がっていました。
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E-2C ホークアイ
三沢基地から参加した第601飛行隊の早期警戒機ホークアイの記念塗装機。通常は航空訓練展示を行う年は航空祭が開催されませんが、40周年塗装機が集合するということで翌日に航空祭を企画してくれた航空自衛隊の配慮には感謝の気持ちでいっぱいです。とても楽しい1日でした。
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スケジュール(パンフレット)
08:45-11:45 オープニングフライト(F-15)
編隊飛行(F-15、RF-4、混合F-15、RF-4、T-4、T-33A)
救難機編隊飛行(MU-2、V-107、UH-60)
機動飛行(F-15)
捜索救難、機動飛行(MU-2、V-107)
救難機機動飛行(UH-60)
戦術偵察(RF-4)
機動飛行(F-15)
09:00-09:30 オープニングパレード(航空中央音楽隊)
09:00-14:00 基地公開
09:00-14:00 航空機地上展示、武器等地上展示、次期支援戦闘機(モックアップ)
12:00-13:00 祝宴(招待者のみ)
13:00-14:00 曲技飛行ブルーインパルス(T-2)
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