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20100725

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2010年7月25日 航空自衛隊 百里基地 航空祭2010

今回の百里基地航空祭は夏休みの真っ只中に開催されました。この数週間は全国各地で30度を越える真夏日が続出しており、当日も大変な暑さの中での開催となりました。今回の狙いは二つ、名作「ファントム無頼」を彷彿させる新撰組塗装のファントムと、ご当地ヒーロー「イバライガーR」です。

F-4EJ改 ファントム

昨年ほどのインパクトはありませんでしたが、裏門付近には用途廃止になったファントムが置かれていました。昨年との違いとしては戦闘機のファントムも加わっていました。F-Xの選定作業が進まない中、1年で20機のファントムが退役しているそうです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

エプロンに列線を形成する第302飛行隊のファントム。百里基地に移動して2回目の航空祭になります。次期戦闘機が定まらない中、いつまで飛行時間を節約していくのでしょうか。。。

 

 

F-15DJ イーグル

第204飛行隊のイーグルの列線。手前の2機のキャノピーにはシートが張ってあり、まるで新車の納品時みたいでした。最近の機体はキャノピーフレームの色が変わっているとのレポートがありましたので、新型キャノピーに変更したのかもしれません。

 

 

F-15C イーグル

ここ数年米軍からの外来機がなかった百里基地ですが、今回は珍しく嘉手納のZZイーグルとKC-135Rストラトタンカーが参加しました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

天候偵察のために離陸するファントムは333号機のゾロ目の機体が担当しました。他にもT-4がフライトを行い、別々の空域の天候レポートを行いました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

天候調査の一貫で基地上空を通過したファントム。調査といってもファンサービスを兼ねていたものと思います。この日は晴れではありましたが、空気は霞んでいて視程は残念ながらクリアではありませんでした。

 

 

B737-800

3月に開港したばかりのなにかと話題を振りまいた茨城空港へ飛来したスカイマークエアラインの神戸便です。今まで何回も百里基地へは通いましたが、初めてみる民間機の着陸に若干の違和感を感じました。航空祭の運営面でも同機の飛来時間は気にしていたことでしょう。

 

 

F-15J イーグル

第204飛行隊のF-15×3機
第302飛行隊のF-4EJ改×4機
第501飛行隊のRF-4E(J)×3機
の計10機による大編隊飛行がオープニングを告げました。

 

 

F-15J イーグル

航過飛行に続いて第204飛行隊により機動飛行展示が行われました。離陸直後に機首を上げ、自慢の上昇性能を披露してくれました。例年に比べて機首上げのタイミングが良かったらしくベストタイミングでシャッターを押すことができました。

 

 

F-15J イーグル

水平での旋回性能を披露するイーグル。展示飛行の内容は抜群でした。これで空気が澄んでいれば素晴らしい写真になったと思いますが、残念ながらご覧のような霞がかった状態でした。

 

 

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F-4EJ改 ファントム

F-15の機動飛行の後は、オープニングフライトを行った機体が飛行隊別に再度航過飛行を披露しました。第302飛行隊のファントムは4機によるダイヤモンド隊形を組みました。

 

 

UH-60J

捜索救難展示を行ったレスキュー部隊。多くのUH-60Jがコンバットレスキュー仕様の洋上迷彩となっている中、久しぶりに白と黄色のハイビジ機の姿を見ることができました。ちなみに救難隊は緊急の出動要請にも対応できるよう、航空祭でもスタンバイ状態をキープするそうです。

 

 

日基地司令 大澤幸子さん

「いばらき夢ガイド」の大澤幸子さんが一日基地司令を務めました。今年度より開港した茨城空港のPRの一貫として参加したそうです。

 

 

デモスクランブルを担当する第302飛行隊の方達と記念撮影を行う大澤さん。この後、スクランブルの発令を行いました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

デモスクランブルの展示が開始されました。出動のベルが鳴ると同時に機体に詰め掛けるパイロットとクルー達。気温30度を超える暑いエプロンの上を全速力で走る隊員の方達には脱帽です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

凄まじいスピードでラダーを駆け上がるファントムライダー。実際のスクランブルでは「5分待機」と呼ばれる体制が敷かれており、発令から5分以内に離陸できるよう準備を行います。バックアップとして30分待機チームがおり、必要に応じてフォローを行います。

 

 

F-4EJ改 ファントム

旧式化が否めないファントムは自力でエンジンを始動することができないため、電源車の支援が必要です。パイロットと地上クルーはハンドサインを使い、機体の状態を伝えます。

 

 

F-4EJ改 ファントム

デモスクランブルは特別塗装機が担当しました。この塗装は往年の飛行機ファンならよく知っている、新谷かおる氏の名作漫画「ファントム無頼」で登場したファントムを再現したものです。この漫画の舞台はここ百里基地であり、主人公の神田、栗原コンビが乗ったのがこのファントムで、「新撰組」とも呼ばれていました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

機体の点検が終わりタキシングを開始したファントム。至近距離と通過するため、エアインテイクへの異物混入、もしくはジェットブラストによる吹き飛ばしに注意するようアナウンスがありました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

デモスクランブルの2機が編隊離陸を行いました。特別塗装機が地上でも空でも楽しめることは、写真派ファンにとって嬉しい配慮といえるでしょう。

 

 

F-4EJ改 ファントム

デモスクランブルで離陸した2機は対地射爆撃の展示を行いました。この展示は常に高度と距離が変化するカメラマン泣かせのマニューバーですが、繰り返し同じコースを飛行してくれるので撮影チャンスは多くあります。色々なフレーミングにチャレンジしたり、細かな修正も行うことができます。

 

 

F-4EJ改 ファントム

数回にわたって周回軌道を行う対地射爆撃。ふと油断していた隙に会場に向かって背面を見せるシャッターチャンス機動を入れてきました。今回の百里の機動飛行は瞬間芸が素晴らしく、なかなか気を抜くことができませんでした。

 

 

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F-15J イーグル

二度目の機動展示を行った第305飛行隊のイーグル。離陸直後に機体を左に捻り観客を驚かせました。いつも思うのですが、この時会場の反対側に位置していれば一体どんな写真が撮れたのだろうと。。。

 

 

F-15J イーグル

ばっくりと機体の背面を見せてくれたイーグル。最近の展示飛行では御馴染みのシーンになっていますが、実際は低空で深いバンクをとるためかなり勇気がいるのではないかと思います。展示内容はたいへん素晴らしく、これでバックが青空だったら最高でした。

 

 

AH-64D ロングボウアパッチ

同じく茨城県内にある霞ヶ浦駐屯地から参加したAH-64Dアパッチ攻撃ヘリコプター。百里基地への参加は初めてとなり注目を集めていました。

 

 

KC-135R ストラトタンカー

嘉手納基地から参加した米空軍の空中給油機KC-135R。同機は第305飛行隊と共同訓練を行ったこともあり、フレンドシップの証として飛来したのかもしれません。

 

 

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イバライガーR ショー

第501飛行隊の隊舎の横で行われた、イバライガーRのショー。イバライガーは茨城県のご当地ヒーローであるが、事前に見たホームページでその完成度の高さに驚かされました。特に会場に流れるテーマソングは秀逸で、一度聞いたら耳から離れません。

 

 

イバライガーR ショー

今回の航空祭で密かに楽しみにしていたのがイバライガーのショーでした。なんと、第501飛行隊の現役ファントムライダー「ファインダーさん」、と「ランナーさん」も協力!飛行機ファンも納得の楽しめるショーでした。

 

 

イバライガーR

県が呼ぶ!市が呼ぶ!地元が呼ぶ!IBARAKIのヒーロー[時空戦士イバライガーR]ご当地ヒーローの常識を破る完成度の高さが素晴らしい!
茨城県を守るという、そのわかりやすさも潔いです。

 

 

RF-4E ファントム

午後の戦術偵察に向けて離陸準備に入る第501飛行隊のクルーとパイロットが一礼を交わしました。ミリタリーハードウェアの世界の中で、それを運用する人たちの人間性が感じられる光景です。

 

 

F-15J イーグル

午前中の展示飛行を終えて、午後にゆっくりと翼を休めるイーグル戦闘機。30度を超える真夏日となりましたが、やはり何人かは熱射病になったものと思われ救急車が来ていました。人間も無理をせず暑さを避けて休む必要がありました。

 

 

RF-4EJ ファントム

迫力ある機動に定評がある、第501飛行隊の戦術偵察のデモンストレーション。ガスが出ている上に午後は逆光となるため、せっかくのフライトを上手く撮影できなかったが、主翼から出るベイパーが機動の激しさを伝えていると思います。

 

 

UH-60J

これは救難展示ではなく、実際の救難要請による出動の模様です。同日おきた埼玉県秩父における防災ヘリの墜落事故を受け、現場に向かったものです。ここ百里基地は実戦部隊であり、レスキュー部隊の現実を見せつけられました。

 

 

UH-60J

おそらく同様に防災ヘリの墜落現場へ向かったと思われるUH-60J。事故の内容は帰宅してから知りましたが、亡くなった方の多さに複雑な心境でした。

 

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスの展示飛行の時間になりましたが、視程があまりよくありませんでした。そのためまずは5番機が単独で離陸し天候調査を行いましたが、その結果、航過飛行+ソロ演技という構成が決定されました。

 

 

T-4 Blue Impulse

創設50周年を迎えたブルーインパルス。新科目の披露など期待されましたが、視程不足や6番機の機体トラブルなどが重なって、満足のいく展示飛行とは言いがたい雰囲気でした。せっかくの50周年なので次回に期待です。

 

 

F-15J イーグル

ハンガー内ではコックピットの展示や武装展示などが行われていました。当日の暑さは厳しいの一言で、避暑地となるハンガー内は体を休める観客で溢れかえっていました。

 

 

F-2A

航空祭も終了の時間を向かえ、観客がいなくなったエプロンではFOD作業が行なわれました。これはエンジンが異物を吸入しないようにエプロン上のゴミを見つけ、拾うというものです。そういう私も飛行機ファンとして、(1個だけですが)落ちているゴミを拾い協力しました。

 

 

RF-4EJ ファントム

ハンガー内に展示された偵察型ファントム。第501飛行隊は展示飛行中に空中から会場を撮影し、着陸後に現像し、その写真を会場に貼って公開していました。

 

 

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スケジュール(パンフレット)

08:50?09:00 オープニング飛行 F-4・T-4

08:50?10:10 航過飛行 F-15・F-4・RF-4

09:40?10:00 航過飛行 F-15・F-4・RF-4

10:10?10:40 捜索救難 U-125・UH-60

10:40?11:20 デモスクランブル、空対地射爆撃 F-4

11:20?11:50 機動飛行 F-15

12:50?13:20 戦術偵察 RF-4

13:30?14:50 曲技飛行 Blue Impulse


09:00?15:00 よく分かるお天気コーナー

09:00?15:00 ピクルス&パセリを探せ

12:00?12:20 イバライガーR

12:00?12:50 消防車体験放水

12:30?12:40 エイサー

 

 

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