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20101103

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2010年11月3日航空自衛隊 入間基地航空祭2010

11月3日文化の日は、なぜこんなにも晴れる確率が高いのでしょうか?今年のも入間基地航空も曇りの予報を覆す素晴らしい晴天に恵まれました。イベントの内容はほぼ例年通りでしたが、広大なエプロンは28万人とも噂される見学客で埋まってしまいました。

ブルーシートエリア

日本でも有数の混雑度を誇る入間基地ではブルーシートエリアと通路を分ける方法が採用されています。さすが日本人!と思いましたが基準を明示すれば、写真のようにはっきりと効果が見られるんですね。素晴らしい!

 

 

T-4

朝一番は総隊司令部飛行隊のT-4によるウェザーチェックが行われます。しかし天候調査を行うまでもなく素晴らしい青空が広がっていました。移動中の西武池袋線の車窓からは富士山の姿がはっきり見えるほど空気も澄んでいました。

 

 

F-2A

地上展示機の目玉は何といってもこの機体でしょう。三沢基地から飛来した第8飛行隊50周年の記念塗装機です。意外なこと入間航空祭におけるF-2A(量産単座機)の展示はこれが初だそうです。確かに過去を振り返ると岐阜の試験機や松島の複座型練習機でした。

 

 

F-2A

第8飛行隊は空自の中でも長い歴史を誇る飛行隊で、創設期の主力戦闘機F-86をはじめ、F-1、F-4EJと続きF-2を装備して現在に至ります。 記念塗装機には歴代の所属基地や部隊マークが描かれており、部隊の伝統を感じさせるデザインとなっています。

 

 

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F-2B

今回は三沢のF-2Aと岐阜のF-2Bが競演するという珍しい展示となりました。ちなみに戦闘機系ではF-4EJファントム改の参加がありませんでしたが、苦しい機体運用の状況を鑑みれば無理も言えない状況かもしれません。

 

 

ミス航空祭

音楽隊の行進の後にはミス航空祭のパレードが行われました。9人のミス航空祭はアトラクション会場へ向かい、グランプリの発表を待ちます。

 

 

T-4

天候偵察から戻ってきたT-4が幸運にも目の前にスポットインしました。機体がターンする際、エンジン排気がエプロンの埃を吹き飛ばすシーンが印象的でした。

 

 

空挺降下部隊

空挺降下デモを行うためにC-1輸送機への向かう陸上自衛隊員達。同部隊は習志野駐屯地に所属する特殊部隊で、単純にパラシュート降下を行うだけではありません。地上に降りてからの特殊作戦が本来の任務であり、エリート中のエリートといわれています。

 

 

YS-11FC、U-125

日本中の空港設備の点検を行っている飛行点検隊からはYS-11FCとU-125が展示を行い、見事なフォーメーションを披露してくれました。退役が進むYS-11ですが空自ではまだ暫く現役が続きそうです。

 

 

F-15J イーグル

小松基地から飛来した第306飛行隊のイーグルはコックピット見学用として会場隅に展示されていました。この展示法はここ数年の入間でみられるパターンで、観客の分散に役立っていそうです。ただし機体の写真撮影には不向きで周辺は常に大混雑となります。

 

 

C-1

展示飛行に向けてR/W35を離陸するC-1輸送機。望遠レンズの圧縮効果によって観客との距離が近づいて見えますが、混雑する入間基地らしい表現法ではないでしょうか。C-1はこの後、基地北側の待機空域で編隊を整え、T-4のデモフライトの終了後に会場へ進入してきます。

 

 

T-4

総隊司令部飛行隊のT-4による展示飛行です。3機の編隊離陸に続き、2機がハイアングルテイクオフを披露してくれました。総隊司令部飛行隊にはベテランパイロットが多く、今回のフライトも平均年齢50歳を超えるとか…。自称シルバーインパルスとも呼んでいるそうです(笑)。

 

 

T-4

ハイアングルテイクオフを行った2機はそのままコンバットピッチで編隊を解きました。普段あまり見ないシーンにシャッターを押している間は無我夢中でした。

 

 

BlueImpulse

午前中ブルーインパルスのメンバーはパンフレットを配布したりサイン会を行ったりしてファンとの交流を深めます。そういう私は今回初めて女性ドルフィンキーパーの篠原さんにサインを書いていただきました。ブルー50周年の節目のいい記念になりました、ありがとうございました。

 

 

C-1

入間基地名物であるC-1の飛行展示は3機で行われましたが、昨年までは6機だったことを考えると大幅に縮小されてしまった感があります。参加機数は減ってしまいましたが空挺降下を含め、機動性の高い機体性能を披露してくれました。

 

 

UH-60J、U-125A

救難飛行隊の展示飛行はダッシュ力を活かして現場に急行するU-125Aと要救助者を吊り上げるUH-60Jのコンビで行われます。写真は一通りの展示を終え、最後に会場を通過し観客に挨拶パスを行うシーンです。

 

 

CH-47J チヌーク

午前中最後のプログラムはCH-47Jによる展示飛行です。大型輸送ヘリのチヌークは機体内部に入れることができないような大きな荷物でも機体下に吊下げて輸送することが可能です。この性能を利用して、車両では入れないような山の上のレーダーサイトにも大きな荷物を運ぶことができます。
このような輸送は端末輸送(ターミナルエアリフト)と呼ばれています。

 

 

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C-130H ハーキュリーズ

お昼の休憩中はフライトがないので地上展示機を撮って歩きました。しかしブルーインパルスの周囲は大変な混雑ぶりで移動するのも不可能なほどの人口密度でした。大混雑の会場では迷子の放送も多く流れていましたが、保護者はお子さんから目を離さないで欲しいものです。

 

 

入間ターミナル

ここ数年の入間航空祭ではエプロン南寄りの管制塔付近で見ていることが多かったので、今回は北寄りに位置をとってみました。入間ターミナルビルの屋上には黄色いベストを着た人たちが陣取っていましたが、おそらくはマスコミ・プレス関係者や映像ソフト会社の人たちでしょう。

 

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスは快晴に恵まれた入間基地でアクロバットを開始しました。シーズン前半は錬度が低いため?なのかインディビジュアルテイクオフを行う機会を多く見ましたが、入間では4機によるダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターンを見ることができました。

 

 

T-4 Blue Impulse

2010年はブルーインパルスにとって50周年を迎える節目の年です。使用機はF-86F戦闘機、T-2練習機を経て現在のT-4練習機となります。
50周年記念ということで各出版社から特集を組んだ書籍や写真集が販売されたり、チームも記念課目を開発して盛り上げようとしていましたが、残念ながら天候にはいまひとつ恵まれていませんでした。しかし今回の入間は文句なしの第1区分で実施され、28万人を魅了しました。
ちなみに入間基地の航空祭パンフレットには地元の機体ではなくブルーインパルスを全面に使ったデザインとなっていて、入間=ブルーインパルスというイメージを持っている人も多いことでしょう。

 

 

T-4 Blue Impulse

入間基地でのブルーインパルスは観客が多いため張り切る…ということはあると思いますが、シーズン後半に差し掛かりチームの錬度も上がるので、盛り上がり方も違います。年に数回ブルーの演技を見ていますが、入間は会場の一体感が強いように思います。

 

 

T-4 Blue Impulse

50周年記念課目のひとつ「サンライズ」です。近くにいた女の子はこの演技をみて「手みたいだね!」と言っていましたが、子供の発想力は面白いなぁと思いました。ちなみに上向き空中開花を「タコみたいや!」と例えた男の子もいましたっけ。

 

 

T-4 Blue Impulse

会場上空に大きなハートを描くキューピットは人々から愛されている大人気の課目です。28mmの広角レンズで撮影してもギリギリ写真に入るかどうかという巨大さですので、「カメラに入りきらないよー」という声も聞こえてきました。

 

 

T-4 Blue Impulse

ワイド・トゥ・デルタループは会場後方から5機が進入し、観客の目の前で急上昇〜ループを行う課目です。ここは縦構図で撮りたい課目ですが、皆が一斉に空を見上げるので観客も入れて構図に加えたいところです。

 

 

T-4 Blue Impulse

11月3日の文化の日は「晴れの特異日」であることは有名な話です。私も飛行機写真を始めて20年近く経ちますが、雨で行くのを諦めたので過去1度した記憶がありません。

 

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスがアメリカで披露し、拍手喝采を受けたという「スター&クロス」が見事に決まりました。しかし残念なのはちょうど重なるように発生した雲の塊です。雲の位置まではプロのカメラマンでもコントロールできませんので写真って難しいですよね。

 

 

T-4 Blue Impulse

ショーの後半は6機による編隊の美しさで魅せる課目が続きます。最初にブルーインパルスを見た時は派手なアクションを見せてくれるデュアルソロの方に興味が行きましたが、編隊操縦の難易度の高さを知るにつれて「編隊の美しさ」にも興味をもつようになりました。

 

 

T-4 Blue Impulse

演技を終えて無事に地上で戻ってきたブルーインパルス。この時ロープ最前列には多くの観客が集まっているので、ゆっくりと撮影できるわけではありません。この写真の場合は望遠レンズを使って、約5度の角度という人と人とのわずかな隙間から撮影したものです。

 

 

UH-1 イロコイ

地上展示に参加した機体の帰投は航空祭のもう一つのお楽しみであり、帰り道の混雑緩和にも一役かっていると思います。時間帯としては2時30分〜4時の間ですが、秋の航空祭では陽が沈む時間も早くなっているので光線状態は夕方らしい雰囲気となります。

 

 

F-2A

やった!と誰もが思った瞬間でしょう。地上展示機として注目されていた第8飛行隊の記念塗装機が離陸してくれました。最近は近隣への配慮からか帰投の際に派手なローパス等は行わない傾向がありますが、軽く翼を振ってファンサービスをみせてくれました。

 

 

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C-130H ハーキュリーズ

最後まで残っていたハーキュリーズを撮った写真ですが、私の注意力もまだまだですね。機体にばかり目がいってしまい、地上に写っている人影まで気がまわっていませんでした。プロは自分の影までも計算にいれて構図を決めるといいます。

 

 

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T-4 Blue Impulse

3時50分にブルーインパルスが松島基地へと向かい離陸しました。先に離陸した4機編隊はスモークを焚き旋回を行ったのでサービスパスがあるのか!と期待しましたがそれはハズレで後続機の目印だったようです。しかし1番機だけのスモークという珍しいシーンを見ることができました。

 

 

T-4 Blue Impulse

4機の編隊離陸の後、後続の3機は個々に離陸しましたが、ご覧のような超低空飛行で最後の見せ場を提供してくれました。さすがに悪評高い「脚立」を最前列で使う人の姿は見られなくなりましたが、最近のトレンドは椅子としも利用できる「セノ・ビー」を持ち込む人が増えていました。

 

 

撤収

一時期はエプロン上がゴミだらけになったこともある入間基地ですが、だいぶ改善されたようです。これだけのイベントが楽しめるのも隊員の方達の働きがあることを忘れてはいけません。更には自主的にエプロンのゴミを拾っているファンの方を数人見かけ、頭が下がる思いでした。

 

 

撤収

最も多くの人が集まっていたブルーインパルス周辺には多くのゴミが散乱しており、腹立たしい気持ちになりました。たとえ小さなゴミでも航空機のエンジンが吸ったら事故につながる可能性があります。誰かが捨てた小さなゴミのために、この隊員の方は走らさせているのです。どう思います?

 

 

C-130H ハーキュリーズ

会場内のアナウンスではブルーインパルスが最後の離陸機と言ってましたが、なんと更にC-130Hが控えてました。騙されるところだった・・・という気持ちもありましたが、アナウンスの人はフライトスケジュールを知らなかったのか、それとも早く観客を帰そうと揺さぶりをかけたのか…。

 

 

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スケジュール(パンフレット)

08:30〜09:20 ウェザーチェック T-4×3

09:00〜15:00 地上展示

09:00〜09:40 ミス航空祭パレード

09:25〜09:50 飛行展示(YS-11FC&U-125)

09:40〜10:20 ミス航空祭発表会

10:05〜10:30 飛行展示(T-4)

10:30〜10:50 警備隊ラッパ吹奏

10:35〜11:05 飛行展示(C-1)

11:00〜11:15 入間修武太鼓

11:10〜11:35 飛行展示(CH-47J、U-125A、UH-60J)

11:30〜11:50 T-4リトラクション

12:00〜13:00 航空中央音楽隊演奏会

12:00〜12:40 警備犬訓練展示

13:15〜14:30 BlueImpulse(ウォークダウン含む)

14:00〜14:40 入間基地軽音楽部演奏会

 

 

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