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20110109

海上自衛隊

下総基地


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2011年1月9日海上自衛隊 下総基地(初降下訓練支援)

新年の恒例行事になっている習志野演習場での初降下訓練ですが、今回はパラシュート降下を支援する固定翼機が展開する下総基地に足を運び、新年の撮り初めを行いました。実際の演習が行なわれた習志野では1.1万人の入場があったらしく、毎年混雑度が上がっているようです。

C-1

習志野で初降下訓練が行なわれるため、空自輸送機が下総に飛来しているのは確実でしたので、今回は舞台裏を見てみることにしました。下総に到着したのが10時頃でしたが、既に8時台には到着していたそうで、撮影チャンスをひとつ逃しました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

基地に到着してから1時間ほどが経過しましたが、なかなか機体は動きませんでした。タキシングを開始したのは11時を過ぎていましたが、習志野では既に演習が開始された時間です。意外とゆったりしたスケジュールだなぁと思いました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

残念ながらこの日は南風で、使用滑走路はR/W19でした。午前中は逆光?トップライト気味になる撮影条件で、機体は真っ黒に塗りつぶされてしまいました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

今回参加したのは2機の通常迷彩でした。このところイラク派遣のブルー塗装機を見る機会は多く、むしろ通常迷彩がレアになっている感がありましたので逆に新鮮でした。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

輸送機は重い荷物を搭載した場合、驚くほど低く離陸する場合がありますが、20名程度の重量であれば軽いものなのでしょう。もし低い離陸であればR/W01での撮影でもよかったかもしれません。

 

 

C-1

1月ということもあって北風によるR/W01と思っていたのですが、予想は外れました。本当は巡光で撮影でき、二機が重なるようにしてタキシングするシーンが撮れるR/W01を期待していたので少し残念でした。

 

 

C-1

休日の下総といってもT/G訓練を行っている日にはけっこうギャラリーも集まりますが、さすがに今回のような休日のスポット離発着ではほとんどギャラリーはいません。ただしそれは一般のという意味で、飛行機ファンの人達は数名来ていました。

 

 

C-1

ランウェイの上では光線が機体にまわり、なんとか写真らしいものになります。それにしても最近のC-1は機体運用が多忙なのか、汚れが非常に目立つ機体が多いように思います。

 

 

C-1

普段は心地よいプロペラ音が聞こえる下総基地において、C-1輸送機の大きなジェット音が響きました。あと数年もすればP-1やC-2といったジェット機時代へと移行することになりますが、その次世代の両機は低騒音のエンジンを装備しているそうです。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

上空に豆粒のように写っているC-130Hがおわかりになりますでしょうか。これはパラシュート降下のコースに進入している機体です。冬の空気は透明度が高いという事もありますが、習志野上空を飛ぶ機体は肉眼でも見えることが確認できました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

今回の撮影において一つの不安がありました。それはパラシュート降下を終えた機体は下総に戻ってくるのか、それともそのまま所属基地へとRTB(ReturnTo Base)するのかということでした。結果は写真の通りに下総のR/W19へ戻ってきてくれました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

初降下訓練でのフライトは飛行距離も短く、時間にしても30分程度です。海外へも展開できるC-130Hであればそのまま小牧基地へ戻ることもできると思います。下総に戻る理由としては、給油や休憩、もしくは降ろさなければならない人が乗っている…ということでしょうか。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

例年、習志野駐屯地で見る演習は厳しい寒さと強い風の中で見るものという印象がありましたが、この日は気温も暖かく、風も穏やかな快晴に恵まれました。きっと習志野演習場でも今回は過ごしやすかったのではないでしょうか。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

今回嬉しかったのはR/W19での撮影において、右旋回でのショートアプローチを見ることができたことです。下総に詳しい方ならご存知かと思いますが、通常T/G訓練などでは左旋回が基本です。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

撮影時刻は11時47分頃でした。見送ることはできませんでしたが、小牧基地をベースとする401飛行隊のハーキュリーズは1時間もしないうちに帰投したようです。

 

 

C-1

C-130Hに続いて2機のC-1も戻っててくれました。距離的にも近い入間基地をベースとする402飛行隊はそのまま帰ってしまうのでは…ということも考えられましたが、幸いに着陸シーンを見ることができました。

 

 

C-1

下総基地へのC-1の飛来は比較的多く見られますが、今後C-2へと機種更新となった場合が楽しみです。C-2は機体サイズがかなり大きくなりますので、迫力あるアプローチに定評がある下総では面白い写真が撮れそうです。

 

 

C-1

空自の輸送機がC-2になると各基地のエプロンも窮屈になりそうです。また輸送できる重量も大幅に増えることになりますが、滑走路の傷み方も激しくなりそうな気がします。

 

 

C-1

話はそれますが下総基地の周辺空域は羽田空港のD滑走路のオープンや、成田空港の離発着数の拡張に伴う航空管制の変更がありました。撮影の最中も比較的近くに民間機が飛行していましたが、場合によってはびっくりするくらい基地の近くを飛行する場合があります。

 

 

C-1

新聞記事では習志野演習場の入場者数は約1.1万人だったそうです。決して広くない演習場において、混雑度は年を重ねる毎に激しくなっていく気がします。

 

 

C-1

パラシュート降下を行なった後に一旦は下総基地に着陸したC-1ですが、数十分後には離陸してしまいました。おそらくはホームである入間基地へ帰投したものと思われます。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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