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20100528

航空自衛隊

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2010年5月28日航空自衛隊 松島基地

出張が続いていますが今回は塩釜へ行くことになり、ちょっとだけ足を伸ばして松島基地へ見学に行ってきました。当日は雨こそ降らなかったものの厚めの雲に覆われた一日でしたが短時間の割りに豊富なフライトを見ることができ、足を運んだ甲斐がありました。

今回は仕事で塩釜で行く機会ができました。 塩釜から松島基地の最寄駅である矢本まではJR仙石線で12駅、途中で観光名所で有名な松島海岸などを通る風光明媚な路線です。 撮影場所のR/W25側エンドは徒歩でも20分ほどで着きますが、既にブルーインパルスが飛んでいたため矢本駅からタクシーに乗り正門ゲート周辺で降ろしてもらいました。

 

 

T-4 Blue Impulse

松島基地ホームページではブルーインパルスの基地上空での訓練について、実施日と時刻が予告されています。この日は午前中の予定で、残念ながら仕事と重なっており諦めていたのですが、幸運にも訓練は午後に変更されたようです。

 

 

松島基地の周辺は田んぼで囲まれています。雨の後でぬかるんでいない限りは自動車が通ることもないので安全に撮影を行なうことができます。
就職してからは航空祭が撮影の中心になってしまうため基地外周から撮影する機会も減ってしまいます。松島基地は8年ぶりの訪問でしたが、久しぶりの外撮りで学生時代を思い出しました。

 

 

T-4 Blue Impulse

基地上空で「さくら」を描くブルーインパルス。今回は雲が多かったせいかループ系の課目は行なっていませんでした。

 

 

T-4 Blue Impulse

基地上空での訓練はフィールドアクロと呼ばれており、毎週2回ほどのペースで行なわれているようです。毎週頻繁にブルーインパルスが見られると思うと羨ましいと思ってしまいますが、電車に乗っていた乗客もタクシーの運転手さんも、地元の方はもう当たり前の見慣れた風景なのか…特に目をやることもなく普通にしていました。
当然ですが今回はあくまでも通常の訓練ですのでショーではありません。見ていると隊形が少しルーズであったり、1機が少し離れて隊形を確認したりといかにも訓練フライトらしく、マニアとしてはたまにはこういうのもいいなぁと思いました。

 

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスのT-4が次々と着陸していきます。松島基地の撮影環境は見渡しがよく良好で、他にもポイントがいくつかあるようです。今回は仕事の合間での撮影なので十分満足することができましたが、本格的に撮る場合は脚立や車が欲しくなるところです。

 

 

T-4 BlueImpulse

R/W25側の着陸は晴れていればおそらく順光で撮影できたものと思います。着陸時はかなり近くに寄ることができるので、ジェット機の迫力を楽しむことができます。

 

 

T-4 Blue Impulse

訓練を終えたブルーインパルスが専用のハンガーへと戻ってきました。ブルーインパルス専用ハンガーの周辺には一般見学者と思われる人達がいて撮影していましが、事前に申請していれば入れてもらえそうな雰囲気でした。

 

 

F-2B

ブルーインパルスのフィールドアクロの後、F-2Bのエンジン音が響きわたりました。フェンスからエプロンまではかなり距離があるのですが、ざっとみてもランプが点等している機体は5?6機ほど確認できました。

 

 

F-2B

松島基地を囲んでいるフェンスです。高さもある上にしたには用水路が通っているので撮影難易度は高いでしょう。

 

 

F-2B

なんとなく金曜の午後はフライトも少ないかも…と思っていましたが、結果的には7機のF-2がフライトを行ないました。前週行った築城基地の海のF-2Aも良かったですが、ここ松島の山のF-2Bもなかなか絵になっていると思います。

 

 

F-2B

第21飛行隊は戦闘機操縦課程の訓練を担当しており、複座型のF-2Bを保有しています。練習機といっても扱っているのは主力のF-15Jよりも後に開発された最新鋭の戦闘機です。T-2時代に比べて遥かにレベルが高くなっていることでしょう。

 

 

F-2B

7機のF-2Bはそれぞれ異なる離陸方法を披露して楽しませてくれました。写真の2機はフォーメーションテイクオフをみせてくれました。この他にも通常離陸、アフターバーナーを使っての離陸、ハイレートクライムが見られました。

 

 

F-2B

離陸した7機のF-2Bのうち、この機体は早々に基地上空に姿を現しました。最初は上空から一気に高度を下げてのローアプローチを行ないました。機体に慣れるための操縦訓練でしょうか。

 

 

UH-60J

F-2Bがタッチ&ゴーを繰り返す中、アプローチしてきたUH-60J救難ヘリコプター。相棒のU-125Aのフライトはありませんでした。

 

 

F-2B

基地周辺には田園風景が広がり、三方が山に囲まれています。また基地のすぐ先は海という自然に恵まれた松島基地。上空から見たらきっと美しいことでしょう。

 

 

T-4

第21飛行隊のT-4がタッチ&ゴーに参入。尾翼の部隊マークは第4航空団の「4」をデザインしたものです。F-2Bに比べるとマークも大きく描かれているように思います。

 

 

タイトル

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T-4

R/W25へとアプローチするT-4を後ろから撮影。実際にはフェンスが撮影の邪魔になりますが、幸いにも携帯しやすい軽量ズームレンズを持参しており、レンズ径が小さいため網目からの撮影でも十分撮ることができました。イメージサークルが小さいAPSカメラを使うのもポイント。

 

 

F-2B

タッチ&ゴーを繰り返すF-2B。バックに写る山々がいい雰囲気です。晴れていたらもっときれいだったことでしょう。

 

 

F-2B

飛び立った7機のF-2Bは少しづつ間隔を空け、1機づつ基地上空へと戻ってきました。最大で3機程度が順番にタッチ&ゴーを繰り返しましたが、休む間もないほどの撮影チャンスには嬉しい悲鳴でした。

 

 

F-2B

タッチ&ゴーの訓練は色々なアングルから撮影を試みることができる大変ありがたい訓練です。撮影場所を移動してみたり、撮るタイミングを変えてみたりすることができます。更にデジカメでは撮影結果がその場でわかるので次の手をすぐ打つこともできます。

 

 

F-2B

実際はこのように基地外周にはフェンスが張られておりカメラと機体の間に入って邪魔をしてしまいます。3つ上のような写真を撮るには、フェンスの網目から狙うか脚立で高さをクリアする方法があります。さすがに仕事の合間に脚立は持参できませんが…。

 

 

F-2B

濃いめのブルーの洋上迷彩塗装は撮影が難しく、写真のように黒くつぶれてカラスみたいになってしまいます。

 

 

F-2B

R/W25周辺の撮影ポイントは田んぼの畦道を移動することで色々なアングルが試せそうです。畑と違って水田に入るようなことはしないでしょうから農家の方達に迷惑もかからないと思います。ただし畦道は草がのびていて、歩くのをためらってしまうような状況でした。

 

 

F-2B

F-2戦闘機はF-16をベースにしていますが、多くの部分の再設計した全くほとんど別物の機体です。形状的な相違点として主翼面積の拡大があげられますが、対艦ミサイルを装備する大きな主翼がシルエットからもよくわかります。

 

 

F-2B

滑走路のアプローチライトが点等していれば更にドラマチックな絵になったと思い、少々残念です。次はいつ来ることができるかなぁ。この日は強めの横風が吹く一日で、気温も15℃と寒い状況でした。

 

 

F-2B

数機のF-2Bは左主翼のミサイルランチャーに模擬弾を装備していました。離陸した7機はそれぞれ訓練内容が違ったのかもしれません。2時間程の見学でしたがフライト数は充実しており、またまた出張も悪くないなと思った1日でした。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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