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20101002

海上自衛隊

下総基地


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2010年10月2日 海上自衛隊 下総基地

下総基地の基地祭前日の模様です。天気予報では基地祭当日は雨模様でしたが、前日は秋晴れに恵まれたので外周のR/W01エンドへ行ってきました。前日には基地祭のプラクティスの他、外来機の飛来、そして自衛隊の方の家族を招いて体験搭乗が行なわれたのでシャッターチャンスは豊富でした。

YS-11T-A

基地祭を翌日に控えた下総基地。天気予報では基地祭当日は曇り?雨の予定でしたが、皮肉にも前日は晴れ間が広がりました。予感がしたため午前中から下総へ足を運んでみたところ、幸運にもYS-11T-Aの事前訓練が行われていました。フェンスが邪魔だったのが残念です。

 

 

YS-11T-A

普段は機数の面でも性能面でもP-3Cの影に隠れがちだった印象が否めないYS-11T-Aですが、ここ下総基地にしか配備されていない実は希少性の高い機体です。この練習を見て今年は気合の入った展示飛行が行われることがわかりました。

 

 

YS-11T-A

初飛行は1962年まで遡るYS-11シリーズは旧式化は否めませんが、機体設計は戦後初の国産旅客機という事でかなり頑丈に造られており、また自衛隊機はエアラインでの使い方に比べて飛行時間も多くありません。ただし最大の敵は部品の供給が止まってしまうことでした。

 

 

YS-11T-A

天気予報では翌日の基地祭は曇りでした。そのため前日の晴れ間に練習飛行を行ってくれたのはラッキーでした。展示内容は今までの下総基地祭では見たことのないような力の入った構成でした。

 

 

YS-11T-A

嬉しかったのは念願のショートファイナルアプローチを見ることができた事です。このアプローチは旋回半径が小さいので着陸時間を短縮したり、悪天候時に雲の下を飛行して着陸できる等のメリットがありますが、当然ながら難易度は高く見ているこちらもハラハラしてしまいます。

 

 

T-5

昼の12時をまわった頃、お昼休みと思ったのかギャラリーは誰もいませんでしたが、合間をついてさりげなくストレートインで着陸したT-5練習機。基地祭での展示機として前日入りした機体です。同機のアプローチの写真は撮ったことがなかったのでこちらも収穫でした。

 

 

YS-11T-A

昼過ぎからは体験搭乗が行なわれました。このフライトは一般向けではなく、自衛隊の方の家族を招待して行われるもので2機のYS-11と4機のP-3Cによって行われました。トップバッターを飾ったのはYS-11T-Aの5号機、及び6号機でした。

 

 

YS-11T-A

体験搭乗は何回応募しても外れていますが、聞いた話では当選倍率は数十倍近いそうです。幸運にも乗れたとしても旅客機ではないので、座席はソファーではなく、窓ガラスも必要最低限の機体なので居住性はよくないでしょう。それでもやはり乗りたかった…。

 

 

P-3C オライオン

P-3Cでの体験搭乗は2機づつ×2編隊による4機で行われました。先行の2機が滑走路に入り、離陸を開始します。

 

 

P-3C オライオン

後発の2機のP-3Cがタキシングを行い滑走路へと向かいます。プロペラ機として御馴染みのP-3Cですが、回転するプロペラを撮影する際はカメラのシャッタースピードが重要です。スピードが遅いほどプロペラが回転して見えるメリットがありますが、手ブレしやすくなるので注意が必要です。

 

 

YS-11T-A

酷暑となった2010年もやっと少しは秋らしくなってきました。この日の風向きは北風でしたので使用ランウェイは01でした。基地外周の道路はアプローチする航空機が間近で見られる素晴らしいスポットですが、駐車車両はちょっと迷惑かも。

 

 

YS-11T-A

R/W01へのアプローチでは鎌ヶ谷霊園の上を通過します。さすがにお墓の中に入って撮影するのは気が引けますね。ちなみに実際そういう人は見たことがありません。撮影派の人は基地フェンスに沿った外周道路か、基地の様子は見えなくなりますが国道296号でも撮影が可能です。

 

 

P-3C オライオン

体験搭乗は離陸後、一旦海の方まで飛んでいくようです。その後、基地南西の柏か流山あたりで遊覧飛行を行って基地へ戻ってきます。おそらく20分くらいのフライトでしょうか。

 

 

P-3C オライオン

下総基地の滑走路ほぼ南北に走っているので、南側から進入するパターンでは逆光気味となります。この日は日差しも強かったので、ご覧緒ように機体は真っ黒に潰れてしまいました。

 

 

P-3C オライオン

海上自衛隊では次期対潜哨戒機XP-1の運用試験を重ねています。まだ下総基地に飛来したという話は聞いていませんが、いずれ飛来するものと思います。そのP-1の大きな特徴はジェットエンジンを装備する点です。騒音が心配ですがエンジン音はかなり小さいようです。

 

 

YS-11T-A

私が最初に買ったダイキャストモデルがこちらのYS-11T-Aの6号機でした。モデルは全日空商事にょる企画でしたが、他にも1号機が発売されています。YS-11T-Aは各機とも微妙に仕様が異なるため、それぞれの機体の特徴を比べてみると面白いかもしれません。

 

 

P-3C オライオン

滑走路に進入するP-3C。実際に写真を撮る場合には有刺鉄線付のフェンスがありますので、脚立等を用意して高さをクリアするか、金網の網目の隙間にレンズを合わせて撮る方法があります。面倒くさがりの私は脚立を持っていくのが嫌いなので、いつもフェンスの網目から撮っています。

 

 

P-3C オライオン

理由はわかりませんが、YS-11とP-3Cでは離陸パターンが異なりました。YS-11は1機が離陸した後にもう1機が滑走路に進入していましたが、P-3Cでは2機が同時に滑走路に進入しました。ただし離陸は1機づつでした。

 

 

P-3C

P-3Cを追い気味で撮影しました。大きく下げられた主翼のフラップ部分が赤く塗装されており、いいアクセントになります。

 

 

YS-11T-A

滑走路エンドにある空港設備越しに撮影したYS-11です。最近のカメラのオートフォーカスは賢くて、以前は苦手としていたこのような縞々の障害物があってもきちんと機体にピントを合わせました。

 

 

YS-11T-A

体験搭乗は実に4?5時間の間、乗客を替えて離着陸を繰り返すイベントです。慣れているとはいえ頻度があまりにも多いのでパイロットや管制官の方はさぞ大変だろうと思います。

 

 

B747-47C 政府専用機

ふと遠くに目をやると民間機の航路がありましたが、更によーく見るとそれは政府専用機でした。政府専用機は成田ではなく羽田を使うことが多いのですが、方角的にもやはり羽田に向かっているようでした。

 

 

P-3C オライオン

航空機の写真ではエプロンや滑走路など、コンクリートが写ることが多いのですが、このように草木ばかりになると少し風情が違ってきます。バックのレーダーアンテナがなければ更に雰囲気が変わっていたことでしょう。

 

 

P-3C オライオン

いつもは邪魔にしているフェンスを入れてみました。面白い絵になるのではないかと期待しましたが結局は邪魔なだけでしたね。

 

 

YS-11T-A

下総のR/W01の外周道路付近では機体に近すぎるため機体の一部のクローズアップが多くなります。機体を追っていたところ、有刺鉄線が写ってしまったのですが、機体のスピード感を出すためにはこのようなモノもあっていいのかな?と思うようになりました。

 

 

P-3C オライオン

撮影場所を少し変えて、国道296号線に出てみました。基地の中の様子が見えなくなってしまうというデメリットはありますが、空が広いので機体全体を撮影したり、型式写真を狙う場合はこちらの方がいいようです。

 

 

P-3C オライオン

国道296号線の付近にはコンビ二が2店あるので、食料等の調達には困りません。交差点の対面にあるセブンイレブンに続いてサンクスがオープンしました。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

4時頃になると外来機が集まりだしました。体験飛行の合間をついて、イラク派遣仕様のブルーのハーキュリーズが飛来しました。

 

 

YS-11T-A

時刻は夕方になり、光線状態もオレンジ色になってきました。体験搭乗は4時半頃まで続けられていました。とにかくこの日は、下総基地周辺はいつでも自衛隊機が飛び回っている状況でしたので、この空域を飛行する民間機もビックリしたのではないでしょうか。

 

 

YS-11T-A

天気予報では翌日の基地祭は曇り?雨模様。しかし青空の条件で色々と撮影できたので満足でした。YS-11T-Aの一般公開は今回が最後ですが、退役まではもうしばらく時間があります。再び空を飛行する姿を見ることができるでしょうか。

 

 

U-36A

海上自衛隊唯一のジェット機、U-36Aが飛来しました。1日中、プロペラ機ばかり撮影していましたが、さすがジェット機!という感じでアプローチ速度はかなり速かったです。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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