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20111103

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2011年11月3日 航空自衛隊 入間基地航空祭2011

文化の日恒例の入間基地航空祭が開催されました。来場者は主催者発表で17万人ということで昨年に比べるとかなり減少しました。加熱気味の混雑ぶりに嫌気がさした人達の足が遠ざかったのかもしれません。特に今回は脚立・レジャーシートがないスッキリとした航空祭が実現されました。

入間基地航空祭

開場直後のエプロン地区はまだ人出もまばらです。オープニングは東日本大震災の被害者に対してT-4×4機による慰霊飛行が行われました。しかし最初に出店ブースで品定めをしていた私はつい見逃してしまったようです。

 

 

RF-4E ファントム

会場についてまず目を引いたのが50周年記念塗装を描いた501sqのファントムです。他の展示機体とは違い、観客エリアの中に配置されました。機体周辺にはロープが張られましたが距離が近く、観客も大勢いるので肝心の記念塗装を横から撮るのは無理な状況でした。

 

 

F-2B

岐阜基地から飛行開発実験団のF-2B試作2号機が参加しました。前日の見物時には見かけませんでしたがいつ来ていたのでしょう。量産機に似たブルー系の塗装ではありますが色味や下面が白に塗られているあたりが異なっており、関東ではかなりレアな機体だと思います。

 

 

YS-11FC & U-125

飛行点検隊によるデモンストレーションフライトです。午前中はご覧のようにあいにくの薄曇りで、フライトは写真映えしないのが残念です。

 

 

BlueImpulse

午前中の早い時間帯はブルーインパルスの隊員達がツアーのパンフを配布する「ハンドアウト」が行われています。これは8ページの冊子でその年のツアーメンバーや演技科目が紹介されているものです。今年は1番機の平岡3佐からサインをいただきました。ありがとうございました。

 

 

C-1

この被写体のメインはC-1の方で、展示飛行にむけてタキシングを行っているところです。よく見ると大勢の観客に加え、手前にはF-2Bの展示機がありますが、手を伸ばして撮影している人達の姿がみられます。あの状況だと果たしてどのような写真が撮れるのか気になりました。

 

 

C-1

展示飛行に向けて5機のC-1が離陸を行います。入間基地のエプロンレイアウトからすると離陸に関してはR/W35からの方が脚が離れた機体を撮影できるチャンスが多いのですが、残念ながらこの時点では逆のR/W17がアクティブでした。

 

 

T-4

入間名物となっているT-4による通称「シルバーインパルス」の離陸です。こちらは前席パイロットの平均年齢が50歳を上回るというベテランパイロットによって操縦されていることからユーモアを込めたネーミングが付けられました。

 

 

T-4

シルバーインパルスは4機の編隊と1機のソロで構成されています。本家のブルーインパルスとまではいかなくても臨時でこれだけの展示を行えるのはさすがはベテランパイロットの集団だと感心させられます。車の運転でも反射神経とか判断力が低下してくる頃ですからね…。

 

 

T-4

今回の展示で良かったものの一つがこちら。写真でみると普通のファンブレイクですが、会場右手から進入して通過した後、再度方向転換を行い会場左からも通過します。背面を見る機会が2度あり、左右反対のシルエットが楽しめるのでこれはいい展示だと思いました。

 

 

F-2B

上空では展示飛行が行われる中、地上では岐阜のF-2Bの離陸準備が進んでいます。どうやら展示飛行を行うようです。複座の後席はシートで覆われていましたのでナビゲータは搭乗しないことがわかります。しかし何故わざわざシートをしているのでしょう。

 

 

C-1

今回のC-1の展示飛行は5機によるもので、ここ数年の内容と比べるとやはり迫力が違います。5機で進入してくる時の姿は壮観でした。写真は構図の関係で4機しか入っていませんが、実際は5機による編隊です。進入については正面からきてくれると更に嬉しいところですね。

 

 

C-1

今回の展示内容で一番印象に残ったのがこちら。C-1によるファンブレイクです。実際に見ていれば「おいおい、大丈夫!」とハラハラするほどの急バンクでした。願わくば晴天の下で見たかったところですが来年に期待しましょう。

 

 

C-1

C-1の展示飛行は編隊飛行あり、ソロあり、空挺降下ありと非常に充実していました。昨年まで見せていた対面交差は今回ありませんでしたが、個人的には上にあるファンブレイクの方が良いと思いました。

 

 

C-1

展示飛行を終えたC-1は着陸態勢へと移行します。C-1の短距離着陸性能はそれも展示内容に含まれるので、最後に降りる機体は驚くほど短い滑走距離で停止する姿を見せてくれます。

 

 

F-2B

飛行展示に向けてF-2がタキシングを開始しました。午前中の山場ですが、よくぞ今の時代に入間で戦闘機系の展示飛行が実現したと驚きを隠せません。企画・調整を行った担当者さんの腕もすごいですし、地元の方が協力したというところもファンにとっては大変ありがたいです。

 

 

F-2B

飛行展示の内容は高度も高く、それほど派手なものではありませんでしたが、入間に集まった17万人に対して準国産のF-2の存在をアピールするという事では大きな意味がありそうです。ちなみに岐阜のF-2Bもノータンクでした。これもF-15の増槽落下事故の影響と思われます。

 

 

F-2B

展示の内容は対地射爆撃や360度旋回、ハイレートクライムなどでした。展示を終えたF-2Bはそのまま岐阜へと帰っていきました。こんな事もあるので「地上展示は後で撮ればいいか?」なんて油断していると撮り損ねるリスクがあります。

 

 

CH-47J チヌーク

展示飛行中のアナウンスでチヌークの名前の由来を教えてくれました。アメリカではヘリコプターには部族の名前をつける風習があるようで、チヌークもある部族の名前なのだそうです。アパッチやコブラ、ブラックホーク、イロコイも同様だそうで、妙に納得しました。
展示内容の方はチヌークらしい力持ちであることをアピールしていましたが、吊り下げた貨物には「絆」、「STANDUP JAPAN」と書かれていました。東日本大震災の物資輸送支援では当然ながら大活躍をしていたはずです。

 

 

UH-60J

東日本大震災では実際に救助を行うシーンが放送されていました。数千人の要救助者を助けたそうですが、こういう時頼りになるのは自衛隊ですね。救助活動の光景が身近なものになってしまった事もあって観客の注目度も高かったものと思います。

 

 

Blue Impulse

相変わらずブルーインパルスの前には多くの観客が押し寄せているのでとても近づくことができません。心理的には少しでも近くに行って見たいと思うところですが、近い方が人垣が高くなるのでむしろ逆効果です。

 

 

Blue Impulse

ブルーインパルスが離陸しました。この時点でアクティブR/Wは35に変更されていました。離陸してしまえばブルーインパルスの演技はどこで見ても大きな違いはありません。むしろ空いている場所を探してゆっくりと見ることが正解だと思います。

 

 

Blue Impulse

当日の天気予報は曇り後晴れ。ブルーインパルスの時間になると晴れてくるというパターンがあるので期待していたものの背景は真っ白。スモークも溶け込んでしまったのは残念でした。

 

 

Blue Impulse

人垣の多さに低空飛行で離陸するソロ機には気付かないほどです。それでも今回の航空祭では徹底した脚立持ち込み禁止が行われており、見事に全く見かけませんでした。やればできるものですね。

 

 

Blue Impulse

序盤の見せ場ファンブレイク。今回は上手くフレームに収まった写真が多かっただけに、ここでも白い背景が悔やまれるところです。視程は決して良くなさそうでしたがそれでも第1区分で演技が行われたことはラッキーでした。

 

 

Blue Impulse

華麗なる6機の編隊飛行。ショーの後半は通な大人や、課目の難易度がわかるファンの方が楽しめる構成となっています。ただし動きが派手な楽しい課目は前半に集中しているため終盤には飽きてくる子達も多いようです。

 

 

Blue Impulse

かなりトリミングをしていますが印象に残った1枚です。タッククロスでの最初の交差シーンでは少し横気味から撮ってみると複雑に交差していることがわかります。

 

 

Blue Impulse

こちらも若干のトリミングを行っていますが、背面飛行での交差シーンです。ここまでうまく撮れたのは20年写真をやっていて初めてです。といっても実は連射秒間8コマの力技を使いましたが、結果的に写っていたのは1コマだけでした。つまりチャンスは1/8秒というほんの一瞬…。

 

 

T-4

ブルーインパルスの着陸をもって入間航空祭の一通りのプログラムが終了となりました。この頃になると多くの人は帰宅の途につくので地上展示機はだいぶ撮りやすくなります。

 

 

T-4

入間基地の総隊司令部飛行隊のT-4に交じり、岐阜基地の飛行開発実験団のT-4が駐機していました。その機体は航空祭の終了をもって岐阜基地へと戻っていきました。この時はR/W17を使っていましたが、目まぐるしくランウェイチェンジが行われた一日でした。

 

 

タイトル

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UH-60J

百里基地へと帰投するUH-60J。急加速を行うために大きな前傾姿勢をとっているので実際に見ていると迫力を感じます。

 

 

AH-1S & OH-1

陸上自衛隊のヘリコプターが編隊で離陸しました。2機が重なって見えるところがいいですね。ところで今でもあまり見る機会が少ないAH-64Dアパッチですが、入間への参加はいまだにありません。

 

 

SH-60K

海上自衛隊からは対潜哨戒ヘリだけの参加というさびしい状況でした。常連のP-3Cの姿がなかったのは何故でしょうか。

 

 

F-2A

注目が高かったF-2Aも当日中に三沢基地へと戻っていきました。離陸はいたってノーマルでローパスや捻りなどのサービスは一切ありません。今回の帰投ショーはあまり見どころのないものでした、寂しいなぁ…。

 

 

T-4

総隊司令部飛行隊のT-4の列線。15時30分くらいになると最前列はかなり空いてくるので写真をゆっくり撮ることができますが撤収作業も始まるので手際よく回りたいところです。

 

 

T-4

入間航空祭は秋のイベントなのでどうしても日没時間が早いという困った部分があります。この時点ですでに太陽はハンガーの向こうに沈み始めています。こうなると光量が少ないうえに、光線が夕方の赤味を増してきますから少し物悲しい感じになってしまいます。

 

 

RF-4E ファントム

記念塗装機の周囲には常に大勢の観客がいましたので機体をクリアに撮影するのは困難でした。当機は当日中に帰投する様子はみられなかったのでおそらく一晩滞在したものと思われます。

 

 

Blue Impulse

ブルーインパルスは1週間後の防衛大学でのデモフライトが控えているのでそのまま入間に滞在する予定のようです。従って当日の帰投はありませんでしたが、親切にアナウンスでも教えてくれます。今回は震災後ブルーが第一区分を披露した記念すべき航空祭でした。

 

 

タイトル

コメント

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

08:00〜09:05 飛行展示 WXC'x FLT 慰霊飛行 T-4×4

09:00〜15:00 地上展示

09:00〜09:40 ミス航空祭パレード

09:15〜09:35 ミス航空祭発表会

09:35〜09:55 T-4リトラクション

09:40〜10:00 飛行展示 YS-11FC&U-125

10:15〜10:40 飛行展示 T-4

10:45〜11:15 飛行展示 C-1(陸自空挺降下)

10:50〜11:20 入間基地軽音楽部演奏会

11:20〜11:35 飛行展示 F-2

11:40〜12:00 飛行展示 CH-47J U-125A&UH-60J

12:00〜13:00 中部航空音楽隊演奏会

12:00〜12:40 警察犬訓練展示(14:20〜15:00)

13:15〜14:30 飛行展示 BlueImpulse(ウォークダウン含む)

 

 

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