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20120710

伊丹空港


Itami AirPort

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2012年7月10日伊丹空港(大阪国際空港)

久しぶりに2泊3日の近畿、東海出張でした。普段は日帰り出張が多くて時間をとることが難しいのですが、今回は泊まりでかつ仕事が早く終わり時間の余裕があったので憧れの伊丹空港の千里川ポイントに行ってきました。ここは航空機ファンにとっては有名な日本でも屈指の撮影ポイントです。ただし今回は仕事の荷物が多いのでコンパクトデジカメを持っていくのが精一杯でした。

大阪市内

2泊3日出張の中日。翌日の天気予報は雨模様でした。この日は仕事も早めに終わる予定なので伊丹空港での撮影チャレンジの大チャンス!もちろんちゃんと仕事をしておくことが大前提です。ちなみに今回の出張は荷物が多かったので一眼レフを持参できず、すべてコンパクトデジカメで撮影しています。

 

 

千里川ポイント

最寄駅は曽根駅を利用し、徒歩で約15分というところでしょうか。空港南側を走る千里川沿いの土手が今回の撮影ポイントです。空港は写真の右側に位置するイメージで、このまま右に首をふれば下の写真のような空港風景が広がります。

 

 

R/W32L

滑走路をズームすると背景には六甲山系が映り込みます。撮影環境としては日本の空港の中でも最高クラスですね。今回使ったコンパクトデジカメは14倍ズームを持っていますが、こういうシチュエーションもあろうかと思って高倍率ズーム機を選んでおきました(笑)

 

 

B767 ANA

伊丹空港R/W32Lはエンドに余裕がないのでアプローチする機体が非常に近いのです。その迫力は実際に体験してみるのが一番ですが、やはり肉眼と映像では大きく違います。実際には恐怖さえ感じる近さでしたが、この写真はあまりにも腰が引けすぎてます。

 

 

B767 ANA

滑走路へと滑り込むANAの機体。関空ができてからは伊丹空港の存亡論まで出たことがあります、見ている限りトラフィックは非常に多く、多忙な空港という印象でした。取引先の方に聞いてみたところ関西3空港の中で一番便利なのは伊丹空港だと話してくれました。

 

 

B777 ANA

伊丹空港のメインB滑走路(R/W32L)は大型機が利用します。つまり大型機がエンドまでタキシングしてくれるので嬉しいのですが、小型機を撮りたい方達には物足りないかもしれません。

 

 

持ちカエル

ゴミは持ち帰りましょう。その通りです。

 

 

B737-800 JAL

コンデジでの撮影は予想以上に困難でした。まず液晶モニターに写るまで若干のタイムラグがあり、手ブレ補正が輪をかけてフレーミングの邪魔をします。ここは光学式ファインダーの方が確実にチャンスを掴めます。シャッターの反応速度も遅いので中心より進行方向にずれてしまいます。

 

 

B777 ANA

アプローチコースには誘導灯と緩衝緑地があります。千里川が通ってなければこの場所も立入禁止のフェンス内だったかもしれませんね。

 

 

タイトル

コメント

 

 

千里川ポイント

2枚目の写真と同様に空港は右方向にあります。川を挟んで両脇に土手があり、この立ち位置は空港に近い方の道となります。二つの土手は滑走路までの距離と高さが違うので微妙に違うアングルを楽しめますが空港に近い方が人気があるようです。川を渡るには遠回りして橋を渡る必要があるのが結構面倒でした。

 

 

DHC8-Q400 ANA

非常に多く見かけたのがボンバルディア機でした。伊丹空港には騒音対策などの対策により離発着回数の制限があるそうですが、プロペラ機の枠に対しては若干の余裕があるそうです。そこで利便性の高い伊丹便を開設したい航空会社がプロペラ機を利用するという理屈だそうです。

 

 

タイトル

コメント

 

 

B777 JAL

縦構図にして着陸進入灯、滑走路、航空機、六甲山系の要素を望遠レンズで圧縮して詰め込んでみました。伊丹空港は山から吹き降ろす風向きと地形の関係から1年を通じてほとんどがR/W32側が使用されるそうで、どうしても後姿が多くなってしまいます。希に逆向きの日もあるようですが離陸して向かってくるシーンも面白そうです。

 

 

B777 ANA

この距離感は「手を伸ばせば届きそうな」、「石を投げれば当たりそうな」とよく表現されています。
頭上を通過する機体の迫力をなんとか表現しようと広角側でギリギリまで引きつけてみました。コンデジはスナップ写真撮影ニーズから広角側機能が充実しているので、望遠側に寄りがちな一眼レフのレンズでは撮らないような写真をおさえられることは利点です。

 

 

B767 ANA

大型機が頭上を通過する迫力はすごいの一言。特に最初はジェットエンジンの爆音に加え、通過後に「ヒュッルヒュルッ」と風が巻かれる音は一種の恐怖感さえ覚えます。ただしそれは最初だけ、二回目以降はクセになるはずです。

 

 

B777 ANA

こちらもコンパクトデジカメへの搭載が増えている「デジタルズーム」機能を使った一枚です。14倍の光学系ズームに加え、受光した情報をデジタル処理して擬似的なズーム効果を得るというものです。実用的な推奨倍率がありますが、画質を犠牲にすれば23倍までいけるようです。デジタルズームには発展の可能性があるかもしれません。

 

 

B737-800 JAL

伊丹空港は小型機用の短いA滑走路と、中・大型機用のメインであるB滑走路を有していますが、この二本は平行ながらずれているオフセットな配置となっています。この写真はA滑走路にアプローチする機体と、B滑走路にむけタキシングする機体が写っています。

 

 

DHC8-Q400 ANA

「ECO FriendlyAirline」とエンジンノズルに書かれた機体です。エコボンと名付けられたこのグリーンの機体はANAの環境対策への取組をアピールする特別塗装機です。同機が燃費性能に優れていることの表れでもありますね。

 

 

B777 JAL

樹の影から現れる機体。千里川ポイントではその距離の近さから、ついつい機体に近づいてしまいアプローチコースの真下に寄っていってしまいます。そのためその機体が何だったのかも判別できないことが多くありました。

 

 

B777 JAL

たまたま横から撮ろうと思って離れた機体には特別塗装が描かれていたようです。形式写真を撮るつもりの準備をしていなかったので真横を残すことができずもったいないことをしました。連写速度が遅いのもコンデジの課題です。

 

 

ギャラリー

夕方頃になるとギャラリーには多くのファンの方達が集まりだし、平日にもかかわらず20?30人の賑わいとなります。飛行機ファンはもとより、カップル、家族連れとバラエティに富んでいました。撮影に限らずデートスポットとしても人気のスポットになっているそうです。

 

 

B777 ANA

抑えておきたかった1枚です。アプローチ機の高度はご覧の通りの低さ。人と比べると推計で20?30mくらいの高さでしょうか。面白かったのは千里川ポイントではアプローチコース下に人が集まり、真横からの形式写真を狙う人はほとんどいませんでした。

 

 

工業団地

7月ともなるとなかなか空が暗くなりません。長期戦になりそうなので夕食をとるために一旦離脱。少し歩きますがすき家があって助かりました。補給をおえ再びポイントと向かいます。途中には工業団地が広がり、その上空には忙しくアプローチする機体が通過していきます。

 

 

B777 ANA

フェンス際に植えられている樹々の間から1箇所だけタキシングを正面から狙えるポイントがあります。冬の澄んだ空気であればまた格別でしょう。

 

 

B777 ANA

ここを通るのはメインのB滑走路へと向かう大型機だけです。ランウェイ上では機体の後姿を拝むことが多いので、誘導路でみられる正面姿は変化をつける意味でもありがたいです。

 

 

B777 ANA

夕方になり陽も落ち始めてくる時間帯となりました。若干雲がでてきてしまい綺麗な夕陽を見ることも難しくなってきました。

 

 

B737-800 JAL

持っているコンデジではシャッタースピードと露出を自由に設定することができないので機械まかせの部分が多いです。それでも条件が整えば流し撮りは写せることがわかりました。

 

 

B777 JAL

まだ明るいと思っていても夕方になるとオートフォーカスのピント合わせ精度が格段に落ちてきます。これは正直なところ常に移動する航空機撮影にとってはかなり厳しい・・・。ここで急遽「置きピン」の練習を開始しました。
置きピンは鉄道写真などでメジャーな撮影方法らしいですが、あらかじめシャッター半押しでピントを固定しておき、きめていたポイントに被写体が通過したところでシャッターを切る方法です。

 

 

B777 JAL

滑走路に向けて滑りこむJALの機体。頭上を通過する際には完全にフレームからはみ出てしまうのでカメラで追従することは困難です。ここも置きピンを使って撮影を行っています。

 

 

B777 JAL

果敢にカメラを向ける写真家の方たちの姿です。千里川ポイントでは川を挟んで空港に近い方の道に人気があるようで人数比でいえば8:2くらいだと思います。後列となる遠い方の道からは構図によっては人の姿が写ってしまうものの、アングルが若干高めという魅力的なメリットがあります。

 

 

B777 JAL

使用滑走路がほぼ一定の伊丹空港なので、千里川ポイントからは「送り」の構図が多くなってしまいます。後ろ姿には旅立ちをイメージさせてくれる効果がありますから着陸よるも離陸前の方が絵になるかもしれません。。

 

 

B777 JAL

さすがは伊丹空港と思わせられました。昼間でもかなりの着陸機がいましたが、夕方になるとトラフィックは急激に増えてきます。最も交通需要が伸びる時間帯には大型機の姿が多くなることも特徴です。

 

 

R/W32L

19時頃になるとランウェイのライトが点灯されました。滑走路に沿って散りばめられた点の灯りは航空機ファンでなくとも魅了されること間違いなしです。ただし最近の高感度性能のカメラではかなり明るい写真として写ってしまいます。

 

 

R/W32L

実際はまだ明るいので露出にマイナス補正をかけてみましたが、これでかなり写真を暗く表現することができたと思います。シャッタースピードを高める効果もあるので結構有効な方法ではないでしょうか。

 

 

B737-800 JAL

まだこの時間帯であればまだ自然の光が機体を照らしてくれるので、機影を追いかけることが可能です。滑走路の夜景と機体をこのアングルで絡められてしまうのが千里川ポイントの美点です。

 

 

B777 ANA

構図を練る時にどうしても下の部分にあるフェンスが邪魔になります。そのためカメラを少し上向きに角度をつけ、機体を構図の下の方に持ってくるパターンが増えてきます。普通なら上部に空白ができてしまうところを六甲山系がカバーしてくれるのも千里川ポイントが優れている点だと思います。

 

 

B777 ANA

最近のデジカメは高感度撮影に優れた機種が多く出ています。まだ夕方とはいえ実際肉眼でみる世界ではもっと暗くなっており、手持ちで撮影できてしまう性能には正直驚きです。

 

 

B777 ANA

実際はまだ若干の明るさが残る時間帯。六甲山系にある宝塚市の街灯りがまだ少ないことがわかります。

 

 

R/W32L

着陸進入灯を構図に入れてみようかとテストしてみたところ、私のカメラであまり近すぎるとレンズに乱反射してしまうようです。残念ながらこのライトを主役にした写真は諦めることにしました。

 

 

B777 ANA

街の灯りもだいぶ増えてきました。そろそろ撮影も厳しい時間帯だと思い置きピンを行いました。シャッター速度が遅いので機体はブレますが夜景の方はきちんと撮れていました。

 

 

B777 ANA

機体のシルエットが確認できるギリギリの限界でしょう。美しい街の灯りも点灯してきて本格的な夜空になってきました。しかしこのカメラ、夜景に強いカメラだとは聞いてましたがまさかここまでとは・・・。

 

 

B777 JAL

ここまでくると機体を照らしてくれる光源はなく機体のシルエットは見えず、自機の翼端灯しか見えない状況でした。伊丹空港の夜景は本当に美しく、いつまでも見ていたい気持ちでしたが翌日の仕事もあるので後ろ髪をひかれる思いで宿泊するホテルへと戻るのでした。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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