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20120312

海上自衛隊

下総基地


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2012年3月12日海上自衛隊 下総基地

湿った空模様が続いた3月ですが、やっと青空が広がりました。かなり強い風が吹いていたものの、久しぶりの晴天を満喫するかのようにタッチ&ゴーが繰り広げられました。しかし思えば早いもので東日本大震災の発生から早一年が経ち、時間の流れの早さを感じてしまいます。

P-3C オライオン

朝離陸したP-3Cは昼下がりの2時頃に基地へと戻ってきます。同機の任務は長時間に渡ることが多いのですがランチは機内で取るのが標準的かもしれませんね。

 

 

P-3C オライオン

この日のアクティブランウェイは01(南側)でした。道路の脇には少し高くなっている場所があり見晴がいいのですが、残念ながら午後は逆行になってしまいます。下総の撮影環境は全体的に悪くはないものの、決して良くもありません。

 

 

C26 セレナ

R/W01の撮影で頭を悩ませるのは車の置き場所です。停車できるくらいの路肩はあるものの…けっこうギリギリで走行する車にとっては邪魔に感じているだろうことはわかります。あと1m余裕があれば大きいのですが…。

 

 

P-3C オライオン

教育航空隊が活動する下総基地では、洋上での訓練を終えて戻ってきたP-3Cはそのまま着陸せずにタッチ&ゴーを行うことが多いです。頻繁に飛行するP-3CをみつけるとR/Wエンドにはどこからともなく人が集まってきます。

 

 

P-3C オライオン

撮影する側にとってのタッチアンドゴー訓練は良し悪しがあります。先に悪い点を挙げておくと、似たような写真を量産することになり後で写真の整理に追われます(笑)。良い点は色々な構図を試してみることができますし、何よりも撮影の練習を行うのに最適です。

 

 

P-3C オライオン

下総基地へと戻ってくるP-3Cは、滑走路の東側から西側を横切るように進入し、着陸コースへ入るべく旋回を開始します。航空機は滑走路と平行に飛行することが多いのでこの「横切り」はある意味では新鮮に見えます。

 

 

P-3C オライオン

開花にはまだ少し早いですが基地周辺には桜の樹が多くみられます。実際に衝突することはありませんが、地上から見上げる人間の目には桜の枝と航空機が重なって見えます。機首下げ姿勢で突っ込んでくるP-3Cは写真ではなく、是非肉眼で見ていただきたい迫力があります。

 

 

P-3C オライオン

久しぶりにカメラを持ちましたので、今回は構図の勉強を兼ねノーズをテーマに撮ってみることにしました。まずは真横に近い構図で、気を付けたのは車輪をフレームに収めることで「欠け」を極力少なくしました。横から撮るためにはできるだけ被写体との距離をあける必要があります。

 

 

P-3C オライオン

この写真はできるだけノーズを画角いっぱいに収めようとしたもので、機首がフレームの左上にきた時点でシャッターを押しています。意識がそこに寄りすぎて前脚のタイヤが欠けていますね…。

 

 

P-3C オライオン

この日は強風が吹いていて、見ている方が「大丈夫か!?」と心配になるほどフラフラと揺れながらアプローチしていました。写真の世界でも傾きは動きが表現されるので良いですね。場合によってはカメラを傾けて動きを表現してみるのは…ダメか(笑)。

 

 

P-3C オライオン

アクティブは北風用のR/W01、通常であればアプローチする機体は基地の南側から進入するため、ずっと南の空を眺めてました。すると…虚を突くように背後のR/W19へローアプローチしていた機体が頭上を通過していきました。どんな時もチェックシックスは大切ですね。

 

 

P-3C オライオン

大型の機体であるP-3Cを撮る場合、機体の全てをおさめるか、一部を切り取るかの選択を迫られます。機体全身を入れようとすると迫力がなくなるからです。この場合は主翼を犠牲にし、機首と機体尾部にあるMADブームの両方が入ることを意識して撮りました。

 

 

P-3C オライオン

航空機の写真を撮っていると業界用語(?)というかファンの間で通じる言葉がいくつかあります。これは機体が通過した後姿を捉えたもので「送り」と呼ばれています。一方、正面を捉えて機体が向かってくるような構図は「突っ込み」と呼ばれていますね。

 

 

P-3C オライオン

航空機はやはり機首にピントを当てたいところです。カメラではフォーカス位置を設定できますが、なかなか瞬時に設定を変えるのは普段から訓練していないとなかなか困難です。追従型オートフォーカスは胴体が同じ色でもちゃんと追いかけてくれるのかな?

 

 

P-3C オライオン

下総基地のフェンスには巻かれた有刺鉄線が張り巡らされています。さすがにここをよじ登ろうとは思いませんが、基地というものが物々しく感じる要素のひとつですね。

 

 

P-3C オライオン

せっかくのアプローチ。正面からも捉えておきたいところです。航空機が頭上数十メートルを通過する瞬間は言葉では表せられないほどの迫力です。

 

 

P-3C オライオン

タッチ&ゴーは同じような写真を量産すると書きました。空をバックに撮影すると違いは季節感や天候といった要素を意識していく必要があります。少し目先を変えたい場合は基地内の航空施設を絡めてみるのもいいかもしれません。

 

 

P-3C オライオン

筑波山をバックにランウェイ手前でホールドするP-3C。空気が澄んでいれば北に筑波山、西に富士山を眺めることができるはずです。最近ではスカイツリーも空からの目印になるのかな。

 

 

P-3C オライオン

R/W01へのタキシング。一部背景がうるさい部分があるので林だけが写るシーンで切り抜きました。プロペラ機の場合シャッタースピードにも気をつける必要があります。1/250以下の低速シャッターを使うとプロペラのブレが表現できます。ジェット機撮影では不要な気遣いですね。

 

 

P-3C オライオン

桜の枝に蕾がつきはじめています。あと数週間もすれば桜の開花で賑わうことでしょう。1年に数日だけの桜と航空機の競演、今年もチャレンジすることができるかな。

 

 

TC-90

P-3Cのタッチ&ゴー訓練の合間をぬってTC-90が着陸しました。基地際ではよく見かける機体ですが飛行する姿はなかなかお目にかかれませんでした。

 

 

TC-90

航空自衛隊では以前B-65という機種を使用していましたが、塗装・形状ともにそっくりですからきっと兄弟機だと思います。B-65はデジタルカメラが普及する以前に退役したのでデジタル撮影は叶いませんでした。

 

 

P-3C オライオン

洋上を低空飛行するP-3Cにとって塩害対策は重要。写真は機体をシャワー洗浄しているところです。以前は基地祭でも披露していたと聞きますが、残念ながら私は見たことがありません。是非目の前で見てみたいですね。

 

 

P-3C オライオン

片翼のみを活かして機体を大き目に捉えてみました。人間の目(脳)は優秀なので欠けている情報を、見えている情報で補う処理を行うそうです。…というわけで片方の翼があれば見えない片翼も想像で見えるようになるのではないかと考えました。

 

 

P-3C オライオン

下総基地の魅力はなんといってもその低さ。ランウェイエンドから外周道路までの距離が非常に短いので、高度を下げざるを得ない事情があります。写真によっては木々をかすめ飛ぶような構図になります。さて、できることなら桜の季節にもう一度チャレンジしたいと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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