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20130807

福島空港


Fukushima AirPort

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2013年8月7日 福島空港

ふくしまスカイパークでのエアショーを終え、ブライトリング・ジェットチームが翼を休める福島空港へと向かいました。福島駅と空港は高速道路を使って約1時間ほどの距離があり、炎天下でのショーを見た後の疲れた状態では少し厳しかったものの、駐機するL-39Cアルバトロスをゆっくりと見ることができたので行くだけの価値はあったと思います。

L-39C BREITLING JET TEAM

ブライトリング・ジェットチームのアクロバットを堪能した後にふくしまスカイパークを離れて、同チームが駐機している福島空港へと向かいました。道中は高速道路を使っても1時間ほどかかりましたが、こういう時は航空機の機動力の高さを感じます。空港に到着するとブライトリング見学用駐車場と書かれた看板があり、一般乗客用とは別になっていました。特段見学しやすいようになっていたわけではありませんが、比較的位置が近いことと乗客のお客さんに迷惑をかけないようにという配慮だったと思われます。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

空港では特に一般開放されているわけではないので写真を撮影するにはフェンスをクリアする必要があります。少し高めの脚立を用意するか、フェンスの隙間にレンズを通すかの二通りですが一眼レフのレンズは大きいので自由に角度を振る事はできません。今回はコンパクトカメラが威力を発揮しました。

 

SA227SC

チームの支援機として帯同した機体です。詳しいことはわかりませんがフェアチャイルド製の機体である…ということまではネットで調べられました。ブルーインパルスやサンダーバーズ、ブルーエンジェルスは遠征の際には輸送機を使ってサポートを行いますが、それにくらべるとだいぶ軽装という印象がありますね。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

今回のツアーでは2番機はメンテナンスのため欠番だそうです。福島空港ではエプロンの左端に駐機されていましたが、ここはエアラインの運用の邪魔にならず、またフェンスの外側からも見学ができるのでとても良いと思いました。支援機材も少ないのでクリアに機体を撮影することもできました。

 

福島空港

空港の中を少し散策してみました。福島空港はウルトラマンとのコラボが目立ちますが、これは円谷監督が須賀川市出身ということに因んでいるそうです。Wikipedeiaではウルトラマン空港への名称変更の活動も行われているようですが個人的には止めた方がいいと思います。

 

福島空港

空港の1階ではブライトリング・ジェットチームのパネル展が開催されていました。5月に来日した際の模様など貴重な写真はたくさん展示されていました。特に福島県内の名所をフライバイした際の写真は日本ツアーの醍醐味ですね。

 

福島空港

私が訪問した時は残念ながら旅客機の姿は見られませんでした。便数の多い空港ではないようですから乗客の姿もまばらではありましたが、航空機ファンと思われる方の姿は結構みられました。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

場所を変えて送迎デッキからの撮影です。空港のボーディングブリッジに隠れてしまい1,3番機の姿は見られませんでした。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

この写真を見るとアルバトロスのある特徴がよく表れています。L-39Cは機体運用における独立性が優れているそうで、支援車両がなくてもAPUにより自力でエンジンをかけることができます。コックピットにのる際もラダーが機体に内蔵されているので外部からの支援を必要としません。そのためとりあえず機体だけ持ち込んで給油さえ受けられればフライトを行うことができるので、アクロバットで遠征を行う場合はとても大きなメリットになります。。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

ブライトリングチームは日本ツアーにおいて神戸空港を拠点としていたようですが、プロジェクトの一環として福島空港へ遠征を行いました。この二つの空港の共通点はどちらも被災地であるということです。被災地を空から元気づけたいという彼らの理念にもかなっていて感心させられます。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

チームはこの翌日も同様のフライトが予定されています。8月8日のスケジュールは福島空港を離陸後に県内をフライバイ、ふくしまスカイパークにてアクロバットを行ったのちに福島空港へ帰投。給油後ふたたび神戸空港で移動して離日という予定でした。忙しいスケジュールの中、よくぞ再び福島でのフライトにチャレンジしてくれたと思います。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

同チームは2012年11月中国の珠海を皮切りにフィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイと巡回した後にアジアツアーの締めくくりとして日本を訪れました。5月の来日をもってスケジュールは終了しており、機体は神戸空港へ置いたままメンバーは帰国をしていました。この偶然が功を奏し、帰国前の二日間に福島でのフライトが実現しました。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

炎天下でのショーを見た後に1時間ほどかけて福島空港まで移動するのは少し躊躇する瞬間もありましたが、これを逃したら次はいつ見られるかわからない…という思いで行動しました。結果的にはハシゴする価値は十分にありました。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

これでも十分ではありますが、もう少し写真を撮りやすい環境を整備してもらえたら更に嬉しかったです。具体的にはエプロンに見学エリアを設けてもらえたらよかったと思います。

 

福島空港

最近の空港は上空から見た時に視認できるよう空港名が描かれていることが多いです。これは国内に空港が増えすぎたからでしょうかね。空港を間違うことなんてあるの?と思いますが、知人の航空機関係の方に聞いたら、特に初めて行く空港では間違いそうになることは実際にあるそうです。

 

L-39C BREITLING JET TEAM

ブライトリング・ジェットチームの機体には大きなポジションナンバーが描かれています。大味かと思いきや尾翼形状によってカットされている部分がデザイン的にはオシャレに見えます。カラーリングセンスは渋さを感じますが、さすが高級時計メーカー!

 

 

 

 

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