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20130206

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2013年2月6日 航空自衛隊 小牧基地

2013年は旅行記みたいな話が続いていますが、今回は名古屋出張のついで航空自衛隊小牧基地へ足を伸ばしてきました。この日東京は大雪の予報・・・予定より1時間早い新幹線ででかけました。名古屋では地震が発生したりと騒がしいながらも充実した1日でした。ちなみに今回もポケットにしのばせておいたコンパクトデジカメで撮影し、一部トリミングをしています。

N700系

今回の出張の目的地は名古屋です。この日東京では大雪の恐れがあるという予報だったので予定を早めて1時間早い新幹線に乗り換えました。しかし結果は・・・いい方に大ハズレでしたが無事に仕事も遂行でき一安心でした。写真は東京から乗ってきた、のぞみ101号です。鉄道写真も面白そうですが、足を踏み入れてしまうと深みにハマりそうなので自主規制しています。

 

 

ERJ-175 FDA

仕事を終えてやってきました小牧基地。こちらへは名古屋駅前から直行バスに乗ってきました。片道700円とやや高めですが、高速道路を走り無駄な時間もかからないのでなかなか便利です。さて最初に向かった撮影ポイントは名古屋空港の展望デッキ。現在唯一の定期便となっているフジドリームエアラインズの3号機が離陸していきました。

 

 

C-1

美保基地から飛来していた第403飛行隊のC-1の離陸を見届けることができましたが、やはりコンパクトデジカメでは輸送機といえども撮影は一苦労ですね。小牧基地には第401飛行隊が所属し、同じく輸送業務を任務とするC-130Hが配備されていますがC-1もやってくるんですね。そういえば楽しみにしていたKC-767タンカーの姿は見られませんでした。

 

 

ERJ-175 FDA

厳密には滑走路をはさんだ向こう側が航空自衛隊小牧基地で、こちら側が名古屋飛行場となります。さらに北側(左側)には三菱重工の航空機工場が隣接しています。名古屋飛行場の特徴は地上を歩いて航空機に近づくスタイルのフィンガーコンコースです。こういう施設は見たことがありませんが低コストで空港運営ができそうですね。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

小牧基地を拠点とする第401飛行隊のハーキュリーズ。輸送業務という特徴から全国各地の基地で見ることができるので「珍しい」という気持ちはおきませんでしたが、それでも本拠地で翼を休めて寛ぐ姿はここでしか見られませんよね。

 

 

名古屋空港 展望デッキ

セントレアの開港により、名古屋空港では展望デッキを閉鎖していた時期があったそうですが、今は再び開放していました。こちらはスペースも広く、フェンスの金網には超望遠レンズも通せそうな隙間があり、一眼レフをもってこれなかったことが悔やまれました。またビルの中には自販機やトイレもあり、雨風や暑さ、寒さも凌げますから撮影環境は抜群です。

 

 

F-15J イーグル

聞きなれたエンジン音が左側から聞こえていたので「来るか、来るか」と待っていましたが、本当に来てくれました。おそらくIRAN(Inspection and Repair As Necessary:定期整備)中の機体だと思いますが、限られた時間の中でF-15の姿を見ることができたのは実に幸運でした。

 

 

F-15J イーグル

ここは小牧基地であることを証明するような1枚ですね。

 

 

F-15J イーグル

IRAN中の機体は三菱重工に預けられ、時間をかけて徹底的に整備を受けることになります。整備中の機体は飛行隊マークが外されてしまうようで、どの部隊から届けられたのかは注意深く調べないとわかりません。

 

 

F-15J イーグル

展望デッキから滑走路まではかなり距離があるようで、さすがにコンパクトカメラでは寄りにも限界がありますね。背景がかなり煩いもののF-15はリフトオフが早いので街にかぶらず、いい具合で収まったと思います。ちなみにこの直後はまさかのハイレートクライム!納品前に仕上がり具合を確認していたのでしょうかね。

 

 

ERJ-175 FDA

フジドリームエアラインズの6号機(パープル)です。ネットを見ているとセントレア/名古屋空港問題のようなものがあるようですね・・・。ただ名古屋駅から近いという利便性は確かにありそうですし、FDAさんが乗り入れるからこそ展望デッキにも入ることができる・・・とも言えそうです。

 

 

T-4

飛来していたT-4の帰投です。撮影後に確認したところ築城の304飛行隊の機体でした。T-4は機体が小柄な上に、コンデジでの撮影ですから背景を絡めて無駄な空間を埋めたいところです。そこで管制塔を狙ってみたところ、うまくかすめてくれました。コンデジはピント合わせも難しいですが、シャッターにタイムラグがあることや、連写には向かず次の準備までに間があくことが難ですね。

 

 

AIRPORT WALK

名古屋空港の展望デッキを後にし、エアポートウォークに移動しました。少し距離はありますが15分ほどで歩いていける距離でした。空港の敷地内にこんな施設があるなんて羨ましいですよね。航空ファンであれば暇さえあれば通うのではないか・・・と思います。

 

 

AIRPORT WALK

このエアポートウォークは旧国際線ターミナルビルを改造し、ショッピングセンターとして再生した珍しい取り組みの施設です。大きな駐車場も完備されており、撮影の拠点としても便利だと思います。とりあえず店内の見学は後回しにして、まずは周辺をチェック。

 

 

AIRPORT WALK

フェンス越しの撮影では網目にレンズを通せるコンパクトカメラがとても有利。とはいえ植栽内へは入らないようにと書かれている以上、無視するわけにはいきません。ブログ等に写真をアップされる方達は当然ながら、自らの首を絞めないように撮影ルールは守りたいですね。

 

 

U-125A

この日は小牧救難飛行隊のU-125AとUH-60Jがタッチ&ゴーを行っていました。レスキューは各地の基地に配備されていますので、輸送機と同様に珍しい機体ではありません。それでもはるばる足を運んだ小牧基地でフライトを見られるのは有難いです。それにしてもこのフェンスは・・・少し厄介ですね。

 

 

水門ポイント

ネットで事前勉強をしていた水門ポイントと呼ばれるところへ移動。以前は有名な撮影ポイントだったようですね。以前は・・・というのは最近になって二重フェンスになってしまい、撮影が困難になったことがその理由だそうです。確かにせっかく手前のフェンスをクリアしても奥のフェンスが邪魔をします。これは残念。

 

 

エアフロントオアシス

水門ポイントは撮影に向いてないとわかったので今度はR/W34エンドにある公園まで歩きました。この場所には2009年に一度来たことがあり、その時は雨でしたが今回は天候にも恵まれました。またコンデジの進化も恐ろしいものでして、撮れる写真の品質と幅が大きく広がっています。

 

 

UH-60J

タッチアンドゴーでシャッターチャンスをたくさん提供してくれた救難隊のUH-60J。比較的低速といえども上空を移動するヘリにピントを合わせ、フレームに収めるのは少々難儀でした。それでも結構見られるレベルで撮れるものですね。

 

 

U-125A

エアフロントオアシスは北風時のアプローチ機を撮影するのに向いているポイントです。GCAで進入してきたU-125Aを撮影。真横写真にするにはシャッターのタイミングが少し早すぎましたね。この機体はその後タッチアンドゴーを数回繰り返しました。

 

 

U-125A

エアフロントオアシス付近にある陸橋に上れば空港内の敷地を眺めることができます。超望遠レンズでR/W16の離陸機を狙うとどのような絵が撮れるのかな?

 

 

U-125A

アプローチコース下からの撮影にチャレンジ!結果からすると刻々と距離を変化させて近づく固定翼機にコンデジのオートフォーカスでは追従するのはかなり困難です。ミラーレス一眼であればもう少し反応速度は速いと思いますが、やはりポケットに入れて持ち歩けるコンデジは出張撮影には魅力的だな〜。

 

 

F-4EJ改 ファントム

そろそろ場所を変えようかな・・・と思いながら決心できずにいたところ、タキシングで近付いてくる機影を発見。肉眼ではよくわからなくてもデジカメで撮影し、拡大表示すれば何の機体か把握することもできます。デジタル時代は本当便利になりましたね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ファントムは老朽化が問題になっていますが次期戦闘機の選定に手間取り、更にそのF-35は開発が遅れています。ファントムはかなり無理をして運用寿命を伸ばしており、部品調達など整備する方も大変だろうと思います。それにしてもF-15に続きF-4の姿を見られたのは大変幸運でした。往復で1,400円の交通費がかかっていますがこれで元はとれたかな(笑)

 

 

F-4EJ改 ファントム

こちらもIRAN中の機体だと思いますが部隊マークは落とされていました。しかしよく考えれば飛行隊のマークが入っていない戦闘機を見ることは非常に稀で、20年戦闘機を見てきましたが今回が初めてかもしれません。この日はあとF-2を見ることができれば戦闘機三機種を制覇することができましたが、それはさすがに欲張りですかね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

爆音を響かせで滑走を開始するファントムですが、離陸することはなくハイスピードタキシーのみで反対のR/Wエンドまで転がっていきました。ジェットブラストの揺らぎを活かしたかったので機体を左に寄せ、タワーを右に配置して撮影しました。機体が移動している雰囲気が出ますね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

小牧基地の北東には小高い山の上に建てられた小牧城の姿が見えました。尾張名古屋は城でもつ・・・。確かに名古屋から小牧に向かうバスの車窓からはお城がいくつか見えました。このようなランドマークが写り込む基地は貴重ですね。

 

 

AIRPORT WALK

再びエアポートウォークへと戻り、建物の中へ入りました。名古屋空港ターミナル→エアポートウォーク→エアフロントオアシス→エアポートウォークとかなり歩きました。4年前にきた時は少し歩いただけで疲れてしまいましたが、今は毎週こどものサッカーに付き合っている成果もあり徒歩での移動も余裕でした。さてエアポートウォークですがここは国際便のターミナルビルを改造して作られた商業施設で、雰囲気も空港っぽいですよね。詳細はぜひ公式サイトをご覧下さい。

 

 

AIRPORT WALK

エアポートウォークの上階は展望デッキになっていますが、しかしご覧のような鳥かご状態です。フェンスには一部レンズを通せる大きめの穴が空いてますが自由度は決して高くなく、望遠レンズを横に振るのは難しいと思います。また大きなレンズでは穴に入らないかもしれません。

 

 

AIRPORT WALK

駐車場はかなりの広さです。ここも元は国際便用のエプロンだったそうですが、せっかくですから退役した航空機を一角に展示しておくのもいいと思いませんか?

 

 

小牧基地

名古屋空港のエプロンには軽飛行機が列線を形成しています。小牧基地の滞在時間は3時間ほどでしたが、これらの航空機が飛行することはありませんでした。これは個人所有か航空写真や測量、遊覧飛行用などですかね。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

小牧基地に所属するのは輸送業務を担当する第401飛行隊と小牧救難飛行隊です。いずれも後方支援を行う飛行隊なのでどちらかといえば地味な印象はぬぐえませんが、撮影環境はなかなかいいですね。次回は北側にある神明公園のポイントにも足を運んでみたいと思います。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

航空自衛隊のC-130Hには緑系のヨーロピアンワン塗装とブルー系のイラク派遣塗装の2パターンがあります。今では青いイラク塗装の方が数が多いようですが、これは海外派遣任務がそれだけ多いということでしょうかね。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

小牧基地の航空祭も戦闘機部隊が所属する基地に比べるとかなり空いているようですが、KC-767の空中給油デモは一度見てみたいと思っています。また外来機も充実しているようですし、お隣の岐阜基地からも飛行開発実験団がリモートフライトを披露してくれるようです。

 

 

U-125A

そろそろ帰りの時間が気になりだした頃、夕暮れ時にU-125Aが離陸しました。航空機の動きを見ているとR/Wのエンドまで行くことは少なく、若干手前から離陸する機体が多かったです。離陸滑走は距離が長い方が万が一の時に安全性が高まると思うのですが・・・。理由はよくわかりませんが、近隣への騒音防止対策でしょうかね。

 

 

AIRPORT WALK

エアポートウォークはショッピングセンターとしても十分楽しい施設です。書店はあるし、ゲーセンはあるし、レストランは揃っているしと言うことありません。飛行機好きであれば1日楽しむことができますね。これで戦闘機のフライトが多ければ小牧は言うことなしです。そんなこんなで再びバスに乗り名古屋駅へ向かい、出張も無事に終わったのでした。

 

 

 

 

 

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