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20140530

国立競技場ファイナル


National Stadium

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2014年5月30日 国立競技場 ファイナルイベント(予行)

2020年の東京オリンピック開催に向けて、国立競技場の建替えが決定しました。いよいよ最後の日が近づきファイナルイベントが開催される中、ブルーインパルスの航過飛行が華を添えることになりました。今回は前日に行われたリハーサルに足を運んできました。
国立競技場

昭和の高度成長時代を象徴するかのように、そしてスポーツの聖地として多くの物語をつくってきた国立競技場が来たるべく2020年の東京オリンピックのために建て替えが決定しています。その功績をたたえるべく最終日にはファイナルイベントが開催されますが、その一環として東京オリンピックで大空に五輪を描いたブルーインパルスが再びこの上空を飛行する事が実現しました。イベント本番は5月31日の土曜日ですが、その前日にリハーサルが行われるとの情報が発表されました。「たまたま夕方新宿で仕事が入っていた(笑)」おかげで、立ち寄ってその様子をカメラに収めてきました。

 

国立競技場

今回の問題は果たしてどこで撮るか…です。あらかじめ飛行コースは情報がSNS等に流れていたため大方の予想はつきましたが、フライバイはたったの4回で10分程度。始まってしまえば移動する時間はありません。競技場の周辺を歩いて場所決めをしていると南側の明治公園に人が多く集まっていました。場所も広くて進入コースとしても頭上を通過しそうです。あまり冒険もできないので今回は確実そうなこの場所で待機することにしました。

 

T-4 Blue Impulse

17時35分。予定時間通りにブルーインパルスの6機編隊が北西方面から進入してきました。毎度の事ですがリモート展示での「いつ来るの?そろ来るの?」というワクワク感はたまりませんね。大きな望遠レンズを構えた本格派からSNSユーザーと思われるスマホ派まで、多くの人が空へカメラを向けていました。

 

T-4 Blue Impulse

あらかじめ4回のフライパスを行うとアナウンスされていましたので撮影計画が練りやすいですね。まずは基本隊形であるデルタ隊形で航過を行いました。機体間隔を広くとっていますが首都圏上空の飛行ということで安全面の確保に加え、高めの高度で見栄えをよくする意味でもよい選択だと思います。

 

T-4 Blue Impulse

SNSに流れていた事前情報では高度は約600mとけっこう高めです。スモークの長さをギリギリまで入れてみようと広角側に切り替えました。ページの最下段に飛行コースの画像を引用していますが、北西と南東を結ぶコースが設けられています。競技場周辺だけでなく渋谷駅周辺の上空でも編隊飛行は見られたようですね。

 

T-4 Blue Impulse

北から南へ通過していった編隊は旋回を行い、今度は反転してスワン隊形で南側から進入してきます。ビルの屋上からカメラを構える人達の姿が見えますが、あそこからだと上手く競技場の姿も一緒に納めることができたのかな?

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスの飛行高度が高いため国立競技場を絡める撮影はこの場所からはかなり難しいという印象でした。ブルーを大きくすると競技場がフレームアウトし、競技場を入れようとするとブルーは小さくなる…。ジレンマです。

 

T-4 Blue Impulse

スモークを切った編隊がプロシージャターンに入ります。競技場の中にもカメラを構えている人がいますが、一般の観客は入れませんでしたのできっと関係者の方でしょう。編隊は一度左に旋回しますがすぐに右旋回へ移行して反転を行います。ここ競技場だけでなく飛行ルートには思いもよらないシャッターチャンスもあったでしょうね。

 

T-4 Blue Impulse

3回目のパスが行われました。ご覧のように金曜日にもかかわらず結構な人数が集まっていたと思います。

 

T-4 Blue Impulse

3パス目はあまり航空祭では見られないグランドクロスが披露されました。今回は航過のみだったのでもっと動的なアクロバットを期待した人がいたかもしれません。騒音についても懸念の声が聞かれましたが、予想よりは静かなものだと思いました。

 

T-4 Blue Impulse

4回目のパスが最後になりますがリーダーズ・ベネフィットで締めくくりました。下から見ると青空に見えますが上空からだと霞んだ空に見えたようです。東京の空は汚れてますからね…。それにしても空から見れな小さな国立競技場を目掛けて飛行するのは大変だったと思います。

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスは入間基地からのリモートで飛来し、離陸してからは約10分後の航過でした。ツイッター全盛期の今は入間に展開した人達からの情報がリアルタイムで入ってくるのでイベントの楽しみ方が立体的になりましたね。翌日のファイナルイベントの開催をもって国立競技場は56年の歴史に幕を下ろします。6年後の2020年には東京オリンピックが開催されますが、きっとその時にはこの上空に大きな5つの輪を描くことでしょう。「サクラ」で練習しているでしょうから精度も高くなっていると思います。

 

国立競技場

ブルーインパルスのフライトを見終えたところでせっかくなので競技場を一周してみました。こちらは側面という事になりますが、ブルーインパルスが平行してスモークを曳くような構図になったかもしれません。ここから撮ってもよかったかも…。

 

国立競技場

競技場を一周して大門駅出口に戻ってきました。残念ながらリハーサル日ということで中には入れず…でした。せめて周辺だけでも入れてくれたらよかったのになぁ。

 

国立競技場

この風景を絡められたらいい絵になったかもしれないなぁ…と思いつつ、門の隙間にレンズを入れて撮影。よく考えればブルーインパルスが映っていなくともこれが国立競技場を撮る最後の機会と思えば残しておかないといけませんね。

 

NEWS

31日に行われた本番の様子はテレビでも放送されていました。フィールド内から見るとこんな感じだったのですね。ブルーインパルスのフライトはツイッターでも話題になっていましたが、注目キーワードに上がるほどの人気だったようです。

 

MAP

こちらはツイッター経由で見つけた飛行コースの地図です。さすがに皇居上空は避けていたようです。渋谷駅や池袋駅の上空でも見ることができたかもしれません。これから色々な場所から撮影された驚きの作品がたくさん出てくるものと思います。

 

地図画像の大元の出典は下記の通りです。

引用:日本共産党目黒区議会議員 岩崎ふみひろの七転八起

http://fumin-iwatch.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-2360.html

 

 

 

スケジュール

17:35〜17:45 ブルーインパルス展示飛行

航過飛行(定まった編隊隊形で行う直線飛行)
・デルタ隊形
・スワン隊形
・グランドクロス隊形
・リーダーズベネフィット隊形

 

 

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