2014年1月12日 習志野演習場 降下訓練始め2014
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新春恒例の風物詩となっている第一空挺団の降下訓練始めを2年ぶりに見学してきました。昨年からは島嶼防衛を想定した状況のシナリオに変更されているようで興味深い内容が多く見られました。 
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UH-1J イロコイ
降下訓練始めはまず天候コンディションを確認するための試験降下から始まります。10時50分頃、UH-1から風の影響を調べるための降下が行われました。
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CH-47J チヌーク 第一空挺団の降下訓練始めスタートです。まずは3機のチヌークから計15名の隊員が降下しましたが、指揮官や最年少隊員などが参加しているとの説明がありました。
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CH-47J チヌーク VIPの登場です。上空で降下訓練を見届けた小野寺防衛大臣が地上に降り立ちました。
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第一空挺団 パラシュート降下を行う空挺隊員のバックにC-1輸送機の姿が重なりました。滑走路を必要とする固定翼機は同じ千葉県内にある海上自衛隊の下総基地を離陸してきます。
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C-1 陸自のヘリに続いては航空自衛隊の固定翼機から降下が行われました。入間基地の第402飛行隊から参加したジェット輸送機の登場に会場からは歓声が上がっていました。
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第一空挺団 固定翼機からは4機×10名づつ、合計40名が降下して落下傘の花を開きました。この時は長めの望遠レンズを装着していましたが、急遽広角撮影がしたいと思いとっさに手にしたのがiPhoneでした。それにしてもスマホカメラって便利ですね。
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C-130H ハーキュリーズ 今回の固定翼機はC-1×3機、ハーキュリーズ×1機という珍しい構成でした。例年は2機づつの参加でしたが、C-130Hの方は機体繰りの都合がつかなかったということでしょうかね?
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P-3C オライオン 後段は島嶼防衛の演習が行われました。まずは島周辺の海域を哨戒するべくP-3Cが飛来します。これで文字通り、降下訓練始めは陸海空が合同で行うイベントということになりました。ちなみに主翼端がディグロウオレンジに塗装された機体は教育用であることから、下総基地から飛来したことがわかります。
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LR-2 陸自の偵察機LR-2が敵陣偵察のために飛来します。あまり見る機会が少ないLR-2ですが姿を見せてくれたのはこの1パスのみ。やはりレアな機体ですね。
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敵車輌 昨年からはシナリオが変更になっているようで、離島防衛を想定した内容で構成されています。これは尖閣諸島など具体的な脅威が顕在化してしまったことが背景にあることは言うまでもありません。
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CH-47J チヌーク 高度が高い!と一目でわかりました。この縦系の高高度降下は今回初めて見たのでとても新鮮でした。
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第一空挺団 島嶼防衛では周囲の海に着水することも想定されるため、中にはウェットスーツを着用して降下する隊員さんも見られました。
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ボヤ 「冬は草が乾燥しており引火する危険性が高いのでタバコは吸わないで下さい」というアナウンスがされていました。なるほど、演習で使った火薬によりボヤが発生!
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C-1 空挺降下についてのよくわかる例えとして「東京タワーの高さから新幹線速さで飛ぶ航空機から降下する」と言われています。
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第一空挺団 印象的なアナウンスの台詞ですが「降下することは目的でなく手段です」と言っていました。第一空挺団といえばこのパラシュート降下が有名ですが、それはあくまで目的地にたどり着くための手段であり、精鋭と呼ばれる所以はむしろその後の行動にあるのです。
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第一空挺団 敵車輌に対し進撃をかける陸上自衛隊。戦闘については詳しくないのでよくわかりませんが、離島防衛において車両の上陸を許してしまうというシチュエーションはかなり後手にまわっているという気もします・・・。
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OH-6D 敵陣状況を調べるため観測ヘリの出番がまわってきます。小型かつ軽快な飛行が可能な機種がこの任務につきますが、近い将来この分野は無人偵察機がとってかわっていくと思われます。
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OH-6D 敵勢力を偵察した結果、部が悪いと判断したOH-6Dは一旦体制を整えるべく反転して自陣に戻ります。この時、航空機は習武台の眼前を通過してくれます。その近さは写真では伝えられないほどの迫力があります。
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OH-1 ニンジャ もうひとつの観測ヘリOH-1は日本が開発した高性能ヘリです。スタブウィングを装備しており軽攻撃ヘリとしても使えそうですね。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 敵陣営に打撃を与えるべく攻撃ヘリに要請がかかります。ここで人気のアパッチ登場です!
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 打撃を与えたアパッチは急旋回して待機エリアに戻っていきます。その時観客の前を通過するのは最高の演出となっています。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 目の前を高速で通過する航空機は大迫力です。固定翼ジェット機が中心の空自航空祭とはまた違った楽しみ方ができるのが陸自イベントの魅力といえます。
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AH-1S コブラ 攻撃ヘリはアパッチの他にも2機のコブラが参加しました。既に導入されてからかなりの年月が経過していますが、後継機であるアパッチの配備が大幅削減されてしまいました。この攻撃ヘリというカテゴリーを今後どのように考えていくのか興味深いところです。
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CH-47J チヌーク 攻撃ヘリにより敵を後退させたところで自陣の再構築がすすめられます。輸送力の柱であるチヌークが飛来しましたが、その近さはカメラの画角からはみ出てしまいそうなほどです。
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CH-47J チヌーク チヌークからはバイク部隊が出てきましたが、同機は他にも車輌を搭載したり、機体下に吊り下げたりとあらゆるものを運ぶことができそうです。
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CH-47J チヌーク 離陸時にダッシュする際の前傾姿勢が実に格好いい!この見下ろし気味のアングルが習志野名物「習武台」の最大の魅力です。
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CH-47J チヌーク 今回は会場奥側の左→右へ移動して任務をこなし、離脱する際は会場手前を左←右へと通過します。この方が写真派にとっては都合がいいように思います。こんな感じです。
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UH-1J イロコイ 迷彩服を着た隊員を運んできた2機のUH-1。地上に降ろすにも二通りのやり方を展示してくれます。
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UH-1J イロコイ 1番機は機体を地上に接地させ、隊員を直接下ろす方法です。この方法は地上隊員にとって楽な方法ですがヘリの操縦士にとっては速やかに着陸するスキルが必要となります。
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UH-1J イロコイ ロープを使って隊員を降ろす2番機。ヘリが着陸するには困難な場所でも隊員を降ろすことができます。ファストロープは道具を使わず手だけで降りる方法で、素早く降りることができますが難易度は高いそうです。
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UH-1J イロコイ 地を這うように低空で離脱するUH-1Jがいかにもミリタリーらしくていいですね。ただし悩ましいのがローターの位置でこれは狙って撮るというわけにはいきませんが、その位置によって印象が大きく違ってきてしまいます。
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UH-1J イロコイ 流し撮りになりましたが、このシーンは電線や住宅も写っていなかったので都市の風景とは思えないような雰囲気になりました。
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CH-47J チヌーク リペリング降下はカラビナなどの金具を使って降りる方法で、ファストロープに比べれば難易度が低く安全ということになるようですが、ファストロープに比べると降下に時間がかかります。
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CH-47J チヌーク 観客に向かって突進してくるかのような迫力の前傾姿勢です。ローターの回転具合もなかなかいい感じだと思います。
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OH-1 ニンジャ 観測ヘリのコンビが再び敵陣の偵察に向かいます。同じ目的のためにある両機種ですが、違いすぎるシルエットが非常に興味深いです。
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UH-1J イロコイ 敵車輌を足止めするべく地雷投下装置を両脇にかかえるUH-1。装備品を取り付けた珍しい形態ですが重量感が増して別機種のようにも見えます。
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演出 演習では砲撃の効果を演出するため火薬が使用されます。しかし閃光を撮影するのはなかなか難しい…。気づいた後にシャッターを押したのでは煙しか残っていませんから、演習の流れの「読み」が何より必要になります。
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AH-1S コブラ 機首を下向き45度に向け攻撃姿勢をとる2機のコブラ。低空から地上と平行に射撃するよりも高高度から撃った方がメリットがあるという事だと思いますが、地上からの攻撃を避けるという意味ではこの方法がよさそうです。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 打撃を加えた後、アパッチは再び戦線に戻りました。ホバリング状態で援護射撃を継続し味方の進行を支援します。
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AH-1S コブラ 攻撃を終えたコブラが待機エリアへと戻りますが、なぜかコブラは観客の頭上を通過していきました。ファンサでしょうかね?
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10式戦車 状況もいよいよ最終局面をむかえます。ここで注目を集めたのは最新鋭の10式戦車が登場したことです。富士総合火力演習でもその姿は見ましたが今回はカモフラージュ仕様での登場でした。
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74式戦車 擬装した74式戦車の登場です。気になるニュースとしては今後戦車は本州には配備しないという方針が発表されました。今後本州のイベントで戦車が見られなくなるのでは?という心配も出てきますが、その代わりに機動戦闘車が配備されていくことになりますからそれはそれで楽しみです。
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155mmりゅう弾砲 富士総合火力演習でみたりゅう弾砲で追い打ちをかけます。効果訓練始めはミニ総火演とも呼ばれているそうです。何十倍の高倍率になる富士総合火力演習に比べて、誰でも入れる習志野は大変ありがたいイベントだと思います。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 最後にもう一度観客の前を通過するアパッチ。僅かな機数しか導入できなかったアパッチなので部隊を編成するというのも厳しい状況ですが「日本はアパッチを持っている」という事実と「アパッチが出てくるかもしれない」と思わせることで相手は対策を講じる必要性が生まれます。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ アパッチの導入数の削減と、本州の戦車配備中止。これは以前から何となく思っていた事ですが、確かに海に囲まれている日本で戦車戦が行われるというイメージがなかなか湧いてきませんでした。しかし装輪装甲車の開発や揚陸作戦能力の向上など、新たな自衛隊の姿に向けて動き始めていることが伝わってきます。
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AH-1S コブラ 陸自が導入してから既に30年以上が経過しているコブラですが、後継機のアパッチも導入数は少ない状況ですから、対戦車ヘリの必要性が認められなくなっているという事なのでしょう。
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航空部隊 状況終了。演習に参加したヘリコプターがホバリングでスタンバイしています。今回参加した航空機は14機と以前に比べると寂しい気もしますが、展示内容が充実しているので物足りなさは感じられませんでした。
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航空部隊 状況終了と同時に帰る人たちが動き出し、習武台は大混雑の様相です。
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シャトルバス 演習場と入口を結ぶシャトルバスには既に長い行列ができていました。私はいつも歩いて移動していますが、抜かれたバスの本数を数えてみると結局は歩いた方が早く着くように思います。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 駐機エリアから展示エリアに移動するアパッチ。午後からは地上展示が行われます。
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OH-6D この飛行ルートはおそらくファンサービスの一環と思われますが頭上を通過してくれました。
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AH-1S コブラ 駐機エリアはスポーツグランドが利用されます。林の中から姿を表すコブラの姿は、これが実戦だったら怖いだろうな…と思って見ていました。。
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AH-1S コブラ 前年から演習内容を変更していると聞いていましたが、実際のところ参加機数の削減を気にさせないほど満足度は高かったです。行ってよかった!。
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スケジュール(パンフレット)
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