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20151011

陸上自衛隊

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2015年10月11日 陸上自衛隊 第43回木更津航空祭

前年は台風が近づく悪天候の中でもフライトを実施した木更津航空祭。今年も雨でしたが悪天候の写真を撮ってみたいと思い行ってきました。さらに近くの木更津埠頭では海自フリートウィークの一環として艦艇一般公開が行われており、忙しい一日となりました。

セキュリティチェック

自動車の場合、海上自衛隊の門から入場します。陸自の場合は、自動車ごと危険物がないかをチェックするので車体の下面や後部ドアまで検査が入ります。この時は雨でしたが乗員も一旦は降りて金属探知機のチェックを受けることになります。

 

V-107 バートル

今回は雨天モードということで格納庫の中に転じされた航空機がいくつかあります。既に退役した旧式機ですが保存状態もよく手入れされていました。

 

SH-60K

同じく千葉県にある館山基地からはSH-60K対潜ヘリが参加しました。開門直後はご覧のような雨模様だったので見学者の数もまばらでした。

 

CH-47J チヌーク

地元木更津駐屯地から展示されたチヌークは機内見学が可能でした。

 

AH-64D ロングボウ・アパッチ

格納庫内に展示されたアパッチは雨にも濡れずに撮影を行うことができました。配備されてからかなりの日数が経過しましたが、主力機とはなりえないその立場からレア度は高いままです。

 

CH-47J チヌーク

格納庫の中に駐機されていたチヌーク。展示機ではありませんが逆にこのような日常風景を望むファンの方も多いと思います。

 

AH-1S コブラ

展示された2機の対戦車ヘリコプター。機体左側面に大きな鬼のフィルムを貼っての展示でした。会場でかなり目立ちましたが、前年まで話題だった痛コブラを惜しむ声も多く聞かれました。

 

AH-1S コブラ

痛コブラの姿はなくても、その魂は生き続ける…。というのも大げさですがノーズだけにはその伝統が引き継がれていました。

 

AH-1S コブラ

気になったのはこちらのエンブレム。かなりアニメ超ですがかなりの完成度です。隊員さんの胸元にパッチとして貼られており、販売しているか聞いたところ既に完売との事です。

 

遠隔操縦観測システム

陸自が装備する小型無人機。状況がわからない敵陣や被災地を偵察する際に無人機は人命の危険を伴わないので大変有効です。

 

LR-1

今年で退役となる老兵LR-1はこの航空祭の主役でした。ハンガー内に展示されたJG22020は既に用廃機となっている機体だそうです。

 

LR-1

エプロンに駐機されていたJG22019はフライアブルである最後の機体です。航空祭でのラストフライトという事でパンフレットでもアピールされていました。

 

AH-1S コブラ

支援車両展示でコブラを牽引するトーイングカー。コブラには移動のためタイヤがつけられます。

 

LR-1

滑走路へ向けてタキシングするLR-1。タイヤには水しぶきが上がっていますが、エプロンにはかなり凸凹があり、各所に大きな水たまりができていました。できれば雨の日は防水靴で参加した方がよいでしょう。

 

LR-1

残念ながらラストフライトを披露することはできず、ハイスピードタキシーを行うだけでした。この後地上展示されましたが退役を惜しむファンに囲まれていました。

 

EC-225LP シュペル・ピューマ

特別輸送ヘリコプター隊が装備する要人輸送用の機体です。中央行事などでみかける事が多いこの機体は普段は木更津駐屯地をベースとしています。

 

AH-1S コブラ、OH-1 ニンジャ

祝賀飛行に向けて参加機が一斉に離陸していく様は壮観の一言でした。

 

大編隊

木更津航空祭の目玉ともいえる異機種大編隊。しかし写真という制限された画角に収めようとするとその迫力は失われてしまう事が残念です。

 

大編隊

離陸した編隊は旋回をしながら一旦基地を離れ、我々の視界からは姿を消していきます。近くでは羽田空港の離発着便も多く、知らずにこの編隊を目撃した人はきっと驚くことでしょう。

 

化学消防車

下総基地でもみかけましたが消防車が近代的な車種に代わっているようです。祝賀飛行の直前に放水デモを行いました。

 

祝賀飛行

21機のヘリによる大編隊で祝賀飛行が行われました。撮影位置にもよると思いますが、なかなかよいアングルにはおさまりません。パンラマサイズで無駄な空間をカットした方が迫力も出そうです。

 

EC-225LP シュペル・ピューマ

祝賀飛行を終えた各編隊は一度右旋回を行い、着陸パターンへと入ります。EC-225LPをまとめて3機見たのはこれが初めてです。

 

EC-225LP シュペル・ピューマ

ヘリは思っているよりも機動性が高いことを教えてくれる木更津航空祭。キビキビとした動きで短時間のうちに降りていきました。

 

OH-1 ニンジャ、AH-1S コブラ

OH-6Dに比べると観測ヘリとは思えない程に格好いいOH-1。迷彩パターンはもとより、タンデムコックピットもコブラと似ており、並んでみても精悍さではひけをとりません。

 

CH-47J チヌーク

木更津駐屯地において大多数を誇るのが大型輸送ヘリのチヌークです。陸上自衛隊において物資、隊員の輸送の重要さがわかります。

 

CH-47J チヌーク

着陸のための旋回に入るチヌーク。ヘリだったら直接着陸場所へ行ってホバリングをすればいいのに…と思ってしまいますが、空のルールはそんな単純ではないのでしょう。

 

AH-1S コブラ

祝賀飛行を終えた後に訓練展示が行われます。習志野駐屯地では第一空挺団の活躍を中心にした構成であるのに対し、木更津ではヘリの活躍に重点を置いたシナリオとなっています。

 

AH-1S コブラ

シナリオの口火を切ったのが攻撃ヘリによる陣地の制圧。木更津では戦車が出てくるような状況は描かれませんでした。

 

AH-1S コブラ

自陣の中で兵装の補給を受けるAH-1S。後ほど説明を受けましたがコブラは最大8発の対戦車ミサイルを装備することができ、場所を選ばず比較的容易にセットすることができるようです。

 

CH-47J チヌーク

力自慢のチヌークに車両を吊り下げるためワイヤーを取り付けています。低高度で一定の位置にホバリングする事は非常に繊細な操縦技術が求められるはずです。

 

UH-60JA

ここ最近では被災地において優れた救難機として登場する事が多いUH-60J。特定の機能を持たない汎用機ですが、ここではサイドドアを開けて機銃掃射を行っています。

 

OH-1 ニンジャ

武装を持たない観測ヘリは敵陣地の状況を調べて情報を持ち帰る事が仕事です。空飛ぶタマゴと呼ばれ見た目は可愛いこの機体も、実際には高い機動力を有しています。

 

CH-47J チヌーク

着陸したチヌークからバイクに乗った隊員が出てきました。先陣をきって偵察を行うと共に自衛のため必要な行動をとります。

 

訓練展示

陸自の訓練展示で興味深い点は状況を描いたシナリオに沿ってデモを行うことでしょう。航空機だけでなく車両や隊員も登場します。

 

OH-1 ニンジャ

軽快な飛行で背面が見えるほどの捻りを見せるニンジャ。陸自イベントでヘリの機動性の高さに認識を変える人も多いことでしょう。

 

AH-1S コブラ

戦闘ヘリとしてはいつもより迫力に欠けていたという声も聞かれたコブラですが、写真の中では重なってくれればそれでオッケーでしょう。

 

CH-47J チヌーク

大型ヘリのチヌークは迫力がありますが、正面から見ると銘菓「ひよこ」に似ているかも…。可愛くみえてきますよね。

 

CH-47J チヌーク

1枚の画角に3機のチヌークが収まる…。しかもどこを向いても同様なシャッターチャンスに溢れている。この密度が木更津の特徴であり魅力です。

 

CH-47J チヌーク

強烈なダウンウォシュにより巻き上げられた芝が機体前を舞っています。

 

CH-47J チヌーク

後部ハッチから車両が出てきました。人が乗った状態では頭上ギリギリの高さですが、車両のフロントガラスにも折り畳みの機構がある事がよく考えられていて面白いです。 

 

CH-47J チヌーク

地上にいる隊員の上を任務遂行した機体が通過していきます。立体的な訓練展示が行えるのも陸上自衛隊ならではの特徴ですね。

 

装甲車

車両の事はよくわかりませんが、専門のファンにとってはたまらないと思います。

 

AH-1S コブラ

撮影においてローターの位置を狙うことはまず無理ですが、その場所によってかなり印象が異なります。コブラは2枚しかないのでさらに難しくなります。この写真では画角から出るくらい真横に止まっていて結構お気に入りです。

 

CH-47J チヌーク

木更津の工業地帯をバックに着陸する2機のチヌーク。このごちゃごちゃした感じがエリアの特徴をよく表しています。

 

CH-47J チヌーク

機体の重なりはもはや当然という感のある木更津航空祭。似たような写真を量産する中、個人的に一番しっくりときたのがこの位置関係でした。

 

EC-225LP シュペル・ピューマ

訓練展示が終わったところで近くの木更津港で行われている護衛艦の一般公開へ向かおうと思った矢先、2機のシュペルピューマが飛行しながら近づいてきました。地上展示されるのかと思いましたが、残念ながら格納庫へと向かいました。

 

LR-1

一般公開イベントにおけるラストフライトの願いが敵わなかったLR-1。トーイングカーに引っ張られてエプロンエリアの方へ移動してきました。

 

LR-1

後継機のLR-2と並べて地上展示されたLR-1。退役間近の機体にファンの注目も熱く、熱心に写真を撮る人の姿が見られました。

 

4ATH パッチ

すばらしい完成度の部隊パッチ。残念ながら完売との事でしたが、木更津では今後もこの路線で継承されていくことを期待しつつ…。午後からは木更津公共埠頭で開催されている海自の護衛艦一般公開へと向かいました。

 

 

スケジュール(パンフレット)

08:00〜16:00 航空機地上展示、航空機途上支援車両展示、装備品展示

10:00〜12:00 高射学校音楽隊、太鼓演奏、LR-1エンジン始動展示

          編隊離陸

          航空機地上支援車両紹介

          編隊飛行上空通過〜着陸

          らっぱ吹奏

          訓練展示

12:15〜12:30 迎え太鼓

12:30〜14:00 祝賀会食(申込者のみ)

12:40〜14:30 高射学校音楽隊演奏

          チアリーディング(木更津総合高校)

          太鼓演奏(木更津、習志野、下志津合同)

          鳳神ヤツルギ

13:10〜14:40 ヘリコプター体験搭乗

          ヘリコプター地上滑走

 

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