2015年9月26日 海上自衛隊 下総基地開設記念行事
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下総基地において第56回開設記念行事が開催されました。週間天気予報では雨が心配されましたが、当日は終日曇天となりました。フライトについては年々規模が縮小され、今年は非常に寂しい内容でしたが、P-1が初めて地上展示された事が話題となりました。 
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P-1
下総基地の開設記念行事では、当日朝にフライインする機体が多い傾向があります。今回は事前にP-1が展示されるとの情報もあり、開門前から基地外周へ足を運んでみました。7時になると予想通りP-1がアプローチしてきました。早起きは三文の徳とはよく言ったものです。
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P-1
スラットを下げ、スポイラーを立てて減速するP-1を正面から。視界が悪いため滑走路の誘導灯など灯火された事もよいアクセントになったと思います。この日R/W01エンドにいたのは私を含めて二人しかいませんでしたが、とりあえず下総基地の滑走路とP-1の絡みを撮れた事に満足しました。
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P-1
この日のアクティブランウェイは01だったはず…ですが、着陸は19から進入してきたので計算が狂ったものの、結果的にはよかったです。早朝の時間帯は住宅地をさけるため、できるだけ北側から進入するというルールでもあるのでしょうか。
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U-36A リアジェット
続いて陸自のCH-47JA、海自のU-36Aが飛来しましたが、ともに進入はR/W19でした。ちなみに私が到着した時点で空自のC-130Hの姿を確認する事ができました。
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P-3C オライオン
8時になるとP-3Cの5062番機が天候偵察のために上がりました。この時はアクティブランウェイと同じR/W01を使っていましたので8時がアプローチ自粛解除の目安かもしれません。
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P-3C オライオン
9時になると開門となります。昨年までとは駐車場の誘導が少し違っているなぁ…と思いましたが、保管展示されている5020番機と新管制塔、そして新しい格納庫を1枚におさめることができました。
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P-3C オライオン
天候偵察に飛び立った5062番気が会場上空を通過しました。祝賀飛行のリハーサルを兼ねてのフライトと思われます。
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P-1
下総基地に初めて地上展示された次期対潜哨戒機P-1です。今回派遣されたのは機番も新しい5510でした。
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P-1
開門時刻の9時になると基地内に入ることはできますが、飛行場地区は準備中のためしばらくは入ることができません。そのため早い時間帯であれば観客の姿を入れずクリアな状態で展示機を撮影することができます。
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P-1
エプロン地区が開放されると観客が展示機のまわりに集まります。航空自衛隊の航空祭のようなラッシュはないので小さなお子さん連れでも安心なのが下総基地のいいところかも。
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P-1
P-3Cと同様に、乗降用のタラップは胴体格納式となっていて地上からの支援を必要としません。
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P-3C オライオン
離陸指示が出るまでの間、身動きもせずにじっと直立していたグランドクルー。観客に見られていることを意識しての事だと思いますが、式典など自衛隊の方は平気で1時間くらい立ち続けることができます。
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P-3C オライオン
下総基地祭は航空機ではなく、地上スタッフとの絡みを撮るイベントだ…と言った方がいます。実に言いえて妙ですね。縦構図で人物を比較的大きく入れてみました。
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P-3C オライオン
P-3Cの特徴であるプロペラを一つだけ入れた構図です。人物は左右に位置する事になるので少し脇役的になってしまいます。
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P-3C オライオン
エンジン4発を入れています。こうなると完全に航空機の存在感しか残りませんね。
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P-3C オライオン
こちらは完全に人物にフォーカスを当てていたので、P-3Cはプロペラのみです。
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P-3C オライオン
グッドラック!といった雰囲気です。人物と航空機が対等になるような会話的要素が入っていますね。
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P-3C オライオン
残念ながら視界不良のため祝賀飛行の機数は縮小され、エンジンがかかった3機のうち、離陸したのは5060番機の前を横切る5063番機のみでした。
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P-3C オライオン
一度はかけかエンジンを停止し、役目を終えた地上クルーは建物へと戻っていきます。その際も隊列を組んで足並みを揃えて歩いていました。
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P-3C オライオン
祝賀飛行に向けて離陸する5063番機とエプロンを行進する地上クルー。
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P-3C オライオン
一つの航空機を飛ばすのに多くの人間が関わっていることがわかります。5060番機の前に牽引車が到着し、機体を少し前の位置へと移動しました。
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P-3C オライオン
点検を終えてエプロンを去るところです。地上クルーは青い服を着ており、フライトクルーは緑の服を着用しています。
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記念式典
下総基地は航空祭ではなく「開設記念行事」であり式典としての意味合いを含んでいます。会場の中央では来賓が集まり、国家独唱や来賓からの祝辞、訓示などが行われます。写真は国旗と海自旗にむけて敬礼するお偉いさん達です。狭い艦内で活動する事の多い海自隊員の敬礼は脇を締めてコンパクトにするのが特徴との事。
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P-3C オライオン
祝賀飛行で会場を通過したP-3Cは残念ながら単機による寂しいものでした。この他に上空では指揮をとったのか予備機だったのかは不明ですがもう1機のP-3Cも近くまで接近していました。
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CH-47JA チヌーク
陸上自衛隊から参加したチヌークはスポンソンが拡張されたJA型です。例年であれば習志野の第1空挺団による空挺降下をお披露目しましたが、今年は最初から予定になかった模様です。
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化学消防車
下総基地に配備されている消防車は近未来的なデザインで格好いいのです。2台による放水の展示を行いました。
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P-3C オライオン
祝賀飛行を終えたP-3Cが会場に進入してきました。昨年までは小規模ながらも展示飛行がプログラムに組み込まれていましたが、今回は皆無という寂しい内容でした。
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P-3C オライオン
展示飛行とは呼べませんが上空を通過したP-3Cは目の前で旋回を行い、本来なら不必要な360度ターンを行ってくれました。
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P-3C オライオン
かなりトリミングを行っていますが唯一の見せ場がこれでした。開設記念行事の縮小は正直なところ寂しいの一言です。
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P-3C オライオン
R/W01にタッチダウンした5062号機のタイヤからは摩擦による煙が発生しています。
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P-3C オライオン
エプロンへとタキシングするP-3Cにスカイツリーと消防車を絡めてみました。
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U-36A リアジェット
当日の朝に飛来したU-36Aリアジェット。ミサイル役を務めるという珍しさに隊員さんに質問をする観客の姿が目立ちました。
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P-3C オライオン
第54回には54号機、第55回には55号機が展示されたP-3Cですが56号機は所属していなかった模様で、今回地上展示を務めたのは番号をひっくりかえした65号機でした。
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P-1
今回初展示となったP-1の周辺には常に人だかりができていて、必ず誰かしらの姿が写ってしまいます。それを避けた結果はこういうカタチになりました。P-3Cに比べると面長の顔をしていることがわかります。
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P-1
新旧の対潜哨戒機が肩を並べた今回の下総基地。既に厚木では当たり前の風景となっていますが、下総基地にもP-1が配備される日がくるのでしょうか。
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P-1
海上自衛隊は全てのP-3CをP-1に置き換えていく方針だそうです。今は全80機のうち、P-1が10程度の比率ですが、半数を占めるようになったらきっとクルーの教育体制の見直しもあることでしょう。その頃には下総にもP-1が配備されるかな。
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P-3C オライオン
午後はお台場のビッグサイトで行われる全日本模型ホビーショーに向かうため、下総基地は午前中のみの見学となりました。残念ながらイベント自体はちょっと寂しい内容でしたが、関東における穴場スポットという位置づけは今回も変わりませんでした。
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スケジュール(パンフレット)
09:00〜15:00 航空機見学・展示
09:00〜15:00 ミニP-3C展示・公演
09:00〜15:00 模擬店
10:00〜10:52 記念式典・祝賀飛行等
11:30〜15:00 花電車
12:30〜15:15 体験搭乗
13:00〜13:30 スペシャルライブ 成底ゆう子
13:40〜14:10 横須賀音楽隊
14:40〜15:10 高野太鼓
15:30〜16:00 麗澤中高等学校吹奏楽
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