たびパパ 趣味の飛行機ページ 航空イベント 訪問記録



20150905

海上自衛隊

呉資料館


JMSDF

Kure Museum

→Home      →横長写真館      →イベント訪問記      →ダイキャスト      →LINK  

←BACK    TOP    [↑2015]   NEXT→


2015年9月5日 てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)

呉見学での最大の目的となる「てつのくじら館」です。てつのくじらは潜水艦のことを指しており、その目玉はなんと言っても陸揚げされて展示されている実際の潜水艦で、その内部に入ることもできるのです。

SS-579 あきしお

大和ミュージアムに隣接する海自の史料館は超インパクトのある潜水艦のディスプレイで有名です。一度この目で見てみたいと思っていましたが念願かなって実現することができました。

 

SS-579 あきしお

軍事機密であるという潜水艦のスクリュー。その大きさや角度、形状で性能が推定できることがその理由だそうです。

 

SS-579 あきしお

写真は朝早めの開会時刻前のものです。早めについたので周囲を散策していましたがフェンスを掃除する隊員さんの姿がありました。

 

SS-579 あきしお

日本中でもここにしか見られないであろう潜水艦の全身姿です。この異様な風景はネットで何度も見ていましたが、やはりそのスケール感は実物を見ないと理解する事は難しいのです。

 

SS-579 あきしお

潜水艦の大きさを把握するためには自動車と対比するのがわかりやすいと思います。潜水艦は海面から出ている部分が少ないため小さい印象がありますが、実際はかなりの大きさです。

 

SS-579 あきしお

ショッピングセンターの駐車場からの眺めです。それほど危険ではないものの、決して無理はしないようにしましょう。

 

てつのくじら館

いざ館内に入ります。海上自衛隊は護衛艦の艦名をはじめ、ひらがなが好きなようですね。しかしこのような立派な施設にもかかわらず入場料は無料です。陸自のりっくんランド、空自のエアパーク、そして海事のてつのくじら館と広報館をコンプリートできました。

 

てつのくじら館

てつのくじら館の大きなテーマは掃海活動であり、戦闘についての話題は避けられている模様です。もっとも海自の掃海技術は世界的にも高いらしく、期待されていることも事実だそうです。

 

てつのくじら館

3階は潜水艦についての資料が展示されています。

 

てつのくじら館

潜水艦の狭い艦内では食材の保管場所にも工夫されていて、ベンチの下が野菜の保管庫になっています。

 

てつのくじら館

過酷な潜水艦内での任務において、最大の楽しみは食事だそうです。中でも潜水艦は優遇されていてご馳走が振舞われるそうです。調理では腕のいい隊員が配置されるそうで、潜水艦のカレーはレベルが高いという噂です。

 

てつのくじら館

万が一離艦命令が出された際、脱出時は水圧との戦いとなります。各種耐圧服が用意されているそうです。さらに潜水艦救助艦という専門性の高い艦艇も装備されています。

 

SS-579 あきしお

見学の順路に従って進んでいると一旦外にでます。これは外に隣接展示されている「あきしお」だということはすぐにわかりました。もしかして!

 

SS-579 あきしお

そうです。「あきしお」の艦内は公開されているので実際中に入ることができるのです。夢にまでみた潜水艦の内部!まずは時計についての説明があります。この時刻は「あきしお」が退役した時刻で止められているそうです。最近の潜水艦は各部屋の時計合わせ作業をなくすため、全て連動して同じ時刻を示してくれるそうです。

 

SS-579 あきしお

バスタブはおそらく装備されていないでしょう。シャワーや洗面台もかなりコンパクトです。

 

SS-579 あきしお

庶務室です。潜水艦の中は全ての部屋が狭いのですが、なんといっても窓がありません。壁の外は海の中だと思うと息苦しくなってきそうです。強靭な精神力が必要ですね。

 

SS-579 あきしお

上甲板へつながるラダーとハッチです。写真撮影は問題ありませんが、見学の邪魔にならないように…との注意書きがありました。手ブレ写真が多いですがご容赦下さい。

 

SS-579 あきしお

有名な潜水艦内の狭い三段ベッド。カプセルホテルよりはるかに狭いでしょう。ちなみに潜水艦の中は8時間勤務の三交代制を取るそうです。勤務時間を固定すると夜勤のみになるチームができてしまうので平等に勤務時間帯をシフトしていくそうです。

 

SS-579 あきしお

潜水艦内で火災が起きてしまったら大変なので、キッチンといえでも火は使えません。制限された状況でよくぞあれだけの料理を提供できるものだと感心します。

 

SS-579 あきしお

士官室にある打ち合わせ、食事用のテーブルです。緊急時には応急手術用のベッドに早変わりするという、潜水艦らしい現実主義が感じられます。

 

SS-579 あきしお

一応プライベートが保たれているのが艦長室です。しかしその広さは押入れくらいではないでしょうか。

 

SS-579 あきしお

操縦室というのかな。人が集まる空間で様々な情報が集まってくるところでしょう。

 

SS-579 あきしお

修理を容易にするためでしょうか。配管などはむき出しになっています。

 

SS-579 あきしお

操縦席。YS-11などのコックピットを彷彿とさせます。乗り心地はあまりよくなさそうですね。

 

SS-579 あきしお

潜望鏡からの眺めです。カメラのレンズを接すると上のように写真を取ることもできます。

 

SS-579 あきしお

レンズは透明度が高く、かなり明瞭に見ることができました。潜望鏡は二つ装備されています。

 

SS-579 あきしお

床に目をやると下層階が見えるようにガラス張りになっていました。見学できる場所は潜水艦の中でも上前方部の一部でしたが、想像以上に大きな艦であることは想像できました。

 

SS-579 あきしお

海図を広げて作戦を練っていたであろう机。

 

SS-579 あきしお

これは本当に貴重な資料です。護衛艦に興味がある方は一度呉に足を運ぶべきだと思いました。

 

SS-579 あきしお

最初見た時は気づきませんでしたが、これは海底に降ろしておく潜水艦用のアンカーかな?

以上、大和ミュージアム、呉湾クルーズ、てつのくじら艦を見学して目的を達成したのでした。ひとつ心残りだったのは「アレイからすこじま」へ行けなかった事です。タイミングよく「くれたん」号が来てくれなかったのが残念です。

 

くれたん

呉駅からは広島空港へのリムジンバスが出ています。いざ広島空港へ向かおうとしたら、ここで「くれたん」号を発見。なかなか巡り会えませんでしたね。

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

←BACK    TOP    [↑2015]   NEXT→