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20150905

大和ミュージアム


Yamato Museum

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2015年9月5日 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)

土曜日は完全フリータイムなので広島から1時間ほど足を伸ばして呉を訪問してきました。呉は軍港としても有名ですが、訪問することで造船技術の高い工廠としての顔を知ることができました。観光地としても楽しめるスポットが多く、一度は行ってみたいと考えていました。

広島電鉄

この日は時間を有効に使いたいと思い、早起きをして呉へと向かう事にしました。ホテルからJR広島駅へは広島電鉄に乗りました。路面電車は一見レトロな印象がありますが、中には最新鋭の車両も走っており、エコ時代の都市機能としての先進性も感じました。

 

SS???

呉駅に到着し5分ほど歩くと呉湾が見えてきます。遠目に見えた艦影を確認すると潜水艦でした。さすが呉港!残念ながら潜水艦は艦番号が確認できず艦名を特定できませんでした。

 

大和波止場

大和ミュージアムの開館時刻までまだ30分ほどあったので周辺を散策しました。面白いなぁと思ったのがこの大和波止場。黄色のラインで囲った部分は戦艦山の左前方甲板と同じ大きさだそうで、大和の巨大さをイメージする事ができます。

 

大和波止場

甲板にある錨の鎖をモチーフにしたデザインが秀逸です。

 

大和波止場

先端には大和の艦首をイメージしたデザインというこだわり方です。

 

HU06 しんかい

調査用潜水艇のしんかいが展示されています。おそらく実物なのでしょうがこれで深海まで潜ると思うとちょっと怖いですね。

 

陸奥 41cm砲

科学館のレンガ広場に展示されている悲劇の戦艦陸奥の主砲砲身。当時40cm級の主砲を装備する戦艦は世界に7隻しかなく、ビッグ7と呼ばれていた話は艦これファンには有名です。

 

陸奥

艦これで有名な陸奥さんです。

 

陸奥 スクリュー

巨大なスクリューは端が少し欠けており、レプリカではない事がわかります。それにしてもよくぞこのような大きなものを建造できたものです。

 

大和ミュージアム

今回訪れたタイミングはちょうど10周年記念でした。来場者も1000万人を超えたそうで人気の高さを窺い知ることができます。

 

1/10スケール 戦艦大和

まずはミュージアムの顔である全長26.3mの大和の模型が来場者を迎えてくれます。ここではスタッフの方が記念撮影を促してくれます。

 

戦艦大和

艦これの大和さんはこんな感じ!

 

展示コーナー

歴史科学館ということで多くの歴史的遺物や情報が展示されています。今も海底に沈んでいる大和ですがそれを引き揚げようという動きもおきているようです。

 

1/10スケール 戦艦大和

模型は階段を降りて下からのアングルで眺めることができます。でも思ったより面白い眺めではありませんでした。

 

1/10スケール 戦艦大和

ぐるっと周囲をまわって後方からの眺めです。後部甲板には主砲の他に艦載機のカタパルトや回収用のクレーン、ボートの格納庫など多彩で機能的な設計を見る事ができます。

 

回天十型(試作型)

悲劇の特攻兵器として知られている人間魚雷こと回天です。魚雷の制御のために人間が乗り込むという今では考えられない思想の兵器ですが、平均年齢21歳の若者たち100名が命を失ったそうです。

 

海龍(後期量産型)

飛行機のように翼を使って海中を自由に潜航、浮上する事を目指したという小型潜水艦です。呉は軍港として有名ですが、その中でも軍艦の建造技術の高さが際立っていた事がよくわかりました。

 

海龍(後期量産型)

特殊潜航艇と呼ばれ乗員は2名。あまり知名度がないように思いますが量産型という事で実用化されています。しかし実戦に投入される前に終戦を迎えたそうです。

 

海龍(後期量産型)

後方を見たところ破損している箇所があったところから、これはレプリカでなく現実のものであることがわかります。

 

零式艦上戦闘機 六二型

広海軍工廠で研究・開発された技術が活かされたという零戦も展示されています。

 

零式艦上戦闘機 六二型

尾翼番号210-118B。当機は琵琶湖に不時着した機体を引き上げて復元したものだそうです。

 

零式艦上戦闘機 六二型

零戦は日本が誇る航空技術の高さを伝えるものです。十数機しか残っていない貴重な展示機のひとつとなります。

 

1/10スケール 戦艦大和

縦構図にて。広角レンズでも画角いっぱいに収めるのがギリギリでした。

 

大和波止場

館内から見た大和波止場です。左前甲板を再現していますが、主砲等の兵装の位置にもマークが描かれていました。艦上の建造物をイメージするとその巨大さを感じることができます。

 

1/10スケール 戦艦大和

3階の高さから俯瞰した眺めです。見学者の大きさを比べるとこれだけでも小型船として動かすことができそうです。

 

SS579 あきしお

外に出ることができるテラスからは、隣接する海上自衛隊呉資料館が見えます。日本で唯一陸上から全景を見ることができる”あきしお”の姿を真横から見ることができます。

 

零式艦上戦闘機 六二型

ここからは一旦館内を出て、再び再入場した時のものです。チケットをもっていれば何回でも再入場できるのは良心的ですね。ちなみに私は仕事用のカバンを呉駅のコインロッカーに入れましたが、こちらの館内でもコインロッカーを利用することができます。

 

1/10スケール 戦艦大和

これだけのビッグスケールの模型は国内でも数少ないと思います。そういえばお台場にあるガンダム立像を思い出します。この大和も主砲が可動したり砲撃のサウンドを流したりするなどギミックが仕込まれていたら尚よかったと思います。

 

大和ミュージアム ポスター

ここ最近は安保法案について多くの報道、議論、運動が起きており一般の人も戦争について考える機会が増えていると思います。戦争なんかしたくないという気持ちは私も同じですが、その前に軍事というものの知識も是非調べて欲しいと感じています。

ここ大和ミュージアムでは若い女性が兵器の前でピースサインをして記念写真を撮っていました。そんな事ができるのは今の日本が平和な証拠だと思いましたが、それは先人達が必死の抵抗をしてくれたから我々は今のような国の立場で日々を過ごす事ができているのではないでしょうか。正解はわかりませんが考えることは大切です。

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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