たびパパ 趣味の飛行機ページ 航空イベント 訪問記録



20161103

航空自衛隊

入間基地

航空祭


JASDF

Iruma AirBase

RJTJ

AirShow

→Home      →横長写真館      →イベント訪問記      →ダイキャスト      →LINK  

←BACK    TOP    [↑2016]   NEXT→


2016年11月3日 航空自衛隊 入間基地航空祭

文化の日恒例の入間基地航空祭に行ってきました。前日からの雨が残る天気予報でしたが、さすが晴れの特異日!朝から快晴で迎えることができました。今年は入場がとてもスムースでしたが解放時間の前倒しと手荷物検査の簡素化を行ったようです。尚基地HPでの発表によると入場者は13万人との事でした。最盛期に比べると落ち着きをみせているようです。

T-4

前日の雨が朝まで残るという天気予報を覆し、快晴の下で開催された入間基地航空祭。今年は拍子抜けするほど入場がスムースでほとんど待ち時間なくエプロンまで到達することができました。ざっと一望したところレッドドルフィンこと赤白塗装のT-4の姿が!まず真っ先に向かいました。

 

 

EC135P2+

埼玉県警が装備するユーロコプター社製へり。県警のヘリにはあまり興味がありませんでしたが、これはなかなか格好いいと思いました。

 

 

UH-1H

派手さはありませんが米軍機の参加という事で国際的交流を象徴している地上展示です。米軍の横田基地は目と鼻の先にあり、航空機の移動であればものの数分で到着することでしょう。

 

 

C-12F

米軍機は2機を展示機として派遣しました。横田基地の友好祭では展示方法によるゴチャゴチャして見づらい時がありますが、入間ではすっきりとした条件で撮影することができました。

 

 

Blue Impulse

既に最前列には2〜3列の座り込み(自衛隊さんが使っていた表現)がありましたが、かろうじて隙間から撮影することができました。朝いちのブルーインパルスの列線です。駐機中の写真は航空祭終了直前でもチャンスがありますが、やはり朝の方が気持ち的にフレッシュさを感じます。

 

 

Blue Impulse

今シーズンでブルーインパルスのフルショーを見るのは入間が初めてとなります。航空祭以外へのイベント参加も増えているブルーインパルスは多忙だと思いますが、新技の開発なども行っており意欲の高さが伺えます。

 

 

Blue Impulse

ブルーインパルスのドロップタンク×12本。このように展示されたのは初めて見ました。

 

 

UH-60J & U-125A

今年は早めの時間帯に飛行展示が組まれた救難飛行隊コンビ。向かうように配置されてエンジンスタートをかけました。

 

 

UH-60J

参加したのは百里救難隊でした。グランドスタッフとコミュニケーションをとるシーンをズームで寄ってみました。

 

 

F-15J イーグル

新調したデジカメの機能が活躍したシーンです。今では珍しくないライブビュー機能ですが、どうしても人垣のあと一列に入り込めない場合、脚立がなくても前列の頭上を越えてクリアに撮影することができました。これは使ってみるとなかなか便利でした。

 

 

CH-47J チヌーク

入間ヘリコプター空輸隊からはチヌークが2機で飛行展示を行いました。印象的だったのは模擬消火活動で、まるでU-125が水をかけられているようでした。

 

 

T-4

中空司令部支援飛行隊によるT-4×5機の展示飛行。第1波は2機編隊によるフォーメーション・テイクオフを行い、離陸後360度の旋回を行って会場を離脱しました。

 

 

T-4

今年は「シルバーインパルス」の愛称を封印していたようです。メンバーに若い方が加わったのでしょうか(笑)

 

 

T-4

3番機はノーマル・テイクオフ。4番機はハイアングル・テイクオフを行い、5番機もハイアングル・テイクオフを行うとのアナウンスでした。同じ内容をリピートするのもおかしいな…と思っていましたが5番機はレッドドルフィンこと赤白塗装機が飛行してくれました。これは有難い!

 

 

T-4

5番機は編隊飛行にも組み込まれました。1機だけ色が違うのでおかしな感じもしますが、これはこれで面白いでしょう。願わくは昨年までやっていた単独ファンブレイクを5番機が行って欲しかったです。

 

 

警備隊

朝早くからエプロン地区はレジャーシート禁止である事の周知を図っていた警備隊の方達。事前説明を読まなかったりする入場者のマナーにも問題はありますが、嫌な仕事である事には間違いないでしょう。ですが高圧的態度ではなく、観客目線にたった言葉を使う方でとても感心しました。一方的な案内ではなく、来場者にも声をかけコミュニケーションを図りながら理解を求める素晴らしい対応でした。

 

 

T-4

オリンピックイヤーということで史上最高の獲得数を記録した事を祝い、V字フォーメーションを披露しました。目標が定まりにくい難しそうな編隊だと思いました。

 

 

T-4

最後は5機のエシュロン隊形で進入し、上空でブレイクした後に着陸を行いました。その際に8の字を描くような軌道を描いて反対側のR/Wエンドへアプローチするという見せ場をつくってくれました。

 

 

ミス航空祭

最前列は幾重にもなる人垣が形成されており、ゆっくりと見ることもできなくなったミス航空祭のパレード。かろうじて隙間から見えた候補者の方を望遠レンズで切り取りました。

 

 

C-1

ミス航空祭の美女たちにうつつを抜かしていたところ、第402飛行隊のC-1が続々と離陸していきました。最近になって後継機XC-2の露出も高まったり、用廃機が出てきたりしているので、いよいよ退役の話も現実味が増してきました。

 

 

ミス航空祭

遠目に見えたミス航空祭のパレードを何枚か。11月ながら暖かい1日となり晴れ着姿も大変だったと思います。

 

 

ミス航空祭

じっくりとは見られませんでしたが、今年のミス航空祭はハイレベルではないでしょうか。

 

 

ミス航空祭

さすが顔立ちやお化粧が今時のアイドルぽいと思いました。

 

 

C-1

今年は6機もの機材を投入したC-1の展示飛行。まずは挨拶がわりのデルタ隊形で進入しローパスを披露しました。大型機による編隊はさすがに迫力があります。

 

 

U-4

エレガントな雰囲気をもつ人員輸送機U-4。脚を出した着陸形態で観客の前を通過しました。

 

 

C-1

会場正面から5機編隊で進入するC-1輸送機。実際には着陸灯が点灯しているので写真よりも見栄えがしていました。背後にはパラシュート降下を行うべく1機のC-1が飛行しています。

 

 

C-1

屋外でのレンズ交換が怖いのでいつも望遠をつけたまま、広角撮影を捨てている私です。。。

ただC-1に限っては標準レンズで挑んだ方が、素晴らしい編隊の写真を得られることはわかっています。

 

 

C-1

縦構図で2機を切り取りました。エプロンの北側を通過しますが、下から見ていると手が届きそうなほどの迫力です。

 

 

C-1

頭上を通過するC-1編隊のうち、重なり具合がよかった2機です。

 

 

C-1

今年から導入された話題の飛行展示、2機によるファンブレイクです。重なるかのように息の合った編隊飛行が素晴らしいのですが、逆光という事も手伝って主翼がつながっているような錯覚を起こします。まるでP-38ライトニングのような双胴機のように見えませんか。

 

 

C-1

賞賛を集めていた今回のファンブレイク。おそらく地上からの見栄えも計算した上で位置決めを行っていたのでしょう。私の立ち位置からは残念ながら斜光気味でしたが、南寄りからだと素晴らしい光景だったことでしょう。

 

 

C-1

第1空挺団による10(+1)名のパラシュート降下が行われました。

 

 

C-1

今回面白かったのはパラシュートが地上に降りる前に後続のC-1がローパスを行ったことでしょう。当然進入コースや高度は重ならないように配慮されているはずですが、地上からみると重なってみえるのでぶつかるのでは!というスリルのある展示となりました。

 

 

C-1

後続する3機のC-1は後部ハッチを開けた状態で観客の前を通過しました。

 

 

C-1

飛行展示を終えたC-1はまず3機編隊で帰投し、オーバーヘッドからのブレイクを披露しました。

 

 

C-1

低空をハイスピードでかっ飛ばすC-1。ただの真横写真ですが、意外にもこのシンプルな姿が最も格好いいと思いました。

 

 

C-1

編隊で進入したC-1は編隊を解きますが、急上昇を行うことで減速をしつつ左旋回でファイナルアプローチへと入ります。

 

 

F-2B

今年は13万人の入場者ということで、最盛期の半分程度でした。首都圏で20万人集めるイベントはコミケか入間航空祭くらいですが、その勢いも少し落ちてきたのでしょうか。

 

 

C-1

入場者は減少したといっても会場が混雑する事には変わりありません。しかし今年は座ってブルーインパルスの登場を待てるくらいの余裕はあったようです。

 

 

Blue Impulse

午後のメインイベントであるブルーインパルスの飛行展示が始まりました。混雑する会場では必然ともいえますが、秋の入間で小さなお子さんを肩車する光景はもはや風物詩の域になりつつあります。

 

 

Blue Impulse

ブルーインパルスの皮切りは4機編隊によるダイヤモンド・テイクオフから始まります。

 

 

Blue Impulse

離陸した4機編隊は脚を出したままのダーティー形態で270度のターンを行い、会場正面から進入して観客上空を通過していきます。

 

 

Blue Impulse

4機編隊に続いて2機のデュアル・ソロ機が飛び立ちます。まずは6番機がハイアングルで離陸し、ロールオン・テイクオフを行います。

 

 

Blue Impulse

6番機が上空でロールを打っている間、5番機はローアングル・キューバンのために超低空飛行を行います。その高度はあまりにも低すぎて、最前列でないと見ることができないほどでした。

 

 

Blue Impulse

序盤のフォトジェニック課目であるファンブレイク。重なって見えるほどの密集隊形は観客を魅了し、これから始まるアクロバットへの期待感を高めます。

 

 

Blue Impulse

リードソロによる4ポイントロール。前半はスピーディーな課目がテンポよく続きます。

 

 

Blue Impulse

5番機が背面飛行をすることで鏡のような編隊を組むカリプソ。先代のT-2時代に採用されていた課目が復活したものです。

 

 

Blue Impulse

撮影難易度が高い対面交差オポジット・コンティニュアスロール。時速800km/hで飛行する航空機は1秒間に222mも進んでしまいます。機体が重なる瞬間を捉えるのは連射機能を使っても成功するとは限りません。

 

 

Blue Impulse

今シーズンになってお披露目された新科目「フェニックス・ロール」。不死鳥をイメージしたオリジナルな編隊が特徴の課目です。

 

 

Blue Impulse

ブルーインパルスのホームベースである松島基地は東日本大震災で大きな被害を受けました。ブルーインパルスは復興のシンボルにもなっており、不死鳥の如くよみがえるという期待が込められています。

 

 

Blue Impulse

フェニックスの編隊は1〜3番機が頭、4番機が少し後に位置して尾、そして5、6番機が翼をイメージしています。

 

 

Blue Impulse

演技の合間が若干空いたように思いましたが、何かトラブルがあったのかもしれません。しかし無事にフェニックス・ロールがお披露目されました。残念ながら4番機がスモークに隠れてしまいましたが、このあたりは撮影ポジションや運によって左右されそうです。

 

 

Blue Impulse

ロールの底辺部はこちらに向かって突っ込んでくるようなシャッターチャンスです。

 

 

Blue Impulse

フェニックス隊形の6機が全て収まる構図です。一度正面から見てみたい隊形ですね。

 

 

Blue Impulse

上向き空中開花に向かう5機のブルーインパルスです。

 

 

Blue Impulse

いよいよラストスパート!デュアル・ソロによるタッククロスです。交差が2回行われる課目ですが、まずまずのタイミングで写せたと思います。

 

 

Blue Impulse

デュアル・ソロの最終課目コークスクリュー。今回は珍しく正面からこちらに向かってくるかのような構図を得ることができました。昨年と同じような場所で撮影していますが、進入コースは条件などによって変更されるものなのでしょうか。

 

 

F-15J イーグル

パンフレットのスケジュールにはF-15の帰投時間まで予告されていたので、これには期待してしまいます。定刻通りエンジンが始動しました。

 

 

F-15J イーグル

タキシングを開始したイーグルに手を振る小さな子供達。

 

 

F-15J イーグル

まずは第303飛行隊の819号機が離陸しました。ハイレート!?と思いきや、少しだけピッチを上げて高度を上げるだけにとどまりました。展示という印象は受けませんでした。

 

 

F-15J イーグル

続いて第306飛行隊のイーグルがテイクオフ。特に捻りを入れることもなく普通に上がっていったという印象でした。入間基地は滑走路が短いので戦闘機系はアフターバーナーを使って短い距離での離陸が基本のようです。

 

 

F-15J イーグル

離陸した2機は旋回し、上空でジョインナップし再び会場へ戻ってきました。一芸があるかと思いきたローパスを行ったのみでした。去り際に819号機が右へ機体を傾けましたがその意図がよくわかりませんでした。ひな壇ポイントで見ていた人にはよかったかもしれません。

 

 

T-400

あまり注目される事が少ないT-400ですが、帰投時にはよくシャッターチャンスを与えてくれます。

 

 

SH-60K

海自からの唯一の参加機となったSH-60K。海自の存在をアピールするかのようにサービス精神旺盛な離陸を見せてくれました。

 

 

AH-1S コブラ

陸自から参加したコブラの帰投。陸自機は帰投時に一芸を見せてくれるのですが、地上では会場閉鎖の手続きが進んでおり、ロープでの追い出しが行われます。せっかく陸自が挨拶してくれているのに、空自は粋ではないな…と思いました。

 

 

F-2B

常に機体の周囲には人垣ができていて撮影困難だったF-2ですが、撤収間際になってやっとクリアな写真を撮ることができました。複座型の横姿も格好いいですね。当機は松島基地から飛来した第21飛行隊の機材ですが、東日本大震災で津波の被害を受けた機体を修復したものです。

 

 

YS-11FC

晴れの特異日の称号は伊達じゃないと思い知らされた入間基地航空祭でした。

今年は入場もスムースに改善され、飛行展示の内容もリニューアルしていて、マンネリ化していたところに変化があって楽しめました。フライトチェックのデモは控えられたようですが、それは致し方のないところでしょう。殉職された方のご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

09:00〜09:05 T-4 OPENING FLT

09:00〜15:00 地上展示

09:00〜09:30 イヌワシ

09:10〜09:20 CH-47J 飛行展示

09:20〜09:35 U-125&UH-60J 飛行展示

09:45〜10:20 T-4 飛行展示

10:00〜10:40 警察犬訓練展示

10:10〜10:40 エイサー

10:40〜11:00 鬼太鼓

10:30〜11:00 ミス航空祭パレード&発表会

11:05〜11:30 C-1&U-4 飛行展示

11:10〜11:40 入間基地軽音楽部演奏会

11:50〜12:50 中部航空音楽隊演奏会

12:20〜12:30 入間修武太鼓

13:05〜14:20 Blue Impulse 飛行展示

 

 

←BACK    TOP    [↑2016]   NEXT→