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20160202

航空自衛隊

新田原基地


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2016年2月2日 航空自衛隊 新田原基地

宮崎出張を利用して新田原基地へ行ってきました。振り返れば1995年の航空祭以来で20年ぶりの訪問でした。先月の築城に続き、ここ新田原もアグレッサー、第301飛行隊が移動予定ということで話題となっています。また今回も地元の方にとても親切にしていただき、多くの撮影ポイントを教えていただきました。

 

空の駅 竜馬

今回は宿泊地の宮崎市内からレンタカーを借り、空の駅「竜馬」へと向かいました。ホームページでも紹介されていますが、食事やトイレ、グッズ調達など撮影活動の補給拠点として大変便利です。子供が受験なので「落ない戦闘機」のF-15ストラップをお守りに持たせようと思っていましたが、東京では見つけられませんでした。しかし予想通りこちらのお店でゲットすることができました。

 

 

F-15DJ イーグル

新田原に到着したのは9時前でしたが、早くもF-15のタッチ&ゴーに遭遇しました。朝の早さに驚きましたが、通常は8時から訓練が開始されるそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

オレンジ色のフェンスというのが珍しいですね。この撮影ポイントは高台になっているので脚立なしでも撮影できますが若干フェンスが入ってしまいます。

 

 

F-15DJ イーグル

3機編隊によるオーバーヘッド・アプローチからのブレイク。ファーストで離陸した学生達が続々と帰投してきます。

 

 

F-15DJ イーグル

この付近は眺鷲台と呼ばれ、その名の通りイーグルを眺めるのに適した場所であり、とても粋なことをするなぁと思いました。いずれ機種転換された時も「昔は鷲がいっぱい見られてね…」という話になるかもしれませんね。

 

 

F-15DJ イーグル

私にとっては初の第23飛行隊機の撮影でした。教育訓練に適した複座機が多く配備されている事が特徴ですが、関東圏に飛来する事がなく、お目にかかる機会がありませんでした。

 

 

南門ポイント

フライトが一段落したのでもう一つのメジャースポットである南門へ移動しました。ここには地元の愛好家の方達が集まる好撮影ポイントです。撮影用のやぐらもあり、挨拶をしたところ快く案内していただきました。またここでお会いした方に終日お世話になる事になりましたが、飛行機ファンには親切な方が実に多いです。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサーの姿が見えました。この日は6機の姿を確認できましたが、白黒塗装で人気の”ゼブラ”はハンガー内だったそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

9時半頃にアグレッサーがタキシーアウトしました。これだけでも足を運んだ甲斐がありました。

 

 

F-15DJ イーグル

”ひょうもんダコ”の愛称で呼ばれている098号機。最強集団アグレッサーにおいて、その呼び名は若干かわいそうな気もします…。

 

 

F-15DJ イーグル

背景に見えるヤシの木が南国宮崎を物語っています。防寒対策も用意していましたが、当日はそれほど寒くはなく楽しく撮影を行うことができました。

 

 

F-15DJ イーグル

黒と緑のダーク調二色迷彩が格好いい通称”ガメラ”。私の好きな識別塗装のひとつです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

アグレッサーと同時に第301飛行隊のファントムも始動しました。アグレッサーとの模擬戦だったのかもしれません。

 

F-4EJ改 ファントム

第301飛行隊のファントムは百里基地へ移動し、第305飛行隊のイーグルと入れ替わる計画が発表されています第301飛行隊にとっては里帰りになりますが、尾翼の蛙マークは筑波山にいるガマガエルがモチーフとなっているそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

南門の撮影台に乗るとフェンスを超える事はできますが、ワイヤー部分まではクリアできませんでした。私のように出張で立ち寄った者にとって撮影台は大変有難い存在でした。しかし可能であればフェンスに近付いて脚立を使うことを推奨します。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサー部隊は小松基地へ移動する計画となっています。小松基地の近くには広大な訓練空域があるのがその理由ですが、南国宮崎から雪国石川へと移動するのは生活面で負担があるかもしれません。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサーは2月に百里基地へ巡回指導で遠征することが多いようです。もしかしたら近日中に百里基地で再開できるかも…と期待しています。

 

 

F-15DJ イーグル

ちょうどこの時期は米空軍のアグレッサー部隊も嘉手納に展開中でした。日米のアグレッサー部隊で交流などはないのでしょうか。

 

 

F-15DJ イーグル

山の稜線と同じ角度で昇っていくイーグルです。新田原基地ではこの山々の風景がアクセントにもなります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

イーグルに比べると脚が離れるのが若干遅いファントム。南門ポイントでR/W28上がりだとどうやってもフェンスが入ってしまいます。

 

 

F-15DJ イーグル

新田原基地はイーグルの離着陸が多いので、短時間で満足感を得られます。ちょっと油断していましたが、気がつけばノーマークの機体でした。しかも単座型だったので戦闘飛行隊の機体の可能性が高いです。

 

 

F-15DJ イーグル

尾翼の飛行隊マークを外しているところを見ると、築城から那覇へと移動する第304飛行隊の機体の可能性が高そうです。もっとも新田原から築城は目と鼻の先であり、飛来目的についてはまったくわかりません。

 

 

T-400

航空祭の外来機としてはよく見かけますが、通常時に見たのは初めてだと思います。着陸しましたが滞在時間は短く1時間後くらいには離陸していきました。

 

 

F-15J/DJ イーグル

アーミングエリアに並んだ第23飛行隊の4機のイーグル。同隊は少数ながら単座型も装備しています。

 

 

F-15DJ イーグル

第23飛行隊は教育部隊のため複座が多いのですが、フライトも多いというのが印象的でした。操縦教育過程のカリキュラムが決まっているため、定められた数をこなす必要があるのでしょう。

 

 

眺鷲台

アグレッサーの着陸を撮るため再び撮影場所を眺鷲台へ移動しています。空の駅「竜馬」さんには見学用デッキが設けられています。そこに乗るとご覧のような素晴らしい視界を得ることができます。新田原基地は本当に鷲を眺める環境が整っています。

 

 

T-4

着陸するT-4とホールディング中のF-15が絡みました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

百里基地へ移動すれば、今後は見る機会が増える第301飛行隊のケロヨン。今後百里基地は第301、302、偵察航空隊とF-4飛行隊が全て集中するファントム・ネストとなります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第23飛行隊のイーグルとの絡みが撮影できました。カメラがデジタルになってからは初めての新田原であり、外撮りも初でした。部隊移動前に訪問できたことは本当によかったと思います。

 

 

F-15DJ イーグル

2機×2編隊で戻ってきたアグレッサーがオーバーヘッド・アプローチを行いました。2つのエレメントは別々のタイミングで進入してきましたが、気がつけば等間隔でダウン・レグに入っているという技量の高さを見せつけてくれました。

 

 

F-15DJ イーグル

トリミングすればなんとか背中も見られるかな。この日唯一背中を拝むことができたのがこの096号機でした。3色で機体全面に塗装をあしらった、手間をかけた識別塗装です。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサーについては百里基地で何度か撮影した事がありますが、新田原は百里よりも撮影条件に恵まれています。

 

 

F-15DJ イーグル

話を聞いたところでは青の人気が高いそうです。フランカースキームに近い識別塗装であることも人気に直結していると思います。

 

 

F-15DJ イーグル

やはりガメラは格好いいです。…あれ?前に百里で見た時は091号機でしたが、ここにいるのは083号機ですね。よくみると細部も違っていました。基本的には類似した識別塗装ですが別の機体だったようです。気がつかなかった…。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサー部隊の小松への移動時期は未定だそうです。現在イーグル2個飛行隊を擁し、見学者を意識した演出フライトで人気が高い小松ですが、アグレッサーが加わることで更に注目が集まることでしょう。

 

 

F-15DJ イーグル

アグレッサーについては帰投時のタッチアンドゴーはほとんど行わないという話でした。撮影機会が増えるタッチ&ゴーは着陸時に必須としていただきたいです。

 

 

F-15DJ イーグル

今回のフライトでは唯一の1色カラーだった098号機です。

 

 

F-15DJ イーグル

朝の到着以降、なかなか休む暇を与えてくれない新田原基地です。

 

 

F-15DJ イーグル

私が20年前に航空祭で見た時は第202飛行隊として、埴輪の部隊マークをつけたイーグルでした。この付近では古墳があり、埴輪が発見されている事に由来しています。

 

 

ランウェイエンド

南門でお会いした方から撮影ポイントを案内していただきました。親切にも車で1周し、全てのポイントをまわってきました。南側が一部わかりづらい道があり、一人だったら通らないであろう道も進むことができました。1周ツアーの後半でR/W28エンドに立ち寄りました。かなりの高さがありますが、築城の堤防とは違った怖さを感じました。

 

 

F-15DJ イーグル

まるで手が届きそうなほど目の前を通過していきます。

 

 

F-15DJ イーグル

機首のクローズアップをノートリムで。

 

 

F-15DJ イーグル

午前中は逆光気味になるのでプラス補正した方が良いようです。

 

 

T-4

午後の部は南門ポイントに移動しました。ここでランウェイ・チェンジとなりR/W?からの離陸となりました。1日のうちに両方の運用を見られるのは私のようなビジターにとっては二度おいしいとも言えます。

 

 

T-4

第301飛行隊のT-4によるフォーメーション・テイクオフ。実働部隊のT-4が編隊を組むことはあまり見たことがありませんでした。

 

 

レンタカー

今回お借りしたレンタカーです。基地南側はどこからでも撮れそうで、車があると実に便利です。このポイントも親切に案内していただきました。

 

 

盛土

このポイントの良いところは、脚立がなくてもフェンスをクリアできるほどの高さを稼げるありがたい盛土があるのです。しかしこのツルはワイヤートラップのようになっており、ミスをすると足を引っかけてしまいます。私もスーツ姿ながら転んでひざをついてしますという事案が発生…。

 

 

F-15DJ イーグル

宮崎は野球のキャンプが行われるように、冬場でも安定した気候のため教育訓練に向いているとの理由から新田原が教育訓練の場に設定されています。航空祭は例年12月に開催されますが、晴天率が高いことでも有名です。

 

 

F-15DJ イーグル

F-15の素敵なバックショット。学生は離陸時にアフターバーナーを使う事がほとんどないそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

通常はほとんどやらない流し撮りですが今回は挑戦!ビジターながらフライトの数が多い新田原なら挑戦する気になれました。

 

 

F-15DJ イーグル

フォーメーションの撮影はけっこう難しいです。なかなか思うような位置関係になってくれないのです。

 

F-15DJ イーグル

飛行機写真撮影ガイドで読んだ記事の中に、フォーメーションの場合は機首をアップにしてパイロットの視線に注目する手もあるそうです。

 

 

F-15DJ イーグル

第23飛行隊は2機編隊で帰投する事が多いようです。基本的には滑走路と平行に進入してきますが、たまに滑走路を横切るような方角から入ってくることがあります。

 

 

F-15DJ イーグル

大きなエアブレーキを立てたイーグル独特のランディングです。このポイントは終日順光で撮影でき、滑走路までの距離も近いと感じます。

 

 

F-15DJ イーグル

背景の景色が実に美しい新田原基地。前月に訪問した築城基地と同様に九州には風光明媚な戦闘機基地があって羨ましい限りです。

 

 

F-15J イーグル

新田原基地らしさのひとつがこの双子のレーダーだそうです。着陸滑走といえども機体と一緒に映るのは一瞬なので、意識して狙っていく必要があります。

 

 

F-15J イーグル

第23飛行隊は正式名を飛行教育航空隊と呼び、効果的な訓練を行える複座型を主に使用しています。ただし単座型もあります。このあたりの使い分けはどのようになっているのでしょうか。

 

 

F-15J イーグル

機首を上げて空気抵抗を利用して減速を行うエアロ・ダイナミック・ブレーキ。新田原では滑走路までが近いので特に撮りやすいように感じます。

 

 

F-15J イーグル

午前中に飛来したノーマークの機体が離陸しました。飛行隊マークがないシンプルなイーグルも結構いいですね。学生達と違い、TAC部隊のパイロットたちはアフターバーナーをバンバン焚いて離陸していきました。さすが先輩。

 

 

F-15J イーグル

燃料漏れ?にも見えますが2本のドロップタンクの広報から白い跡が見えます。これは築城基地でも同様の現象が見られましたが一体何が原因なのでしょう。

 

 

F-15DJ イーグル

今年はまだ2月に入ったばかりにもかかわらず、築城、横田(F-22)、新田原と幸先のよい飛行機ライフを過ごしています。ここ新田原は実に20年ぶりの訪問でしたが、地元の方にエスコートいただいた事もあって初めての外撮りも充実していました。更に前日は小雨もふる曇天でしたが当日は晴天となり環境にも恵まれました。

 

ここ新田原は近い将来は305飛行隊が移動してくることで、文字通りイーグルネストになることでしょう。ただし新体制にはバラエティという点で懸念事項があります。

千歳基地 201sq(F-15) & 203sq(F-15)

三沢基地 3sq(F-2) & F-35

百里基地 301sq(F-4) & 302sq(F-4)

小松基地 303sq(F-15) & 306sq(F-15)

築城基地 6sq(F-2) & 8sq(F-2)

新田原基地 23sq(F-15) & 305sq(F-15)

那覇基地 204sq(F-15) & 304sq(F-15)

同機種による2個飛行隊がスタンダードになるようで、機材の整備などではメリットが生まれそうですが、ファンにとっては一つの基地で見られる機種が限られるのはちょっと痛いですね。

また飛行停止処置が出た場合、その基地は機能が止まってしまうという懸念もあります。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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