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20161029

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2016年10月29日 海上自衛隊 下総基地開設記念行事

千葉県にある海上自衛隊下総基地で第57回となる基地開設記念行事が開催されました。年々その規模は縮小されていますが、首都圏にありながら軽装で挑める航空イベントとしての価値は高まっているのではないでしょうか。今回は新調した18-300mmの便利ズームレンズ1本で挑戦してみました。

P-1

昨年は朝の7時に外来機が到着したので今年もそれを狙いに行ってみたところ、今回は30分早めの6時30分到着でした。ラジオではあと7マイルというところでしたが、車だとなかなか進まず…本来はR/W19へ行きたかったものの、時間的に間に合わずR/W01へ。既にタッチダウンしておりエプロンへ向かうところをなんとか見届けることができました。

 

 

下総航空基地

他の外来機を求めR/W19へ移動しました。曇り空と青空がせめぎ合う複雑な空模様です。

 

 

SH-60J シーイーグル

かすかに覗く朝の太陽は湿った空気を照らす中、海自の対潜哨戒機SH-60Jが飛来しました。

 

 

CH-47JA チヌーク

ストレートインでR/W19へと進入した陸自のチヌーク。この後しばらく粘ってみましたが後続機はなく…。今年は外来機の参加もあまり多くはないことがわかりました。

 

 

TOWER

地上展示のため並べられた各機。イベントでの駐機位置もこれで決まりのようです。あとは9時の開門を待って中へと向かいます。

 

 

下総航空基地

この時期も雲は面白いカタチをすることが多いですね。

 

 

支援車両

開門時間の9時になり裏門を目指したところ、今年は道路がプチ渋滞!基地の中に入ってから駐車場に入るまでも少し待たされてしまい、例年とは少し違う雰囲気を感じました。

 

 

支援車両

エプロン地区に入りました。今年はエプロン近くの駐車場がなくなり、ハンガー間の道路が立入禁止になるなど行動範囲もかなり制限される変更がありました。

 

 

支援車両

海自の支援車両は黄色で塗装されるのが基本のようです。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

駐車場からハンガーを抜けてまず目に入ってきたのはハーキュリーズでした。海自も中古で米軍のC-130Rを購入しましたが、展示されているのは空自のC-130Hでした。

 

 

P-1

新型の国産対潜哨戒機P-1の前で海自隊員が式典の準備を行います。空自の航空祭ではまず見られないこの風景は、長い伝統を継いでいる海自と陸自の特徴です。

 

 

TC-90

数少ない外来機だった海自のTC-90です。今まで使っていたレンズはAPSに広角側が28mmでしたが今回新調したレンズは18mmです。たかが10mmですが広角側の10mmは大きいことを痛感しました。地上展示を撮る際の余裕が今までとかなり違います。

 

 

U-36A

今まではあきらめていた構図も18mmなら画角に納まります。やはりU-36は大きな特徴である翌端のシーカーも一緒に入れたいですよね。

 

 

P-3C オライオン

下総基地に所属する第203教育航空隊のP-3C。昔は世界で最も美しいと称された海自のP-3Cですが、最近は訓練が忙しく多忙なせいか機体の傷みや汚れが目立ちます。

 

 

記念式典

国旗と海自旗を掲げ、式典に備える海自隊員。微風でしたがたまに吹く風が旗をたなびかせるタイミングを狙いました。

 

 

記念式典

来賓を招いての記念式典が挙行されました。

 

 

P-3C オライオン

祝賀飛行として3機編隊のP-3Cが基地北側から進入してきました。

 

 

P-3C オライオン

10時5分頃、会場上空を通過した3機編隊。記念式典では地上での行事進行状況に合わせ、進入時間を調整する必要があるため、随時連絡を取りながらタイミングを合わせる苦労があります。

 

 

記念式典

下総は開設記念行事の名前の通り、一般向け公開よりも隊内行事としての役割が強いようです。今年は一切の展示飛行も予定になくファンにとっては寂しい限りでした。これは提案ですがフライインの時から解放してもらえれば、作業を増やすことなくファンを満足させることができるのではないでしょうか。

 

 

ミニP-3C

人気のミニP-3Cは昼から公演が行われます。ショーは1回限りと回数も減っているようで、隊員さんの負担軽減がここにも見られます。

 

 

P-1

エプロン地区の南端です。解放エリアは例年より狭められており、撮影できる角度もそれによって制約を受けるようになったと思います。

 

 

P-3C オライオン

昨年までは駐車場として解放されていたエリアは今回使われていませんでした。だから朝のプチ渋滞が発生したのかもしれません。そういえば昼頃には駐車場に入れない車の列ができていました。

 

 

P-3C オライオン

現在の主力対潜哨戒機P-3Cと新鋭のP-1。いつか下総にもP-1が配備される時がくるのでしょうか。

 

 

記念式典

式典は長いものです。

 

 

CH-47JA チヌーク

多くの方が式典に注目している合間に、私は地上展示の見学に勤しみます。

 

 

CH-47JA チヌーク

カメラ本体も数か月前に新調していますが、新しいカメラは撮影領域が広がっていて撮れるものが増えて楽しいですね。トップライトの面倒な光線状態でも編集で救済可能なレベルの写真記録を残してくれます。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

C-130HのT56-A-15ターボプロップ・エンジンのクローズアップです。カメラ性能が上がったことでパーツ写真も撮ることが楽しくなってきました。

 

 

P-3C オライオン

祝賀飛行を終えた3機編隊がオーバーヘッドで帰ってきました。

 

 

P-3C オライオン

会場上空で編隊をとくP-3C。しかし一切のファンサービスは感じられず、下総基地は航空機ファンを相手として意識していないのでは…という疑念が湧いてきました。

 

 

P-3C オライオン

左旋回でR/W19へアプローチするP-3C。ショートファイナルなのでエンド付近で撮影していれば迫力あるが見られたと思います。

 

 

P-3C オライオン

タッチダウンの瞬間、タイヤから摩擦煙を発生させるP-3C。航空機のタイヤは特殊なので値段も高いのですが、摩耗も激しいため交換頻度は驚くほど多いそうです。

 

 

P-3C オライオン

着陸してエプロンへと戻ってきたP-3C。タキシングについては観客を意識したのか長めのルートを通ってくれました。

 

 

P-3C オライオン

この日はまずまずの天候ながら上空には雲が出ており、青空と雲の境界線がハッキリと出ていました。

 

 

P-3C オライオン

マーシャラーとP-3C絡めるシーンが下総基地の名物をいえるかもしれません。午後からは抽選で当選した方を対象にした体験搭乗が行われます。

 

 

P-3C オライオン

祝賀飛行を行った3機編隊の後に、上空で統制をとっていた65号機が降りてきました。さてこのところ下総基地のP-3Cは主翼端のオレンジ塗装をやめてしまったようです。オレンジ塗装は教育用の機材であることを意味していましたが、この変化にはどういう意味があるのでしょうか。

 

 

P-3C オライオン

P-3Cの停止をもって基地内での撮影を終了しました。午後は所用もあって見学できなかったものの、午前中だけ見て後ろ髪を引かれずにサクッと帰れる航空イベントは下総ならではでしょう。

 

 

P-1、P-3C オライオン

今回は高倍率便利ズームレンズのみ1本で挑みましたが、ほとんど困りませんでした。このところ航空祭は異常人気とも呼べるような混雑イベントとなっていますが、下総のように気軽に軽装で挑める航空イベントというのもなかなかよいと思いました。

 

 

P-3C オライオン

私用が終わったので再び下総基地へ。あまり時間もなかったので中には入らず外撮りにすることにしました。午前中とは風向きが変わりR/W01運用になっていました。エンド付近を走る国道464号には盛り土がしており、ローアングルから撮っているような構図になりました。

 

 

P-3C オライオン

R/W01へアプローチする体験搭乗者を乗せたP-3C。私は今まで何度か応募したものの当選したことはありません。羨ましい限りですね。

 

 

U-36A

展示飛行が行われない下総において、ある意味ではメインイベントにも成りえる帰投ショーです。R/W19側からリフトオフを狙いましたが小型機であるU-36Aは上がるタイミングがはやいですね。

 

 

U-36A

写真を撮った時は機体が真っ黒でしたが、レタッチソフトを使うとここまで色を救済することができます。デジタルデータには色情報が残っているという事ですが技術の進歩は素晴らしいですね。

 

 

P-1

周辺はだいぶ暗く、寒くなってきたので早く帰りたいと思いましたがまだ3時過ぎでした。気候変動で残暑が長引き、季節感もおかしくなってきていますがもう10月の下旬であることには変わりがありません。服装など体調管理に気を付けて外撮りを行いたいと思います。

 

 

P-1

基地の中ではこのP-1の離陸を待っていたファンも多かったことでしょう。厚木基地に向けて軽やかに離陸しました。

 

 

P-1

下総基地から帰投する各機は翼を振って挨拶しながら離陸していきます。気の利いたクルーであればローパスをリクエストし会場にいるファンに対してサービスする事もありますが、見学者の退場が遅れるため控えることが多いようです。

 

 

P-1

再び提案ですが展示飛行がない下総基地ですから、帰投ショーもスケジュールに組んだ方がいいと思います。その分体験搭乗の回数も減らし、退場時間を早くできればトータル的に隊員さんの負担を減らせると思います。

 

 

P-1

離陸上昇を続けるP-1を後方から。光の当たり具合が絶妙で金属感あふれる姿を見ることができました。

 

 

P-1

厚木基地へ向かうP-1を、旅立ちをイメージさせる小さ目構図で。

下総基地は年々イベント規模を縮小しており、その傾向は今後も続くものと思われます。一方で空自の航空祭では前日からの場所取りを含め、異常なまでの人気ぶりが対照的です。この差はなんなのか…。

よく考えれば重たい機材に三脚やら椅子やらを抱え、早朝もしくは前日から早く入るために並びだす航空祭はもはや戦場。それに比べると開門時間にいっても十分間に合い、軽装備でも結構間に合う航空イベントはそう多くはありません。ただ毎年同じでは面白くありません。せめて外来機に1機だけでも珍しい機種を勧誘して欲しいと思います。UP-3Cとかね。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

09:00〜 14:30 航空機見学・展示

09:00〜15:00 模擬店

10:00〜10:45 記念式典・展示飛行

12:00〜14:30 花電車

12:30〜14:30 体験搭乗

13:15〜13:35 ミニP-3C公演

 

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