 2016年1月25日 米国空軍 横田基地
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| 1月20(水)〜22日(金)にかけて14機のラプターが飛来したというニュースが駆け巡りました。これは嘉手納基地の演習に向かう途中で横田に立ち寄ったものですが、離陸日程を巡って多くのファンを悩ませる事になりました。私の場合、フライイン〜週末は全て都合がつかなかったものの、25日(月)はアポイントが翌日に変更となり休める状態になりました。これは思し召しか…と解釈し、有給休暇をとって横田基地へと向かいました。 
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F-22A ラプター
福生市のサイトに下記のアナウンスが発表されました。
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[横田基地における航空機の運用について]
このことについて、防衛省（北関東防衛局）から、次のとおり情報提供がありましたので、お知らせします。2016/01/21掲載 【情報提供内容】
「1月20日より22日にかけて、約26機のF-22及びF-16戦闘機の受入れ支援を行う予定であり、これら戦闘機は、横田基地に一時的な立ち寄りをします。」 なお、本件については、引き続き情報収集に努めてまいります。 ------------------------------------------
この情報を読んだ時点で、関心事は二つありました。
��F-22はいつ離陸するのか
��F-16はいつ飛来するのか
文字通りとすれば22日(金)までに全機が飛来し、早ければその日までに嘉手納へ向けて離陸する可能性がありました。ヤキモキしながら仕事を終え、週末をむかえました。終始SNSでの情報をチェックしましたが離陸、飛来したという情報はありません。25日(月)は仕事の予定が変更となり休める状態になったので、この日に賭けて出かけました。
まずはR/W36側へ向かい、存在チェックを行いました。ずらりと並んだ14機のAKレターが壮観です。どうやらこの日の午前中に離陸するという情報が有力でしたが、次にくる問題は風向きでした。
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C-17A グローブマスター��
天気予報では北よりの風でしたが、若干南風が巻かれるような微妙なコンディションでした。今回はラプターのフライトシーンが目的ですが、電車移動で脚がないためポジショニングには悩みました。結局のところ悩んでも仕方ないので現状のアクティブランウェイを選択し、対面に見えるドンキホーテ周辺へと向かうことにしました。拝島までは徒歩で移動しましたが、時間を無駄にしたくなかったので駅からはタクシーを使いました。片道1700円…安くないです。
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F-22A ラプター
今回は北側の16号沿いポイントで撮影しました。午前中の早めだとまだ逆光気味でしたが、これが初めて見るラプターのフライトでした。写真はイマイチですが気持ちは感激です。
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F-22A ラプター
第1陣の離陸は0940時頃で4機が嘉手納に向けて飛び立ちました。「横田基地に大量の戦闘機が配備され、騒音問題が広がっています」という適当なコメントを流す報道機関も見られましたが、ミリタリーパワーでの離陸であればエンジン音はかなり静かです。そもそも「立ち寄り」を配備と表現してしまうのは取材不足としか言えません。
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F-22A ラプター
私は脚立を用意していなかったのでフェンス越しでの撮影でした。横田基地は重要な部分はブロック塀で囲まれるため中を覗くことはできませんが、ランウェイのエンド寄りは金網となっています。
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F-22A ラプター
離陸時の高度が低いとフェンスや有刺鉄線が写り込んでしまいます。それを避けるためには脚立があればベターですが、横田基地には後述する独自の撮影ルールが存在します。
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F-22A ラプター
第2陣は1008頃に4機が離陸しました。かなり苦しいトリミングですが、先頭の隊長機は機首をクイッと上げてハイレート気味の撮影チャンスを提供してくれました。
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F-22A ラプター
今回見られたラプターは全て2本のドロップタンクを下げたフェリー形態で、アフターバーナーを使用することなく離陸していきました。
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F-22A ラプター
今回ネットで話題になったのはフェンス際における、「ローカル・ルール」の存在でした。自衛隊と違い米軍基地にカメラを向けることは十分な配慮が必要です。そのためフェンスに張り付いたり、脚立を置きっ放しにしたりするのはセキュリティ上からも問題になり、結果的に私達の撮影環境を狭めてしまう危険性があります。そのため、フェンスに寄って撮影するのは最小限の時間に抑え、それ以外は16号を挟んだ反対側の歩道で待機するという、常連さん達が築いた自主ルールだったのです。
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C-5 ギャラクシー
アラスカから26機も移動させる米軍の機動力はやはり凄いです。世界規模で動いているアメリカ群がいかに巨大な組織であるかを肌で感じました。
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F-22A ラプター
第3陣が1033時頃、4機で離陸しました。この日離陸したのは午前中に上がったラプター12機で、残りの2機はそのまま横田に残ったようです。最新鋭と呼ばれるラプターですが、配備開始が2003年と言いますから既に13年が経過しています。うちのセレナの方が新しいな…。
友好祭で実機は見ていましたが、やはりフライトとスタティック・ディスプレイでは全くの別物ですよね。次の機会には別シーンを狙ってみたくなります。
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F-22A ラプター
今回のF-22の展開は、核実験を行った北朝鮮に対する牽制とみられるというニュース記事も出ていましたが、もっと大きな相手に対してもメッセージを送っているのかもしれません。これだけのF-22を実際に展開してみせる事はインパクトのある軍事的メッセージになることでしょう。
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C-17A グローブマスター��
脚立はもっていきませんでしたが、これは金網越しにレンズを近づけて撮影したものです。金網に近づけて直角で撮影した経験はありますが、斜めに向けても問題なく撮れるとは初めて知りました。アドバイスいただいたTOMOさんに感謝です。
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C-17A グローブマスター��
よく見るとノーズアートが描かれた機体でした。グローブマスターは撮り慣れていないので普通だったら飛びつくところですが、メインがラプターとなると興味度が下がるから不思議です。
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F-16C ファイティングファルコン
横田の常連さん達にとってはラプターよりも重要だったU.S.A.Fのアグレッサー部隊が到着しました。目の前をタキシングしてくれるものと思いきた、手前のC誘導路を通過…。かなり遠く、陽炎の影響も受けてしまいましたが証拠写真としては十分でしょう。
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F-16C ファイティングファルコン
アグレッサーは6機が連続して着陸を行いました。先頭から4機は白と黒で塗り分けられたアークティック・フランカースキームの機体です。
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F-16C ファイティングファルコン
空自のアグレッサー塗装と違って決められた迷彩パターンが複数の機体に施されていますが、よく観察すると各機には微妙な個性差が表れているようです。
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F-16C ファイティングファルコン
仮想敵機を務めるアグレッサー部隊には、操縦技術に優れたエリートパイロットが選ばれます。仮想敵国パイロットの判断力や考え方を理解するために、普段の生活から相手を知る努力を行っているそうです。
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F-16C ファイティングファルコン
フロッガースキームのF-16は1機だけでした。確かに西側ではあまりみられないカラーリング・センスかもしれません。
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F-16C ファイティングファルコン
現用ロシア製戦闘機の代表格であるフランカーを模した「フランカースキーム」を纏ったF-16が1機飛来しました。飛来した6機で3種の迷彩が全て揃いました。
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KC-135R ストラトタンカー
アグレッサーを引っ張ってきたと思われるKC-135Rが着陸しました。ランウェイ・エンドまでタキシングした後、折り返して目の前を通過してくれました。
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KC-135R ストラトタンカー
目の前を通過する大型機はさすがに大き過ぎました。こんな時は金網の目にレンズを通して撮影できるコンパクトカメラが威力を発揮します。
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C-130H ハーキュリーズ
地元のハークが精力的に訓練を行っていました。パラシュートを使った降下訓練を実施していましたが、年初に行われた習志野の降下訓練始めを彷彿とさせます。
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C-130H ハーキュリーズ
左主翼端から伸びる白い軌跡。ベイパーにしてはかなり太いようにも思います。まさか燃料投棄！？と思ってネットで調べてみると、燃料通気システムの働きである可能性が高そうです。タンク内で気化した燃料が旋回時に自動的に放出されるものらしいですが、1回に放出は3リットル以下であり、空気中で消散するため汚染の危険性はないそうです。
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U-4
空自のU-4がローパスを行いました。現在は航空自衛隊横田基地が存在するので、横田で空自機を見る機会も増えるかもしれません。
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C-5 ギャラクシー
色々考えると落ち着かない1週間でしたが、初のラプターを見る事ができた事に加え、米軍のアグレッサーを拝むことができました。とても満喫できた横田基地での1日でしたが、お相手していただいたTOMOさんと梅丸さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
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スケジュール（パンフレット）
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