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2017年10月8日　成田空港

香取市で撮影の用事があり、天気も良かったので成田空港へ立ち寄りました。最初は「ひこうきの丘」を目指しましたが、途中で見かけた道の駅「風和里しばやま」に立ち寄ることにしました。ここは何といっても植栽された季節の花々と航空機を絡めて撮影できることが魅力でした。

普段は望遠レンズを使って被写体に寄ることばかり考えがちですが、今回は標準レンズの世界であり慣れない世界でした。季節の風景を絡めた写真はルークオザワさんが得意とするジャンルですよね。やはり私が撮ると普通の写真で終わってしまいます。

この撮影地ではキバナコスモスも咲いており、二種類の花の絨毯を楽しむことができます。黄色い方が密度が濃く見えました。

ここは道の駅として地産品の販売や飲食を楽しむことができます。飛行機の撮影をしながらお腹を満たすこともできるなんて贅沢ですね。ただし大人気なので駐車場が満杯という問題もありました。

コスモスは二色の層に分けて植えられています。脚立を使ったりチルトモニターを利用してハイアングルで撮影すれば花の面積が増して見えるかも！と思いましたがあまり効果は感じられませんでした。

低いアングルからキバナコスモスを見上げる形で構図を組みました。このアングルは自分の好みのようです。

航空機は林の中に吸い込まれていくように姿を消していきます。

1本だけ背が高く元気なコスモスを見つけたので航空機に近い位置に置くイメージ撮影しました。目線が花に行き、その後航空機に移るように思いました。こういう撮影はいかによい花を見つけるかも大切のようです。

姿勢を低くしてローアングルから撮りましたが、コスモスの茎は長くてスカスカしてしまいました。航空機の中央に配置してはいけないようですね。

設定は絞り込んで被写界深度を深くすることを優先にしました。しかし広角だからと少しなめていたかもしれませんがシャッタースピードが遅くなったためか被写体ブレをおこすケースも多くありました。

その姿も見られる機会が減ってきたB747ジャンボです。背景の雲がややうるさい感じでしょうか。

ここで撮影していて少し驚いたのは、けっこうスペースはあるのに「少しずれていただけませんか？」と二人から声をかけられた事でした。成田周辺での撮影者では自分が動いたり、焦点距離を工夫して人を避けるという事をしないのでしょうかね？私が一歩ずれるのも、自分が一歩ずれるのも変わらないのでは…とも思いました。人の後ろから広角レンズを構えて何を言っているのだろうか…と心の中では言ってました。口にしたらトラブルになりそうです。

戦闘機を撮っていると超望遠レンズで寄せて迫力ある背中を撮る！というパワープレイが中心になりがちですが、被写体が旅客機だとマンネリ化してつまらないと思っていました。しかし最近のトレンドは旅客機がいる風景写真であり、確かにこれは面白いと感じました。これは季節毎に変化する草花や空模様など自然が相手なので奥が深そうです。

この後、ひこうきの丘、さくらの丘へと移動しましたが、どちらも満車で大混雑のためこの日は帰路につきました。短時間ではありましたが楽しい撮影を経験することができました。あらためて感じた事はプロカメラマンというのは凄いということでした。

スケジュール（パンフレット）