2017年5月3日 横須賀基地 軍港めぐり
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GWの連休を利用して横須賀港の「軍港めぐり」に参加してきました。急きょ予定を決めたのですが「軍港めぐり」のサイトを確認すると、連休中の予約はほぼ完売。奇跡的に3日14時便に4席残りがあったので即効で予約を入れました。目的はそう、出航間近の空母ロナルド・レーガンです。

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DDG174 きりしま 「軍港めぐり」は横須賀港の米軍基地、自衛隊基地を見学する約40分の遊覧船のツアーです。料金は大人1,400円。クルーザーは2階建てで写真を撮るなら屋上階の方が適しています。場所取りは早いもの勝ちなので乗船の1時間前から並ぶことにしました。
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シーフレンド7 軍港めぐりで我々を乗せてくれるのはシーフレンド7号です。全長26mで2階デッキが利用でき、250名が搭乗することができます。
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シーフレンド7 軍港めぐりは10時から16時まで、1時間ごとに1本運行されます。7便×250名で1,750人がこの日乗船した計算になります。連休中は予約だけで満席でしたのでフラッと行った人は残念ながら乗れません。
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桟橋にはきれいなスタッフの方がお出迎え。制服は海自をイメージさせる服装で雰囲気を盛り上げてくれます。座席は自由席で早いもの勝ちなので、良い席をとろうと思ったら早めに並ぶ必要がります。私は1時間前から並びましたが、既に何組か先客がいました。これら意識の高い方達はやはり2階席の右舷側を目指していました。
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SS まず目に入ってくるのが停泊している海自の潜水艦です。潜水艦は艦番号が見えないため、艦名の特定はできませんでした。
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DRY DOCKS ドライドックは艦艇を海から上げた状態にして、艦底までもメンテナンスできるようにする施設です。この日も一隻整備中でした。
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SS 軍港めぐりは呉に続き、横須賀が2回目となります。いずれも自衛隊とツアー会社は良好な関係にあるようですが、艦艇の行動予定については一切共有されていないそうです。どの艦艇が停泊しているかはその日にならなければわからないそうです。
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SS 潜水艦の上にいる海自隊員の方が手を振ってくれます。彼らは潜水艦の入口を見張るために数時間も立ち続けているそうです。おそらく退屈な時間を過ごしているでしょうからツアーの船はよい気分転換になるでしょう。
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ホテルシップ この船は航海用ではなく、作業者が寝泊まりするために浮いている宿泊用の設備だそうです。快適性はないものの500名を収容できるとの事。この手の情報はツアーならではと思いました。
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DDG-54 カーディス・ウィルバー 右舷側の席に座るメリットとしてアメリカ海軍基地を見ることができます。停泊していた艦艇のうち、右側はアーレイ・バーク級のイージス艦でした。
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CG-54 アンティータム タイコンデルガ級ミサイル巡洋艦。海自では見られないタイプの艦艇です。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 今回参加した最大の目的がこちら、アメリカ第七艦隊が誇る空母「ロナルド・レーガン」です。定期整備中ですが出航が近づいており、覆われている部分も少なくなっていました。空母本来の姿がよく見えました。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 横須賀港は良好な地形を活かした港であり、湾の中に艦艇を停泊しています。特に空母を整備するドックは陸地からは見えない奥まった場所に位置しており、秘匿性を高めています。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 空母の甲板は通常艦艇の艦橋の高さくらいあるかもしれません。また空母は高さにすると20階建ビルに相当すると言われています。大型のクレーンが常設されていることも頷けます。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 今回はコンパクト・デジカメでなく、張り切って一眼レフを持参しまいした。300mm×APS1.5倍は軽量ながら効果を発揮してくれました。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 甲板上に見えたハンドリング訓練用のF/A-18とデッキクルー。クルーは任務に応じて色分けされたジャケットを着ています。空母の大きさからするとあまりに小さいので、目をよく凝らさないと見逃してしまうかもしれません。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 後部甲板にも多くの車両やクルーの姿が見えました。いよいよ出航が近いことを感じさせてくれます。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 空母の全景。写真にしてしまうとその巨大さが掴みにくいですが、周囲の建物と比較するとその大きさが少しはわかるかと思います。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 移動する船から角度を変えて何枚か。空母の前を横切るのは一度きりなので休む暇がありません。一眼レフを構えているお客さんもかなりいました。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 空母を正面から。極力甲板を有効に使用するため、アイランドと呼ばれる艦橋は右舷側に配置されています。左右のバランスを保つのも大変そうです。
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CVN-76 ロナルド・レーガン 空母は左右が非対称なので見る角度で雰囲気が少し変わります。空母とご対面できる時間はさほど長くはありませんが、目的を達成できて満足しました。
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CG-67 シャイロー 基地に接岸せず、沖で補給を受けていたと思われるミサイル巡洋艦シャイロー。接岸できる埠頭には限りがあるので、こういう扱いを受ける艦艇もあることを知りました。
あと、さすがはガイドツアーです。軍艦は基本的にどこの国もグレーですが、国によって若干ちがうそうです。それは軍艦は水平線にいる場合の海の色に合わせるのが基本で、海の色は国によって違うためだそうです。こういう知識は参考になります。
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スカイツリー この日は視程がよかったようでスカイツリーの姿が確認できました。距離を計算してくれるサイトの結果によれば約47kmあるそうです。
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日産追浜工場 白と青で塗り分けられた大きな船は自動車を運ぶフェリーだそうです。そして停泊しているのは日産の追浜工場との事です。
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AGS-5106 しょうなん、AGS-5105 にちなん、AGS-5104 わかさ 海上自衛隊基地の船越地区。ここには支援系の艦艇が多く停泊しています。向かって左側の「しょうなん」は海洋観測艦です。
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DD-153 ゆうぎり、DD-152 やまぎり この日は憲法記念日でした。停泊している艦艇には満艦飾で祝意が表されていました。
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DD-152 やまぎり、DD-153 ゆうぎり あさぎり型護衛艦の2番艦「やまぎり」と3番艦「ゆうぎり」です。
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YAS-98 はつしま、MSC-658 ちちじま 機雷を除去する掃海艇。磁気機雷に反応しないよう木造構造となっています。ただし船職人の高齢化により今後の製造が不可能になったため、最後の木造船となってしまうそうです。
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MSO-304 あわじ、MSO-303 はちじょう 掃海艦は、先の戦争で敷設された機雷を取り除くための艦艇です。磁気機雷に反応しないよう金属以外の材質で造られますが、最近ではFRPなどの強化樹脂が用いられるようです。
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DD-152 やまぎり、DD-153 ゆうぎり 軍港めぐりツアーも終盤をむかえ、海自護衛艦が停泊するエリアへと差し掛かりました。
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ASE-6102 あすか 自然の山を削ってつくられた人工の運河を通り抜けていくと、海自の主力艦が並ぶ壮観な風景が広がります。バックにあるビルも横須賀らしさを演出しています。
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ASY-91 はしだて、YDT-03 水中処分母船3号 この日は珍しい船が停泊していたようです。特務艦「はしだて」は「海の迎賓館」の異名をもっています。
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ASE-6102 あすか 私が観艦式で初めて乗船した艦艇がこの試験艦「あすか」でした。海自の装備品は全てこの「あすか」がテストを行います。
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DD-171 はたかぜ、ASE-6102 あすか 試験艦あすかは海自唯一の艦種です。艦橋の上部にはイージスシステムと思われるレーダーが装備されています。
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DD-107 いかづち、DD-101 むらさめ、DD-110 たかなみ 横須賀を母港とする汎用護衛艦。私は普段は航空機ウォッチングがメインですが、護衛艦にも大きな魅力を感じています。これは実物を見てみないと感じられないものだと思います。
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DDG-174 きりしま よく話題にあがるイージス艦は現在最強のミサイル防衛システムです。その独特な形状は存在感があり、停泊中の姿を見ることができてよかったです。
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DDG-174 きりしま 日本ではイージス艦として騒がれますが、米軍では全ての艦艇がイージスシステムを装備しているため、あまりイージス艦という呼び方はしないそうです。
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DDG-174 きりしま 北朝鮮とアメリカのにらみ合いが連日報道されていますが、厚木基地の春まつりは開催され、横須賀のイージス艦は停泊し、2日後には岩国基地のFSDが予定通り開催されます。このことから実際の軍事衝突はしばらくないのかな?と思いました。
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DDG-174 きりしま きりしまの乗員がツアー客にむかって手を振ってくれました。横須賀軍港めぐりは停泊する艦艇によって満足度が違ってくる…というリスクはありますが、これだけ見られれば大満足です。ですがやはり空母が見られるのは付加価値が高いですね。
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第七艦隊バーガー その後は有名なお店「TSUNAMI」で第七艦隊バーガーをオーダーしました。見た目の通りで4〜5人前のボリュームがあり、大変見栄えがします。お値段は5千円を超えるものの、4人で食べればまぁ納得できる内容です。横須賀はネイビーバーガーを名物として売り出しており、16のお店が自慢のオリジナル・ハンバーガーを提供しています。
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スケジュール(パンフレット)
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