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20181103

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2018年11月3日 航空自衛隊 入間基地航空祭2018

基地創設60周年を迎えた入間基地航空祭に今回も行ってきました。毎年20万人にも及ぶ見学者が訪れる激混みイベントなので、場所取りする労力を避けてきましたが、今回は思いがけず最前列を取ることができました。会社の同僚が小学生のお子さんを連れてくるというので、地上展示機巡りは捨てて視界確保のため最前列で見学することにしました。今回の目玉は紅白に塗装された記念機の活躍です。


今年も晴れの特異日は朝から素晴らしい快晴となりました。例年大混雑となる入間基地航空祭で場所取りを争う気持ちはありませんが、オープニングフライトは見たい。その一心で始発電車に乗って向かったところ7時半頃にはゲートを通過。準備中のためエプロン手前で待たされますが、かなり早く到着できたようです。

 

 

T-4

8時になりエプロンエリアが解放されました。最前列での見学は行動が制約されるので望んではいませんでしたが、会社の同僚が小学生のお子さんを連れてくるというので視界を確保すべく今回は前列に留まることにしました。

 

 

Blue Impulse

前日の金曜日に飛来したブルーインパルスの列線。今年は前半にミリタリー系の撮影がなかなかできず、入間がブルーとの初対面となりました。

 

 

T-4

オープニングフライトに向けての離陸する2機のT-4。にくいことに特別塗装機を揃えてペアで上がっていきました。とても贅沢な天候偵察です。

 

 

U-4

今年は第402飛行隊の展示ではなく、オープニングフライトに参加するU-4。写真を見て気が付きましたが尾翼には部隊マークが入っていません。

 

 

U-125

飛行点検隊の展示予定時刻よりも早めに離陸したU-125。待機空域にて時間調整を行うようです。

 

 

ミス航空祭

この位置から見るのは初めてでしたが、ミス航空祭のパレードはなかなか壮観な眺めでした。

 

 

ミス航空祭

晴れ着姿のお美しい、ミス航空祭の方達です。

 

 

U-4、T-4

初めての組み合わせとなる入間のオープニングフライト。要人輸送機を非武装で護衛するT-4のような構図です。

 

 

T-4

2機の特別塗装機がちょっとした見せ場を作ってくれました。機体のカラーリングで視認性が大きく変わることがわかります。

 

 

T-4

嬉しいことに目の前にタキシーバックしてくれました。最前列撮影の恩恵です。ちなみに本当の最前列は会社同僚の小学2年生でした。隙間をみて他の小学生も入り込んできましたが、温かい目で見守るべきでしょう。

 

 

YS-11FC、U-125

飛行展示のトップバッターは飛行点検隊により行われました。

 

 

T-4

地上ではオープニングフライトを終えた、通称「レッドインパルス」が飛行後の点検作業に入りました。当機は存在感が強いですが、パイロットの年代的にもシャア専用機のイメージがあるのかも…

 

 

YS-11FC

退役の時が近づいているYS-11。初めて見せるファンブレイクがファンの胸を熱くします。

 

 

C-1

今回の目玉機として熱い注目を集めていたC-1が離陸しました。目の前は駐機している機体もなく、視界が確保できていました。

 

 

C-1

026号機は歌舞伎をイメージした塗装で隈取(くまどり)と呼ばれています。空自史上でもトップクラスのインパクトがある塗装だと思います。

 

 

C-1

通常塗装機のC-1が続けて離陸していきます。合計4機のC-1が上がりましたが、参加機の減少は明確なものとなりました。

 

 

C-1

離陸上昇中に脚を格納し、ハッチが閉まりかけるところです。

 

 

U-125

展示飛行を終えて戻ってきたU-125がランプインします。入間基地は開設60周年を迎え、紅白の特別塗装機で賑わっていますが飛行点検隊はそのままで祝賀ムードでした。ドアには記念エンブレムが貼られていました。

 

 

CH-47J チヌーク

巨大な放水バケツを吊り下げて離陸するチヌーク。背後には次の展示に備えるUH^60J救難ヘリの姿も見えます。

 

 

CH-47J チヌーク

空中からの散水を行うチヌークのデモ。遠くから見ている分には霧のように見えますが、実際にあの場所にいると豪雨以上の激しさです。

 

 

U-125

牽引されていく入間基地所属のU-4とU-125。航空祭の途中にもかかわらず機体を移動してスペースを空ける行為の意味は後でわかるようになります。

 

 

U-125

ビジネスジェットのような鮮やかなストライプデザインの2機が揃いました。ミリタリー系の迫力とは無縁の機体です。

 

 

CH-47J チヌーク

展示飛行中のチヌーク。コックピット全面のガラスに太陽光が反射しました。

 

 

U-125A

救難展示飛行の開始です。監視用の窓から見えるその姿…。写真を拡大するとあるキャラクターが搭乗していました。

 

 

UH-60J

救助活動に入るUH-60J。要救助者をピックアップしている間、U-125Aは周囲を旋回し監視活動を継続します。

 

 

UH-60J

監視用のバブルウィンドウから見えるその姿は…百里基地のマスコットキャラ「ひゃくりん」でした。百里基地からの遠征機は徹底しています。

 

 

T-4

エンジンを始動して離陸前点検を開始するシルバーインパルスこと中空司令部支援飛行隊のパイロット。誤操作防止のため機器に触れていないことを表すために手をあげて伝えます。

 

 

C-1

4機編隊で進入してきた第402飛行隊のC-1輸送機編隊。やや距離をあけた大き目のダイヤモンド隊形です。

 

 

C-1

リーダーポジションは注目の026号スペシャルマーキング機が務めています。

 

 

C-1

このデザインは入間基地開設50周年の際に考案され選ばれたものの、実現が叶わなかった幻の特別塗装でした。当時はイラク派遣などの社会背景的があり、派手さや労力を考慮して見送られてしまった…というような話だった気がします。

 

 

C-1

記念塗装機とノーマル機によるファンブレイク。広い主翼に描かれたデザインをみせてくれるファンを意識した展示方法です。

 

 

C-1

陸自の精鋭、第1空挺団によるパラシュートジャンプが披露されました。いつの日かこの光景はC-2に代わっていくと思うと貴重になってきました。

 

 

C-1

澄み渡った青空に20名の空挺隊員が落下傘の花を咲かせました。しかし周囲からは「クラゲみたい」という感想が多かったです。

 

 

C-1

低空飛行で突っ込んでくるC-1。かなり気合の入ったいい角度です。

 

 

C-1

コンバットピッチで離陸するC-1。敵からの攻撃を避けるため高速で進入し、急激に高度を上げて減速し旋回に入ります。常に高度と速度が変えることでリスクを低減する軍用機ならではの機動です。

 

 

C-1

スペシャルマーキング機は全ての見学者に魅せるべきだと考えます。たまに地上展示だけで済ますイベントがありますが論外ですね。今回の入間航空祭は展示として完璧だったと思います。

 

 

C-1

注目されていることを痛いほど知っている026号機は、他の機体よりも1回多めにローパスを披露してくれました。撮るなら今のうちにね!と言わんばかりのシャッターチャンスを与えてくれます。

 

 

C-1

この特別塗装機は歌舞伎の隈取をモチーフとしていますが、真横からみるとその色彩と形状から錦鯉にも見えてきました。

 

 

C-1

C-1自慢の短距離着陸性能を披露した026号機。滑走路からエプロンでタキシングするところを最前列で見られたのは幸運でした。

 

 

C-1

C-1のような

大きな機体に全体塗装を行う作業はさぞかし大変だったろうと思います。情熱がなければできないことですね。

 

 

C-1

今年の入間基地には紅白の塗装機が揃いました。J-Wing誌の記事によればC-1の特別塗装機は11月下旬まで見られるそうです。

 

 

T-4

C-1の展示飛行が終わるとエンドでホールドしていたT-4が上がりました。入間シルバーインパルスの気合の入った離陸ショーの始まりです。

 

 

T-4

第一陣は紅白の隊長機が上がり、離陸直後に早速機動飛行を行いました。

 

 

T-4

第二陣は3機編隊によるフォーメーションテイクオフでした。比較的短い入間の滑走路での3機編隊は通常では滅多に見られません。

 

 

T-4

第三陣は2機によるフォーメーションですが、注目すべきは息の合ったその密集度です。

 

 

T-4

離陸はこれ以外に何枚も撮影していますが、姿勢がピッタリと合っていてどの写真も甲乙つけがたい重なり具合でした。

 

 

T-4

後になってSNSで見かけたのは元ブルーインパルスのPさんだったという噂ですが、納得の操縦技術でした。離陸後に360°旋回を披露した後、別の1機がソロで離陸して計7機が上がりました。

 

 

T-4

レッドインパルスを先頭にした4機のダイヤモンド隊形が進入してきました。

 

 

T-4

機動飛行担当の2機編隊がショーセンターでブレイク。入間でもこのような絵になるシーンが見られる時代がやってきました。

 

 

T-4

ブルーインパルスへの対抗意識が伝わってくる(?)一糸乱れぬデルタ隊形。さすがベテランパイロットによる素晴らしいフライトです。

 

 

T-4

ブルーインパルスでさえ6機なのに、我々は7機だ!展示飛行の最後は長すぎる7機エシュロンで締めました。

 

 

T-4

シルバーインパルスのオリジナル課目、スパイラルターン。静止画で説明するのは難しいので動画、できれば肉眼で見たい連携機動飛行です。

 

 

T-4

散会後、各機は360度旋回を行いつつ、高度を上げて衝突を回避します。その光景はまさに渦を巻くようなダイナミックな縁起です。

 

 

T-4

捻りすぎ!とも思える気合の入ったターンです。

 

 

T-4

ナイスランディング。F-15イーグルのような機首を上げたエアロダイナミックブレーキで減速するT-4。

 

 

T-4

目の前をタキシングしてくれたT-4。いつまでも古さを感じさせない傑作機ですが、空自の中でも最大勢力といえる配備数を誇ります。しかしそろそろ後継機を心配する声がちらほらと聞こえてきました。

 

 

シルバーインパルス

実際に見てみると想像以上に私と同世代でした。ベテラン勢が気合の入ったフライトを見せてくれたことに元気をもらいました。

 

 

C-1

牽引されて場所を移動するC-1特別塗装機。午後は正式な地上展示機としてお披露目されました。

 

 

YS-11FC

目の前に牽引されてきたYS-11。実にいいローアングルで撮影することができましたが、視界が遮られてしまうので最前列を離れ、後方へと移動することにしました。

 

 

Blue Impulse

午後になりメインイベントであるブルーインパルスの展示飛行が始まりました。滑走路の向きが変わりR/W17上がりのインディビジュアル・テイクオフでした。

 

 

Blue Impulse

それぞれ単独で離陸した4機は空中集合してダイヤモンド・ダーティーローパスで頭上を通過していきます。観客の頭上を飛行するのはブルーインパルスだけなので、手が届きそうな距離感にまず驚かされます。

 

 

Blue Impulse

離陸直後にT-4の高い機動性を見せつけて観客の目をくぎ付けにする5番ソロ機。

 

 

Blue Impulse

ショーの序盤で魅せる編隊課目の美しさ。T-4ブルーインパルス時代に採用され定番となったファンブレイク。

 

 

Blue Impulse

高度を変えずにゆっくりとロールを打つ高難易度課目スロー・ロール。フライトシュミレーターでこの操縦をやってみればいかに難しいかがわかります。

 

 

Blue Impulse

隊形変化の妙とダイナミックな機動を織り交ぜたチェンジ・オーバーターン。

 

 

Blue Impulse

小学2年生が目を輝かせて見ていたサンライズ。その軌跡を見て「手の形」と表現したのが小学生らしい発想力でした。

 

 

Blue Impulse

空の色を暗めにすると、高高度成層圏のような空の色になって引き締まります。蒼い空と白いスモークのコントラストが美しいです。

 

 

Blue Impulse

ぴったりと息のあったハーフ・スロー・ロールでの一コマ。刻々と位置関係が変わる玄人受けする高難易度課目です。

 

 

Blue Impulse

ここでショーの中断が発生しました。民間機が空域に侵入したとのアナウンスがありましたが、入間基地では毎年のようにトラブルが発生しています。毎年起こることにまさか意図的では?と思ってしまいます。

 

 

Blue Impulse

一時はショーの継続も危ぶまれましたが無事に再開されました。ショー構成の立て直しは大変だと思いますが、まず見せたのは弓矢なしのキューピット。…とアナウンスされましたが、これは課目的にはビッグハートではないでしょうか。

 

 

Blue Impulse

ショーが中断されたことにより課目を変更したものと思いますが、懐かしいクローバー・リーフ・ターンが披露されました。この課目はT-2ブルーインパルス時代によく見られました。

 

 

Blue Impulse

軽快な機動性を披露する5番機、画角の対角線にピッタリフィットする上昇角でグングンと高度を上げていきます。

 

 

Blue Impulse

会場の後方から進入するワイドなデルタ隊形の5機編隊。管制塔と絡めるのがシャッターチャンスです。

 

 

Blue Impulse

ショー構成の後半は編隊課目が増えてきます。小学生の子供にとっては刺激が少ないので飽きてくる時間帯かも…。

 

 

Blue Impulse

被災地の復興を願って開発された編隊課目フェニックス・ロール。残念ながら撮影位置からはいいアングルが得られませんでした。

 

 

Blue Impulse

子供も大興奮するヂュアルソロ最大のスリリングな見せ場、タッククロス。カメラの連射機能を駆使しても重なりを撮ることはできませんでした。

 

 

Blue Impulse

F-86、T-2、T-4と三世代にわたり受け継がれる伝統課目ローリング・コンバットピッチ。晴れの特異日である文化の日は今回も素晴らしい青空を提供してくれました。さすがの入間ブルーでした。

 

 

F-2B

帰投のトップバッターは松島基地へ向けて離陸した第21飛行隊のF-2Bでした。今回地上展示の見学は捨てていたので、この日は初めて見るF-2ということになりました。

 

 

F-2B

プログラムにもF-2の帰投は書かれていた割に、残念ながらローパスもせずにまっすぐ帰投してしまいました。文字通りではありますがただの帰投でした。

 

 

F-15J イーグル

小松基地から参加した第306飛行隊のイーグル。特別塗装機の派遣を機体しましたが残念ながら願いは叶わず。

 

 

F-15J イーグル

離陸後に級上昇したF-15はこの後左旋回を加えます。入間基地では近隣住民への配慮として、通常ではアフターバーナー機の離着陸を自粛しています。

 

 

F-15J イーグル

プログラムにも組み込まれていたイーグルの帰投は期待通りでした。やや高度は高かったものの背面の見せながらの角度をつけたローパスを披露してくれました。

 

 

F-15J イーグル

アフターバーナーを使いながらの捻り機動。バーナーコーンの軌跡を見ることができました。

 

 

F-15J イーグル

飛行教導群が配備された小松基地の航空祭は大変魅力的となっています。今度は小松で会いたいと思いました。

 

 

C-2 ブルーホエール

入間基地では初展示となったC-2輸送機。実任務では既に頻繁にみられるようになっており世代交代が進んでいます。

 

 

C-2 ブルーホエール

先代C-1とは全く違う中型輸送機らしいスタイリングとなりました。迷彩塗装もブルーに変更されており、C-1との運用思想の違いが感じられます。

 

 

C-2 ブルーホエール

よく見ると尾翼には部隊マークが入っていませんでした。

 

 

C-1

航空祭後半は、紅白の機体を集めて並び変えられた入間基所属機の地上展示エリア。基地開設60周年を記念する域な演出です。

 

 

C-1

尾翼にも歌舞伎らしい隈取が描かれています。第402飛行隊のエンブレムが額の位置にあるのもポイントです。

 

 

C-1

晴天に恵まれて、この機体を見られただけでも大満足の1日でした。地上展示の前にはその姿を写真に収めようと終始人垣ができていました。

 

T-4

人垣に阻まれながらもチルト式モニターを駆使して撮影しました。この機能は年に数回しか使いませんが大変便利な機能です。

 

 

E-2C ホークアイ

三沢基地へ向けて離陸するE-2C。警戒任務が忙しい同機が入間基地航空祭に参加するのは久しぶりです。

 

 

E-2C ホークアイ

8枚プロペラに換装しアップデートされたバージョンでした。

 

2018年の入間基地航空祭は19万人の来場者と発表されました。一時期に比べると観客のマナーはよくなりましたが、それでも最後の方にはゴミが散乱する光景もみられました。19万人も集まればそのうちの何人かはマナーの悪い人たちも出るでしょう。最近では撮影地にゴミを捨てて帰る人達が問題になっていますが、そういう人たちはきっとニワカでしょう。良識のある航空機ファンだったらエプロンにゴミは禁物であり、ゴミをひとつでも置いてくることは絶対にないと思っています。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

09:00〜09:30 ミス航空祭パレード 発表会

09:30〜09:35 T-4 & U-4 OPENING FLT

09:50〜10:10 U-125 YS-11FC

10:00〜10:30 佐渡分屯基地鬼太鼓

10:00〜10:40 警備犬訓練展示

10:15〜10:40 U-125A,UH-60J CH 47J

10:45〜11:05 C-1 陸自空挺降下

11:10〜11:35 T-4 7機

11:50〜12:50 中部航空音楽隊演奏

12:20〜12:40 入間修武太鼓

13:05〜     Blue Impulse ウォークダウン

13:30〜14:05 Blue Impulse FLT

14:30〜14:50 F-2,F-15J C-2 帰投

 

 

 

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