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20181110

成田空港


Narita Airport

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2018年11月10日 成田空港

レンズメーカーのシグマから60-600mmの焦点領域をカバーする10倍ズーム超望遠レンズが発売されました。ちょうどレンズの買い替えを検討していたタイミングにぴったりと合い、発売日直後に飛びつきました。手に入れたら一刻もはやく試してみたくなるものです。1時間ほどの時間でしたが成田空港へ足を運び試写をしてきました。しかし試されているのは自分の体力でした。


シグマ 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

シグマのスポーツラインから発売された60-600mmの10倍ズーム超望遠レンズです。私は2世代前の150-500mmを使用してきましたが、150mmだと入りきらない被写体があるのでカメラを2台持ちすることもありました。買い替えを考えておりCラインの50-500mmを検討している時にこのレンズが発売されました。レビューを見ると素晴らしい内容でしたが、問題は価格と重量…。店頭に足を運んで何度も試しましたが、惚れこんでしまい会社帰りに購入してしまいました。

 

 

成田空港 ひこうきの丘

こういう時に限ってなぜか忙しいものですが、やはり少しでも早く試してみたいと気持ちが逸ります。なんとか時間をみつけて1時間ほど成田空港でカメラを構えることができました。周囲に気を使わずに撮れそうな場所ということで、「ひこうきの丘」を選びました。カメラはAPS-Cサイズです。

 

 

B787-9 United Airlines

この日は北風運用。着陸便が多い時間帯なのでA滑走路へ降りてくる機体が多く見られます。この写真は600mm側で撮影したものですが、同じタイミングで撮った60mm側が上の写真です。まずは10倍ズームという焦点領域の広さに驚きました。

 

 

B787-9 United Airlines

600mmの超望遠レンズで接近してくる旅客機を捉えると余裕ではみ出します。画角の中で捉え続けるのも大変でした。

 

 

B787-9 United Airlines

真横になったところで一気に60mmのワイド端へ。B787の中型サイズであれば余裕で機体全部を収めることができました。

 

 

B787-9 United Airlines

60mmで追いかけます。空港全体の状況がわかる標準レンズの領域です。

 

 

B787-9 United Airlines

機体は通り過ぎた後でもあっという間に超望遠域でズームアップを狙うことができました。オートフォーカスは速くて正確です。

 

 

A350-941 Vietnam Airlines

独特な色調が美しいベトナムブルー。ホールディングポイントへ向かうA350の機体前部を切り取ることができます。

 

 

A350-941 Vietnam Airlines

上と同じ位置から60mm側で引いて撮影したものです。これだけの画角の差があればほぼ何でも撮れそうです。

 

 

B737-8 All Nippon Airways

向かって奥側にあるB滑走路へとアプローチするB737。小さい機体ながら十分に機体を確認することができました。

 

 

B737-8 All Nippon Airways

60mmでの画角はとても超望遠レンズのものとは思えないほど広いものです。

 

 

航空科学博物館

上の写真の展望台を600mmで望むと見学者の姿が確認できます。撮影した画像を拡大すれば人物のそれぞれの姿まで見えてしまいます。

 

 

B767-332 Delta Airlines

手振れ補正機能はかなり強力でファインダー内の像が揺れません。動作音も全く気になりません。以前使っていたレンズでは動作音が大きく、手持ちでも十分撮れたのでOSは切って使うことが多かったのですが、このレンズでは常用となりそうです。というか手持ちでは必須です。

 

 

B767-332 Delta Airlines

500mmと600mmの差は実際に見ただけでもわかります。超望遠ユーザーにとって望遠側が強いことに越したことはありませんが、優先度で考えればそれほど重要ではないかもしれません。やはり広角側が強いことがこのレンズのメリットだと思います。

 

 

A380 Thai Airwaysタイトル

このレンズを試す絶好の被写体がやってきました。世界で最も大きな旅客機がどのように撮れるか興味深くファインダーを覗きました。

 

 

A380 Thai Airways

600mm+APS-Cの組み合わせでは約900mm相当に匹敵しますが、×1.6クロップを活用すれば1440mmくらいになる計算で合っているのかな。さらにテレコンバーターにも対応しているそうです。

 

 

A380 Thai Airways

機首のクローズアップ。撮影した画像を拡大すればパイロットの顔まで確認することができます。

 

 

A380 Thai Airways

60mmで撮影すると機体全体を撮ることもできました。ヨドバシカメラの店頭で書かれたPOPには「ファントムもシグナスも」でしたが、まさにこれ1本あれば地上展示以外の航空機は全て撮れそうです。

 

 

A380 Thai Airways

真横になると尾翼が少しだけ切れてしまいましたが、立ち位置は柵の一番手前だったので後ろに下がればフレームに収められたと思います。またフルサイズのカメラで撮れば余裕のあるフレーミングができるでのしょう。

 

 

A380 Thai Airways

このレンズはズーミングが回転式と直進式のハイブリッドであることがユニークです。回転は1回では回しきれないので直進式を多用することになると思います。メーカーが公式に紹介している使い方なので安心して使うことができます。

 

 

A380 Thai Airways

超望遠レンズでは、下向きにした時にレンズの自重で伸びてしまうことがありますが、このレンズではそれがありません。ロックをかける回数が減らせる点は地味に気に入っています。

 

 

B787-9 Japan Airlines

このレンズの問題点はやはり重量。レンズだけで2.7kgありますが、それでも同150-600mmのSラインに比べてば軽量化されているそうです。しかし今まで使っていた150-500mmに比べると1kgほど重くなっており、常に1Lペットボトル飲料を余計に乗せているようなものと考えるとやはり辛いです。

 

 

B787-9 Japan Airlines

重さを感じる理由の一つが望遠側に伸ばした時の長さです。直進ズームを行うためレンズの頭を手で持つと腕を伸ばした姿勢になり、肘を体で支えることができなくなります。腕力だけで持つ姿勢になるのが重量感を倍増させています。

 

 

B787 All Nippon Airways

重さという問題はありますが、焦点領域、オートフォーカス、手振れ補正、画質と高いレベルで満足できる1本です。あとは腕の力をつけていくのが今後の課題ですね。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

 

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