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2018年6月3日　横浜大さん橋＆羽田空港

横浜の大さん橋において2日間に渡り一般公開が行われた海自最大の護衛艦「いずも」。残念ながら公開日は都合が合いませんでしたが、見学者は終日2時間待ちの大盛況だったそうです。いずもの人気はすごいですね。

この日は10時に出港し、横須賀基地へと戻るスケジュールが公開されていたので行動予定を組むのは容易でした。撮影ポジション選びに迷いそうだったので2時間前くらいには到着しておきました。

全通甲板の特徴がわかる方が良いと考え、大さん橋の一番高い場所に落ち着くことにしました。甲板の高さが大さん橋の屋上と同じというのがすごいです。

前月に行われた海上保安庁観閲式で、「いず」に乗船するために寄った横須賀防災基地です。

この船艇は米軍所属のものらしく、珍しい船だと隣になった方達から教えていただきました。ただし乗船していたのは日本人だったように見えました。

出港予定時刻を迎え、いずもが離岸しました。甲板では自衛隊員が登舷礼を行いました。大さん橋では見送るお客さんに黄色いハンドタオルが配布され、見送りを演出するサービスが行われています。

艦を後進させながら甲板上に整列する海自クルーの皆様と体験搭乗された人達。一般公募ではなかったようですが、家族の方などが招待され横須賀港までのクルーズを楽しまれたようです。

横浜港のシンボルであるベイブリッジを絡めたくて撮った1枚です。艦全体を入れると背景が小さくなりすぎるので構造物を中心に配置しました。

いずもは艦容も大きいですが、その割に乗員は多くないそうで上舷礼はややスカスカした感じでした。

いずもの全体です。同じ場所で撮影していた愛好家の方から教えてもらいましたが、いずもはいよいよ空母化へ向けて改造を行うとか…。果たしてF-35を搭載する日は実現するのでしょうか。

撮影場所は大さん橋の端を取ることができたので、真横姿を眺めることができました。

レアだといわれた米軍のタグボートは、いずも用の巨大ブイを運ぶため、お供として随伴するようです。

いずものスクリューが回転し、大きな汽笛を鳴らして横浜を後にしました。自分も横須賀へ移動すれば入港が見られるか？と考えましたが、「電車での移動では難しい」と言われ諦めることにしました。

いずもの後ろ姿を見送るかのようなタグボートたち。どこか海で活躍する人たちの絆のようなものを感じる光景でした。

まだ時間があったので羽田空港で飛行機を眺めることにしました。いつもは便利なターミナルへ向かうのですが、今回は久しぶりに川崎の浮島公園へ行ってみました。

浮島公園は生活圏からは離れた場所にあり、釣りと航空機撮影に特化した公園です。特徴的なD滑走路を撮影できる名スポットです。

上海から飛来したFM815便。国際線の乗り入れが増えている羽田空港らしく、以前は見られなかったようなエアラインが多くみられるようになりました。

空港敷地内に政府専用機の尾翼が見えました。駐機している姿はよく見かけますが、なかなか飛行するシーンには出会えません。

スターウォーズジェットが離陸に向けて姿を現しました。機材はその日の運用によって決まることが多いので、運が必要な場合もあります。

この時は北風運用で着陸機が見られました。パラレルランウェイへ同時にアプローチする機体を追うことができました。

フランクフルト発のルフトハンザ機は今やレア機となったB747です。残念ながら奥のC滑走路へ降りてしまいました。

JALフリートが並ぶ第1ターミナルをバックに、熊本からのJL626便がファイナルアプローチ。

東京の都心が背景になる絶好のロケーション。ただし夏場が陽炎の影響が大きいので、空気が澄んだ冬場に挑戦してみたいです。

浮島の端にはどこか近未来的な建造物が見られます。

中国国際航空の機体は白地に青いストライプを入れた比較的シンプルなデザインです。デザインというのは繊細なもので、この色使いでもどこか中国らしさが伝わってきます。

離陸旋回中の機体と重なることが多い羽田空港。しかしそのコースは機体重量や飛行特性によって微妙に異なるようです。

D滑走路に派手な機体が姿を見せました。2020年の東京オリンピックに向けたANAのPR機です。

離陸上昇中の機体に被せるようなB737のアプローチ。

松山へと向かうNH589便には、トリコロール塗装にも見える派手な機材が当てられていました。日本の名所が随所に描かれたデザインとなっています。

夏らしい澱んだ空気と高い雲に囲まれた羽田空港。関東ではそろそろ梅雨入りが見込まれています。

大阪伊丹空港へと向かうJL117便。西郷どんのPR塗装が入った機材です。

ファイナルアプローチ中のANA機に離陸上昇中の機体が重なりました。トラフィックが過密な羽田らしい光景です。

松山から飛来したNH590便が滑走路へとすい込まれていきます。

上海から到着した中国東方航空機。デザインは白地に社名とエンブレムのみで意外とシンプルです。

午後になると魚も元気になってくるのでしょうか。海面を飛び出す魚の姿が多くみられました。

フライトレーダーでは行先不明だったJALのB787。右主翼が隠れない程度のアングルを意識していました。

石垣空港から到着したピンクのジンベイジェットです。

マニラから飛来したフィリピン航空機のアプローチ。遠くに離陸上昇中の機体が見えます。

ほぼ同じタイミングで着陸のタイミングを迎える2機の旅客機。パイロットの心理も少しワクワクしている状態になるのでしょうか。

浮島公園は海釣りを前提にした公園で、釣り人以外立ち入り禁止という看板もありました。堤防には緊急用のロープ付き浮き輪も常備さする配慮がされています。

「Spirit of Hong Kong 香港精神号」と書かれたキャセイパシフィック機。色々な人のシルエットが描かれています。

贅沢な話ですが２〜３分毎に着陸があるのでキリがありません。お目当ての機体がない限りは時間を決めて切り上げなくてはなりません。今回はバスを使ってきたので時刻表に合わせて切り上げました。

6月から開催されるサッカーワールドカップを応援するSAMURAI BLUE2018の機体を見届けてバスターミナルへと向かいました。時間があるのでもう1か所場所を変えようと考えました。

羽田空港のターミナルへ到着しました。国際線では梅雨の風物詩ともいえる紫陽花がアレンジメントされていました。

展示されていた紫陽花を題材とした写真コンテストも開催されていました。

浮島公園から垂直尾翼を見せていた政府専用機。望遠レンズで確認してみるとタラップ車が接続しているようでした。これは離陸が近いのかもしれません。

国際線ターミナルに駐機していたエアカナダのB777。赤いメープルリーフのマークは実によくカナダを表現しています。

空港で撮影していると必ず1回は見かけるベトナム航空の機体。観光客や留学生の交流など、人々の移動が増えていることは日常の生活をみていても実感できるところです。

羽田空港で数時間粘っていると高い確率で見ることができるANAのC3-POジェット。この日は那覇便に投入されていました。

ターミナルの移動には無料のシャトルバスを利用しています。なんとなく政府専用機が飛ぶとしたらC滑走路かな？と無計画に移動してきましたが、結果的にその行動は大正解でした。

送迎デッキの階に到着すると政府専用機がタキシングしているのが見えたので、慌てて走ってデッキへと向かいました。移動している間に離陸するとは考えていませんでしたし、滑走路の方向も変わっており、瞬間的には判断ができませんでした。

どうやらランウェイチェンジがかかっていたようです。離陸シーンを撮影するために再び走って反対側の送迎デッキへ移動しました。羽田空港で政府専用機の離陸を見たのはこれが初めてでした。

今回展開していたのは２番機のみでした。B747の政府専用機は今年度での退役が決定しているので撮影できたのは本当に幸運でした。無計画な行動でしたがこの瞬間、この場所に移動しておいて大正解でした。

次なる目的地に向けて離陸準備をすすめるC3-POジェット。国内線であれば１日に2〜3往復くらいのフライトをこなしますから忙しいですね。

この日は朝から横浜で「いずも」を追っかけていたせいか、どうしても船に目がいってしまいます。出港した豪華客船とのコラボを意識してみました。

機体と行先によって離陸位置は異なりますが、新千歳行きのJL521便は客船の上側で重なりました。

福岡へと向かうB787。大きな機種名のロゴとカリメロ風エンジンカウルがわかるアングルです。

サンフランシスコへと向かうUA876便。東京の街並みをバックにアプローチするB787の姿が絡みました。

韓国へと向かうJALのB787。空気は霞んでいたものの晴天に恵まれて東京湾の海の鮮やかなブルーで映りました。

東京オリンピックまで残すところあと２年。きっとあっという間でしょうね。

朝から横浜の大さん橋で「いずも」を見送り、川崎の浮島公園→羽田国際線ターミナル→第２ターミナルへと撮影場所を点々としました。さすがに疲れますが楽しい１日でした。

スケジュール（パンフレット）