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20180915

米国空軍

横田基地 友好祭


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Friendship Festival

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2018年9月15日 米国空軍 横田基地友好祭2018

土日の2日間にわたり開催される横田基地友好祭。今回は3連休の前半にあたる良い曜日巡りでしたが、個人的に都合が合わず初日しか参加できませんでした。当日はけっこう激しい雨だったのでゆっくりと出発し、昼頃の基地入り。しかし行ってみれば想像以上に濃い内容を、来場者が少ない好条件で楽しむことができました。


A-10C サンダーボルト

秋雨前線の影響により、行くのも躊躇してしまうほどの雨でした。昼頃にゲートへ到着しましたが待ち時間は全くありませんでした。人が少ないので身分証明書の提示は全員が求められましたが、ほぼノンストップで会場に入ることができました。

 

 

A-10C サンダーボルト

地上からの支援を最小限にするため、A-10には機内格納式のラダーが装備されています。ハッチの裏側には見覚えのある絵が描かれていますが、この機体は以前の横田基地友好祭に参加したことがある機体でした。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

今回の目玉のひとつは100周年記念の塗装を纏ったスペシャルマーキング機でした。クルー達の姿は鮮やかな赤い服装で統一していて、まるでレースチームのような格好よさでした。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

人手が少なかったせいか、やや高い位置から撮影できるように階段状のリフトが用意されていました。

 

 

F-16D ファイティングファルコン

OSレターのF-16からは複座型も派遣されました。F-16は世界中で採用されているポピュラーな機体ですが、複座型の配備数はレアといえるでしょう。

 

 

F-16D ファイティングファルコン

WPも複座機を派遣してくれました。レドームはやや色が濃いものとなっています。

 

 

F-2

1週間前の三沢基地航空祭は北海道胆振地震の影響により、大幅に規模を縮小して開催されました。更に当日は雨模様というコンディションながら7万人の人出を記録したようです。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

米軍のF-16と空自のF-2が並ぶ構図はまるで三沢で見るような光景です。この構図は普通に立ったままでは撮れないので、視線を下げる必要があります。

 

 

U-125A

救難飛行隊のU-125Aは新潟分頓地から参加しました。UH-60Jヘリは百里から飛来していたのは、救難隊に対する負荷分散かもしれません。

 

 

KC-767J

エプロンが水面のようになり、反射する機影が当日の雨量を説明しています。大混雑となる晴天の友好祭と違う光景が見られるのも雨イベントの魅力です。

 

 

RQ-4 グローバルホーク

2017年に期間限定にて横田基地で活動していたRQ-4は、昨年に引き続き展示されました。今回は外来機としての参加です。

 

 

RQ-4 グローバルホーク

特徴的な長い主翼を1枚の写真におさめようとすると、ここまで引く必要があります。被写体との間に人がいなくなる瞬間を狙いたいところですが、まず期待することはできません。

 

 

C-5M スーパーギャラクシー

米軍が誇る大型戦略輸送機ギャラクシー。その中身はほとんどが空洞で、機体前後のどちらからでも物資を詰め込むことができます。

 

 

C-2

関東では初展示となる空自の最新鋭輸送機C-2です。本来であればもっと注目を集めてもよい機体のはずですが、脇役にまわされてしまうのが横田基地の地上展示機の層の厚さです。

 

 

RQ-4 グローバルホーク

会場の最深部に展示された無人偵察機グローバルホーク。折り返し地点に来たので戻ろうと思っていた矢先、キーンというエンジン音らしきものが聞こえてきました。

 

 

CV-22 オスプレイ

展示エリア外のエプロンに目をやるとオスプレイが3機並んでいました。雨が強かったので早く帰りたい気持ちはあったものの、よく見てみるとナビゲーションライトが点灯しているのがわかりました。

 

 

CV-22 オスプレイ

雨に耐え切れず、雨具を着た瞬間に来た途端に雨足が弱りました。そういうものです…。チェックは30分以上かかっていたと思いますが、なかなか動きは見られませんでした。

 

 

C-130J スーパーハーキュリーズ

今回は出番のなかった横田の主。胴体を延長したJ型へと更新されています。

 

 

B777

横田基地へ良く飛来するオムニ・エア。民間チャーター機は比較的多く飛来しますが成田には降りないような機体が見られます。

 

 

CV-22 オスプレイ

CV-22は10月から横田基地に配備される空軍向けのオスプレイです。海兵隊向けのオスプレイに比べると重厚感のある塗装となっています。

 

 

CV-22 オスプレイ

一番奥にあった機体のティルトローターが前に傾きました!ローターの角度を変えることで前方への推進力に変更し、タキシングが始まりました。

 

 

CV-22 オスプレイ

奥の機体はエンジンカットされました。おそらくデモ機のバックアップだったと思われますが、危険性を訴えられることも多いオスプレイなので念を押していたのかもしれません。

 

 

CV-22 オスプレイ

上の写真と比較すると手前と奥の機体はローターの位置が入れ替わっています。ファンサービスの一環でしょうか。

 

 

CV-22 オスプレイ

もしかしたらタキシングだけかも…と思いましたが飛びました!公式サイトでも直前までシークレット扱いだったようですが、自治体のサイトでは事前に情報が出ていたらしいです。

 

 

CV-22 オスプレイ

オスプレイの展示飛行を初めて見ましたが、飛行モードはヘリとは全く別物だということがわかりました。速度が早い固定翼モードで風を切る音はジェット機かと思うほどでした。

 

 

CV-22 オスプレイ

展示飛行は回転翼モードと固定翼モード両方の特徴がわかる構成で見応えがありました。

 

 

CV-22 オスプレイ

友好祭の開催に合わせてオスプレイ配備反対の運動が行われるという噂がありました。この大雨で客足は鈍るだろうと油断しそうなところに、まさかのカウンター!配備前の機体でデモフライトを見せつけた米軍のハートの強さに脱帽です。

 

 

CV-22 オスプレイ

この展示飛行で私を含め、オスプレイの理解が深まったものと思います。報道とは違い音が静か…という感想も多かったようです。何より回転翼、固定翼のメリットを兼ね備える機体性能は敵にとっては大きな脅威になると確信できます。

 

 

CV-22 オスプレイ

デモフライトを行ったオスプレイのタキシーバックです。ロープの最前列で撮影することができましたが、せいぜい2〜3列くらいの込み具合でした。

 

 

CV-22 オスプレイ

グッドジョブでした!翌日は天気も回復する予報なので大混雑になることでしょう。

 

 

CV-22 オスプレイ

オスプレイは陸上自衛隊が導入予定です。同機は海上自衛隊の全通甲板護衛艦に積んでも活躍できると思います。

 

 

C-5M スーパーギャラクシー

米軍の地球規模でのロジスティックを支えるギャラクシーは一際存在感が大きく大人気でした。

 

 

C-2

開発が難航した国産輸送機C-2もいよいよ実稼働となりました。これからは徐々に退役が進むC-1が貴重な存在になっていくことでしょう。

 

 

C-2

輸送機の後部ハッチには強力な滑り止めがあり、受験生にとって縁起がいいものとなっています。

 

 

C-2

見る角度によってシルエットの印象がかなり変わるC-2です。斜め前方からみると機首から主翼の一体感があります。

 

 

C-2

C-2は海上自衛隊が装備するP-1対潜哨戒機と同時開発を行い、部分的に同じパーツを使うことでコストダウンを狙っています。しかしサイズ、シルエットともに違いが大きく、あまり似ていません。

 

 

C-2

C-2にはブルーホエールの愛称がつけられました。空飛ぶ青い鯨…定着するか注目です。

 

 

RQ-4 グローバルホーク

胴体位置が高いKC-10の見学列に並び、機内から撮影しています。KC-10から長い主翼のRQ-4を見下ろしています。

 

 

KC-10 エクステンダー

C-1よりもかなり大型化されたC-2でしたが、米軍の大型機に挟まれるとまるで子供のように見えてしまいます。

 

 

UH-60J ブラックホーク

百里基地から参加した救難ヘリ。前日百里で離陸を見送った機体でした。

 

 

SH-60 シーホーク

これもスペシャルマーキング?

 

 

F-15J イーグル

関東のイベントに千歳基地のイーグルが飛来するのは珍しいといえます。しかし最寄りの小松では同時期に航空祭が予定されるので、新田原か千歳の選択肢となります。飛行隊再編によりF-15は関東から遠い存在になってしまいました。

 

 

F-15J イーグル

胆振地震で大変な状況にもかかわらず、千歳から来てくれたF-15には感謝しかありません。それにしても千歳のF-15は機体が美しいように感じます。手入れが行き届いているのか、それとも北海道の空気が美しいのでしょうか。

 

 

T-4

百里基地のマスコット「ひゃくりん」がコックピットに座っていました。翌日は第3飛行隊のF-2にも座っていたようです。

 

 

ファントム祭

第302飛行隊はT-4を派遣してくれましたが、F-4EJ改の特別塗装機が小松に行ったお詫びと百里基地航空祭の紹介が展示されていました。12月2日はファントム祭と命名されており楽しいことになりそうです。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

やや高い目線からのアングルで撮影したF-16。もう少し正面から撮影できたら尚よかったです。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

まるでレースチームのような洗練されたデザインです。ブースではグッズ販売されていましたが、チャレンジコインが3000円と高く、手が出ませんでした。

 

 

A-10C サンダーボルト

A-10は機首に設けられたバルカン砲の下カバーが開けて公開されました。

 

 

A-10C サンダーボルト

今回の友好祭では鮮やかな尾翼が揃いました。昨年は台風の影響で多くの外来機がキャンセルされたため、今回は力が入っていたのかもしれません。

 

 

A-10C サンダーボルト

めずらしくA-10を機体後方から見学することができました。低空での攻撃を行うA-10はエンジンへの被弾リスクを減らすためエンジンを高い位置に配置しています。

 

 

A-10C サンダーボルト

旧式な機体であるA-10を退役させたい米議会、それとは逆に使い続けたい現場との対立が話題となっています。前線におけるA-10の信頼性の高さがよくわかります。

 

 

CV-22 オスプレイ

展示エリアで公開されたオスプレイ。今回初めて披露された空軍向けのオスプレイは、海兵隊向けの塗装に比べて深く濃い色となっていて凄みが増しています。

 

 

CV-22 オスプレイ

オスプレイの機内見学は大人気でした。日曜日の公開では400分待ちだったという報告も…。やや誇張されているかもしれませんが同機に対する注目度の高さは間違いありません。

 

 

CV-22 オスプレイ

同機は横田基地に配備され、今後は珍しい機体ではなくなっていきます。くれぐれも事故だけは起こさないようにお願いします。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

今回大きな注目を浴びた機体のひとつです。イベント後半ではコックピット見学も実施され、長い行列ができていました。

 

 

F-16C ファイティングファルコン

グリーンに輝くHUDが格好いい!

 

 

バンドショー

雨でも負けずにステージ・パフォーマンスが開催されていました。

横田基地友好祭は日本の中でアメリカを体験できる人気イベントで、航空機ファンでなくても十分楽しめます。土曜日はかなりの雨が降ったため地面に座ることもできず、さすがに長時間滞在する人は少なかったようです。ただ天候が回復した日曜日は前日の反動もあって大混雑になった模様です。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

09:00〜 航空機地上展示/STATIC DISPLAY

09:00〜 車両展示(公用車)/OFFICIAL VEHICLE DISPLAY

11:00〜 イヌワシ・ショー/GOLDES EAGLES SHOW

     航空機飛行展示/AERIAL DISPLAY

     軍用犬実演/K-9 DEMONSTRATION

 

 

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