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2019年12月1日 航空自衛隊 百里基地 航空祭一般公開

百里基地航空祭の一般公開日。今回はパーク&バスライドを体験しておこうと思い、大洗駐車場コースを利用してみました。今回は「ファントム最後の百里基地航空祭」と銘打って開催されたましたが、文字通りファントムの魅力を余すことなく魅せてくれた素晴らしい二日間でした。


大洗駐車場

昨年から百里基地航空祭は基地内駐車場を廃止し、大洗駐車場と大竹駐車場の2か所に臨時駐車場を設置し、バスによるシャトルバスで結ぶ輸送作戦を展開しています。ズラリと並んだ観光バスの列線は壮観でした。関東鉄道が総力を挙げて挑むこのプロジェクトは入間基地航空祭での西武鉄道に匹敵する「企業の挑戦」でもあります。シャトルバスは事前にコンビニで決済を行う必要がありましたが、雨でキャンセルしたい時などは課題が出てきそうです。運賃は往復2千円とけっこう高いですから、基本的には前席着席で移動中は寝て過ごすことができます。

 

 

大洗駐車場

駐車場は事前申し込み制となっていて、渋滞を緩和するために入場できる時間帯が指定されるシステムでした。前日から停められるのが一番楽なのですが募集開始に気がついた時には既に満杯で、仕方なく最も早く入れる早朝5~6時の組を選びました。その時間帯に合わせて到着する必要があるため深夜に出発して運転する必要がありました。航空祭を楽しむためにこんな苦労をしなくてはいけないのか…と思いましたが、同じような人はたくさんいて航空祭にかける熱意を感じることができました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

朝6時半から開放されたエプロンエリア。手荷物検査は思っていたよりもスムースに入ることができました。ここ数年、来場者が多い航空祭の会場時刻は早まる傾向にあり開催側の負担が増しています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

今回の航空祭の主役は第301飛行隊のスペシャルマーキング機です。メインの列線よりも前に突き出された展示エリアに配置され、三方向から撮影できるようにと配慮されていました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

百里基地の象徴である筑波山。ファントムと一緒に撮影できる機会は今後訪れないかもしれないと思うと貴重な時間です

 

 

RF-4E ファントム

偵察型ファントム、洋上迷彩機、戦闘機からの改修機、戦闘機…外観が異なるファントムがズラリと並べられたこの光景が見られるのもいよいよこれが最後です。

 

 

T-4 Blue Impulse

ブルーインパルスの展示エリアの前にはポールとロープで見学コースが用意され、場所取りや立ち止まっての見学が禁止されていました。この対策はブルーインパルスに限らず地上展示機の前で行って欲しいと思いました。

 

 

F-2

本来ならばもっと話題に上がっていいはずの第3飛行隊の特別塗装機。三沢基地から飛来して関東初登場であり、今年度から百里への部隊移動を行って新しい顔になる飛行隊です。

 

 

P-1、C-2

海自の対潜哨戒機と空自の輸送機という用途の異なる2機種を同時開発し、部品の共通化を図る大型プロジェクトで誕生した2機が並びました。

 

 

RF-4E ファントム

ハンガー内で展示されていたRF-4EJ偵察機です。陸上基地での運用ではほぼ必要ない主翼の折り畳み機構が使われていました。これはファントムが空母艦載機として誕生したことの名残りです。

 

 

お品書き

第301飛行隊の展示飛行内容がコミカルなイラストとポップなコメントで予告されています。この紹介方法は築城基地航空祭で誕生し、最近のトレンドになりつつあります。写真派にとっては事前にイメージすることができるのでとても参考になります。

 

 

第301飛行隊

Go goe it 301sq!!をキャッチフレーズにしている第301飛行隊。ファントムおじいいちゃんも公式キャラクターとして定着しましたね。

 

 

RF-4EJ ファントム

地上展示ではファントムがペアに配置され、多くのファンに囲まれていました。スペシャルマーキングが並ぶ豪華な顔ぶれです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

あまりに有名すぎる第302飛行隊のスペマ機が再登場し、集まったファン達を驚喜させました。退役機であってもファントム祭の重要な要素であることを理解している企画担当者は本当に素晴らしいと思いました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第302飛行隊はこの3月にF-4EJ改の運用を終了し、三沢基地に移動してF-35Aへの機種転換を行っています。いくつかの機体は第301飛行隊に引き継がれましたが、白黒オジロを保存してくれていたことに感謝します。

 

 

F-4EJ改 ファントム

黒オジロの尾翼に朝日が反射しました。その美しさを撮り切りたかったのですが私の腕では再現できず…悔しさが残ります。

 

 

B737 SKY

プロバスケのBリーグを描いた特別塗装機が離陸しました。百里基地航空祭はスケジュールの遅延も考えられる民間機と調整しながら運営する苦労があります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

7時35分頃になると天候偵察に上がるファントムが滑走路へと向かいました。ラストファントム・フェスティバルの開幕です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

エンジントラブルで飛行停止措置がとられていたT-4はブルーインパルス以外姿を見せませんでした。通常天候偵察はT-4の仕事ですが、T-4を飛ばせないのか、ファントムを魅せるための演出なのかはわかりませんでした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

なんと豪華な天候偵察でしょうか!2機の戦闘機を上げるというのは大変珍しいと思いますが、早朝からファントムの見せ場を作る粋な演出でした。

 

 

タイトル

一般公開日は写真のような微妙な天気でした。土曜日は快晴で日曜日は曇天という流れは、ちょうど1年前の航空祭と同じ展開です。

 

 

UH-60J

航過飛行に向けての離陸が始まりました。まずは脚の遅い回転翼機UH-60Jが待機空域へと向かいました。

 

 

RF-4EJ ファントム

単独で上がるRF-4EJの397号機。戦闘機からの改修型は機体内蔵カメラではなく偵察ポッドを携帯してミッションに挑みます。

 

 

RF-4E ファントム

第501飛行隊のタックデパーチャーは思ったよりも手前で開いてしまいました。前日の立ち位置を参考にしたつもりですが、こればかりは思うようにいきません。

 

 

RF-4E ファントム

機体の重なりは叶いませんでしたが、せっかくの色違い機体だから重ならない方がこの場合は正解か…と思うようになりました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第301飛行隊のファントムがフォーメーションで姿を現しました。第501飛行隊よりは高度を高めにとっているようです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

目の前を通過してもなかなか開く気配はなく、少し引っ張りすぎのような気がしました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

送り気味で撃沈しました。残念ながらパッカーンとの相性は良くないようです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

地を這うような低空飛行で駆け抜ける440号機。この機体は世界中で5000機以上が製造されたファントムにおける最終号機としても有名な機体です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

貴重なファントムのハイレートを拝むことができました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

航過飛行チームと入れ替わりで、天候偵察から戻ってきたファントムが観客前を通過します。

 

 

RF-4E、F-4EJ ファントム

百里基地に生息するファントムが勢ぞろいするこの編隊は、百里基地でしか見ることができないでしょう。この時基地周辺でドローンの目撃情報があったらしく、高度を高めに変更されたようです。もしこのドローンが航空祭撮影目的だとしたら、全空自ファンを敵にまわす行為であり決して許されることではありません。

 

 

RF-4E、F-4EJ ファントム

雲の隙間から一瞬だけ光が当たり、各機の特徴的な色を識別することができました。ベストなコンディションとは言えない中、時折訪れるシャッターチャンスに神がかったものを感じました。

 

 

UH-60J

航過飛行から戻ってきたUH-60Jがヘリポートへと降りました。ショーセンターから外れた芝生エリアといえども最前列には近づけない状態でした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

航過飛行から戻ってきた第301飛行隊のファントムは3機編隊で進入し、コンバットブレイクにて散会し着陸しました。

 

 

RF-4EJ ファントム

ハイスピードで会場上空を通過するRF-4EJ。数日後には用廃となってしまったそうで、この航空祭が最後の仕事でした。

 

 

RF-4E ファントム

上空を通過しながらエプロン会場を撮影しました。ここで撮影された写真はすぐに現像・プリントアウトされ、観客に配布されたようです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

地上では最前列は人で埋め尽くされていますが、1か所だけ隙間を見つけることができみた。なんとかタキシングを撮影することができます。

 

 

RF-4E ファントム

垂直尾翼に近い左胴体側部の扉が開いています。SNSではスポット照明弾の扉だと書いてありました。

 

 

RF-4E ファントム

芝生エリアはタキシングの撮影に向ているのでかなり多くの人がいました。しかし残念なのは売店が出ていないので買物に不自由します。

 

 

RF-4E ファントム

観客に手を振って応えるRFのパイロット。後継機が無人偵察機となる第501飛行隊のパイロットは解体後、どのようなコースに進むのでしょうか。

 

 

U-125A

捜索救難展示でサバイバルキットを落とすU-125A。どの基地の航空祭でも安定して同じ内容の展示がみられるので、天気も良くないことから無理して撮影することはありませんでした。

 

 

UH-60J

洋上迷彩のUH-60はけっこう複雑な色をしていて、写真での色再現が難しい機体のひとつです。ちょっと明るく補正をかけすぎました。

 

 

大型スクリーン

会場の2か所に設置された大型スクリーンには、展示飛行を行う航空機の映像がリアルタイムで流れるので状況把握に便利でした。ライブ中継の技術やセンスが必要になりますが、ここに航空祭の進歩を感じました。

 

 

F-15J イーグル

高度を抑えたF-15の迫力ある離陸に観客の目が釘付けになりました。この後に右旋回することは予習していたので、そのタイミングを待ちました。

 

 

F-15J イーグル

ガバッといきなりの右旋回!ここまでは予想の範囲内でしたが低すぎて大型スクリーンに隠れてしまいました。スクリーンには機体を追いかける映像が映っていたので驚くことに死角は発生しませんでした。

 

 

F-15J イーグル

戦闘機の本性を剝きだしにした驚愕のアフターバーナーテイクオフ。PACAFデモチームのF-16以外に空自でこの機動を魅せてくれるパイロットがいることにも驚きでした。

 

 

F-15J イーグル

機動飛行を担当したのは小松基地から飛来した第303飛行隊のF-15です。空自では飛行隊の名称は浸透していませんが、ファイティングドラゴンズという飛行隊名を持っています。

 

 

F-15J イーグル

前日の特別公開日ではトラブルによりミッションキャンセルとなりましたが、今回は無事にミッションコンプリートすることができました。

 

 

T-4 Blue Impulse

百里基地では午前中の最後にスケジューリングされたブルーインパルスのアクロバット。曇天の中でしたがリーダー機が離陸を開始しました。

 

 

T-4 Blue Impulse

空中集合をしてからのダイヤモンド・ダーティーターンで頭上を通過していくブルーインパルス。戦闘機とは違い観客との距離が近いので手が届きそうな感覚になります。

 

 

T-4 Blue Impulse

湿度が高くスッキリとしない空気感のため、あまり映えなかったファンブレイクでした。

 

 

T-4 Blue Impulse

ところどころ青空が見えているものの、薄い雲の中にいるような嫌な天気でした。

 

 

T-4 Blue Impulse

交差のタイミングを狙うも迫力が出ずに今一つ。途中で小雨も降りだしこの先どうなるのかと不安になりました。

 

 

T-4 Blue Impulse

クリスマスの曲に合わせて会場正面から接近してくる冬季限定の「クリスマスツリー」です。隊形をもみの木、点灯するライトはクリスマスツリーのイルミネーションを表現し、太いスモークは降り積もる雪をイメージしているそうです。

 

 

T-4 Blue Impulse

カメラを向ける角度によって空の色が違う、難しい条件でした。

 

 

T-4 Blue Impulse

前日の特別公開日では2機がトラブルで飛べないというハプニングがありましたが、今回はキッチリと6機揃ってよかったですね。機体整備員の方々も大変だったことでしょう。

 

 

T-4 Blue Impulse

雲が多く第1区分での演技が行われましたが、その雲のせいで今一つ映えなかったサクラでした。地上展示の白黒オジロを添えていますが青空だったらきれいだったことでしょう。

 

 

T-4 Blue Impulse

タッククロスの交差はタイミングは完璧でした。…がピントは左手から飛んで来る5番機に合わせるべきでした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

みんなが空を見上げている間は実は地上展示機を撮影するチャンスです。混雑する前にスペシャルマーキングを昼間の光で撮影しようと再撮影しました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ブルーインパルスの演技が終わると同時に天候が回復し太陽が光を届けてくれました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

再びオジロワシ・ファントムが見られることの感激。粋な計らいには本当に感謝の言葉しかありません。

 

 

F-4EJ改 ファントム

地上展示機は練習を兼ねてミラーレスカメラで撮影しました。カメラを2台併用する場合などは同メーカーで同じ操作体系をもつ機体の方が便利です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

今回の主役である第301飛行隊の特別塗装機。地上展示されているこの時点ではドロップタンクが装備されています。ドロップタンクも記念塗装の一部となっています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

午後からは展示飛行を担当する315号機。飛行隊の部隊マークであるカエルのマフラーをうまく利用したナイスアイデアのデザインです。

 

 

RF-4E ファントム

ローアングルでの撮影ではティルトモニターが大活躍します。匍匐前身のような撮影姿勢よりも確実かつスマートにに撮ることができるでしょう。

 

 

RF-4EJ ファントム

顔が異なる2機種が並びましたが、どちらもシャークティースが似合いますね。手前の機体は戦闘機のEJ型からコンバートされた機体で、機首下にはバルカン砲の収納スペースが残されています。

 

 

RF-4EJ ファントム

地上展示と飛行展示でたっぷりとその姿をみせてくれたファントムですが、実際のところ飛べる機体は何機あったのでしょうか。

 

 

F-4EJ改 ファントム

いまだに人気が衰えない、伝説的ともいえる第302飛行隊の2機のスペマ機。海外から来た戦闘機ファンの姿も多く見られましたが、この機体を見られたのはラッキーでしたね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

RW21へとタキシングするスペマ機が通過していきました。無念にものランウェイチェンジが行われたようです。離陸直後のハイレートクライムも撮ることができなくなりました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ショーの裏側を知ってしまいました。スクランブルのデモでは発令と共に短時間で離陸準備を行いタキシーアウトしますが、ランウェイエンドには離陸待機する別の機体は既にスタンバイしていました。タキシングの時間を短縮する狙いがあったようです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

滑走路の向きは期待とは逆になってしまい、パッカーンの撮影は無理になってしまいました。今回はアフターバーナーで揺らぐ空気をモノクロ調で強調してみました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

多くのファンが楽しみにしていたであろうスペマ機の展示飛行は曇り空の中で行われました。機動性を高めるためドロップタンクは外されています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

一部青空が見られる部分もありますが光は弱く、せっかくの特別塗装が映えませんでした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

午後は基地内からの撮影は逆光になってしまいます。イメージカットのような写真になります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

タイトなフォーメーションで会場左側から進入する2機編隊。晴天順光で撮りたかったシーンのひとつです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ファンブレイクのように、もう少しバンク角が欲しかったところですね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

みんなが見たかったスペマの背中です。主翼上面に描かれたマフラーのデザインはこれまでなかなか見ることができませんでしたが、航空祭では思う存分披露されました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

胴体が太目で大型機のイメージがあるファントムですが、このアングルでは細身のスマートな機体に見えます。見る角度によって大きく印象を変える複雑なシルエットは戦闘機の魅力のひとつです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

主翼左に描かれた★の数は5つ、右は7つです。これは所属していた新田原基地の第5航空団と百里基地の第7航空団を表しています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

AGGこと模擬対地射爆撃の周回飛行が開始されました。高度を下げながら地上の標的に攻撃を与える姿に攻撃機としての迫力が感じられます。

 

 

F-4EJ改 ファントム

攻撃を与えた後に機体を引き上げ、主翼からベイパーを発生させています。静止画ながら機体の動きが表現できるベイパーは貴重な要素です。

 

 

F-4EJ改 ファントム

上の写真に増してベイパーを多めに発生させているファントムの背面。航空機は空気の作用を利用して飛行していることが目で見て理解できるシーンです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

第301飛行隊の展示飛行は課目が進むにつれて奇跡的に光が強くなってきました。ファントム最後の航空祭はやはりどこか神がかっていたように思います。

 

 

F-4EJ改 ファントム

今年の百里はとにかくファントム見放題という印象でした。ショーの構成は昨年と大きく変わらないものの、特別な感じが強かったのは本当にファントムが見られなくなる日が近いからかもしれません。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ファントムの独特なシルエットと色々な角度から楽しませたプログラムには多くの工夫が感じられました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

スペマ機の急上昇。撮影する立ち位置によっては主翼のベイパーが見えたかもしれません。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ほぼ垂直上昇。こんなに元気なファントムの姿を見られる幸せを多くの人が感じていたことでしょう。

 

 

F-4EJ改 ファントム

いよいよ最後のパッカーンチャレンジ…。使用滑走路の向きによって変更されるため、既に期待はしていませんでした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ファントムのラスト・パッカーンは距離も遠く、逆光の中で開きました。悔いは残りますが感謝の気持ちは伝えたいと思います。

 

 

F-4EJ改 ファントム

大洗駐車場へのシャトルバスの運航時間を考えると基地の外に出る余裕はありませんでしたが、その制約がなければ北門周辺に移動したかったです。

 

 

RF-4E ファントム

百里基地航空祭のラストを飾るのは第501飛行隊の色が異なる2機のファントムです。やっと気づきましたがこの関係はグフとザクが並んでいるシーンに似ているな…と。

 

 

RF-4E ファントム

アフターバーナーの爆音の響かせて、高速で飛び回る模擬偵察は本当に迫力があります。芝生エリア上空を通過する洋上迷彩機をかろうじて追いかけることができました。

 

 

RF-4E ファントム

背面を見せながら左旋回で回り込んでくれました。主翼上面から発生するベイパーが激しい機動であることを表現しています。

 

 

RF-4E ファントム

本来は海面に溶け込むはずの洋上迷彩が、青空に溶け込みました。曇り空だった百里基地上空の天候も終盤になって回復してきました。ファントムが飛ぶ時には光が当たることが多かったように思います。

 

 

RF-4E ファントム

偵察機は軍事だけでなく、災害発生時にも現場へ駆けつけ情報を収集する任務を負っています。。

 

 

RF-4E ファントム

あまりむやみに最高という言葉を使いたくはないのですが、ラストファントムというコンセプトとして、今回の百里は控えめに言って最高の二日間でした。退役したオジロファントムを含むバラエティ豊かなファントムの地上展示や、あらゆる角度から見ることができたデモフライト。そして特別塗装機の惜しみない機動飛行と申し分ありませんでした。敢えていえば移動してくる第3飛行隊のF=2スペマ機を飛行展示で見せていただければ尚よかったと思います。

 

 

大洗駐車場

帰りのシャトルバスの中では爆睡してしまいましたが、30分ほど眠れたのは体力回復という意味でよかったです。しかしせっかく乗りあって車で来たとしてもシャトルバスは全員の運賃が発生するので家族連れには厳しい出費になると思います。百里基地周辺、及び駐車場周辺に目立った渋滞はありませんでしたが大洗からだと帰りの時間は遅くなってしまいました。民間駐車場より高くつくので次回からはまた民間駐車場のお世話になりたいと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

0800 天候偵察 F-4×2機による気象状況の確認
0830 航過飛行 F-4×3機、RF-4×3機、UH-60×1機による会場上空通過
0915 偵察飛行(写真撮影) RF-4×2機による会場撮影
0945 捜索救難展示 U-125×1機、UH-60×1機による捜索救難展示
1000 小美玉琉球部 沖縄空手
1030 機動飛行 F-15×1機による機動飛行
1040 小川太鼓 和太鼓演奏
1100 ブルーインパルス
1200 常磐大学高等学校吹奏楽部 吹奏楽演奏
1330 緊急発進・AGG F-4×1機による機動飛行
              F-4×2機による緊急発進、模擬空対地射爆撃3
1415 偵察飛行(戦術偵察) RF-4×2機による偵察飛行

 

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