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20191103

航空自衛隊
入間基地 航空祭


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2019年11月3日 航空自衛隊 入間基地航空祭

3連休の真ん中に開催された入間航空祭は、前日の予行こそ素晴らしい快晴に恵まれましたが本番は曇り後雨の予報でした。しかしさすがは入間航空祭で、雨に見舞われることなく開催されました。全体的に例年よりも規模が縮小された感のある内容でしたが、12万5千人の人出と発表されました。相変わらず混雑しているとは感じましたが、数字にするとだいぶ少なかったようです。


C-2

今回は天気予報も今一つだったことに加え、目玉となるイベントも見い出せなかったことから、家を出る頃には太陽が昇っていて完全に出遅れました。ただ思っていたような待ち時間はなく、スムースに入場することができました。エプロンに到着すると横顔を見せたC-2がお出迎えしてくれました。

 

 

C-1

そろそろ見られる機会も減ってきていることが実感できるC-1なので、久しぶりに機内展示の列に並んでみました。会場の端に展示されていて時間帯も早かったことから10分ほどで見学することができました。

 

 

C-1

エンジンカウルを開けた状態で展示されました。とてもメカニカルなジェットエンジンに目を奪われる人が多く見られました。

 

 

C-1

できるだけローアングルで撮影に挑戦したくなる被写体で、カメラマンを構える人たちは競うように低い姿勢に耐えていました。

 

 

C-1

C-1輸送機は実働している機数も減っているので希少機種となりつつあります。実際に今年に入って目にしたのは習志野の降下訓練始めくらいです。

 

 

C-130H ハーキュリーズ

輸送機が展示されているエリアの周辺には工事用フェンスが立っていて、滑走路が見えなくなっていました。この調子で全域にわたって隔ててくれたら最前列の場所取りがなくなるのでは…と思いました。

 

 

C-2 ブルーホエール

どの基地の航空祭にいっても常連のように見られる機会が増えてきたC-2輸送機。目新しさがあるので機内見学はC-1よりも遥かに多い人が並んでいました。

 

 

C-2 ブルーホエール

機内展示のために並ぶ長蛇の列。C-1輸送機との機内容量の違いはすぐに体感的に理解することができます。

 

 

UH-60J ブラックホーク

空中給油ブームを装備した百里救難隊のUH-60J。入間航空祭の最前列は人垣が厚いので地上展示機をクリアに撮影することは困難でした。

 

 

T-4 ブルーインパルス

人垣の隙間からどうにか撮れたのはこれだけでした…。ブルーインパルスの1番機と2番機です。

 

 

U-4、T-4

人員を輸送するU-4と支援任務に就くT-4によるオープニングフライト。優雅なシルエットをもつU-4は意外にも大きな機体であることがわかります。

 

 

RF-4E ファントム

今年度をもって退役となる第501飛行隊の偵察型ファントムはファイナルツアーを実施中。入間ではこれが最後の展示となりましたが残念ながら近づくことはできませんでした。

 

 

YS-11FC、U-125

飛行点検隊の展示飛行が行われました。まずはYS-11FCとU-125による異機種フォーメーションで会場をパスしました。

 

 

YS-11FC

退役のため今年が最後となるYS-11FC。個人的にはこれが見納めになってしまうのかもしれません。じっくりとシャッターチャンスを提供するファンブレイクを披露してくれました。

 

 

U-125

ジェット機の特性を活かしハイスピードで通過するU-125。日本中に数百もある飛行支援施設の点検を一手に担う多忙な部隊との事です。

 

 

YS-11FC

戦後初の国産旅客機として誕生したYS-11も、エアラインでは全機退役しています。自衛隊でも最後まで運用されたこのYS-11FCが退役の時期を迎えます。

 

 

YS-11FC

薄い雲の奥からのぞく太陽を背にして旋回するYS-11FC。新しい機体の配備が進む中、退役していく機体も多く、世代の変わり目であることを感じさせられました。

 

 

YS-11FC

地上展示されていた160号機は一足早く用廃になったようです。長年にわたる活躍、本当にご苦労様でした。

 

 

C-1

第402飛行隊のC-1は展示飛行のためホールディングエリアに向けて離陸しました。

 

 

C-1

やっぱりフェンスを立てて滑走路が見えないようにすれば最前列居座り組がいなくなるのかな。

 

 

CH-47J チヌーク

ヘリコプター空輸隊のチヌークによる展示飛行。大型ヘリだからこそ可能な放水の展示ですが、曇り空で映えなかったのが残念でした。

 

 

CH-47J チヌーク

高い操縦技術が求められる複雑な機動を披露してくれました。

 

 

CH-47J チヌーク

同じ迷彩パターンをもつ偵察型ファントムの背中を敢えて入れてみました。

 

 

U-125A

百里救難隊による展示で要救助者の捜索を行うU-125A。ナレーターさんのボイスがかなりカッコよかった印象が強く残っています(笑)。

 

 

UH-60J ブラックホーク

UH-60Jには根強いファンがいる様子で、SNSではブルーインパルスよりもこの60を見に来たという人もいたようです。

 

 

UH-60J ブラックホーク

最近では河川氾濫などの水難災害が多く発生しています。決して喜ばしいことではありませんが、UH-60Jは活躍の機会が増えています。

 

 

UH-60J ブラックホーク

自衛隊の救難活動は「最後の砦」と呼ばれるように、過酷な環境下で行われます。「他を生かす」をモットーに活動する彼らの背中には百里基地のキャラクター「ひゃくりん」の姿が…。

 

 

T-4

中部航空方面隊司令部支援飛行隊のデモフライトですが、飛行隊名の名前が長いですね。2機が同時に離陸しますがそれぞれ違う角度で離陸しました。

 

 

T-4

入間航空祭の名物となっていたシルバーインパルスは今回は姿をみせず、2機だけの展示飛行と大幅に縮小されました。

 

 

T-4

以前は戦闘機を駆っていたいたというベテランパイロットだけに操縦技術はとても高く、編隊もピッタリと決まっています。

 

 

C-1

第402飛行隊の展示飛行が始まりました。まずはR/W17側から4機編隊で進入しました。

 

 

C-1

寂しい話ですが、編隊を構成する機数は間違いなく減ってきています。用廃機も出ている状況なので、航空祭充てられる機体も限られてくることでしょう。

 

 

C-1

陸自のスーパーエリート集団、習志野の第一空挺団21名によるパラシュート降下が行われました。

 

 

第一空挺団

今年の第一空挺団は降下を行う前に、ハンガー内にて準備体操や降下時のイメージトレーニングなどを披露していたようです。。

 

 

C-1

C-1×2機による迫力溢れるファンブレイク。撮影位置によっては重なって見ることができたのでしょうか。

 

 

C-1

残念ながら曇天がバックとなり、光線状態は良くありませんでした。

 

 

C-1

構図の空白部分を考えると、1機だけを選んで大きく捉えた方がいいかもしれません。

 

 

C-1

ルーズな間隔の3機編隊で進入し、コンバットピッチで着陸パターンに入るC-1。静止画ですが不思議とスピード感か感じられるような気がします。

 

 

C-1

最後に進入したこの機体は、500mで停止できる短距離着陸性能を最後に披露してくれました。

 

 

C-2 ブルーホエール

公式発表では12万5千人の来場者だったそうです。今回も混雑していると思っていましたが、ここ数年は15万人に届かないそうです。ピーク時は30万人を超えていましたからその密集度は嘘のようですね。

 

 

T-4 ブルーインパルス

最近のブルーインパルスは4機編隊の離陸ではなく、単独で上がるインディビジュアルテイクオフを行っています。

 

 

T-4 ブルーインパルス

単独で上がった各機は空中集合しますが、後発の4番機は急旋回して先行機を追いかけます。ホワイトスモークと黒い排気が混ざるシーンは初めてみました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

5番機は右ひねりを加えて離陸しました。天候条件から第一区分は行われないという予測は容易にできました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

離陸後空中集合を行ったブルーインパルスの最初の課目はダイヤモンド・ローパスでした。遠方から12個のランディングライトを輝かせて進入してくる光景は間違いなく観客の心を掴んでものと思います。

 

 

T-4 ブルーインパルス

戦闘を飛行するリーダー機以外は、難易度が高いと言われる横一列に並ぶリーダーズベネフィット。玄人受けする課目です。

 

 

T-4 ブルーインパルス

横からみてもピッタリと並んでいました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

会場正面から進入したポイントスター・ローパス。文字通り☆をイメージしたアクロバット専用の編隊です。

 

 

T-4 ブルーインパルス

優雅に空を舞う白鳥をイメージしたスワン・ローパス。背景の雲がやや暗くなっていたおかげでホワイトスモークが浮かび上がりました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

6機編隊で十字を描いたグランドクロス・ローパス。

 

 

T-4 ブルーインパルス

2019年の入間基地航空祭は残念ながらアクロを行う条件を満たせず航過飛行のみとなりました。しかしおそらく初めて目にするダブルライン・ローパスを見ることができました。

 

 

T-4 ブルーインパルス

この課目はインターネットで探してみてもなかなか情報にたどり着けませんでした。かなりレアなのではないでしょうか。

 

 

T-4 ブルーインパルス

デルタとは前後が逆の構成になるピラミッド・ローパス。

 

 

T-4 ブルーインパルス

ツリー・ローパスは12月になると、クリスマス・ツリーに変わります。その場合はランディングライトを点灯し、幻想的な課目になります。

 

 

T-4 ブルーインパルス

最後は災害からの復興を象徴するフェニックス・ローパス。

 

 

T-4 ブルーインパルス

最後はエシュロンで進入した後、ピッチアウトでランディングを行いました。。

 

 

T-4 ブルーインパルス

入間基地航空祭はポスターを含めブルーインパルスを押し出していますが、派手なアクロを期待した人達にとっては、航過飛行は物足りなく映ったかもしれません。4機+2機にわけて演技の間を埋めるなど工夫があってもいいかなと感じました。

 

 

C-2 ブルーホエールイトル

ブルーインパルスの演技が終わり、外来機の帰投が始まりました。美保基地へと帰るはずのC-2は機体トラブルがあった模様でなかなか離陸せず。アナウンスでは本日は帰投しないと言っておきながら、航空祭終了後に離陸する姿を目撃しました。状況が変わったのでしょうが、嘘とも取られかねない軽率なアナウンスは控えた方がいいと思いました。

 

 

RF-4E ファントム

百里基地から参加した第501飛行隊のファントムが帰投のために離陸しました。機首に描かれたシャークティースは何かをやる気満々にも見えました。この時会場に流れていたBGMはB'zの「Love Phantom」で、実に素晴らしい選曲だと思いました。

 

 

RF-4E ファントム

離陸後に右急旋回を行いました。滑走路が短い入間基地でファイター系が離陸するにはアフターバーナーの使用が必須となります。普段の協定ではアフターバーナー装備機は入間に降りないことになっています。

 

 

RF-4E ファントム

今年度をもって退役する第501飛行隊の偵察型ファントムは入間基地に飛来することもこれが最後になるのでしょう。展示飛行とも受け止められるダーティー・ローパスを披露してくれました。

 

 

RF-4E ファントム

ローパスを行ったファントムはトラフィックパターンを経由し、再度進入してきました。今度は翼を大きく振って挨拶をしてくれました。

 

 

RF-4E ファントム

第501飛行隊はファイナルツアーを行っており、今後小牧、岐阜、百里、築城、那覇、新田原の航空祭に参加予定です。

 

 

RF-4E ファントム

名残惜しかったのか3回もパスを行ったファントム。次回はファントムネストである百里基地航空祭で再開する予定です。

 

 

F-15J イーグル

小松基地から参加したのは第303飛行隊のイーグルでした。低い姿勢での離陸だったので地上展示機のローターが写ってしまいます。

 

 

F-15J イーグル

11月にもなると15時頃でも薄暗くなってきます。曇天であることも加わって光量は不足気味でしたが、バーナーコーンだけは美しく見えました。

 

 

F-15J イーグル

イーグルのバーナーコーンは他の戦闘機に比べて見映えがするようです。

 

 

F-15J イーグル

第303飛行隊は派手なパフォーマンスは行わない優等生…という話を聞きましたが、この日は想像以上の迫力ある離陸捻りを見せてくれました。

 

 

F-2B

松島基地から飛来した複座型F-2Bの帰投です。東日本大震災で多くのF-2Bが浸水被害を受けましたが、完全なオーバーホールを受けて復帰する機体も出てきました。

 

 

F-2B

写真を拡大してみると後席パイロットが会場に向けてハンドサインを出していました。望遠レンズを構えるものだけが気付くことができる繋がりです。

 

 

F-2B

この日の帰投組はいずれも素晴らしい離陸とフライバイを見せてくれました。帰投時のファンサービスは年ごとに差がありますが、パイロットも触発されるものがあるのかもしれません。

 

 

F-2B

今回の入間航空祭は地元組が明らかに規模を縮小していたので、帰投ショーが最も盛り上がったように思いました。

 

 

AH-1S コブラ

陸自からの数少ない参加となったAH-1Sコブラが離陸しました。その場で飛び立つことができるヘリといえども離陸のルールに沿って運用されます。

 

 

T-400

T-400、U-125A、C-130Hというなかなか渋い機体の列線でした。人垣の上からバリアングルを使っての撮影でした。この機能は年に数回だけ出番がありますが、あれば便利だといつも思います。

 

 

T-4

入間のT-4は飛行隊マークをロービジにした特別塗装機が地上展示されました。終了間際になれば人も減るかと期待しましたが、最前列には終日人垣ができていて撮影は困難でした。航空自衛隊は広く国民に知られてきた事は嬉しいですが、やはりこの混雑はどうにも耐えられなくなってきました。地方の基地や海外のエアショーに行く人が増えている理由もよくわかります。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 
0900-0930 ミス航空祭パレード&発表会
0930-1130 飛行展示
1000-1100 警備犬訓練展示
1010-1040 基地軽音楽部
1100-1120 横田蒼空会よさこいソーラン
1200-1300 中部航空音楽隊演奏会
1200-1240 自衛太鼓
1310-1410 Blue Impulse
1430-1500 外来機帰投

 

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