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20191006

海上自衛隊
横須賀基地
フリートウィーク

JMSDF
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Fleet Week

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2019年10月6日 海上自衛隊横須賀基地 フリートウィーク

観艦式の開催を前にした海上自衛隊ではフリートウィークと称してイベントを開催し、式典を盛り上げます。土日開催のうち土曜は別の撮影で行けませんでしたが、日曜日に参加することができました。素晴らしい快晴だった土曜に較べると日曜日は小雨も混じる天候でしたが、混雑を緩和してくれたという意味ではよかったのかもしれません。


DD-116 てるづき、DD-132 あさゆき

今回は横須賀中央駅から三笠公園を経由して徒歩でアプローチしました。途中にあるヴェルニー公園からの眺めは護衛艦を正面から撮影することができます。基地の中からは意外と艦首を拝むことができません。

 

 

DDG-116 てるづき

セキュリティチェックを受けていざ入場!途中ですごい行列があり見学に多くの人が来ているのか?と驚きましたが、どうやら艦これグッズを購入したい人達の待機列だったと後で知りました。見学者を最初に出迎えるのは最近人気が出ているあきづき型2番艦「てるづき」でした。

 

 

SS-506 こくりゅう

「てるづき」の後方には潜水艦が停泊していました。「潜水艦に触れよう」とアピールされていた通り、上甲板に乗って見学することができます。普段は奥の方で公開されますが、今回は人目につきやすい好位置で展示されました。

 

 

SS-506 こくりゅう

艦橋ハッチの上からずっと敬礼を続け、シャッターチャンスを提供してくれました。

 

 

SS-506 こくりゅう

潜水艦の表面は滑り止めのためザラザラのゴムで覆われています。また音を音を吸収して静粛性を高める機能もあるそうです。

 

 

SS-506 こくりゅう

横須賀基地に入った時間帯が早かったという事もありますが、ほぼ待ち時間なしで見学することができました。以前のサマーフェスタでは1時間くらいは並んだ記憶があります。

 

 

SS-506 こくりゅう

艦尾は新鋭艦に採用されているX舵です。ハッチなどはその形状や厚さなどで性能を推定できるようで重要機密となっています。

 

 

こいずも

実に出来がいい!しかも名前が絶妙!!

 

 

ちびしま

こちらは前から見かけることが多かった「ちびしま」です。

 

 

SS-506 こくりゅう

護衛艦と潜水艦の並びがいいですね。これを相模湾で行われる観艦式の場で見たいものです。

 

 

満艦飾

海上自衛隊ではイベントや祝日、式典などがある時に信号旗を掲げる「満艦飾」と呼ばれる装飾を行います。

 

 

DDH-184 かが

沖に見えたのは全通甲板護衛艦「かが」でした。同型1番艦の「いずも」は横浜地区で一般公開を行っています。

 

 

MSO-305 ひらど

体験クルーズを実施した「ひらど」。事前にチケットを入手する必要があったようですが、キャンセル待ち制度もあり15分前に空きがあれば乗艦できるようでした。

 

 

DDG-173 こんごう、DDG-176 ちょうかい、DD-106 さみだれ

イージス艦を中心にした3隻の護衛艦がメザシ係留と呼ばれる形で停泊していました。これらの艦艇は一般公開の対象となっていました。

 

 

DDG-176 ちょうかい

ヘリ甲板になっている艦尾は意外なほどシンプルな長方形です。

 

 

DDG-176 ちょうかい

風にたなびく旭日旗。隊旗は所属国を表すだけでなく、誇りを象徴するものであり、軍属においては我々が思っている以上に大切なものです。

 

 

DDG-173 こんごう

前回の平成15年観艦式(体験航海)で乗艦させていただいた「こんごう」と再開することができました。

 

 

DD-102 はるさめ、DDG-171 はたかぜ、DD-107 いかづち

桟橋の左側には比較的小型の艦艇が3隻係留し、一般公開が行われていました。

 

 

今回のフリートウィークは、公式に「艦これ」とのコラボを行ってイベントを盛り上げました。公開された艦艇の甲板には艦娘の大型パネルが展示されていました。

 

 

DDG-173 こんごう

「こんごう」の後部甲板に設置された垂直式の打上装置システム。垂直にミサイルを発射するためターゲットに方向を合わせる必要がない、とても合理的な迎撃システムです。

 

 

DDG-176 ちょうかい

これぞ艦上建造物。全通甲板の空母型もいいですが、複雑かつ巨大な護衛艦の構造物は適切な言葉が見つからない魅力に溢れています。

 

 

DD-106 さみだれ

「さみだれ」の後部ヘリ格納庫内には、さみだれさんのパネルが展示されていました。背後には艦名入りの旭日旗が掲げられています。

 

 

川内さんのパネルが展示されていました。もしかしたら当艦は夜戦が得意なのでしょうか。

 

 

DDG-176 ちょうかい

ちょうかいの主砲「54口径127mm単装速射砲」です。近代の洋上戦闘では至近距離での戦闘は考えにくく、主砲は1門あれば十分のようです。

 

 

DDG-176 ちょうかいDDG-173 こんごう

こんごう型イージス艦の姉妹艦が並びました。4年前にこの艦に乗って体験航海に参加できたのは本当にいい思い出です。

 

「ちょうかい」の艦首には鳥海さんのパネルが展示されていました。

 

 

DDG-176 ちょうかい

異なるタイプの艦橋が並び、その比較は興味深いものでした。全くコンセプトが違い、世代も異なることがよくわかります。

 

 

DDG-176 ちょうかい

「ちょうかい」は艦橋内部が公開されていました。イージス艦の艦橋は高い位置に配置されているのでラッタルでの昇降が大変でした。

 

 

DDG-176 ちょうかい

航空機のデジタルコックピットに較べると、艦艇にはアナログ計器が並んでいる印象を持ちました。最先端をいく米軍では一旦はデジタル化を進めたものの、緊急時にはアナログ操作が優れているという結論に達したため、デジタル技術は活かしつつも一周してアナログ的なインターフェイスを採用していくようです。

 

 

DD-106 さみだれ

イージス艦の艦橋からの眺めですが、かなりの高さがあります。見下ろした光景はまるで工場のようです。

 

 

DDG-176 ちょうかい

艦橋右側にある艦長用の椅子です。派手な赤色のカバーは艦長席であることを表していますが、艦長の階級によってその色は異なるそうです。

 

 

DDG-173 こんごう

「ちょうかい」艦橋の高さから見下ろしたイージス艦の眺めです。我が家のベランダからの眺めよりも高いですね。

 

 

DDG-173 こんごう、DDG-176 ちょうかい

この並んだ2隻は同型のイージス艦ですが、細部をみると微妙に異なっている部分がありました。1隻毎に名前があり、個性があるのが艦艇の魅力です。

 

 

DDG-173 こんごう

イージス艦の前方甲板を縦構図で撮影しました。横須賀らしい風景も入ったお気に入りの1枚です。

 

 

DDG-176 ちょうかい

護衛艦内部の階層を移動する際にはこのラッタルを使って昇降します。ハシゴと階段の中間のようなもので、、省スペースというメリットはありますが、角度が急なので足腰に自信がないと厳しいと思います。

 

 

「こんごう」の艦首には「愛宕さん」のパネルが展示されていました。 あたご型とはクラスが違うものの、同じイージス艦つながりということのようです。

 

 

DDG-173 こんごう

イージス艦の艦内見学を堪能させていただきました。

 

 

DD-107 いかづち

続いては埠頭左側で公開された3隻の護衛艦を見学しました。

 

 

「いかづち」の後部ヘリ格納庫にはいかづちさんのパネルが展示されていました。

 

 

DDG-171 はたかぜ

ミサイル護衛艦「はたかぜ」は1986年の就役ということなので33年も運用されています。新しい艦艇に較べるとさすがに装備品の旧式化は否めないところですが、後部甲板に主砲を装備している艦は珍しい部類に入ります。

 

 

DD-102 はるさめ

むらさめ型2番艦の「はるさめ」。名前はかわいいですが4代目になる由緒正しい艦名なのです。

 

 

DD-102 はるさめ

「はるさめ」の艦長席は赤と青のカバーでした。赤は一等海佐、赤青は二等海佐、青は三等海佐以下だそうです。

 

 

DDG-171 はたかぜ

ズラリと並んだ護衛艦の艦首。風にたなびく満艦飾の信号旗がお祭りの雰囲気を演出しています。

 

 

旗風さんのパネルが展示されていました。

 

 

姉妹艦の島風さんのパネルもあわせて展示されていました。それにしても今回のフリートウィークは艦艇マニアと艦これマニアが交錯する、やや微妙なイベントとなりました。ちょうどこの場にいた艦これマニアは周囲の事はお構いなくパネルに長時間食い入るように見ていて、「あっ、ミリオタとはだいぶ違うな」と感じました。

 

 

狭霧さんのパネルです。

 

 

DDG-176 ちょうかい

同じ角度に揃えられた各護衛艦の主砲です。停泊している護衛艦を見学するだけでもけっこうな時間がかかりました。

 

 

見学を終えたところで艦娘さんたちが歩いて移動するところに遭遇しました。金剛さんかわいいです。

 

 

こちらは髪が長いので阿賀野さんかな?

 

 

村雨さんを先頭にい艦娘のみなさんは「いかづち」に乗り込んでいきました。ついていく元気はなかったので桟橋からお見送りしました。

 

 

艦艇エリアへの入り口にもパネルが展示されていました。特に制服姿の霧島さんは人気があったようです。

 

 

SH-60K シーホーク

対潜哨戒ヘリが展示されていました。私は昼頃までいましたが飛行展示は行われませんでした。

 

 

10月12日−14日の3日間にわたって海自最大のイベント観艦式が開催されます。我が家では子供が見事に抽選を引き当ててくれたので13日の体験航海に参加できる予定でした。

 

 

DD-116 てるづき

SH-60Kと護衛艦を絡めようと思ったところ、ヴェルニー公園からの撮影がベストということがわかりました。お昼頃には横須賀を後にし、横浜地区の会場へ移動を行いました。

 

 


[ 横浜地区 ]

DDH-183 いずも

横浜の大さん橋へ移動しました。この先は艦内見学のための大行列となっていて、それを目にして並ぶのは早々に諦めました。

 

 

横浜赤レンガ地区

フリートウィークの各種イベントが行われている赤レンガ地区です。ミニP-3Cの演技も行われました。

 

 

DDH-183 いずも

大さん橋の屋上広場から見ても目線より高くなる「いずも」。見るのは3回目になりますが気持ちは毎回リセットされて新鮮な驚きを感じます。

 

 

DDH-183 いずも

艦内格納庫に対潜哨戒機の姿が見られました。見学者の姿も見えますが間隔をみるとけっこう余裕があるようです。

 

 

DDH-183 いずも

艦内見学を行うためにはセキュリティチェックを行う必要があります。1〜3時間くらいは並ぶ必要があったようです。

 

 

DDH-183 いずも

前回の見学した時とは逆向きに停泊されたので、艦橋側を手前に見ることができました。

 

 

DDH-183 いずも

フルートウィークのイベントとして、「いずも」1日艦長にメープル超合金のお二人が任命されました。

 

 

DDH-183 いずも

全通甲板型の艦艇は左右非対称となりますが、艦橋が手前になるこちらのアングルの方が好みです。

 

 

DDH-183 いずも

横浜のビル群をバックにいずもの甲板がある風景。横浜って素敵。

 

 

DDH-183 いずも

大さん橋の一番高い場所に立つと甲板を目線の下に置くことができました。

 

 

DD-101 むらさめ

実は13日に行われる観艦式予行に当選しており、港と集合時間帯から割り出したところ、乗艦することになりそうな「むらさめ」を見ることが一番の目的でした。

 

 

DD-101 むらさめ

見学は「いずも」も「むらさめ」も関係なくセキュリティチェックを通過する必要があるので待ち時間は相当なものです。

 

 

DD-101 むらさめ

信号旗から「DD101」まではわかりましたが、それ以外はまったく解読できません。

 

 

DD-101 むらさめ

むらさめは観艦式当日には木更津港へ移動され、乗艦客を出迎える予定です。この艦に乗艦できることを楽しみに待ちたいと思います。

 

 

DD-101 むらさめ

後部ヘリ甲板には対潜ヘリが展示されていました。大型化する最近の護衛艦と比較するとやや狭い印象を受けました。

 

 

DD-101 むらさめ

…ただ、不安なことに観艦式が開催される時期に、過去最大級となる台風19号「ハビキス」が日本に接近する予報が出ています。台風の影響を受けず無事に開催されることを祈るののみです。

 

 

DDH-183 いずも

美しい流線形の大さん橋。いずもの艦橋は隠れることなく、まるで海原を進んでいるかのようにも見えました。

 

 

DDH-183 いずも

横浜のランドマークと並ぶ対潜哨戒ヘリ。この国は自衛隊によって守られている事実は国民に理解されるべきであると考えますが、「横浜の街に軍備展示はふさわしくない」と主張する方もいるようです。ちょっと何を言っているかわかりませんね(笑)

 

 

DDH-183 いずも

この写真を見た時にはデジカメのエラーかと思いましたが、大さん橋の床は木の板で組まれており、万華鏡のような配置になっていました。まるで鏡の世界の中みたいです。

 

 

DDH-183 いずも

いずもという艦は人々を魅了します。空母はその機能以外にも「象徴」としての役割も大きいように思います。

 

 

DDH-183 いずも

今後はF-35Bを搭載するために空母化への改修が行われます。数年後にはF-35Bを乗せた状態での展示が見られることを楽しみにしたいと思いました。

 

 [後日談]

台風19号 ハギビス

恐れていたことが現実になりました。観測史上最大と言われている台風19号「ハギビス」は予想通り観艦式を直撃しました。12、13日に行われる予行時の体験航海は早々に5日前には中止が発表され、乗艦予定だった当選者を失意の底に突き落としました。我が家も家族揃っての参加予定だったので、頭では理解できるものの心の損失はとても大きなものでした。

ハギビスは東日本の広範囲に対し、河川氾濫など甚大な被害を与えました。観艦式本番の14日には天候は回復したものの、自衛隊は災害派遣に万全の体制を整えるため観艦式本番は前日に中止決定が下されました。当日参加予定だった方達は本当に残念だったと思います。

 

FIND SHIP

今では船の位置をリアルタイムで見ることができるアプリがあるので乗艦予定だった「むらさめ」の位置を追ってみました。台風が接近する12日の10時頃には東京湾を離れ、瀬戸内海に避航していたようです。

 

 

スケジュール(パンフレット)


[ 横浜大さん橋地区 ]
0800-日没 満艦飾
0900-1700 艦艇一般公開
1000-1700 海自カレーフェア
1000-    護衛艦「いずも」一日艦長 任命式(メイプル超合金)
        護衛艦「むらさめ」一日艦長 任命式(世良マリカ)
1230-    メイプル超合金 トークショー
1300-    一日護衛隊司令 任命式(上坂すみれ)
        上坂すみれ トークショー
1620-1650 ミニP-3C機動展示
1900-2200 電灯艦飾

[ 横須賀地区 ]
0900-1020 自衛隊ゆるキャラ登場
1030-1100 音楽隊演奏
1230-1330 金井宇宙飛行機記念講演
1345-1430 自衛隊ゆるキャラ観閲行進

 

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