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20200409

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2020年4月9日 航空自衛隊 百里基地

新型コロナウィルスが拡大し、東京など1都7県で緊急事態宣言が発令されました。会社でもテレワークが行われ、毎日自宅で作業を行うようになりましたが連日続く巣籠生活にストレスを感じたため、休暇をとって三密(密閉・密集・密接)を避けつつ百里基地でリフレッシュをしてきました。


F-2A

公立学校の入試日や入学式などはフライトを自粛するためやや不安を感じながらの百里でした。最初に百里神社を参拝していたところ早速複数の爆音が響き渡りました。通常訓練が行われていることはすぐにわかりました。

 

 

F-2A

最初は基地南側で着陸機を待つことにしました。百里神社では聞いた離陸音は7機だったと思いますが、そのうち1機が先に戻ってきてローアプローチを行いました。三沢から百里への移動に伴う地形慣熟飛行でしょうか。

 

 

F-2A

百里基地の周辺ではよく鳥の姿を見かけます。この地で生きていく鳥たちにとってジェット機の存在は日常的なものとして驚くこともなくなるのでしょうか。

 

 

F-2A

新型コロナウィルスの拡大により、首都圏では外出自粛要請が出されています。人との距離を意識しようと心に決めてきましたが…私を含めて2人しかいませんでした。なんという贅沢な時間と空間でしょうか。

 

 

F-2A

3月末に移動を完了し、4月から第7航空団の所属となった第3飛行隊。関東圏からは少し遠い存在だったF-2ですが、これからはたっぷりと見ることができるようになる事はとても楽しみです。

 

 

F-2A

ほぼ型式写真と呼んでよさそうな真横からの姿です。この日は素晴らしい晴天に恵まれましたが、空気が澄んでいる冬場でも挑戦してみたくなりました。

 

 

F-2B

嬉しいことに複座のB型もフライトを行っていました。意外とB型を見る機会は少ないので嬉しくなりました。

 

 

F-2B

こうやってみると頭でっかちのシルエットがSu-34の雰囲気にも似ていますね。第3飛行隊では少なく2機のB型が配備されていることを確認しました。

 

 

F-2A

B型を見てしまうと、A型のシルエットがよりスマートに見えてきます。ドロップタンクの有無によっても印象が違いますが、第3飛行隊は両翼2本がデフォルトでしょうか。

 

 

野原に群生していた植物です、誰もいない野原で待ち時間を過ごす間、気を紛らわせてくれました。

 

 

U-125A

F-2の帰投後、第301飛行隊のF-4EJ改が4機離陸しました。F-4が戻ってくる間には救難飛行隊のU-125Aがタッチ&ゴーを何度か行いました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

いよいよ最後の運用年度を迎えた第301飛行隊のファントム。今回もフライトを見ることができたことに感謝。

 

 

F-4EJ改 ファントム

空自のF-4は本来の退役予定からいったい何年延命したのでしょうか…。気がつけば10年前からこの話題が続いています。空自の物持ちの良さは本当に凄いですが、事故を起こさぬ前に無事退役させて欲しいと思います。

 

 

F-4EJ改 ファントム

三密とは無縁の世界…ここは楽園でしょうか。百里外周であれば人との距離は空けられると考えていましたが、茨城は関東圏でも新型コロナウィルスの感染確認が最も遅かった県です。一説では牛久大仏のご加護とも言われています。

 

 

F-4EJ改 ファントム

アプローチコース下へ撮影ポジションを移動しました。頭上を通過する戦闘機は迫力が違いますね。爆音翼により在宅勤務のストレスが緩和されました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

2機のファントムはタッチ&ゴーを行いました。ちょっとした位置の違いでも空の色が大きく変わるので、貴重な撮影チャンスが増えるのは嬉しいですね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

こちらは両翼に2本のタンクを装備しています。大きく下げたフラップが印象的なバックショットです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

基地南側のアプローチライトは谷間になっているので、航空機を見上げる形になります。午後はトップライトになるので撮影条件はあまりよくありません。

 

 

F-2A

セカンドはランウェイの向きが変わり南風運用となったので北門へ移動しました。

 

 

F-2A

満開の見頃からは1週間ほど遅かったようですが、桜が少し残っていました。かろうじて春らしさは感じられると思います。

 

 

F-2A

今回は北門での撮影を予測していたので脚立を用意して挑みました。久しぶりに脚立の上に立ちましたが、意外と足元は安定せず慣れるまでは緊張が続きます。

 

 

F-2A

ラストチャンスと呼ばれるアーミングエリアで最終点検を受ける第3飛行隊のF-2A。セカンドピリオドではB型の出番はなく、A型のみで訓練が行われました。

 

 

F-2A

この日のコンディションはやや冷たい風が吹いていましたが、ランウェイ上では強めの陽炎が発生していて悩まされました。空気の揺らぎは水が流れているかのように、被写体をまるでピンボケのように台無しにしてしまいます。

 

 

F-2A

毎年のように思っていながら反省を繰り返していますが、桜が満開の時期を狙って来年もチャレンジしたいと思いました。

 

 

F-2A

2機のエレメントによるオーバーヘッドでのRTB。今はまだ新鮮な光景ですが百里基地の空にもすぐに馴染んでくることでしょう。

 

 

F-2A

基地施設のアンテナが入ってしまいました。他国では基地内に向けてレンズを向ける事は拘束されるリスクのある行為なので、意識しておくことは必要ですね。

 

 

F-2A

写真というのは意外と奥が深く、機体と背景の重なり方で印象が大きく変わるそうです。この場合は完全に機体と背景が切り離されており、機体の認識が一目瞭然です。

 

 

F-2A

ランディング直前で、背景の桜と重なるまでの高度では色相が異なるので機体がくっきりと認識できます。

 

 

F-2A

ホワイトバランスの調整によっても写真の印象は大きく変わってきます。桜の色は実物に近づくように思いますが、寒色の冷たい印象が春らしさを失わせてしまいます。

 

 

F-2A

滑走路端に白く塗装されたスレッショルドにはレフ効果があります。地面からの反射を受けた機体は明るく浮かび上がります。背景の樹々が暗いので明暗差がはっきりすことも効果的です。

 

 

F-2A

タッチダウンしたF-2と離陸に向けてタキシングするF-4が交差します。この光景もあと1年足らず…。限られた貴重な時間となります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

陽炎で揺らめく百里基地の誘導路。肉眼でも機体はまともに見ていることができないほど影響を受けています。これは撮り方にも一工夫必要になりそうです。

 

 

F-2A

本日のお気に入りの1枚です。少し時期は逃したものの桜の樹の目で、離陸を待つ4機のファントムと訓練から戻ってきたF-2が1枚に収まりました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ラストチャンスで最終点検を受ける4機のファントム。おそらく十分ではない運用状況の中、飛行可能な状態を維持する整備員は大変な苦労をしていることでしょう。

 

 

F-4EJ改 ファントム

F-4退役へのカウントダウンが始まっている第301飛行隊ですが、第3飛行隊の編入により刺激を受けているかもしれません。

 

 

F-4EJ改 ファントム

正面を向く一瞬のタイミングを狙ってシャッターを切りました。陽炎の影響で空気が揺らぐため、できるだけシャッタースピードを速く設定しました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

離陸前点検を終え、滑走路へと進入するF-4EJ改。北門はファントムの横からのシルエットが撮影できる素晴らしい撮影ポイントです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

桜をバックにF-4を撮影できるのはこれが最後なのかもしれません。最後に夏・秋・冬とそれぞれ季節の風景を目に焼き付けておきたいと思いました。

 

 

B737-800 SKY

ウエストランウェイに着陸するスカイマーク機を一緒に撮ろうと挑戦してみました。手が届くような距離にあるウェストランウェイを横切る航空機を追いかけるのは運の要素も必要でした。

 

 

F-4EJ改 ファントム

4機のファントムが滑走路上に並びました。軽々と離陸するF-2に比べると、重そうにリフトオフするファントムはやはり世代の違いを感じました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

4機で上がったファントムのうち、一足先に1機だけが戻ってきました。色々と情報量が多いランウェイエンドの風景です。

 

 

B737-800 SKY

主に民間機が利用するウェストランウェイには誘導路がないため、滑走路上をタキシングしてエンドで転回を行います。見た目の割に意外と小回りがきくことに驚く人もいるでしょう。

 

 

F-4EJ改 ファントム

3機編隊でのオーバーヘッドで戻ってきました。左→頭上→右へと大きく望遠レンズを振る必要があるこの動きは、脚立の上だとかなりきつい動作になります。

 

 

F-4EJ改 ファントム

あと1週間早く来る決断ができていれば満開の桜を見れたのかもしれません。その決断を鈍らせたのは年度末はフライトが少ないというジンクスと変わりやすい春の天候、そして慣れない在宅テレワーク…。

 

 

F-4EJ改 ファントム

基地南側の野原に比べると、浅い角度での進入が見られるのがランウェイエンド・ポイントのよいところです。

 

 

F-4EJ改 ファントム

ウェストランウェイの点検のために出てきた車両です。目の前を戦闘機が通過するので危険な職場ですね。

 

 

F-4EJ改 ファントム

接地した瞬間の摩擦で煙を出すファントムのランディング。航空機のタイヤは摩耗が激しいので寿命は10回程度と聞いたことがあります。しかも高額!

 

 

茨城空港

はやいもので茨城空港は開港10周年を迎えました。確かに2010年を振り返ると民間共用が開始された年でした。茨城空港ができたおかげで撮影環境は駐車場、売店、トイレが整備され大変便利になりました。

 

 

F-4EJ改 ファントム

エプロンを観察していると列線の中に特別塗装機の姿が見えました!もしかしてフライトが期待できるのでしょうか。SNSでは新しい特別機の塗装作業が始まったことが発表されています。

 

 

F-2A

3RDが始まりました。使用滑走路は再びR/W21に変更されたので最後は離陸シーンを見学しました。

 

 

F-2A

午後からは天気予報が的中し、急に雲が広がりました。光線も弱くなってきたのでそろそろ撤収を考える時間帯になりました。

 

 

F-2A

光が当たらないと真っ黒に写ってしまうF-2は難しい被写体といえます。光の条件に合わせて明るさの補正を行うほか、レタッチ作業が大切になってきます。

 

 

F-2A

こうやって見るとF-2のドロップタンクはとても大きいことがわかります。機体が小さいので機内燃料が少ないことは想像できます。

 

 

F-4EJ改 ファントム

この日はF-2もF-4も本当によく飛んでくれました。これだけ活気のある百里基地は久しぶりでしたが、第501飛行隊が解隊されているので訓練スケジュールにはまだ余裕があると思います。

 

 

F-4EJ改 ファントム

エプロンに出ていたスペシャルマーキング機は残念ながら飛ばず…。噂では青いスペマ機が登場すると言われており、目撃情報が出たらチャレンジしたいと思います。

 

 

F-2A

大きなドラッグシュートを開いて減速するF-2。F-4とは違って必ずしも使用する必要はないのですが、定期的に使っているようです。ドラッグシュートを折りたたむ作業は専門的な技術になるので、一定量の仕事を用意する必要があるようです。

 

 

F-2A

明るさの設定が難しいと感じた構図です。F-2の洋上迷彩は暗めに締めた方が好みなのですが、せっかくの背景の桜も暗く感じてしまいます。

 

 

F-2A

明るめに設定してみると天気は下り坂だったものの、明るいイメージになりました。

 

 

F-2A

首都圏では外出自粛要請が出ているので不謹慎かとも思いましたが、結果的には行ってよかった百里基地でした。在宅勤務でたまっていたストレス解消にもつながったと思います。

 

 

F-2A

最後に今回感じたことですが、北門ポイントの最深部はけっこう密度が高く、感染予防としてはやや危ないと感じる場面もありました。どうやら他県から集まったカメラマンはマスクを付け、一定間隔を空け、話すこともしませんでした。しかし地元の常連さん達はけっこう近い距離感で輪を作り、ワイワイと話ながらお菓子を配りあうという大らかさでした。茨城県は感染確認も関東では最も遅く、コロナへの意識はあまり高くないのかもしれません。とりあえず自分が感染者だった場合、他人に感染させない事だけを心掛けました。

この騒ぎで自衛隊関係イベントのいくつかは中止になり、またイベント日程も発表されない状況が続いています。本当に早く終息してほしいものですね。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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