2020年8月25日 航空自衛隊 百里基地
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今年の夏は新型コロナウィルスの影響で夏休みを返上したので、時期をずらして年休を取得し、百里2Daysを企画しました。もちろん本命は第301飛行隊の青い特別塗装機です。少し狙いが外れたのは、ちょうどこの日新しい基地司令の着任式があったことで、フライトは少なめでした。

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百里基地
事前にSNSで調べた情報では前日はまさかのノーフライトだったそうですが、基地司令の異動が行われたことが理由とも言われていました。当日エプロンの様子を真っ先にみてみると機体の姿はみられず…嫌な予感がしました。
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UH-60J
朝から救難飛行隊のUH-60Jは訓練を実施していました。人命救助の最前線には休みはないということかもしれません。
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F-4EJ改 ファントム
本命のスペシャルマーキング機がエプロンに出ていました!しかし1機だけしかなく、訓練が行われる雰囲気ではありません。この日は新しい基地司令が着任する日なので式典用かもしれません。
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B737-800 SKY
あまりに静かなのでノーフライトも覚悟しましたが、民間機は通常通りフライトをしていました。ジェット音が聞けただけで救われた気になります。
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RF-4EJ ファントム
しばらくフライトが行われる様子がないので、早朝に参拝した百里神社の御朱印をいただきに素鵞神社へ向かうことにして、百里基地を一旦離れることにしました。
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F-4EJ改 ファントム
素鵞神社から戻ってくると状況は急展開していました。エプロンには4機のファントムが列線を形成しており、もしかしたらスペマ機のフライトがあるかもしれないと期待が高まりました。
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F-2A/B
第3飛行隊のF-2も12機がズラリと並びました。戦闘機の列線形成する動きを見る機会は意外とないのですが、ものの数分で完了することがわかりました。
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F-4EJ改 ファントム
撮影場所を変えようと移動したところ、F-4の機数が減っていました。無常にも4機ともハンガーの中へと牽引されていきました。いったい何のために姿を見せたのでしょうか。運用の奥が深すぎて、ただの飛行機ファンである私のような者には理解が追い付かない部分があります。
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F-2B
第3飛行隊のF-2は15時から訓練を行いました。ただひたすら待つだけの1日でしたが、このフライトがあっただけで救われた気がします。
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F-2B
上の写真をトリミングしています。第3飛行隊の訓練を何回か見ましたが、必ず複座機を飛ばしているようです。上空での指揮や監視を行っているのでしょうか。離陸時はギャラリーの状況も気になるようですね。
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F-2B
離陸後の旋回は比較的緩やかで、激しい機動は見せてくれません。派手さは求めない堅実な飛行隊という印象を持ちました。
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F-2A
各機体の制御にクセがなく、統制のとれた飛行隊というイメージも感じられました。空自の中でも最古参の飛行隊という誇りがあるのかもしれません。
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F-2B
同時に2機目の複座機が上がりました。百里に行けば希少なB型を必ず見られるのは嬉しい限りです。
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F-2A
常連さんの話では第3飛行隊の訓練にはある程度パターンがあるらしく、高々度からのショートファイナルからのローアプローチがひとつの定番になっているそうです。
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MOON
やや高めの位置でしたが、うっすらと昼の薄い月が見えていました。
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B787 JAL
上空をみるとJALのB787が高高度を飛行していました。
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B787 JAL
…で二つの写真を合成するとこのようになりました。あくまで遊びですが合成写真を作り始めたら何でも作れてしまいそうです。
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F-2B
訓練から戻ってきたF-2は高々度から急激に高度を下げる、ショートファイナルを行いました。見ているこちらの方がハラハラする刺激のある機動です。
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F-2B
ファントム公園から眺めるRW03への着陸は電線が邪魔になります。。
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F-2B
首都圏からは遠い存在だったF-2が、早く身近な存在になりました。ただ本当はもっと色々と撮りたいのにいつも同じような写真しかとれず…もどかしい思いがあります。フォーメーションやハイレートなど元気のいい姿も見たいところです。
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F-2B
ショートファイナルでランウェイに進入すると、接地はせずにローアプローチへと移行しました。アイレベルに近いアングルを水平飛行してくれるのはありがたいですね。
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F-2B
脚上げ動作を行っているF-2。前輪は主脚よりも遅く格納されていることがわかります。
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F-2A
空港脇の公園より撮影しています。距離やアングル的にはベストとは言えませんが、駐車場や高台、自販機、コンビニ、トイレなど環境が良すぎてなかなかこの場を離れることができません。。
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F-2A
前回の見学時に比べると草がぼうぼうと生い茂っていました。ハイテク戦闘機が飛ぶ施設とは少しかけ離れた風景にも見えますね。
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F-2A
4機がローアプローチを行う中、旋回中の機体が重なりました。今年は新型コロナの影響で航空祭は全滅ですが、通常訓練の風景から一瞬のチャンスを切り抜くのが今年の楽しみ方のようです。
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F-2A
第3飛行隊の訓練を見ると1ピリオドで6機が上がることが多いようです。ただRTBのタイミングを見ていると2組くらいに分かれて訓練をしているようにも思います。
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F-2B
ローアプローチを行った後、タッチダウンしたF-2複座型です。
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F-2B
F-2はドラッグシュートを使わずとも減速することができるそうですが、ほぼ使用使用しているように思います。ドラッグシュートを折りたたむ作業にも資格が必要のようで、技量維持と雇用維持の理由がありそうです。
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F-2A
ショートファイナルの技術は戦闘機が無防備となる低空・低速での飛行を極力避け、高々度から短い旋回半径かつ短時間で滑走路へアプローチする高等技術です。米軍と共用利用する三沢での生活が長かったので実戦的な技術を身につけているのかもしれません。
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F-2A
こんなにお腹いっぱいにF-2が見られる幸せ。ただ希少性の高いF-4に比べると多く見られるが故、変化が欲しくなります。次からは撮影位置を色々と変えてみようかな。
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F-2A
待機するF-2をバックに着陸滑走を行うシーンです。百里はすっかりF-2の基地へと変わりました。
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F-2A
もしかしたらノーフライト?という最悪の事態も覚悟しましたが、F-2が飛んでくれて救われました。
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F-2A
姿は見えませんが、モーボの中にはF-2の着陸を見守る第3飛行隊のパイロットが業務を行っています。年休は2日取っているので明日も百里に展開すべきか…帰宅の道中で考えることにします。
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スケジュール(パンフレット)
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