2020年8月26日 航空自衛隊 百里基地
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年休を取得しての「百里2Days」二日目。本命の青いスペマ機に挑戦するも、残念ながら振られてしまいました。御縁がないのかな…。それでも残り少ないファントムの姿を見ようと多くの飛行機ファンが百里に詰めかけていました。

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B737 SKY
今の百里基地は第501飛行隊が解隊し、第301飛行隊のファントムも退役が近いので自衛隊機の訓練数は少なく、1日のスケジュールにも余裕があるようです。朝早くに到着して最初にみるのはスカイマーク機が多くなりました。
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F-4EJ改 ファントム
前日はノーフライトだった第301飛行隊のファントムですが、この日は先陣を切って飛んでくれました。事前に基地内の様子を確認したところ、青いスペマ機もエプロンに出ていたので期待も高まります。
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F-4EJ改 ファントム
この日は水曜日でしたが、RW03側の撮影ポイントには多くのファンが詰めかけたいました。朝から真夏日という危険なコンディションだったのでほぼ全員は車中待機をしていたようで、エアバンドに入電したタイミングで一気に望遠レンズの列線が形成された光景が印象的でした。
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F-4EJ改 ファントム
エプロンに青いスペマ機は出ていたものの残念ながら離陸せず…。実は離陸前からSNSを調べて状況はほぼわかっていました。大変便利な時代で助かるとは思いつつ、軍用機の動きをリアルタイムにアップロードするのは望ましい行動ではありません。少なくとも半日くらいは間を置きたいものです。
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F-4EJ改 ファントム
撮影ポイントを移動して着陸を見にきました。R/W21側の道路に駐車するのが嫌で安心して撮影できる場所を求めていましたが、前から気になっていた場所に初めて立ちました。
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F-4EJ改 ファントム
視界が林に遮られ、距離が遠いかなと思いましたが意外と撮れることがわかりました。駐車に気をつかう必要がなく、ソーシャルディスタンスも確保できるのでこの場所はいいと思いました。
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F-4EJ改 ファントム
超望遠レンズを使っている場合、被写体からは遠い方が真横に近いアングルが得られると言われています。ただその距離を撮る勇気がなかなか難しいのが現実ですが、今回の機会でひとつクリアされた思いがします。
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F-4EJ改 ファントム
離陸シーンを撮影していた人数に比べ、この場所に移動した人はかなり少ないように思いました。着陸は人気がないのでしょうか、それともあまり撮影場所を変えないのでしょうか?
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F-4EJ改 ファントム
次回からはここで撮影したいと思いました。ただ問題はこのあたりにいる昆虫等は体が大きく、車にぶつかるとけっこう大きな音がするほど勢いよく飛んでいます。車中に侵入してくるとその後が大変ですね。
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F-4EJ改 ファントム
再びファントム公園に戻り、基地内の状況を確認します。SNSでの情報通り、青いスペマ機の姿はありませんでした。ハンガー内へ戻されたようです。機体の調子でも悪いのでしょうか。
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F-2A
サイレントタイムを前にF-2の出番がやってきました。前日も撮れているので無理に見なくてもいいと思っていながら、いざ目の前でエンジン音をきくとワクワクせずにいられません。
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F-2A
百里平和公園にも多くの見学者がいました。きっと素晴らしいアングルで撮影できることは理解しているのですが、私はあの場所には行かないでおこうと思っています。最近になってファンになった方は歴史を知らないかもしれませんね。基地反対の立場の土地からレンズを向けるのは心理的に整理が追い付きません。提案としては防衛省に対し、公園の横に撮影ポイントを設置して欲しいですね。有料1,500円で構わないので収益金は防衛費の足しに充てて欲しいと思います。
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U-125A
第3飛行隊が上がる合間をついてU-125がタッチダウンしました。それにしても陽炎がひどいです。
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F-2A
お昼のサイレントタイムを前に、第3飛行隊のF-2×6機が上がりました。背後にあるハンガー内には黄色いF-4のスペマ機の姿が見えました。
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F-2A
昭和の戦闘機はエンジンが非力なので、夏場は年少効率が悪く離陸距離を多く要すると聞きます。平成の戦闘機であるF-2は軽量ということもありますが単発機ながら軽々と上がっていきます。
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F-2B
それにしても暑さが大変です。。外気温は生命の危険を伴うレベルで災害級とも呼ばれています。茨城空港に非難できるこのポイントは本当に素晴らしいスポットだと思いました。
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F-2B
ランウェイエンドからパイロットの離着陸を支援するモーボとF-2の絡みです。モーボには現役パイロットがスクーターに乗って移動してくるので、離着陸が行われる目印になると言われています。
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F-4EJ改 ファントム
第301飛行隊のファントムが2回目のフライトのため、ランウェイ上に位置しました。陽炎が強く鑑賞する写真を撮るには不向きな季節ですが、思い出としての記録としてシャッターを切ってしまいます。
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F-4EJ改 ファントム
公園からは3機のラインナップが完全に見えていたはずですが、この時は草が生い茂り機体が隠れてしまうようになりました。
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F-4EJ改 ファントム
モーボの中には離陸するファントムに向けて手を振るパイロットの姿が見られました。最後までファントムを運用する第301飛行隊の妥結力の高さを感じることができました。
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F-4EJ改 ファントム
茨城空港ターミナル横のファントム公園は常に大人気で、多くのファンが集まります。飛行機マニアだけでなく家族連れや幅広い年代の方が集まります。基地内全体の状況が見えるので安心感もあります。
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F-4EJ改 ファントム
基地反対活動の象徴である平和公園にはこの暑さにもかかわらず多くのギャラリーの姿が見られました。しかしこの構図はまるでファントムのフライトを楽しみに見ている航空祭のように見えます。
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F-4EJ改 ファントム
やはりF-2の離陸位置と比べるとファントムが浮きがある距離は長く、離陸が重いことがわかります。今は退役した国産戦闘機F-1も夏場は滑走路ギリギリで離陸していたという話も聞きます。
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F-2A
前日に続き、この日もショートファイナルの訓練が見られました。難易度は高いですが地上の敵にできるだけ攻撃の隙を与えさせない実戦的な技術です。
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F-2A
SNSの情報を見たところ、F-2はAGG(対地射爆撃)の訓練を行ったようですが、どうも自分は見逃してしまったようです。激しい機動を行うAGGはスリリングでもあり人気があります。
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F-4EJ改 ファントム
訓練から戻ってきたF-4ファントムは、暑い中集まったギャラリーに対してご褒美をくれました。めずらしくタッチ&ゴーの宣言がエアバンドに飛び込んできました。
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F-4EJ改 ファントム
通常の離陸よりもスピードにのっており、水平に近い良い角度で突っ込んできてくれました。
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F-4EJ改 ファントム
これがスペマ機だったら最高だったのに…と言っては失礼でしょうか。百里基地の広報はスペマ機のお披露目機会を設けると発言していましたが、各基地が航空祭の中止を決定する中、現時点で態度を決定していません。F-4ファイナルイベントがあるといいですね。
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F-4EJ改 ファントム
意図して撮影したものではありませんが、タッチ&ゴーを行ったファントムが昼の薄い月をかすめていました。もう少し遅い時間帯だったら尚美しかったことでしょう。
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F-4EJ改 ファントム
夏の季語ともいえる大きな積乱雲をバックに速度を上げるファントム。待っている間は過酷な暑さに負けそうになりますが、戦闘機にレンズを向けている間のギャラリーの眼差しが士気の高揚が感じられました。
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F-4EJ改 ファントム
こちらの機体はより月に近い位置を通過しました。世界中で5千機が製造されたファントムの中でも最終生産機にあたる440号機でした。
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F-4EJ改 ファントム
上の写真をトリミングしています。この写真が撮れたおかげでスペマ機を見られなかった心の傷が少し癒えたような気がします。
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F-4EJ改 ファントム
全国の航空祭が中止を表明しも絶望的な空気が広がっている中、第301飛行隊のファントム運用がいつ最後になるのかがわからない状況となっています。もしかしたらこの日撮ったのが最後になるかもしれません。百里には行けるうちに行っておこうと思うようになりました。
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F-4EJ改 ファントム
1回だけ行われたタッチ&ゴーの後、ドラッグシュートを曳いて着陸滑走するファントム。百里のシンボルである新管制塔と共に。
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F-4EJ改 ファントム
F-4EJ改ファントムの完全退役は今年度中なのか、それとも今年中なのか…。正確な日付は発表されていません。もしかしてらげんを担いで第301飛行隊らしくやはり3月1日かもしれません。
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F-4EJ改 ファントム
ここ何回かの訓練を見ている限り、1度のフライトで飛行する機数は3機です。残る機数も限られていることでしょう。ここまできたら全機に異なる色を塗って個性化し、半世紀にわたる活躍に華を添えて欲しいと思います。
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F-4EJ改 ファントム
年休を使った「百里2Days」は全てが狙い通りとはいきませんでしたが、収穫も多くありました。SNSではそろそろアグレッサーの巡回指導が来るのではないかという噂も見え始めましたが益々目が離せない百里になりそうです。
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スケジュール(パンフレット)
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