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20201027

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2020年10月27日 航空自衛隊 百里基地

毎月挑戦していながら御縁に恵まない、ファントムラストイヤーの青い特別塗装機を追いかけて百里基地に展開してきました。いよいよ終焉が近いのか、航法訓練の名目でF-4に縁のある基地へ挨拶まわりをしているので、九州方面への展開があるのではないか?とヤマを張ってみました。予想は外れましたが結果的には念願の青スペマのフライトに出会うことができました!


百里神社

ここ1年は最初に百里神社を参拝しています。賽銭は毎回5円としていますが、前回「百里神社だから百円にしよう」と変更したところF-2は飛行停止、アグレッサーはノーフライトという展開になってしまいました。そこで今回は5円に戻し、願い事も「青いスペマが撮れますように」とより具体的にお願いを伝えてみました。

 
F-2A

8時頃に基地へ着いた時には寂しいエプロンでしたが、1時間ほど待っていたらF-2の列線が出来上がっていました。これなら最悪ノーフライトだけは避けられると一安心しました。ただし通常に比べると出ている機数は少ないようでした。

 
U-125A

百里基地へ見に行けば、ほぼ必ずフライトが見られる救難隊のU-125Aはカメラセッティングの確認やフレーミングの腕慣らしに最適です。

 
F-4EJ改 ファントム

撮影ポイントからは茂みに隠れて四角になりますが、少し移動してエプロンの状況を確認するとファントムも出ていました。しかも2機のスペマ!前日は姿を見せながらもフライトはしなかったようですが、今日は期待できるかもしれません。

 
T-4

T-4が上がった記憶はなかったのですが、やはり外来機で浜松の第22飛行隊のマークを付けた機体でした、百里基地で見かけるのは珍しいように思います。

 
F-2A

昼のサイレントタイムを前にF-2が離陸しました。3機だけと少なめだなと思いましたが、謎の飛行停止措置が尾を引いているのかもしれません。

 
F-2A

1番機は珍しく左に軽いひねりを入れていましたが、これはファンサービスだったのでしょうか。百里基地に移動してから半年が経ち、気持ち的にも馴染んできたのかもしれません。

 
F-2A

2番機はいつも通りにストレートで上がっていきました。

 
F-2B

第3飛行隊の訓練では必ず複座機が随伴しています。訓練が行われればほぼ毎回られるということになります。

 
F-4EJ改 ファントム

午後のフライトが始まりファントムにエンジンがかかりました。残念なことに黄色いスペマを挟んで2機のノーマル機にアンチコリジョンライトが点滅しました。残念ながらノーマル機がフライトを行うようです。

 
F-4EJ改 ファントム

なんとここでミラクル発生!ノーマル機の1機にマイナートラブルが発生し、予備機に充てられていた青いスペマ機にシップチェンジされました。それにしても地元の人はフライトする機体の割り当てルールにも詳しく、さすがだなと思いました。

 
F-4EJ改 ファントム

青いスペマ機がタキシングを開始しました。予想は外れて九州地方への航法訓練ではありませんでしたが、結果オーライです。集まったギャラリーも大興奮で、この日お話した長野から来られた方とも喜びを共有しました。

 
F-4EJ改 ファントム

第301飛行隊のファントムは2機でローカルフライトに向かいました。先月までは3機だったと思いますが、ここでもフライトする機数が減っていました。

 
F-4EJ改 ファントム

先陣を切ったのは青いスペマ機でした!早朝は青空だったものの昼には曇が広がってしまいましたが、そんな贅沢は言っていられませんね。まずフライトの有無、風向きや時間帯、フライトの種類、撮影ポイント、天候、そして仕事の調整と…これらの条件を理想に合わせるのは本当に大変なことです。

 
F-4EJ改 ファントム

青いスペシャルマーキング機のデザインは基本的には黄色の315号機に合わせていますが、コックピット後方及びドロップタンクに描かれた流線形の角度に合わせ、垂直尾翼に描かれたスプークの帽子が傾けられている点が秀逸です。

 
F-4EJ改 ファントム

機首のトリミングです。黄色の315号機とはディテールで異なる部分が多くあり、エアインテイクにはF-4を運用した歴代飛行隊のエンブレムが記入されています。

 
F-4EJ改 ファントム

尾翼部のトリミングです。F-4ファントムのマスコットキャラクターであるスプークが大きく描かれるデザインは黄色の315号機と同様ですが、少し渋めに描かれています。

 
F-4EJ改 ファントム

念願がかなった瞬間で、これで少しは落ち着いて過ごすことができそうです。しかし可能であれば黄色とのフォーメーションも見てみたい、青空の下で機動飛行が見てみたい…と欲が出てしまいます。

 
F-4EJ改 ファントム

海側の訓練エリアへ向けて右バンクをとる青いスペマ機。背面が拝める撮影ポイントからはどのように見えたのでしょうか。この時間だと逆光気味になると思いますがバンクも少し浅めかな。

 
F-4EJ改 ファントム

追従して離陸した2番機のノーマル塗装。これはこれで貴重な機会であり、あと何回仕事の都合をつけて足を運ぶことができるのでしょうか。

 

青いスペマ機の着陸を追うために基地南側へと移動しました。田園風景の中を優雅に飛ぶサギの姿が見られましたが、近くで襲われたら怖いくらいの大きさがあります。

 
F-4EJ改 ファントム

1時間ほどのローカルフライトから戻ってきました。この場所は百里基地に通い始めて30年近くになりますが、意外にも初めての撮影ポイントでした。

 
F-4EJ改 ファントム

まだまだ立ったことのないポイントが数多くあることを知りました。戦闘機撮影の世界はまだまだ奥が深い。

 
F-4EJ改 ファントム

今回はよい方向に予想が外れましたが、もし九州地方への航法訓練で旅立っていたら撮影チャンスは離陸の1回だけでした。ローカルで着陸も撮影できたのは嬉しかったです。

 
F-4EJ改 ファントム

退役期限が明確に示されていないF-4ファントムですが、当機の残された飛行時間はどれほどのものなのでしょうか。夏場にあまりフライトがなかったのはできるだけ最後まで飛ばすための調整だったのかもしれません。

 
F-4EJ改 ファントム

(ほぼ)真横写真を撮ることができましたが、あらためて青空をバックに撮影できることはなかなか大変な事なのだと思いました。

 
F-4EJ改 ファントム

本当に捕獲することが難しい青スペマですが、苦労して通っても見られない悔しさも、念願叶ってみることができた喜びの両方を知ることができました。

 
F-4EJ改 ファントム

ちょうど数日前の読んだJWingsでは両スペマの空撮が特集で組まれており、全国のファンを刺激したことと思います。なかなか見られない私たちも大変ですが、悔しい思いをしているのはお披露目の場を奪われた第301飛行隊の隊員も同じだと書かれていました。本当にその通りだと思います。

 
F-4EJ改 ファントム

またこの場所で撮影したいと思いました。ただその時の被写体はF-2なのか、それとも…F-35とかも可能性ありますね。

 
F-4EJ改 ファントム

次回は是非とも素晴らしい青空の下で再見したいです。11月にも都合をつけて足を運びたいと思います。

 
F-4EJ改 ファントム

基地の状況を確認すべく場所を移動しました。ファントムは3機を残してハンガーへ移動されましたが、しかしスペマ機がまだ残っている?これはまだフライトが残されているのかもしれません。

 
F-2A

外周にいたので離陸シーンを見ることができなかったF-2がオーバーヘッドで戻ってきました。明らかにはされていませんが機数が少ないのはまだ修理・点検にあてられている機体があるのかもしれません。

 
F-2A

F-2は戻ってきてそのままフルストップすることは少なく、今回もタッチ&ゴーを行いました。これは第3飛行隊のルーティーンのようですね。

 
F-2B

パラシュートを開いて減速する複座型。ドラッグシュートを無理に使う必要はないそうですが、折りたたむには特殊な技能が求められるようで、スタッフの技量維持のためにも使う必要があるようです。

 
F-2A

第3飛行隊がよく行っている高高度からのショートファイナル 〜 ローアプローチへの訓練も見られました。

 
F-2A

一部では青空が覗いていましたが、南関東に比べて北関東の天気は恵まれていたようです。

 
F-2A

ドラッグシュートを開かずに何ごともなくランディングロールするF-2A。本来それほど必要のないドラッグシュートを開発仕様に盛り込むあたりはさすが日本の戦闘機であると感じさせてくれます。

 
F-4EJ改 ファントム

近くにいた方の話ではナイトな16時30分から行われるとの事でした。30分ほどある待ち時間は少し長く感じますが、どちらかのスペマ機が飛ぶことは確定だったので期待も高まってきます。

 
F-4EJ改 ファントム

まさかのフォーメーション・テイクオフでした。黄スペマ機を手前のリーダー機に充ててくれた配慮はありがたいと思いました。

 
F-4EJ改 ファントム

本来は黄と青のスペマ×2機で飛ぼそうと思っていたのかもしれませんが、それは次回の楽しみにとっておくことにしたいと思います。

 
F-4EJ改 ファントム

刻一刻と2機の位置関係が変化するフォーメーション・テイクオフはついついシャッターを切る回数が多くなります。連射性能に優れたカメラが力を発揮する場面のひとつです。

 
F-4EJ改 ファントム

黄スペマ機は前年の航空祭でたっぷりとその姿を見ていましたが、気がつけば約1年ぶりの再会でした。時間が経つのは本当に早く、F-4の退役までもあまり時間がないのは間違いありません。

 
F-4EJ改 ファントム

スマートな印象の青スペマに比べて、黄色は鮮やかで目を引くのがいいですね。

 
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F-4EJ改 ファントム

尾翼のトリミング。
このところフライトの数が増えているように思える特別塗装機です。おそらく最後の時に向けて飛行時間を調整し、一番最後まで飛ばせるようにしているのではないかと思いますが、いよいよファイナルに向けて飛ばざるを得ない状況になっているのかもしれません。年度末であり、301飛行隊にちなんで来年の3月1日がセレモニーではないかと予想しますが、もしかしたら退役の時はもう少し早いかもしれないという噂もあります。

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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