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20200315

成田空港


Narita AirPort

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2020年3月15日 成田空港

新型コロナウィルスの感染防止策として、仕事でもテレワークが進められ在宅勤務をする機会が増えています。しかし家で仕事をしている日に限って素晴らしい晴天、一方休日は曇天…。しばらくストレスが溜まっていましたが、あまりの天気の良さに新しいカメラをもって飛び出しました。


B747 NCA

まずは、そらの駅に植えられている菜の花畑をテーマに軽量級ミラーレス「Z50」を試してみました。午前中はA滑走路への着陸数は少なく、貴重なチャンスでしたが操作に不慣れなためピント合わせに苦労しました。

 

 

B滑走路へと降りる機体は菜の花畑と絡めるには遠すぎて被写体にはなり得ませんでした。午前中はほとんどの便はB滑走路へ降りるので残念ながらこのポイントでの撮影機会は多くありません。

 

 

Z50のWズームレンズの望遠担当キットレンズは50-250mmをカバーします。もちろん航空機撮影用にと揃えたものですが、クローズアップでも活躍するオールマイティな1本です。

 

 

B777-3U3 GIA

ひこうきの丘へ移動し、空港内の状況を確認しました。気がつけば新しい管制塔ができている驚きました。歴史的な事件の舞台にもなった旧管制塔が撤去されるために建て替えられたそうです。

 

 

B747 CPA

しばらく来ない間にハートのオブジェが設置されていました。このところ民主化デモや新型ウイルスと立て続けに苦境にあっている香港のフラッグキャリアにエールを送りましょう。

 

 

B777-381 ANA

場所を変えて東峰神社を参拝しつつ、アプローチする機体をZ50の広角ズームで捉えました。事前チェックを怠っていましたが降りてきたのはまさかのスターウォーズジェットでした。

 

 

B777-381 ANA

このポイントの撮影チャンスは数秒しかなく、尾翼と主翼端はフレームから外れてしまいましたが、なんとか捕捉することができました。

 

 

B787-8 JAL

D780とシグマ60-600mmの組合せでアプローチ機の接近を狙います。航空機撮影では見かけの焦点距離を稼げるAPS-Cが有利かと思いましたが、旅客機であればフルサイズ機でも全く問題ありません。

 

 

B787-8 JAL

D780のオートフォーカスはカバー範囲が狭いものの、フラッグシップモデルD5譲りのアルゴリズムは強力で被写体を捕捉し続けてくれました。

 

 

B787-8 JAL

D780は新型の画像処理エンジンEXPEED 6を搭載しています。順光ならばスマホ写真のような鮮やかな仕上がりが得られ、今風でよいと思います。あとフルサイズ機の利点として空の階調が豊かです。

 

 

B777-328 AFR

動体撮影には不向きと言われているミラーレスカメラですが、Z50のコンティニュアス・フォーカスはなかなかの速度でした。ただ問題は画像処理時に止まってします電子ファインダーの画像です。

 

 

B777-328 AFR

Z50のダブル・ズームキットに付属する50-250mm望遠レンズはけっこう寄れます。明るいレンズではありませんが驚くほど軽いので機動性の高さが強い武器になります。

 

 

B777-222 UAL

D780のようなフルサイズだと広角側の焦点距離で有利になります。Z50の望遠レンズでは機体がはみ出してしまうケースが何度かありました。

 

 

B777

この日は空気も澄んでいて視程も長く撮影日和でした。しかし前日は桜の開花と雪が降る複雑な気候でした。

 

 

B777-F FDX

動体撮影においてミラーレスのZ50と一眼レフの最終形D780を比べてみると、現時点ではやはり光学式ファインダーを有するD780の方が安定して撮りやすいと思いました。

 

 

A350-941 FIN

動体撮影はやや苦手とするミラーレスZ50ですが、その軽量さが半端ではありません。D780:840g+シグマ60-600mm:2700g=3540gを持っているとZ50はその存在を忘れてしまうほどです。

 

 

A350-941 FIN

Z50本体は450g、50-250mm望遠レンズは405g、合わせて855gというこのシステムは感覚的には「もっていない」と同じくらいの軽さで、400mm相当の超望遠撮影ができます。これだけ撮れたら申し分ありませんね。

 

 

B787-8 LOT

出張用のバッグにも余裕で入るので仕事の合間でも本格的な撮影を楽しむことができそうです。やはり狙いは伊丹も千里川でしょうか。

 

 

B787-9 JAL

Z50は拡張で秒間11コマの連射もいけますが、電子ビューファインダーでは描画の更新が追い付かないので正確なフレーミングは困難です。フィルム時代のように引き付けてベストショットを狙う一撃必撮スタイルがよさそうです。

 

 

B787-9 TGW

撮影場所を東雲の丘へ変更しました。時間帯的に着陸する機体が減ってしまい撮影チャンスはあまり多くはありませんでした。着陸後の滑走距離が短い機体は途中で曲がってしまいましたが、スクート機はエンドに近いタキシーウェイで曲がってくれました。

 

 

B787-9 TGW

今回改めて感心しましたがシグマ60-600mmの守備範囲が広すぎて本当に便利です。ただしかなり重いので気合が必要です。Z50システムとは真逆になりますが、撮影条件やその日の気分で選べるのは楽しいですよね。

 

 

B747-4B5F GTI

多くの貨物を搭載するカーゴは着陸後の滑走距離が長くなるので、エンド付近まで来るだろうと予測はたてられました。

 

 

B747-4B5F GTI

D780とZ50はどちらも素晴らしいカメラです。ただし残念なのは両者は同じニコン製ながらマウントが異なるので相互運用には制限がかかる点でしょう。新しいZマウントはまだ高価なので移行するにしてもあと数年はかかりそう。

 

 

B747-4B5F GTI

B滑走路の北端は機体が転回するシーンを見ることができます。ただしフェンスや電線などの障害物が多く、やや撮りにくいスポットです。

 

 

B787-9 BAW

D780で撮影を行っています。滑走路までの距離があり長い焦点距離が欲しいところなので60-600mmの出番です。従来のFマウントレンズはFTZアダプターを介することでZ50に装着することができます。ただしアダプターだけでも3万円もするので、次回の買物リストに上げておきます。

 

 

B787-9 BAW

D780というカメラは、カメラ業界全体がミラーレスへ移行する中でニコンが投じた話題作です。Zシリーズで得たミラーレス機の技術をふんだんに取り込みながら、電子ビューファインダーに光学式を搭載した逆説的なカメラです。結果的にはD780で撮っている方が多かったと思います。

 

 

B787-9 BAW

Z50に持ち替えて撮影しています。このカメラはなんと言ってもその軽さとコンパクトさにあります。焦点距離や画質ではやや制約があるとしても、気軽に持ち出せるメリットは「行動」に大きく影響を与えます。個人的にはZ6よりも使い道が多く出てきそうです。

 

 

B747-87U PAC

東雲の丘からA滑走路までは遠く、移動するにも時間がかかるのでどちらで撮影するかは大きな問題です。時間帯やエアラインによってどちらの滑走路を利用するかはある程度決まっているようですが、大きな機体や珍しい機体が見えると悔しい気持ちが湧いてきます。

 

 

B777-3M0 AFL

アエロフロートの機材を見届けて本日の撮影を終了することにしました。

 

 

B777-3M0 AFL

まずD780の試写では被写体が大きいエアラインの撮影であれば十分に使える手ごたえを感じました。最新ミラーレスカメラの技術と、上級機譲りの技術が盛り込まれたこのカメラは「良いとこ取り」という表現がピッタリの優等生です。個人的にはZ6を手放してD780に買い替えたことは大成功でした。

 

 

B777-3M0 AFL

Z50の方は旅行や出張など、機材を軽く抑えたい時に大変有効です。コンパクトカメラよりは大きいものの、APS-Cサイズのセンサーで撮ることができる大きなメリットがあります。こちらもZ6から切り替えて正解でした。

 

 

B777-3M0 AFL

カメラの体制を更新しましたが
D500 動体撮影 戦闘機、サッカー撮影用
D780 動体撮影 旅客機、静体撮影、スナップ、ネガデジタイズ
Z50  持ち出し用 旅行、出張、スナップ
で整いました。

以前はD750とZ6で用途がかぶる事がありましたが、今回の入れ替えでそれぞれの用途が明確になりスッキリしました。

 

 

この写真がレタッチでかなり彩度を上げていますが、全体的にニコンのカメラも絵作りを変えてきた印象をもちました。大きな影響を与えたのはスマホカメラの存在といえるでしょう。風景を忠実に再現するより、思い出を鮮やかに色付けし、印象的な画像として記録することが今のカメラに求められているのだと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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